知っていれば話も弾む!ドイツでオススメのデイリーワイン&季節限定ワインベスト6
先生の紹介
- ドイツ在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、ドイツの今をお伝えします。
最新の投稿
- 2024年3月28日ドイツドイツの人はどこに子供を預ける?ベスト7
- 2022年6月21日ドイツ洗濯で大失敗⁉ドイツ人男性との結婚で大変な事ベスト10
- 2021年5月31日日本愛されたい女性必見!ドイツ人男性をおすすめしたい理由ベスト10
- 2021年5月30日ドイツなぜあんなに英語が上手なの?ドイツ人が英語が上手な理由ベスト7
Question
私はいま、とてもワインにはまっています。
最近では、リースリングという白ワインが飲みやすくて、好きです。
リースリングはドイツが有名だと聞いたので、ドイツへ旅行がてら、呑みに行きたいなと思っています。
そこで、ドイツのリースリング、またはオススメのデイリーワインなどを教えてください!
srosut さん 三重県 30代 OL
教えて、先生!
皆さんは、ドイツのお酒と言えば何を思い浮かべるでしょうか?
しかし、ドイツにはビールにも負けず劣らない程、おいしいワインがたっくさんあるんデース!
安いものだと、2ユーロ前後(240円)。
デイリーワインは5~10ユーロ前後(600~1200円)で楽しめちゃうんですね!
ちなみに、ドイツのワインはこんなカンジ!
- 生産の6割が白ワイン(リースリング)
- 日本でも楽しめるドイツワインがある
- 現地でしか飲めない、発酵途中のワインがある
この記事は【5分】でササ―ッと読めマース
Contents
第6位:ドイツのワインと言えば!
ドイツのワインは、生産の約6割を、白ワインが占めています。
また、繊細でフルーティーかつ、ミネラル豊富で、豊かな酸味が特徴的。
そのワイン産地は、南部のライン川や、その支流沿いに多くあります。
主要品種は、なんといってもリースリング!
涼しい気候のドイツでは、リースリングの栽培に適しているよう。
その為か、ドイツワイン=リースリングと言われるほど、有名なんです。
生産量
ドイツワインといえば、甘口が主流。
しかし、生産量は辛口ワインの方が、上回っています。
食事に合わせる点から、中辛や辛口のワインが、多く流通しているのでしょう。
第5位:ドイツワインオススメ生産地
上記でも述べたように、ドイツワインといえばリースリング。
その中でも、ドイツ国内屈指のリースリング産地と言えば…
考えるまでもなく、ラインガウとモーゼルです!
それでは、二つの産地の特徴を見ていきましょう。
ラインガウ
「ラインガウ(RHEINGAU)」。
こちらは、ライン川流域に広がる、ドイツのリースリング産地。
栽培品種の、ほぼ9割がリースリングなんです!
その他は、シュペトーブルグンダーや、ミユーラートゥルガウなどで占めています。
辛口や、中辛の白ワインが多く生産されている事でも、知られていますね。
アーモンドや、柑橘系の香りが多く、すっきり上品な酸味が特徴です。
モーゼル
ドイツ国内で、最も古いワイン産地「モーゼル(MOSEL)」。
栽培品種は主に、リースリングです。
その他は、ミュラー・トゥルガウ、エルプリングなどがあります。
リンゴやはちみつの香りで、フルーティーかつまろやかな酸味が、特徴的です。
第4位:日本でも楽しめるドイツワイン
日本のワインショップでも、手に入る有名なドイツワイン。
それが、「シュヴァルツ・カッツ(Sckwarze Katz)」という、リースリングの白ワインです。
ドイツ語でシュヴァルツは「黒」、カッツは「猫」という意味があります。
黒猫が偶然乗った、ワイン樽のワインが、とっても美味しかった事から、その名が付けられました♡
パッケージには、黒猫がデザインされており、とってもキュート!
フルーティーで、すっきりとした酸味が特徴的なこのワイン。
日本でも手ごろな値段で手に入りやすいので、オススメな一品です!
黒猫の村
実はこのワイン、輸出がメインなので、ドイツ国内のスーパーでは、ほとんど目にしません。
産地は、モーゼル川沿いの、「ツェル(Zell)」という村です。
私は一度、ワインを買いに、現地へ訪れたことがあります。
村の入り口には、ワインを片手にファンキーな格好をした、巨大な黒猫の像があり、とても印象的!
小さい村ですが、ワインショップが立ち並び、レストランもいくつかありました。
川沿いでブドウ畑を眺めながら、呑むワインは、最高に気持ち良かったです!
ついつい買っちゃう
ワインのパッケージにも、黒猫をあしらったデザインが、種類豊富にあります。
なのでつい、パッケージ買いしてしまう、一本でもあるのです。
第3位:現地でしか楽しめない発酵途中のワイン
毎年、秋になると出回る「フェダ-ヴァイサー(Federweißer)」という、ワインがあります。
正確に言うと発酵途中のものなので、まだ完全なワインにはなっていません。
ぶどうジュースから、ワインになる一歩手前の品。
微炭酸で甘みがあり、飲みやすくとても美味しいんです。
アルコール度数は、4%から発酵が進むにつれ、徐々に高くなっていきます。
ワイン祭り
その季節になると、各地でワイン祭りが開催されます。
そこでは、各ワイナリーの、フェダ-ヴァイサーを楽しむことが出来ますし、市場やスーパーでも売り出されます。
フェダ-ヴァイサーは、発酵途中で炭酸が作られ続けているため、蓋を完全に閉めることができません。
ワインボトルに入れて、売られていますが、蓋は軽く乗せてあるだけ。
なので、持ち運びには注意が必要です!
現地でしか味わえない味
また、発酵途中という事は、「現地でしか味わえない一品」という意味でもあります。
秋のワインシーズンにドイツへ行かれる方は、是非味わってみてはいかがでしょう!
第2位:冬定番!ホットワイン
ドイツの冬は暗く、寒さが厳しい季節。
しかし、クリスマスシーズンになると、各地ではクリスマスマーケットが開催され、街も賑わいます。
そんなクリスマスマーケットの、定番の飲み物といえば、「グリュ-ワイン(Glühwein)」!
赤ワインに、シナモンやクローブなどの、スパイスを利かせたホットワインです。
これを飲めば、冷えた体が芯から温まり、ホッと一息つく事が出来ます。
オリジナルマグカップ
「赤ワインが苦手」という方もご心配なく!
売られているのは、赤ワインだけではありません。
白ワインのグリューワインや、子供用のノンアルコールもあります。
他にも、各マーケットには、オリジナルのグリューワイン用マグカップもあります。
その為、それぞれのデザインを比べ見たり、集めたりするのも、楽しみの一つなんです。
第1位:変わり種のフランクフルト名物
フランクフルトの名物に、「アップルワイン(Apfelwein)」というものがあります。
リンゴ果汁を、酵母とともに発酵させて作られた、リンゴのワインの事です。
爽やかな酸味で甘すぎず、アルコール度数も6%前後と、ワインより低いのも特徴の一つ。
なので、グラスに並々と注いで、食事と一緒に飲まれています。
自分好みのアップルワイン
レストランでは、陶器でできた、専用のポットとグラスに入れて、出されることが多いです。
また、人によっては、「苦い」とか「薬っぽい」という、感想を持たれることもあります。
しかし、メーカーによっては、透明のものから濁りがあるもの。
更には、甘未の強いものなど、味も様々!
なので、自分好みのアップルワインを、見つけてみるのも楽しみの一つ。
さっぱりと呑めて、癖になる味わいなので、日本へのお土産にもオススメ!
さいごに
ドイツといえば、どうしても「ビール」ばかり飲んでいるイメージですよね。
しかし、街中のレストランに行くと、スーツを着たサラリーマンが、ランチでワインを飲んでいたり。
ホームパーティーでは、ワインを手土産にしたり。
と、ドイツでもワインは、日常生活で飲むのが、当たり前の存在なんです。
安くて美味しいワインが、たくさんあるのも魅力的!
ドイツにお越しの際は、様々なワインを試してみてはいかがでしょう?