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憧れの国際結婚!愛の国フランスに嫁いだわたしのすべて

エッフェル塔とカップル
フランス

私は若いころから、国際結婚に憧れを持っていました。

しかし、結婚して、遠いフランスに嫁いだものの。

そこでは、生活・文化の違いに、驚く日々が待っていたのです。

こちらが戸惑うことや、時々ロマンチックなことを、仕掛けてくるフランス人夫。

今回は、そんなフランス人夫との、出会いから結婚に至るまでの、エピソードをお話したいと思います。

フランス人と出会いたくて

スマートフォンを持つ女性

当時の私は、元々興味のあったフランス語を習うため、レッスンに通っていました。

上達していく内に、「実際にフランス人と会って、フランス語で会話してみたい」

という気持ちが、強くなっていたのです。

しかし、日本ではなかなか、フランス人と出会う事はできません。

そこで私は、ネットでフランス人と出会えるサイトを、探しました

そして、見つけたサイトで、何人かのフランス人と、連絡を取るようになったのです。

ネットでフランス人の彼氏探し

しかし、そう簡単にはいかず、しばらくするとみんな、連絡が途絶えていきました

そんな中、一番根気よくやり取りが続いたのが、今の夫です。

とはいえ彼は、遠い国のフランスに住んでいます。

その為、すぐに会う事は叶いません。

会えない分、お互いの写真をメールで交換したり。

SNSを利用して会話したりと、連絡を取り続けました。

返信が遅い

ベッドでスマートフォンを見る女性

 

私も、初めからネットで知り合った人と、連絡をとる事に、抵抗がないわけではありませんでした。

どちらかと言うと、疑わしく感じていたほどです。

というのも、相手の返信が、とにかく遅かったからです

1番遅かった時は、私が連絡を入れた、1か月後に返信が来たくらいです。

「私の事忘れたのかな?もう返信こないのかな?」

なんて思いながら待っていたら、こちらの精神が持ちません

後に、実体験として、フランス人は待ち合わせの時間に来ない。

また、返信が遅いなど、時間にルーズな人が多い事がわかりました。

いざフランスへ!

キャリーケースを引く女性

彼とネット上でやり取りを続ける事、半年程度。

私はついに、彼に会いに、フランス旅行へと出かけました。

普段は行動の遅い彼。

しかしこの時ばかりは、待ち合わせより前の時間に、迎えに来てくれました

フランスでデート

その日は、パリ市内を観光。

夜には、セーヌ川のディナークルーズを、予約していてくれました。

綺麗な景色を見て、ロマンチックな雰囲気を楽しんだ後、ホテルへと戻ります。

さっとホテルへ帰ろうとする私を、彼は引き止め言いました。

「待って。フランス式の挨拶をしよう。」

それから、ほっぺにキスをされました。

挨拶といえども、ほっぺたにキスされただけで、ドキドキした事を、今でも覚えています。

彼と再会

赤いバラを持つ男性

それから半年後、彼が日本へ遊びに来ました。

彼との再会は、彼が宿泊していたホテルのロビー。

会った時に、片手に赤いバラを持っていたので、不思議に思っていると。

「あなたに会いたかった。恋人になってほしい。」

と、突然の告白を受けたのです。

相手の告白にOKすると、人目もはばからず抱きしめられました

恥ずかしながらも、とても嬉しい気持ちでいっぱい。

そこからが、お付き合いのスタートです。

別れを考え始める

考え込んでいる女性

その後半年ごとに、お互いの国を行き来しながら、お付き合いを続けました。

彼は会うたび、「愛してる」と言い、この上ない愛情を示してくれます。

しかし、それも離れると、うまく行かないことが、多くありました。

その上、交通費が高い事もあり、半年に1度しか会えない

相手の性格上、連絡もあまりとれない

そんなことが積もり積もって、別れも考え始めていたのです。

突然の来日

指輪が入ったケースを持つ男性の手

別れようと思っていた、矢先の事。

彼が突然、日本を訪れました。

彼は私に会うなり、片膝をつき、指輪を差し出しながら言いました。

「結婚してください。あなたを絶対幸せにします。」

一瞬、時が止まったかと思うほど、驚きました。

それと同時に、飛び上がるほどの嬉しさと、感動に涙を流してしまいました。

私は、彼からのその言葉を、ずっと待っていたのです

泣きながら私は、「はい、あなたと結婚します」と答えました。

彼は、私にプロポーズするためだけに、来日してくれたのです。

後で知ったことですが、日本語でプロポーズの言葉を調べ、何度も練習してきてくれたそう。

しばらくの間、2人で泣き笑いをしていた、あの瞬間を忘れることはできません。

両親にご挨拶

ランチをする4人の男女

プロポーズ後、彼はすぐに、私の両親にもフランスの手土産を持って、挨拶をしに来てくれました

事前に、日本人の習慣を調べて、このような行動に出てくれた彼

その紳士な態度に、私の家族も、彼をすぐに受け入ることができました。

この時私は、「この人と結婚しよう!この人の国で一緒に生活をしてみよう」

と素直に思えたのです。

フランス人と結婚して思う3つのこと

座って考え込んでいる女性

プロポーズから半年後、晴れてフランスで、結婚をする事が出来ました。

そこから、私は長年生活してきた日本を、離れました。

フランス人夫と、その両親との同居生活の始まりです。

一緒に生活をするようになって、遠距離恋愛では見えなかった部分。

生活や、文化の違いに戸惑う事も、多くありました。

その中でも、特に感じた、日本とフランスの違い、ベスト3を挙げるならこれでしょう。

お風呂に入らない

浴室

私の夫は、夏の暑い時期でも、よくて3日に1回ぐらいしか、お風呂に入りません

冬になると、1週間に1回のときもあります。

理由を聞くと、「汗をかいていないから」と答えます。

にもかかわらず、香水をつける日もあります。

汗臭い上に、香りが加えられる日もあり、驚愕した事実でした。

気候の問題?

思い返せば、私のフランス語をレッスンしていた先生も、こう言っていました。

「フランスは湿度が低いから汗をかかない。だからフランスでは風呂に入らなくても大丈夫。」

ちなみに夫の両親、親戚の人も、毎日お風呂に入る事はないようです。

日本人からすると、ちょっと考えられないですよね。

家庭料理は質素

ハムとチーズ

美食の国フランスと聞いて、期待していた私。

しかし、実際に食卓に並ぶ食事は、質素な物でした

私の夫と、夫の両親は、肉とチーズが大好物!

その為、ハムとチーズは、よく並んでいる品ではあります。

その他でいえば、冷凍食品や、缶詰の中身を温めるだけだったり。

ポテトチップスが、ドーンと食卓においてある日もあります。

あまり積極的に食事を作らない

全ての家庭が、そういった食事であるわけではありません。

しかし、家庭によっては、夫婦共働きを理由に、女性は積極的に食事を作らないのです。

もちろん、日本のお母さんのように、お弁当も作りません。

なので、私がおかずとご飯の入ったお弁当を作るだけで、夫はとても感謝し、涙ぐんで喜んでくれます。

「ありがとう!あなたはとてもやさしい!」「あなた妻でよかった!僕はラッキーだ!」

などなど、言葉と態度で、感謝を伝えてきます

そんな時、フランス人の彼と結婚してよかったなと、思えるのです。

みんな時間にルーズ

ギターを引いている男性

私の夫に限らず、フランス人は、待ち合わせの時間にはまず現れません

たとえば、親戚のお宅に、夕食に招かれた時のこと。

待ち合わせは時間は、夜7時でした。

ところが夫は、待ち合わせ時間を過ぎても、家を出ようとしません。

相手の用意もあるので、私はヤキモキして「早く出ようよ」と督促しました。

すると彼から、「ここは日本じゃないよ!問題ないから!」と、叱られてしまったのです。

結局、親戚のみんなが集まったのは、夜の8時半頃でした。

そして、食事が始まったのは夜の10時ごろ、解散は深夜2時過ぎにまで及んだのです。

日本のように、時間にキッチリという概念は、ないみたいですね。

自分のしあわせ

路上でキスをするカップル

もちろん、時々不満に思う事もあります。

しかし、私の夫は、それら全てをカバーできるくらいの、愛情表現をしてくれます

まさに、「愛の国フランス」の言葉を、そのままを体現してくれる人なんです。

たとえば、朝出かける前と夕方帰ってきた時に、毎日「愛している」と言って抱きしめてくれます。

もちろん起きた時、寝る時も同様です。

外であっても、人前であっても、自分がしたいと思ったら、繰り返し言って抱きしめてくれます

こちらが恥ずかしくなるぐらい、愛情過多なのがフランス人なんです。

女性からすると、「本当に愛してくれているのだな」と実感でき、幸せな毎日を暮らしていけます。

さいごに

肩を組むカップル

フランス人の彼との、出会いから結婚までを、お話してまいりました。

皆様どう思われたでしょうか?

これからフランス人の彼との、お付き合いや、結婚を考えている方に。

フランス人が、どうのような考えをしているのか。

また、愛情表現が多い、素敵な部分を少しでも知って頂けたら、幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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