ドイツの生活で驚いたことベスト5
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- ドイツ在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、ドイツの今をお伝えします。
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Question
私は以前ドイツ旅行へ行ってからというもの、ドイツの街並みに惚れてしまいました。
思い切ってドイツへ留学する事に決めたのですが、やはり不安もあります。
ドイツへ行って困ったなんて事が無いよう、事前に知っておくべき驚きエピソードなどがあれば教えてください!
モミジさん 東京都 20代 学生
教えて、先生!
乙女ちゃんはドイツで驚いたエピソードある?
だから、日用品なんかは買いだめしておくべきね!
例えるならコストコにあるような大きいカートでスーパーを回るか、自分のカバンに入れて回るんデス。
ちなみに、日本人が驚いたドイツでの生活はこんな感じデース。
- ドアに締め出される
- 未会計の商品をバッグに入れる
- 駅に改札がない
この記事は【3分】でササ―ッと読めマース!
とは言え、やはり日本人には驚くこともたくさんあるでしょう。
今回はそんな皆さんに、ドイツの生活で驚いた事ベスト5をご紹介します!
5位:ドアに閉め出される
「ちょっと外が騒がしいな~見てこよ~」
そう思って、不用意に鍵を持たず外出してはいけません!!
ドイツでは鍵を閉めていなくても、ドアが閉まると鍵がかかる構造になっているんです。
1番最悪なのは、ドアが閉まってしまい鍵も手元にない事!
アパートであれば、大家さんを呼べば解決するでしょう。
しかし、一軒家であれば、高額を払って業者を呼ぶしかありません。
なので、家や鍵がかかる部屋から一歩でも外へ出る時は、鍵をお忘れないよう注意が必要ですよ!
4位:建物の1階がない
私はドイツでは、アパートの2階に住んでいました。
けれど、不思議なことに部屋番号は「115号室」。
2階なのにどうして?と思った方が多いはず。
実はドイツには、日本における1階というものが存在しないのです。
日本でいう1階はドイツでは「Erdgeschoss(エアドゲショース:地上階の意味)」と呼ばれ、2階以降から実際の階数のカウントが始まります。
なので、私たち日本人が思もう「2階」が「1階」となり、階数にズレが生じてしまうのです。
エレベーターには注意
何ともややこしい話ですが、生活している分には特に問題は感じません。
注意が必要なのは、エレベーターに乗る時!
ドイツでは2階が1階なので、「日本で言う1階」に行きたければ、押すボタンも違ってきます。
ドイツでは 、E あるいは 「EG(Erdgeschossの略)」と書いたボタンを押すようにしてくださいね!
3位:未会計の商品をバッグに入れる
「商品をカゴではなくバッグに入れたぞ!よし、確保!!」
そういって、今にも万引きGメンが突入してきそうな光景が日常茶飯事なのが、ドイツのスーパーです(笑)
買い物客はマイバッグやマイカゴを携えていそいそと店内を回り、未会計の商品をバッグに入れてしまうのです。
もちろんこれは万引きではなく、れっきとした買い物スタイル。
バッグに入れた品物は、レジで出して会計をします。
カゴがない?
ちなみに、日本のようにカゴをレジに置き、店員がそこから品物を出して会計するなんて事はありません。
ドイツでは、客の方がレジのベルトコンベアーに商品を置き、流れてきた商品を店員がレジ打ちします。
ちなみに、お店には日本同様にカゴも置いてありますが、やはりレジでは自分で品物を出さなくてはなりません。
やろうと思えば万引きも可能でしょうが、そこは信用で成り立っているようです。
ズルいことをしない、個人個人がルールを守るというドイツ人の気質は、私がドイツを好きな理由の1つです。
見てしまった…
余談ですが、会計待ちでレジに並んでいるとき、未会計の食べ物を既に食べている人を目撃したことがあります。
本人はもちろんのこと、周りも特に問題視していない様子。
食べてしまってもお金を支払うのだからいいのでしょうけれど、さすがに驚きました(笑)
2位:駅に改札はない
ドイツの駅には、改札がありません。
電車に乗りたいときは、まず券売機で切符を購入しそのままホームへ行きます。
電車が到着したけれど、この切符どうするの?
心配いりません!実は、電車内に切符を通すところがあるんです。
不正乗車は絶対ダメ
「改札で止められないんだったら、切符なんていらないじゃん。このまま乗っちゃおう♪」
こんなことは絶対にお止めください!
走行中、不意にチケットチェックが行われ、ここで切符を持っていなければ罰金となります。
「ちゃんと買ったのに無くした」「外国人だから知らなかった」
こんな言い訳は通じませんよ!
ちなみに、罰金額は60ユーロ(130円換算で約7800円)と高額です。
たかだか2~3ユーロをケチって、こんなことにならないようにしましょう。
これも買い物事情と同様、ルールは守って当然と考えるドイツ人らしいシステムと言えますね。
1位:自分の仕事以外はやらない
どこへ行っても、役所での各種諸手続きなんていうのは面倒で煩わしいものです。
それは日本でも外国でも同じでしょう。
しかし、ドイツのお役所はちょっとシビアというか、不親切なところがあります。
外国人が何か手続きをするとき、大体はイニシャルによって担当する場所が決まっています。
山田さんや山本さん(Y)なら1号室、佐藤さんや坂本さん(S)なら2号室へ行ってくださいという感じです。
他人の仕事はしない
少し話は変わりますが、ドイツ人は年に数度、長期の休暇を取ることになっています。
それは役所で働く人でも例外ではありません。
どんな仕事をしていても、「当然の権利」として休暇がもらえます。
そのため、ある日、自分の担当者が突然休暇に出てしまうこともあるんです。
せっかく行ったのに
例えば、日本人の私たちが有給を取ろうとする際は、自分の抱えている仕事をきちんと終わらせる。
あるいは、代役にしっかりと引継ぎをしておくのは当然。
しかし、驚くことにドイツでは、そうではありません。
「前の担当者とは、こういう話をして、こういう具合になっています」と話しても…。
「それは私のやっていた仕事ではないので分からない」と、バッサリ切り捨てられて終了です(笑)
「それはちゃんと引き継いでおいてよ、何のためにそこにいるのよ」と何度落胆したことか・・・。
せっかく時間を割いて足を運んだのに、何も進展しないまま帰宅する事も。
こういった日本人とは違う仕事感覚が、ドイツの恐ろしいところとも言えます。
さいごに
今回は、私がドイツで暮らして驚いた事をご紹介してみました。
ドイツはとても魅力的な街並みで、住んでみたいと思う方も多いでしょう。
実際に住んでみた私も、ドイツはとても暮らしやすい国だと実感しています。
ですが、その分驚くことも多いいでしょう。
今回ご紹介したことが、あなたの役に立てることを願っています!
素敵なドイツ生活をエンジョイしてみてくださいね!
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