イギリス人のファッション研究してみた♡
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- イギリス在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、イギリスの今をお伝えします。
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イギリス人のファッションって、中世の舞踏会みたいな素敵な文化ではないです。
パーティー文化や、学生目線、働いている方の服装などなど!
今回は、イギリス人のファッションに関する概念を皆さんとシェアしたいと思います♪
Contents
イギリス人の服に対する価値とは?
日本と同じように、ファッションに対す価値感もジャンルもさまざまはあります。
まず、彼らが暮らす生活環境から見ていきたいと思います。
外的環境
イギリスの天候は曇り、霧、雨が多く、年間を通して曇っています。
四季はありますが、夏と呼ばれるものはだいたい一週間程度しかありません。
実際、晴れの日もぼちぼちありますが、気温は年中肌寒いです。
このような環境から、天気というものに左右されないコート(雨よけ)を春夏秋冬問わずほとんどの方が着用しています。
コートは羽織るだけで立派でカチッとして見えるので、むしろみんな季節関わらずコートの中はTシャツです。
コートの下で見えないから、着るものはなんでもいいんですかね?
寒くないんかい。って思いますが、割とそのままコートでも暖かいです。
洗濯物を温水で洗う
皮脂が出るからなのか、匂いが強いからなのか…洗濯物は基本お湯洗いです。
なので、必然的に色写りします。
レースを洗濯すると溶けちゃいます…
白いシャツなんて、一気に灰色に染まり上がります。
せっかく可愛い服を持って行っても全部灰色になっちゃあ悲しいですよね。
気になる時には
その場合は、手洗いしましょう!
色は、大概シンプルな黒白グレーが多いです。
逆に捉えればどんな服でもすぐに、こなれた質感を出すことが出来ます。
ドレスアップはものすごい?!
そうです、ものすごいです。
あれ?これ誰だっけ?
なんてこともよくあるぐらい間違えちゃいます。キメキメです。
社交文化が強いイギリスでは、ドレスアップして出かけることも多く、社交が好きな人であればドレスを何着かは必ず持っています。
日本人である私は、何も準備して行かず恥をかいた思い出があります。
ドレスは何着か持っておこう
ドレスアップのクオリティもすごいです。
可愛らしい綺麗なドレスから、奇抜なデザイン、ベアトップ、ヘソ出し、ミニスカなど露出の多いセクシーな服を着ます。
どんな体型であっても、ありのままの自分に自信を持っていて何でも着ちゃいます!
それがまた似合っているので素敵ですよね。
パーティーに呼ばれることもあるので何着かドレスを買いましたが、イギリスのドレスはキリっとクールなものが多いです。
もし、イギリスでパーティーに呼ばれて、レースなど凝った可愛いものものがいい場合は日本で買っていくことをお勧めします。
ロンドンっ子世界のお洒落の最先端?!
イギリスは日本の約¾の国土。
と言えどもロンドンには、ものすごい数の若者が集まります。
仕事もそうですが、主要大学もロンドン内に多くあるので人口がものすごく多いです。
様々なファッションの起点となっているのも事実で、多くのファッションブロガーと呼ばれる方々が存在します。
今では、YouTubeなどでもファッションを配信していて、より多くのイギリス人に、また世界中の人たちに愛されるファッションアイコンがロンドンにいるのも事実です。
ファストファッション
ロンドンは、お洒落にファストファッションを着こなします。
彼らがみんなが真似しやすくて、お洒落なファストファッションを取り入れていることも、今の世界のファストファッション文化を促すものになっているのではないでしょうか?
一歩郊外に出て見ると、また違っていて、車が必須のエリアであったり、寒暖差が激しかったりとより生活に密着したファッションが取り入れられています。
しっかりした作りで、壊れにくく長持ちするものなどマーケットやお店に置いてある商品もだいぶん違ってきます。
学生&社会人のファッション
学生と社会人。
こんなこと言ったら歩いている人全員になってしまいますが、この二つに大きな違いはほぼありません。
ただ老けているか、若いか…と言ったところでしょうか?
日本のように会社に決められた制服やスーツなど規則があるところは少なく、だいたい営業マンなどは制服を着ていたりします。
ファッションにこだわっていない
制服を着ている人も、日本のようにキッチリ着ておらず、大概の方が着崩していたりしておもいおもいに仕事をしています。
イギリスの大学生、ないしカレッジスチューデントは、学費が高いため大概の子がローンを組んでいて、余分なお金はあまり使いません。
そのため、それほどファッションにこだわっていません。
実力、経験社会ではありますが、しっかり大学を出ることも将来のために重要です。
課題と研究に追われる若者たちが、リュックを担いでせっせと学ぶと言った感じが大学生でしょうか。
当てはまらない人達もいる
この二つ以外に当たるのが、ギャップイヤーの子。
あとは、退職後の方々です。
街を歩いているお洒落な子達は、ファッションを専攻していたりする子もいますが、ギャップイヤーいわゆる浪人している子が多いです。
「ギャップ・イヤー/gap year」とは、高等学校卒業から大学への入学、あるいは大学卒業から大学院への進学までの期間のこと。
英語圏の大学の中には、入試から入学までの期間をあえて長く設定して(初夏卒業・秋入学)、その間に大学では得られない経験をすることが推奨されています◎
イギリス人から見た日本のファッション
さあ、イギリス人は私たちのファッションをどの様に思っているのでしょう。
ズバリ「日本人であれば、おしゃれ」と思っている人が多いです。(私は違った。)
あくまで若者の意見ですが、日本のファッションは凝ったものが多く、質も高く可愛いものが多い!と言うのがイメージみたいです。
と言うことは、日本人のファッションはしまむらやユニクロレベルでも「可愛い!」と言うことですね。
アジアの中でも、日本は洗練されたイメージがあるというのは嬉しいですね。
そう思えば、季節によって衣替えをしたりとわりと几帳面にしてるよなぁ…と思います。
ロンドンでファストファッションのお店に行く!
ロンドンに行ったら、買い物するのも醍醐味だと思います。
そこでロンドンファッションを体現するべく、ロンドンっ子も愛するおすすめのファッションブランドをご紹介します。
イギリス人ファッションをマネ(参考)にしたいならこちらをオススメします◎
ちなみに、日本にも多く出て来ているファストファッション文化ですが、イギリスもだいたい同じようなものがあります。
主要ブランド
主流なものは、ZARAや、TOPSHOP などの主要ブランドが人気です。
あとはMANGO 特に、PRIMARK のものすごくて、店内は常に人でいっぱいです。
ファストファッションで、日本と違うところは下着も置いていたりと、ラインナップが微妙に違うところもあります。
UNIQLOもロンドンにありますが、日本で買うのと違ってとってもお高めです。
これらのお店はオックスフォードストリートに行かれるとほとんど網羅できます。
靴やバックはしっかりと加工されたものを!
ファストファッションのお店は、割となんでも揃います。
がやはりすぐにダメになります。
特に洗濯機が荒いので、、、。
下着からコート、靴まで揃えられますが、見た目が重視なので靴やバッグなどはしっかりと加工されたブランド物を買う方が多いです。
街を歩けば、いたるところにこのようなファストファッションのお店があります。
スーパーの中には、そのスーパーブランドの衣料品があったりするので、ダメになってもすぐに買えますよ!
特におすすめはPRIMARK
特にオススメしたいのがPRIMARK です。
服から帽子、靴などファッション全般もそうなのですが、なによりもいいのはお土産コーナーがあることです。
ロンドンはとっても有名な観光地です。
だからこそ、お土産品も安くはありません。
高いです。そんな物をたくさんなんて買って帰れない!
安くて可愛い
そんな時にこちらPRIMARK です。
お土産品が安くて、そして可愛い。
お土産となると選ぶのに時間かかるし、かさばるものは嫌だなぁと思いますが、キーホルダーからTシャツまで、わりとお土産品を網羅しているこちらはオススメです。
イギリスらしいハリーポッターグッズなどもこちらにあったりします。
ハリーポッターの公式のお店で買うよりも、断然安くて可愛いです。
いきなりお土産に飛んじゃいましたがぜひ行ってみてください!
さいごに
記事を読んでいただいて分かるかと思いますが、私の周りにはファッションにはあまり興味がない方がほとんどでした。
もちろん、服飾の学校に通ってデザインを勉強したりしている方や、ただオシャレが大好きな方もいらっしゃいます。
しかし、普通のイギリスの子達は必要最低限の服を器用に使い回してお洒落しています。
中に来ているのはとても薄着ですが、あまり気にしていないほどです。
自分自身を持つ事
でも、イギリスを通して、感じたこともあります。
イギリスで生活していく中で日本人として大切にした方がいいなと感じたのは、自分自身を持つ事です。
日本人は、「全体主義」のようなところがあるように思っており、流行や他人よりもオシャレでいなくてはいけないというように囚われすぎているように感じます。
そのことで、「自分に似合う服」というよりは流行の服を追いかけ、みんなと同じような格好をして、見栄を張り続けているようにイギリスにいると感じてしまいます。
それは、オシャレではあるけど、「中身がない」と感じているのかもしれません。
そういったことをイギリスで私は感じました。
イギリスは、日本人から見たら、そこまでオシャレではないかもしれません。
しかし、イギリス人は個人主義ということもあり、自分に合った服を、自分に素直に着ているように感じます。
折角、ファッションに寛大な日本という国に生まれてきたのだから、流行ばかりにとらわれず、個性を大事にしつつ、イギリスのように自分らしく背伸びをせず自分に合ったファッションを楽しみたいと思いました。
皆さまは、イギリスのファッション事情をお読みになられてどのような事を感じたでしょうか?
また、1つ忠告しておきます。
日本の英字のTシャツにはくれぐれもお気をつけを。