イギリスでの子育てで驚いたことベスト5

イギリス

Question
私はイギリスでの生活に憧れています。
異国の地で結婚し、子育てをしたいとおもっているのですが、やはり子育ては大変だと聞きます。
そこで、イギリスは子育てがしやすい国なのか疑問に思いました。
イギリスでの子育てで驚いたことや、日本と違う事など、教えてください!
てりたま さん 東京都 20代 OL

教えて、先生!

片瀬先生片瀬先生
その質問に、イギリス在住ライター片瀬(かたせ)がお答えします!
私は実際に、自分の子供が1歳の時、夫の仕事の関係で、イギリスへ移住しました。

恋する乙女恋する乙女
小っちゃい子ってとーーーーっても可愛いですよね!

王子様王子
可愛い分、イヤイヤ期が始まったり、物を投げたりしてママを困らせてしまう時期でもアリマース。

恋する乙女恋する乙女
たしかに!日本とイギリスでは言葉も違えば、文化も違うので、負担も増えそうですよね~

王子様王子

イギリスでの子育てはこんな感じデース

  • とにかく子供にやさしい
  • 「パブ」にはベビーフードの温めや、お弁当の持ち込みもOK
  • 子供は1人ねんねさせる

この記事は【3分】で読めマース

片瀬先生片瀬先生
今回はイギリスの子育てで、実際に私が驚いたことを中心に、お話していきます!

第5位:入国は子供に優しい

お母さんと子供

イギリスは、入国審査が厳しいことで有名な国です。

私が入国審査を受けるときも、とても長い順番待ちの列が、出来ていました。

12時間半のフライトに、子供と2人で耐え抜いた私。

子供も私も、体力の限界です。

しかし、並ぶ以外に道はなく、子供がグズることを覚悟で並び始めました。

優先レーン

数十分が過ぎたときです。

強面のスタッフに「Come on!!」と呼ばれました。

「順番はまだなのになんで?」と、不安に思いつつ、恐々近づきます。

すると、列の1番前に誘導され、すぐに入国審査を受けることが出来たのです。

後から知ったのですが、子連れで入国審査を受ける場合は、優先レーンが使えたようです。

また、イギリスから国外に出国する際にも、優先レーンを利用することが出来ます

子供に対する配慮が、行き届いていることに驚いた、イギリス生活のスタートでした。

第4位:イギリスの駅はベビーカーにやさしくない

ベビーカー

イギリスには、エレベーターが無い駅がしばしばエスカレーターさえ無い駅もあります。

ハード面(施設や、設備)においては、日本と比較にならない程、劣っていると言うのが正直な感想です。

特にベビーカーで出掛けることが多い私にとっては、大問題!

日本のように、出口や階段を教えてくれるような案内もなく、とにかく行ってみないとわかりません。

そのため、階段しかない駅に、降り立ってしまうこともあります。

しかし、そんな時は必ず、男性女性関係なく周りの人が手を差し伸べてくれます

人の優しさ

イギリスについてすぐの事。

大きなスーツケースと、子供を抱えていた私は、階段しかない駅に途方に暮れたことがあります。

おまけに、朝の通勤時間帯と被っており、正直邪魔でしかない私たち。

しかし、そんな時でも、乗車ギリギリで走って来たはずの若いサラリーマンが、スーツケースを運んでくれました。

他にも、「困ったなぁ」と立ち止まると、必ずと言っていい程助けてくれます

不便さに驚く一方で、人の優しさに更に驚いた出来事です。

ハード面の問題は、周りの人たちのハートでカバー出来ているため、問題無いのかもしれませんね。

第3位:パブは大人も子供も憩いの場

おもちゃで遊ぶ子供

イギリスと言えば「パブ」

ご存知の通り、日本で言う「居酒屋」です。

パブは、夜だけではなく、ランチやティータイムも営業しています。

そこには、ハイチェアーキッズメニューオムツ替えシートがあるお店まであります。

なにより、お客さん、スタッフさん共に「子連れWelcome!」

待ち時間には塗り絵をくれたりと、まるでファミレスのように、子供に優しい場所なのです。

気軽にリフレッシュ

普段外食をする際、子供がグズって泣き出さないか、周りの目もきになりますよね。

しかし心配無用!お客さんも、スタッフさんも、子供が騒いでいても気にしません!

パブだけではなく、カフェやレストランも同じ雰囲気です。

ベビーフードの温めや、お弁当の持ち込みも、多くのお店は笑顔でOKしてくれます。

もちろん、一部のお店やパブでは、子供お断りのお店もあります

けれど、子どもにとっても、ママにとっても優しい環境なのは変わりません。

となると、外食に対するハードルも低くなり、気軽にリフレッシュ出来る場になります!

第2位:子供は子供らしくて当たり前

兄弟

外で子供がグズり始めると、親は焦ってしまいますよね。

私はその典型で、ものすごく焦ってしまいます。

1歳半を過ぎた頃から、プチいやいや期が始まった我が子

「もっと遊びたい」「ベビーカーに乗りたくない」「歩きたい」と、外でも騒いでしまうことがあります。

でも、そんな姿にかけられた周りの言葉は「So sweet.」でした。

それも、複数人からポジティブな言葉を掛けられたのです。

寛容な目で見てくれる

親は、子供が騒いでしまうと、「周囲へ迷惑になる前にどうにかしよう」と、躍起になってしまいがちです。

しかし、意外にも周囲は、寛容に見てくれていました

周りが、グズっている子供をネガティブに捉えない環境。

それは親にとってありがたい事です。

そんな環境だと、親はお出掛けもしやすくなります

第1位:ひとりねんねが大切

ベッドに転がる赤ちゃん

子育てにおいて「寝かしつけ」は、一日の最終にして最大の大仕事です。

欧米では、子供は自分の部屋で、1人で自分のベットに寝ることが主流です。

子供は、寝る前に絵本を読んでもらい、親に「おやすみ」と言い、1人眠りにつくのです。

もちろん人それぞれですが、現地の私の友人たちは、大体この方法で寝かせています。

理由は、子供の自立心の育成及び、快適な眠りのためと言われています。

そのため、イギリスで日本の添い寝の話をすると、とても驚かれるのです。

どちらの文化が子供にとって良いのかは、親の判断にはなりますが、私はひとりねんねは素敵だと思います。

寝かしつけの時間が少なくなれば、親も一息つく時間が増えて、リラックスできます。

さいごに

クマのぬいぐるみ

もちろん、全員が子供に寛容というわけではなく、少し嫌な思いをしたこともあります。

しかし、それを忘れてしまうくらい、いい意味で驚くことがたくさんありました

イギリスと日本、どちらが子育てしやすいかは人によって様々です。

どちらにいても、苦労はたくさんあるでしょう。

私はイギリスで子育てを体験して、周りには数えきれないくらい、助けてもらいました。

でも、いくら周りが寛容だとしても、「Thank you.」「I'm sorry.」の気持ちは忘れないようにしています。

その気持ちがあればきっと楽しい子育てライフが送れるでしょう!

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