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人によって判断がまるで違う!?住んでわかった日本と違うドイツの暮らしベスト4

ドイツ

Question
お付き合いしている彼がドイツに住んでいるので、私もドイツに移住する準備をしています。
でも、日本とはだいぶ変わった環境になるのでとても不安です。
ドイツでの生活は、日本とどんな違いがありますか?
あゆむ さん 東京 30代 

教えて、先生!

先生先生
そのご質問に、ドイツ在住ライターのムラタがお答えします。
皆さんは、日本とは違うドイツの暮らしについて知っていますか?

恋する乙女恋する乙女
ドイツにはなんと!駅の改札がないのよ!!

王子様王子
その通りデース!
ドイツでは改札がない代わりに駅員さんが乗車中にチケットの確認をしに来るんですヨ♪

恋する乙女恋する乙女
でもでも、私の友達は見逃してもらった事がある!って言ってたわ!
私の美貌があれば電車も顔パスよ♡♡♡

王子様王子

……確かにドイツでは人によって対応がかなり違うようデース!
デモ、乙女ちゃんそんな事してたら罰金60ユーロデスヨ(汗)
ちなみに、他にも日本とはこんな所に違いがありマース!

  • 公的な対応も人によって違いがある
  • 退居は3ヵ月前が鉄則
  • 水道光熱費は定額

この記事は【5分】でササ―ッと読めマース

先生先生
今回はドイツに在住6年の私が住んでいるからこそわかったこと、驚いたことをいくつか紹介していきます♪

第4位:改札がない!?

ドイツの駅には改札がありません。

初めてドイツを訪れたときは必死に改札をさがしました。

しかしドイツにはそもそも改札は存在しなかったのです!

無賃は罰金!

それでは無賃乗車する人がでてくるのでは?と疑問に思いますが、乗車中に駅員が切符や定期を提示するように求めてきます。

その際、切符を持っていなかった場合には罰金として60ユーロ支払うことになります!

私は何度か、無賃乗車していた人たちが駅員に咎められている場面を見たことがあるのですが…

罰金を払っている人もいれば、「今回だけ特別だよ!」ということで正規のチケットの金額を払って罰金なしという人もみかけました(汗)

そうなのです!ドイツではこういう場面に限らず役所や外国人局などでも人によって判断が違う!ということがおきるのです・・・

駅員さんによっても対応に違いが⁉

ちなみに私の住んでいる街にはないのですが、大きな街には切符を購入後、電車に乗る前に日付と買った場所を刻印する機械があります。

そこでもし刻印するのを忘れて電車に乗ってしまい、駅員に遭遇した場合は、残念ながら罰金の対象になってしまいます。

優しい駅員の人なら「外国人だし知らなかったのね」と見逃してくれる場合もあるかもしれません。

でも、駅員さんによってその判断はマチマチ

もしドイツで電車に乗られる際は気をつけてくださいね!

第3位:役所でも対応がそれぞれ違う!?

改札の例でも紹介したように、ドイツではルールがあるにも関わらず見逃してくれる駅員さんもいます

この場合は咎められた人は運がよかった!と思えますが…

実は、こういったことは役所や外国人局、学校での手続きなどの場面でも起こります。

中でも私たち外国人が、海外で暮らしていくための重要な手続きである、ビザ(滞在許可証)の申請を行う外国人局では…

担当者によってビザが降りるか降りないか!なんてこともあるのです。

何故か追い返される…

私がドイツで初めてビザの申請をする際に、同じシェアハウスで生活を共にしていた日本人の男の子と2人でビザの申請に向かいました。

私も彼も同じ学校に所属していましたし、保険やその他必要な書類も含め同じ書類を持って行ったのですがなぜか彼は追い返されてしまいまったのです(汗)

後日改めて外国人局に向かった彼は、無事にビザ取得に成功しました。

詳しく話を聞いたところ、一度目と二度目で担当者は違ったそうです。

他にも…

頭を抱え悩む男性

他にも、学校内の手続きをするにあたって、たらいまわしにされることもあります(泣)

ドイツはルールや規律を守る人が多いと聞いていたので、正直驚きました!

第2位:解約したければ3ヵ月前までに!

これはどういうことかというと、例えば今住んでいる家を引っ越したいと思った場合の対応です。

引っ越しをしたい時期の、3か月前までに解約したいということを手紙で知らせなくてはいけません

ドイツの常識

日本では、2年に1回更新の時期ですよ!更新しますか?というようなお知らせがありますよね。

そう言ったところは、ドイツのシステムと日本のシステムは全く違いますね。

これは住居以外にも携帯や電力会社、スポーツジムなど契約があるものに関しては解約したければ3か月前までに!というのがドイツでの常識なのです!

第1位:水道光熱費は定額で収める!

日本では毎月使用したぶんの光熱費、水道料金を支払いますよね。

ドイツでは光熱費30ユーロ、水道料金30ユーロというように毎月定額で支払います。

1年後に電気、暖房、水道をどれだけ使ったかという確認があり、定額で支払っていた額を上回る場合には追加請求のお知らせがきますよ◎

定額で支払っていた額を下回る場合には返還されるシステムなのです。

予想外の追加請求

ちなみに私は一人暮らしを始めた一年目には80ユーロ(約1万円)返還されたのですが、2年目には300ユーロ(約4万円)の追加請求がありました。

追加請求を予測していなかったのでとても驚きました。

中には同じアパートの住んでいる人で、半年しか住んでいなかったのに600ユーロ、およそ8万円近くを追加で請求されたという人もいました(汗)

再調査で判明!

長年住んでいる人達も、こんなに高い請求が来たことはなかったのでおかしい!ということで!

この時は住人と大家との間で話し合いが行われ、もう一度調査することになりました。

すると、このアパートの一階には雑貨屋が入っていたのですが、そこにかかった光熱費などが私達住人の負担となっていたことが分かったのです!

最終的に私が払った金額は20ユーロ、およそ3000円ほどですみました。

当時私はドイツに住んで4年経っていたので、ドイツ語も理解できましたし対応することができました。

でも、もし一年目に同じことが起きていたら何もできずに泣き寝入りしていたと思います。

さいごに

日本では当たり前のことが違う国では当たり前でない。

ということをドイツに住むようになって感じました。

どうしてそんなことがまかり通るのか!?と思うことも未だに多々ありますが…

ドイツに住んでいる以上は「日本ではこうなのに!」という考えではいけないんだな。と自分に言い聞かせています。

郷に入っては郷に従え。ということですね。

この記事を通して、「今後ドイツに住みたい!」という方々に私の経験したことが何かのお役にたてればうれしいです。

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