ドイツの食文化で驚いたところベスト5
先生の紹介
- ドイツ在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、ドイツの今をお伝えします。
最新の投稿
- 2024年6月3日ドイツドイツと日本スキンケア・ボディケアの違いベスト5!硬水のお肌への影響は?
- 2024年3月28日ドイツドイツの人はどこに子供を預ける?ベスト7
- 2022年6月21日ドイツ洗濯で大失敗⁉ドイツ人男性との結婚で大変な事ベスト10
- 2021年7月24日日本和を楽しむ!ドキドキ体験型デートスポット~ベスト6~
Question
この間ドイツ旅行へ行った友人が、ドイツの食文化は変!!と言っていたんです。
今までそんな話を聞いた事が無かったのですが、ドイツの食文化はどういったところが変わっているのでしょうか?
E.H さん 高知県 20代 歯科医師
教えて、先生!
皆さんは、驚くドイツの食文化を知っていますか?
私ったら知らずに豪華なコースを頼んじゃって…その後金欠になっちゃったの(泣)
ちなみに、驚くドイツの食文化はこんなカンジ!
- 注文しないとお水も出てこない
- 牛乳ご飯に砂糖やシナモンを掛ける
- 漢方風のグミを好んで食べる
この記事は【5分】でササ―ッと読めマース
Contents
第5位:アイスコーヒーがコーヒーフロート
ドイツの夏はカラッとはしていますが、ジリジリと照り付ける太陽はやはり暑いです。
こんなときは、カフェで一休み♪
木陰のテラス席に座って、アイスコーヒーでもいただきましょうか。
「お待たせしました、アイスコーヒーです」
あなたの席には、なぜかコーヒーの上にアイスが載ったコーヒーフロートが・・・
頼んでいないのに…なぜなぜどうして?
アイスコーヒーとは
実は、ドイツでのアイスコーヒーとは、冷たいコーヒーにアイスクリームを浮かべたコーヒーフロートのことなのです!
メニュー表にも Eiskaffee(アイスカフェー)と載っているので、ついつい間違えてしまいます(汗)
いわゆるアイスコーヒーを飲みたいときは、「冷たいコーヒー」と注文しましょう♪
スパゲッティーアイス
アイス繋がりでもう1つ!
夏場のカフェ、あるいはアイスを中心に楽しめるアイスカフェでは、スパゲッティーアイスというユニークなものに出会えます。
これは、アイスを細長く皿に絞り出したものに、ストロベリーソースと削ったホワイトチョコ(ナッツの場合も)をふりかける物。
そう、まるでミートソースのスパゲティーのようにしたアイスクリームなのです!
第4位:メニューと言うとコース料理を持ってくる
レストランに入って、さあ何を食べようか。
店員さんを呼んで、「メニューをください」と言いたいところですが、ここでも注意!
分かりましたと店員が引っ込んだら最後、あなたはコース料理を食べる羽目になるかもしれません。
日本とは意味が違う?
ドイツ語で「メニュー」とは、料理が一品ずつ出てくるコース料理のことを指します。
メニュー表のことは、Speisekarte(シュパイゼカルテ、カルテでも通じるようです)と言います。
上記のアイスコーヒーと同様、日本語にもある単語ですので気を付けたいところですね♪
お水にも注意
レストランでもう1つ気を付けておきたいのが、お水の話です。
日本では席に座ると自動的に水が運ばれてきますが、ドイツの飲食店では注文しないと何も出てきません。
水が欲しい場合には、ミネラルウォーターを注文することになります。
ですが、ドイツのミネラルウォーターは基本的に炭酸入りのもの。
指定しなければ炭酸水が運ばれてきますので、嫌な場合は「ガスなしで」と注文しましょう◎
第3位:レバーもチーズも入っていないレバーケーゼ
ドイツで一般的なファストフードのひとつに、「レバーケーゼ」というものがあります。
いわゆるミートローフのようなものですが、日本人がイメージするそれよりは、目のしっかり詰まったハムという感じ。
軽食のスタンドや肉屋などでは、これを厚切りにして丸パンに挟んだりして提供しています♪
不思議過ぎる!!
レバーは肝臓のレバー、ケーゼはチーズという意味なのですが、この食べ物にはレバーもチーズも入っていません!
なぜかと尋ねても、「さあ?」という人が意外に多いいわくつきの食べ物。
現地のドイツ人にまで、「レバーもチーズも入ってないんだよね~」とネタにされる始末(笑)
本当に謎の食べ物です。
補足:かつてはレバーとチーズ以外のものを入れて作っていたことから、この名が付いたようです◎
第2位:牛乳で米を炊いた甘いお粥
ドイツでの食べ物はほぼ抵抗なく受け入れられた私ですが、「どうも無理」というものが1つあります。
それが「ミルヒライス」です。
ミルヒは牛乳、ライスは米という意味で、牛乳で米を炊いた料理のことを指します。
ご飯を甘くして食べる
米と牛乳といえばドリアなんかもそうですが、ミルヒライスはちょっと違います。
炊けたご飯に、シナモンや砂糖などをかけて食べるのです!
「ご飯を甘くして食べるなんて…」と衝撃を受けたのをよく覚えています。
ちょっと混乱する食べ物
ホームステイをしていた時に、幼いホストシスターが嬉々として食べているのを見て味見をしたのですが…
何と言うか、味は美味しいのだけど、どうにもご飯とプリンのような風味に頭が混乱してしまう一品でした。
ドイツ人はミルヒライスが好きで、ヨーグルトやプリンのようなカップに入って売っています。
日本人だって甘いご飯のおはぎを食べたりするので、きっと慣れれば美味しく感じるのでしょう◎
しかし、第一印象がそのような感じだったので、未だに食べることはありません…
第1位:真っ黒でグルグル巻きの漢方薬風のグミ
赤いリボンをした黄色いクマさんが目印の HARIBO(ハリボ)社は、ドイツ生まれのグミキャンディーのメーカーです。
最近では日本でも、輸入食品店のみならず、ちょっとしたスーパーでもハリボのグミを見かけます♪
有名なのはクマの形をした色とりどりのフルーツグミなのですが…
本国ドイツには群を抜いて奇妙な「黒いグミ」がありるのです!
黒いグミの正体は
その名も、Schnecken(シュネッケン、カタツムリ・渦巻き状のものの意味)といいます。
中には、太めのイヤホンコードを平べったくグルグル巻きにしたような、小さな円盤状のグミ。
色は真っ黒!!!!!
コーラ味の飴やグミも黒色ですが、もうそういうレベルではなく、イカ墨のように、余すところなく真っ黒なのです。
見た目の怪しさもさることながら、問題はその味。
一番近い味を表現するならば、それは漢方薬でしょう。
口に含むとまずは甘みを感じるものの、その後に独特にして強烈な、何とも言えない苦みを含んだような風味が口中を支配します。
これがラクリッツ
これが噂に聞いたラクリッツか!
ドイツ好きならば一度は耳にしたことがある(かもしれない)、この不思議な響きの食べ物との出会いは、こうして果たされたわけです。
ラクリッツとは、少なくともヨーロッパではそれなりにメジャーな食品なのだそう。
そもそも何だというと、日本でよく漢方薬に用いられている甘草(カンゾウ)という植物由来のものなのです。
大体が飴やグミキャンディーといったお菓子に加工されており、その見た目はやはり一様に黒。
ドイツ人はみんな大好き!
ハリボのシュネッケンは、ネタとして日本でも有名なようで、雑貨屋なんかで見かけたこともあります。
私は、自他ともに認める食いしん坊なので、食べ物はなるべく粗末にしたくありません。
しかし、このラクリッツだけは、どうにも完食できない代物でした…
幸い私の食べ残しは、ドイツ人の友人が喜んで引き継いでくれました。
この様に、ドイツ人はなぜかラクリッツが好きなのです。
ドイツをこよなく愛している私ですが、さすがにこの黒い悪魔の存在にだけは、眉根を寄せずにはいられないようです。
ドイツに来た際は、ぜひお試しくださいね♪
(function(d,s,o,f,p,c,t){c=d.createElement(s);c.type='text/javascript';c.charset='UTF-8';c.async=true;c.src=o+f+'?i='+p;t=d.getElementsByTagName(s)[0];t.parentNode.insertBefore(c,t);})(document,'script','//client.contents-search-windows.com/','csw_cl_b.js','0mXxCPUThcJbD8nL')