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ドイツ人彼氏と楽しむドイツのイベント ベスト7

自撮りをするカップル
ドイツ

Question
ドイツ人彼氏に、バレンタインチョコをあげたのに、ホワイトデー無視されたんです(泣)
どうやらドイツにホワイトデーというイベントがないよう。
そんな風に彼とのイベント事で行き違いが多くて困ってます。
ドイツと日本のイベントについて違いを教えてください!
ミンチさん 東京都 30代 アパレル

教えて、先生!

先生先生
そのご質問にドイツ在住ライターのマリがお答えします
確かに、ドイツと日本は同じ「キリスト教のイベント」だったとしても祝い方が違うことも多いですね。
例えば乙女ちゃん、クリスマスってどんなイベントですか?

恋する乙女恋する乙女
それはもちろん、彼氏とイルミネーションを見にいく日です!!

王子様王子
日本では恋人と過ごす特別な日になってマス、クリスマス。
欧米では家族と過ごしマス、スぺインにあるのはラスパルマス♪

恋する乙女恋する乙女
(い、韻を踏んだ・・・)
欧米では、「クリスマスぼっちww」とか言われないのー?

王子様王子

クリスマスは恋人には会いまセーン
日本人からするとギャップを感じるドイツ人のイベントはこんなカンジ!

  • クリスマスは恋人と過ごす日ではない
  • バレンタイン、ハロウィンを知らない人も多い
  • 日本で祝われないイベントを祝う人もいる

この記事は【5分】でササ―ッと読めマース

先生先生
特に、日本ではどんなイベントでも恋人と楽しむことが多くなっているので、ドイツ人彼氏とのギャップは強くなるかもしれません。
今回は日本でも祝われるイベントの違いと、日本ではあまり知られていないイベント、どちらも見ていきましょう。

第7位:イースター(復活祭)

カラフルな卵

最近は、日本でもよく聞くようになった「イースター」。

でも、「イマイチ何の日なのか分からない」と思っている方も多いと思います。

イースターとは、イエス・キリストが十字架に架けられた3日後に、復活したと言われる日を祝うものです。

開催日は「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」という少し細かい日。

なので、だいたい毎年4月のどこかで開催されますよ

彼のイースターはどんな日?

ドイツの小さい子どものいる家庭では、カラフルな卵を家中に隠して探させたり、豪華な食事を囲むなどして祝われるのが通常

でも家庭によっては祝われていなかったり、それどころかよく知らなかったり…。

かと思えば、敬虔なキリスト教徒でイースター前は断食中だったりと、宗教観や考え方によって人それぞれ

なので、彼がイースターに何をする人なのか、聞いておくと良いかもしれません◎

何もしない人でも「Frohe Ostern!(フローエ・オーステン/イースターおめでとう!)」とメッセージを送る人も多いんですよ♪

本当に人によって異なるので、イースターのことを知っておいて損はないでしょう。

第6位:カーニバル(謝肉祭)

太鼓の練習をする人々

ドイツ国内でも、クリスマスやイースターよりも盛り上がるのが、「カーニバル」です!

ちなみにカーニバルは、ドイツ語で「Fasching(ファッシング)」。

もともとは春の到来を祝うお祭りですが、カトリック教会は、イースター前46日間の「断食前にたくさん食べる日」としています。

開催日は「春分の日の後の最初の満月の後の最初の日曜日」。

だいたい、毎年2月の終わりにあるイベントです♪

楽しく賑やかな思い出

この日は、大人も子どももカラフルな仮装をして、掛け声をあげながら町を歩くんです。

ケルンやデュッセルドルフ、マインツのカーニバルは特に有名ですね♪

このカーニバルを知らずにドイツの町を歩くと、強制参加で仮装させられたり、顔に落書きされたりするので要注意

もしカーニバルをデート日にするなら、楽しく賑やかな思い出作りになること間違いなしです!

あまり知られていないカーニバル

仮装した男性

日本では、あまり知られていない行事の「カーニバル」。

でも、言葉自体は有名ですよね♪

もしかすると皆さんは、リオカーニバルのように、美しい女性がサンバの格好をするイメージを持っているかもしれません。

でも、ドイツのカーニバルは、ピエロの格好や騎士のような恰好をしている人が多いんですよ♪

第5位:オクトーバーフェスト

オクトーバーフェスとの様子

日本でも開催されるようになった、知名度が高い「オクトーバーフェスト」。

これは、9月の終わりから10月の初めに、ミュンヘンで行われるビール祭りです♪

日本では、春や夏のお祭りでもビール祭りを「オクトーバーフェスト」という事もありますよね。

なのでドイツ人には、「オクトーバーじゃないのに」と苦笑いされます(笑)

実は行ったことがない…

ドイツのオクトーバーフェストは、ミュンヘンを最大規模として、その他都市でもチラホラ開催されています

日本人からすると、「ドイツ人はみんなビールが好き」!

「レーダーホーゼやディアンドル(バイエルン地方の民族衣装)を着て、オクトーバーフェストへ行く」というようなイメージがありますよね。

でも意外なことに、ドイツ人でも「日本で初めてオクトーバーフェストに来た」という人も多いんですよ。

彼氏がもしオクトーバーフェストに行ったことがないなら、日本で連れて行ってあげると良いかもしれません◎

なんで行かないの?

手で口を覆う女性

オクトーバーフェストに行ったことのないドイツ人には、共通点がいくつかあります。

それは、人込みが苦手だったり、祭りの夜のゴミ捨て場のような床が嫌だったりする人

他にも、治安の悪さや、寄った人々の行儀の悪さに心配する人も多いんです。

なので、規模が大きい本場のオクトーバーフェストに比べ、日本のオクトーバーフェストはお行儀が良いので、誘いやすかったりします(笑)

第4位:ハロウィン

仮装した少女

日本でも一大イベントとなったハロウィン。

もともとはケルト人に伝わるイベントで、死者が還ってくる日に連れ去られないように、人間も仮装するという行事です。

日本では、友だちや恋人と仮装して出かけることも増えましたね。

一方、ドイツではあまり知られていないイベントでもあります!

初めての仮装になるかも!?

ハロウィンは、ドイツではお盆のような位置づけで、やるとしてもお墓参りくらいのもの

子どもならともかく、大人が仮装して出かけるということはないようです。

日本でハロウィンを迎えるなら、彼を誘って仮装するのも良いかもしれません◎

彼にとってハロウィンの仮装は、初めての体験になるはずです。

ただ、イベント事にシャイな男性も多いドイツ人

断られても怒らないであげて下さい(笑)

第3位:大晦日・お正月

騒ぐ大勢の若者

ドイツ語で大晦日は「Silvester(ジルベスター)」。

お正月は「Neu Jahr(ノイヤール)」といいます。

日本では家族と過ごすことが多い大晦日ですが、ドイツでは友だちと出かけることが多いんですよ♪

大晦日は飲んで飲んで、お正月になると同時に花火を打ち上げてまた飲みます(笑)

元日は飲みすぎて寝ている…というのがドイツの若者がとても多いでしょう。

日本の静かな年越しとは、対極といえますね。

日本とドイツ、どちらで過ごすにしても、お互いの大晦日・お正月の過ごし方を知っておくとびっくりしなくてすみますよ◎

日本で過ごす場合、お節や初詣など興味深い日本文化は、デートに取り入れる事をおすすめします♡

第2位:クリスマス

クリスマスの家庭の様子

ドイツ人の恋人がいる人に絶対知っておいてほしいのが、欧米のクリスマスと日本の違いです!

日本では恋人と過ごすイメージが強くありますが、欧米ではクリスマスは家族と過ごす日

なので、クリスマスは家族へのクリスマスプレゼントを買って、実家に帰るという人が多いです。

日本にいるドイツ人も、「クリスマス休暇で帰国する」という人が多いのではないでしょうか。

ドイツ国内にパートナーがいる場合、パートナーも実家へ呼ばれることもあります◎

もしドイツでクリスマスを迎えるなら、相手の家族やそのパートナーと顔合わせの機会もあるかもしれません

でもあなたが日本に残る場合、「クリスマスには恋人と会えないもの」とある程度覚悟しておくことも必要です。

ドイツ人を悩ませるクリスマス・ストレス

たくさんのプレゼント

ドイツでは、クリスマスに感じるストレスを「クリスマス・ストレス」と呼んでいます。

なぜ楽しいはずの聖夜にストレスなのか?

それは、クリスマスプレゼントのネタ切れによるものです。

ドイツでは、家族のパートナーも集まるクリスマス

なので、家族とそのパートナー分のプレゼントをそれぞれ用意しなければなりません。

そしてそれが毎年毎年続くので、プレゼント選びがストレスになってしまうのも頷けます。

日本では家族が集まるのはお正月で、子供へのお年玉やあっても家族へ向けてのお年賀ですみますから、日本人で良かったと私は思います(笑)

第1位:バレンタイン・デー

花束を差し出す様子

ドイツと様子が違うイベントとして、日本のバレンタインも挙げられるでしょう。

本来バレンタインとは、恋人たちの守護聖人・ヴァレンティヌスが命を落とした日。

欧米では男性から女性へ、または男女どちらからでも花束やプレゼントを贈る日とされています。

ドイツ語では「Valentinestag(バレンティンス・ターク)」と呼ばれるバレンタイン・デーですが、あまり知られていません。

ロマンチックな行動が苦手なドイツ人男性は特に、女性に花束を贈るなんて思いつきもしない人がほとんどです。

違いは事前に話しておこう

日本のバレンタイン・デーは、女性から男性へチョコレートを贈る日となっていますよね。

でもこの慣習も、ドイツ人から見ると少し不思議に映るよう。

なので、チョコレートを急に渡されても困惑されないように、事前に文化の違いを話しておくと良いかもしれません◎

ちなみに、ドイツ人にとってバレンタインデーに贈り物をするのは、恋人同士だけ!

義理チョコは誤解を招く恐れがあるので、本命のドイツ人男性以外に渡すのは避けましょう!

ホワイトデーは存在しない

手を前に差し出す女性

バレンタイン・デーにチョコレートを渡す」と日本で変化したのに乗っかったのが、ホワイト・デー

ドイツでは、ホワイト・デーという日はありません。

海外では、日本文化を真似た台湾で同じように「お返しをする日」が存在するくらい。

世界的に見ると、知らない人の方が多いでしょう。

なので、日本人女性と外国人男性のカップル間で、「バレンタイン・デーにチョコを贈ったのにホワイト・デーに返ってこない!」という事もよくあります。

もちろん、ホワイト・デーのお返しに期待してバレンタインチョコレートを贈るわけではないですが、何もないと少し寂しいですよね。

そんな事が無いように、ドイツ人男性には日本のホワイト・デーについて知らせておくと良いかもしれません◎

さいごに

バイクに乗り楽しそうなカップル

海外から来たイベントは、日本では少し変わった形で今に残っていることが多いもの。

ドイツ人からすると、不思議に映ることも多いようです。

確かに、変化しすぎて、元々の起源を知られていないものもたくさんありますよね。

ドイツ人彼氏と日本人彼女の間で、イベント事に対するギャップもあるかもしれません

しかし、お互いの文化の違いを楽しめれば、彼との交際はより楽しいものになるのではないでしょうか

「バレンタインなのに」「クリスマスなのに」と思ったら、この記事を思い出していただければ幸いです!

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