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【仰天】フランスで驚いた「フランス人のルールや常識」ベスト4

朝食
フランス

Question
フランスへ移住するのですが、一度も言った事が無いのでとても不安です。
日本にも当たり前のルールがあるように、フランスでの当たり前のルールがあれば教えて下さい!
丸ボ さん 愛知県 30代 主婦

教えて、先生!

先生先生
そのご質問に、フランス在住ライターのハセガワがお答えします。
皆さんは、フランスでは当たり前のルールを知っていますか?

恋する乙女恋する乙女
日本だったら時間を守るのが当たり前だけど、フランスは日本に比べたらルーズって聞くわ!

王子様王子
正解デース!
例えば、フランスでホームパーティーに招待されたら、時間よりも遅れていくのがマナーなんデスヨ!

恋する乙女恋する乙女
ええええ???
時間に遅れていくの??怒られないかしら…

王子様王子
フランスでは当たり前の行動が、日本人にとってはありえないなんて事もよくありマース!
ちなみに、フランスでのマナーやルールはこんなカンジ!

  • 約束には遅れていくのが礼儀
  • 食事中のサービスは男子がするもの
  • 休日の営業は禁止

この記事は【5分】でササ―ッと読めマース

先生先生
フランスに住んでみると、暗黙の了解や日本とは正反対のマナーがたくさん存在することに気が付きます。
今回は、フランスに行く前に覚えておきたい4つの常識をご紹介します!

第4位:約束には遅れていくのが礼儀!?

ディナー パーティー

私がフランスに来たばかりのころ、フランス人の知人にこう教えられました。

誰かの家に招待されたら、時間より早く着いてはいけないのよ。遅れていくのが礼儀よ

「早く到着して、準備をしているその家の主人を慌てさせてはいけないから」

こう教えられました。

実際にフランス人のお宅にお呼ばれした時には、待ち合わせが20時のところ、少し遅れて20時15分に到着しても、他に誰も来ていませんでした。

ちなみに、この日、みんなが揃ったのは21時過ぎでした

別の日、約束の時間から1時間後ならいいだろうと訪ねたら、私が1番乗りだったこともありました(笑)

apéritif(アペリティフ)

apéritif アペリティフ
フランス人の家で人を招いてご飯を食べる時は、食事の前にアペリティフという時間があります。

飲み物と一緒にオリーブやナッツなど、軽いスナック類を摘みながら、お喋りを楽しみながら過ごす時間です。

このアペリティフの時間がとにかく長く、その間に皆が揃うのを待ち、全員集まってからやっとメインの食事を始めるのです。

知人宅に呼ばれた時以外にも、お店のオープニングパーティーや、何かのイベントでも同様です。

開始時間から1時間以上して、やっと人が集まります。

それ以前に行ってしまうと、話す人もいなく手持ち部沙汰なんてことになります。

ただこの暗黙の了解は、レストランなどの予約は例外ですのでご注意下さい。

第3位:電車の15分以内の遅れは遅延にならない!?

日本の公共交通は素晴らしく正確ですよね。

1分たりとも遅れません。

数分遅れたら大ごとになってしまいます。

フランスの電車はよく遅れる

電車

しかし、フランスでは、多少の遅れは日常茶飯事です。

電車が遅れた時には、遅延証明書というのがフランスも日本と同様にあります。

15分以内の遅れには遅延証明書は出ません。

つまり15分以内の遅れは遅延のうちに入らないということです。

また、電車やバスの時刻を伝える電光掲示板は信用し過ぎてはいけません。

5分後に到着となっていた表示がいつまでたっても5分後のままだったりします。

また、5分後の到着がしばらくして8分後に増えてる!なんてこともよくありますのでご注意ください(笑)

ストライキ

線路 電車

「ここで終点です」

乗っていた電車で、突然このようなアナウンスが流れ、乗客全員が次の駅で降りなければならないなんていうことも起こります。

またフランスは、頻繁にストライキを起こします。

公共の乗り物であっても例外ではなく、2カ月間、国鉄がストライキで1日の電車が3分の1に減少し、通勤通学が大混乱ということも珍しくありません。

連休の時期だろうが、ファッションショーの時期でたくさんの人がフランスに来る時期だろうが、お構いなしにこのストライキは決行されます。

フランスでは、ストライキは当たり前の権利ですので、フランス人も当然のように受け入れます。

日本人には、少々理解が難しいものかもしれません。

フランスにいる時は、少々の不自由や不正解さは仕方がないと諦め、それらを受け入れて気長に生活するのが懸命です。

第2位:食事中のサービスは男子がするもの!?

私が日本に住んでいた頃、法事で家族が集まった時のことです。

女性達は、食事の準備テーブルセッティングで慌ただしく大忙し。

でも、男性達は座ったまま。

走り回っている私に対して、父は「お茶を淹れてくれ」と言います。

「お茶くらい自分で出来ないかしら」とイラッとしたものです。

女性は座ったまま⁉

女性 カフェ リラックス

フランス人男性と結婚して、フランスの同様な家族の集まりに何度も行きましたが、女性と男性の役割は正反対です。

女性達は座ったまま動かずお喋りをして、男性達が食事の準備から飲み物デザート、そして最後のコーヒーまでサービスしてくれます。

何か手伝おうと台所に行くと、「君は動かないで!」とテーブルの席まで誘導されます。

食事を女性が作る家庭ももちろんありますが、サービスは男性がすることが断然多いです。

誰かのコップが空になっているからと、気にする女性は少なく、むしろ、男性が気を配ります。

フランスに来て7年になりますが、今だに自分でワインを開けたことがありません。

家族の集まりでなく、友人同士でも、いつもよく動くのは男性です。

その集まりの最中に「動かないで!」と何度言われたか分からないほどです。

男性のマナー

ワイン デート

デートも同様で男性達は女性を喜ばせようと、頑張って食事の準備をして、花を飾り、片付けまでやってくれます。

日本では気配りが出来る女性、料理が出来る女性が好まれることが多いですが、フランスでは逆です。

料理上手で、もてなし上手、そして気の利く男性がモテます。

また、きちんと女性をエスコート出来ることは男性のマナーの一つと考えています。

結婚しても同様で主人からは家事をたくさんしないで欲しい、ゆっくり休んでもらいたいと言われます。

仕事をしている女性には、とっても有難いことです。

家事は女性の仕事ではない、分担するものという考えは常識です。

ここがフランス人女性が社会進出しやすい理由の一つなのかもしれませんね。

第1位:休日は何もしない!?

皆さんは、日曜日や休日、夏休みをどの様に過ごされていますか?

買い物に出かけたり、レジャーに行ったり、旅行に出かけるという人が多くいるのではないでしょうか。

フランスはごく最近、一部の地域や大きなデパートで日曜日の営業がやっとで認められました。

(ということは、今まで日曜日は絶対休まなければいけなかったという事なのです!)

そのため、日曜日でも営業しているお店はありますが、日曜日は基本的に休息の日です。

日曜日の過ごし方

眠い女性 犬

スーパーもお昼過ぎには閉まり、パリではユダヤ人が多くの店を経営しているマレ地区以外は、ほとんどのお店が閉まっています。

では、日曜日にフランス人は何をして過ごしているのでしょうか?

たいていのフランス人は、朝ゆっくり起きて、近くのマルシェに食材を買い物に行き、ゆっくりと時間をかけてブランチ。

その後は、公園で友人とお喋りをしたり、1人で本を読んだり、昼寝をしたり、、、

特にこれといったことをせずに過ごすのを好む人が多いです。

バカンスの過ごし方

バカンス プール 楽しい

フランス人は、バカンスが大好き。

それでは、夏休みなどのバカンスはどのように過ごすのでしょうか?

バカンスの過ごし方はといえば、海辺の街へ行き、ただ何もせずに浜辺に寝て、1週間、2週間と過ごします。

1日のプランは、朝ゆっくり起きて、朝食を食べる。

それから浜辺に行き、軽く泳ぎ、浜辺で休憩。

部屋に戻りお昼を食べて、午後はシエスタ、もしくは浜辺で読書。

暑さが和らぐ頃に少し散歩をして、夜ご飯をゆっくりと楽しむ。

このような感じで、特別なことは何もしません

「1日のプランを練り、1日中観光を楽しむ」というのは、彼らにとってみれば休日ではないようです。

例え、観光をする日でも、朝早くから行動するのは稀で、午前中はホテルでゴロゴロしてお昼近くにやっと出発というパターンが多いのです。

時計の針を戻す

リラックス 女性 休日

フランスには、「時計の針を戻す」という表現があります。

「日常を離れて、何も考えずゆっくりと過ごすことで、普段慌ただしくして狂ってしまった心の余裕を取り戻す」

そのような意味だとフランス人の知人に教えられました。

日本では、休日も仕事やお出かけなど、つい忙しくしてしまう人も少なくはないかと思います。

フランス人を見習って休みの日は少しのんびりして、心の余裕を取り戻す時間を作ってみるのも良いかもしれませんね。

さいごに

日本人では、ありえない文化考え方があり、カルチャーショックを感じていただけたかと思います。

しかし、どの国にも、それぞれ悪いところや良いところはあります。

日本の常識が当たり前だと思わず、現地流に染まってみることで、常識は崩れ、新たにたくさんのことを感じるはずです。

フランスに行く際は、ぜひフランスの生活に飛び込んでみてくださいね!

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