ワインを飲んでも運転OK!?フランスの自動車事情で知っておくべき事ベスト6
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- フランス在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、フランスの今をお伝えします。
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Question
フランスに長期の旅行へ行く計画を立てています。
その間に車もレンタカーしようと思っているんですけど、フランスの交通事情を教えてください!
sruuo さん 愛知県 30代 会社員
教えて、先生!
皆さんは、フランスの自動車事情どれくらい知ってる?
では、フランスではお酒を飲んでも運転できるという事を知っていますか?
ちなみに、フランスの自動車事情はこんなカンジ!
- 路上駐車 OK
- 運転免許の期限が15年
- ワインを飲んでも運転できる
この記事は【5分】でササ―ッと読めマース
今回は、フランスで生活することになっても困らないように、フランスの自動車事情についてご紹介します!
Contents
第6位:路上駐車 OK⁉
フランスに来たことがある人は、見たことがあるかもしれませんね。
実はフランスでは、数多くの車が路上駐車をしているのを目にします!
それも、フランスでは路上を駐車場代わりにして長期間駐車してもよいことになっているから!
無料で路上駐車!
その地域の住人であれば、無料、または住民割引で路上駐車することができます◎
もちろん、空きスペースがない場合は空いているところを探さなければなりません。
でも、日本と比べると路上駐車に対しての認識の違いに驚かされます!
第5位:ほとんどの車がマニュアル車
日本では自動車といえば、オートマチック車がほとんどですよね。
アクセルとブレーキの操作だけで簡単に運転できるので、女性でも簡単に運転できると日本では主流です。
なので、マニュアル車には乗ったことが無いという方も多いはず…
ですがなんと、フランスではマニュアル車が主流なんです!
マニュアル車が圧倒的
どうやらフランスでは、マニュアル車のほうが「かっこいい!燃費がいい!自分で運転している」というイメージがあるのだそう!
また、そういう感覚的なものとは別に、オートマチック車はマニュアル車よりも「値段が高い」こともその一因としてあげられます。
これは、レンタカーを借りる時も同様で、オートマ車を置いていないところもありますし、置いてあったとしても割高になっていることがほとんどです。
レンタカーで借りる際はご注意を
ただ、マニュアル車の場合は、そもそも運転方法が違いますよね。
それに、エンストの危険性もあるので、慣れないうちは気を付ける必要があります◎
また、日本の女性はオートマ車しか乗れないという人も多いと思うので、旅行でレンタカーを借りる際はお気を付けください!
意外と楽しい⁉
フランスにいると、嫌でもマニュアル車に乗る機会が増えるので、私は毎日恐る恐る乗っていました。
でも、慣れてくると自分でギヤをチェンジしながら加速していく感覚は、少しクセになりそうです(笑)
アクセルペダルを踏みっぱなしで加速していく、オートマ車にはない興奮を感じました。
「マニュアル車は絶対に乗れない」と思っていても、身体は面白いと感じるもの♪
もし、運転することになっても乗れるように慣れてきますので、少しづつ覚えていくようにしましょう!
第4位:運転免許の期限が15年
日本の免許有効期間は、免許取得後5年未満や違反運転者は3年、一般には5年ですよね。
しかし、フランスの免許の有効期限はなんと15年!
その間、更新手続きも講習もなにもありません。
日本人からしてみると、そんなに長くて良いの!?と感じますよね。
期限がなかった?
もっと驚く事に、ほんの少し前までフランスの免許は「期限なし」だったそうです!
どうやら、EU 基準に準拠するために、2013年に15年の有効期限をやっと設けるようになったとのこと。
もし視力が落ちたら?
更新期間中に、もし「視力が落ちたらどうなるのだろうか?」などなど、つい心配してしまいますが…(汗)
眼科に行くとお医者さんから「あなたは車を運転する時は眼鏡をかけるように」と言われるだけです。
日本のように警察に言わなくていいんですね(笑)
眼科に行くかどうかを含めて、お医者さんのアドバイスを聞いた後に運転をどうするかなど、すべて「本人の自由」というから、さすがフランス。
日本人からするとなんとも不思議な気持ちがしますね。
第3位:ワインを飲んでも運転できる
ここ数年、日本のレストランでお酒を注文すれば、自動車できているかどうかを尋ねられるようになりましたね?
このように日本では、少しのお酒でも許してはくれません。
アルコール OK
しかし、フランスではそんなことはありません!
というか、フランスではアルコールを摂取して車を運転しても、基準値以下であれば「飲酒運転」とならないのです。
これには、フランスを理解したはずであった、さすがの私もビックリ。
フランスで食事と一緒にワインを飲むことは当たり前。
車を運転するからといって、ワインを飲むことを控えるという考え方は、ほとんどのフランス人にはありません。
何杯飲んだか数えない
個人差はあるのですが、食事の時に飲むワインは3杯ぐらいまでであれば「飲酒運転」とはならないようです。
法律でそれを認めているというところに、フランス人の「食」に対するこだわりが垣間見える気がします。
そして、もちろん、フランス人は自分が何杯飲んだのかをいちいち数えることはありません。
ワインを楽しみながら美味しく食事をして、食事が終われば普通に運転して帰っていくのです。
第2位:ロータリー交差点(円形交差点)
フランスでの運転は、慣れないうちは神経を使うことが多いと思います。
しかし、さらにもう1ついうのであれば、フランスには「ロン・ポワン」と呼ばれる円形の環状交差点が多いのが特徴です。
パニック寸前
日本では見慣れないので、交差点内には入ろうと思っても、慣れないと正直戸惑います。
左側から車が来たりしてるのが見えて、躊躇してドキドキしていると、後続の車にクラクションを鳴らされて、慌てだしてパニック…という事は、初めてだとよくあることでしょう。
しかも、ところによって交差点内で進行中の車が優先だったり、外から進入してくる車が優先だったりと、優先順位が異なっていることがあります。
これには、さすがに「おいおいフランス人よ・・・」となったものです。
標識はハッキリある
実は、標識や路面の白線でどちらが優先なのかはっきりと示してあるのですが…
慣れてないと、そこまで余裕をもって見ることはできないのが女心。
同じ国内であれば、どちらかに統一してほしいというのがホンネですよね(笑)
第1位:右側優先
日本では、信号機のない十字路やT字路では広い道路や直進車が優先となっていますが、フランスでは少し違います。
なんと、「右側優先」というルールがあり、進行方向に対して右側に道路があれば、たとえそれが路地のように細い道であっても、そこから出てくる車が「優先」となります。
ですから、こちらが交通量の多い広い道路を直進しているからといって、右側にある道路を気にせずに進んでいると、一旦停止もなく右側から飛び出してきた!なんてこともあります。
例外もある
ただし、どんな時でも右側優先かといえば少し違います。
右側の路面に停止線がある場合や右側道路に優先権がないという標識が立っている場合はこちらが優先となります。
複雑ですね。
ですから、右側に道路が見えたら、そちらの道路に白線があるかどうかを見極めながら運転する必要が出てきます。
よく注意して!
「右側優先なのだから」といって、右側に道路が見えるたびに徐行していると、後続の車からクラクションを鳴らされるはめになってしまいます。
ちなみに、フランス人は日本人と違い、すぐにクラクションをこれでもかっ!てくらい鳴らしますので、慣れるまでは怖いかもしれません。
さいごに
フランスと日本の自動車を取り巻く様々な違いを見てきましたが、日本でのルールが通用しない点はさすがフランスという感じですね。
ちなみに、フランスは日本の2倍近くの面積があるにもかかわらず、その7割近くが平野となっており、とても平坦な国ということができます。
そのため、高速道路もまっすぐな部分が多く、日本ではなかなか味わえない、地平線を見ながらドライブを楽しむことができます。
また、電車やバスでは行くのが難しい、古風なフランスの雰囲気が残っている片田舎にも、車であれば簡単に訪れることができます。
フランスを自由に運転するには、日本とは違うルールで戸惑うことがあるかもしれません。
でも、すぐに慣れますので、ぜひ、フランスでドライブを楽しんで下さいね。