スウェーデンの食事情で驚いたことベスト5
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- スウェーデン在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、スウェーデンの今をお伝えします。
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Question
野菜嫌いの友人が、スウェーデンに留学しました。
話を聞くと、どうやらスウェーデンはベジタリアン文化があるようで、友人も野菜を食べるようになっていたんです。
そこで、スウェーデンの食事情を詳しく教えてください!
E.S さん 愛知県 20代 会社員
教えて、先生！
先生皆さんがスウェーデンの食事情で驚いた事は何ですか?
恋する乙女265日野菜しか食べないとか!??
王子確かに、スウェーデンではベジタリアン文化が浸透していマース!
その為、野菜中心の生活にしようと心掛けているようデスネ!
恋する乙女美貌と美脚を目指してスウェーデン男性をトリコにするわ♡
王子ちなみに、スウェーデンの食事情はこんなカンジ!
- ベジタリアン文化
- 伝統食はジャガイモとお肉
- 他国の料理ばかり
この記事は【5分】でササ―ッと読めマース
先生今回は、スウェーデンの食事情で驚いたことをご紹介します!
第5位：ベジタリアン文化が浸透
ストックホルムを歩いていると、ベジタリアン向けのレストランが多いのに気がつきます。
スーパーでもベジタリアンやビーガン向けの食材が多く見られ、それだけ当たり前の文化となっているようです。
人々も、ベジタリアンの人を特別視する傾向もなく、「ああ、あの人そうなんだね」といった程度の反応で、その主義を持っていることを何事もなく受け入れているように感じます。
日本と同じように健康意識の高く、野菜中心の食生活にしようという流れがスウェーデンにもあるように感じました。
第4位：スウェーデンの伝統食はジャガイモとお肉
そうはいってももちろん彼らも、伝統食が好きです
基本的には、ジャガイモとお肉を使った料理がベースで、どこか地味。
ミートボール
最もポピュラーな伝統食は、IKEAでもおなじみのミートボール=Köttbullar。
ポテトとリンゴンベリージャムソースとともにいただきます。
ミートボールは日本でも日常的に食べるので、おなじみですね。
また、薄いパンケーキやピッティパンナと言われる野菜炒めも、日常的に食べられています。
パンやスナックとしては、小麦でできた薄く固いパンが主流。
ヤンソンの誘惑
クリスマスで必ず用意されるのは、「ヤンソンの誘惑」。
濃厚なジャガイモのグラタンで、とても美味！
どれも味はやや濃いめですが、日本人にとっては抵抗なく食べられるおいしいものなので、ぜひ一度はお試しあれ！
第3位：コーヒーとお菓子でほっこり
スウェーデンにはFIKA（フィーカ）という文化があります。
FIKAは、基本的には「休憩する」や「お茶をする」ことをさしますが、ただお茶をするだけでなくもっともっと深い意味があります。
コーヒーやお茶を挟んでゆっくりとその人と向き合い、そのゆっくりとした時間を共有するということ。
そういった意味合いを持っています。
甘いものが大好き
そしてその際、必ずといっていいほど甘いお菓子やパンを食べます。
基本的に甘いものが大好きなスウェーデン人。
日本人にとっては甘すぎるくらいのパンやケーキが主流で、なんといってもシナモンロールが大定番です。
がっしりとした大きな体型のスウェーデン人男性が、甘いケーキを頬張る姿はちょっとほっこりしてしまう光景だったりします。
FIKAは、とても素敵な伝統ですね。
第2位：スウェーデンで和食がブーム
世界的な和食ブームの今、スウェーデンも例外ではありません！
今、スウェーデンの若者の中では日本は憧れの国の一つ。
それも後押ししてか、日本食も多くの年代の方の間で人気です。
日本食料理屋も少しずつ増え、ストックホルムには日本食材屋まで存在します。
日本食のレシピ本も販売されていて、新聞の料理コラムにも牛丼のレシピが紹介されていたり。
ストックホルムでオープンしたばかりのレストランは、日本食とノルディックフードの融合というテーマで注目されていたり、と和食への興味はつきることがありません。
また、寿司はもちろんのこと、豆腐も人気があります。
ラーメン
そして今注目を集めているのがラーメン！
これからじわじわと人気がでてきそうです。
第1位：スウェーデンには他国の料理ばかり
スウェーデンに降り立ち「よし、スウェーデン料理を食べるぞ！」と意気込むと、拍子抜けしてしまうかもしれません。
一般的なスウェーデン人にとって、伝統食は記念日に食べるものになっていて、街中のレストランは多国籍なものばかり。
逆に考えれば、いろいろな国の料理が味わえるという事も出来ます。
日本人にとっての和食の位置付けで考えると、伝統食に関しては全く違う扱いであることに気がつきます。
それでは、スウェーデン人には、何の料理が人気なのでしょう？
ピザ
まず、目につくのがピザ。
いきなり、ピザっ！？と驚かれたことでしょう。
スウェーデン人曰く、「どんな田舎でもピザを売る店が存在する」ほど国民的ストリートフードです。
ピザスタンドもたくさんあります。
ピザが大好きな国民なんです。
寿司
同じくらい目につくのが「SUSHI」の文字。
「SUSHI」は、もちろん日本の寿司からきています。
多くの外国でそうであるように、日本人目線だと本来の寿司とはだいぶ違う...というものではあるのですが、スウェーデン人の大好きなストリートフードの一つです。
タイ料理
そして、「Thaimat」=タイ料理が大人気です！
ここ何年も、スウェーデン人にとって一番人気の観光地は、タイ。
直行便も存在しており、スウェーデンにもタイ出身の方も多いです。
ファラフェル
そして、ファラフェル！
現地に長く住む日本人の方曰く、もはやスウェーデンのソウルフードとも言われる存在とのこと。
ファラフェルは、ヒヨコマメまたはソラマメから作ったコロッケのような中東の食べ物。
ストックホルム市内の人気のファラフェル屋さんは、ランチタイムはお客さんでひしめき合っています。
日本でのイメージとは違って、意外にアジアの料理が日常的に食べられているのはおもしろいところですね！
さいごに
スウェーデンの食事情は、想像以上に多国籍ではありませんでしたか？
日本人のイメージとはちょっと違ったかもしれません。
でも、そこに、とても寛容なスウェーデン人の気質が現れているように感じます。
自分と異質なものを除外せずに受け入れる。
多くのスウェーデン人がそういった国民性の持ち主。
食にもスウェーデン人らしさが現れていると感じます。
スウェーデンに行った際は、ぜひ伝統料理以外の料理も味わってみてくださいね。
