ベタだけど絶対行くべきーストックホルムの王道観光地♡

スウェーデン

スウェーデン在住ライターのみことがお届けします。

どの国にも、その国で必ず訪れるべき場所があります。

ですが、ガイドブックに従って期待して実際訪れると、残念な印象を持ってしまう観光地もしばしばありますよね。

滞在日程が短い方や、またはこだわり派でガイドブックに載っているところはちょっとなあ…

という方にも、ここだけは絶対いくべき!という王道観光地をご紹介します

森の墓地(Skogskyrkogården)

ストックホルム南部に位置する大型の墓地

1994年世界遺産にも登録されており、非常に有名な美しい場所です。

ストックホルム中央駅からも電車で一本、それほど遠くない場所でアクセスも楽

1910年代のコンペから竣工まで、約25年以上の時間をかけ主要な部分が建設されました。

設計は、当時まだ若く無名だったスウェーデン人建築家、グンナール・アスプルンド

彼は、市内の図書館など多くの有名な建築物を設計した、スウェーデンを代表する建築家です。

シンボル的象徴

門をくぐると、目の前にはシンボルでもある巨大な十字架

この光景から美しさに圧倒されます。

広大な敷地の中には礼拝堂や火葬場などがあり、その全てが森に溶け込むように設計されています。

観光客も少なく、静謐な空間。

巨大な森の中に入ったような雰囲気です。

お墓でピクニック!

ここを訪れると、日本人にとっての墓地のイメージとスウェーデンでの墓地のイメージが全く違うものであることがわかります。

非常に明るく、風通しがいい公園のような空間。

子供を連れて、ピクニックをしている方も見かけます。

クラシックなモチーフとモダンな雰囲気を持つこの墓地。

建築的な価値と共に、癒し効果も抜群です。

ぜひ明るい晴れの日に訪れていただきたい場所です。

市庁舎(Stadshuset)

ストックホルム観光といえば、という場所の代表。

ノーベル賞の受賞記念晩餐会が行なわれる場所としても有名です。

一日中、観光客でごった返していますが絶対に行く価値あり。

エントランスを抜けると、吹き抜け空間にでます。

水面がとにかく綺麗

周りを見渡すとツタのからまるクラシックな空間。

そして正面には、三重に並んだアーチごしに美しい海面が光っています

アーチを歩きながら上を見上げると、そこは石造りの堅牢な他の要素とは違い、木板を使用した格子状の面が。

それら面のそこここには、天使の絵が書かれておりその繊細かつ人間味のある素朴な空気感が感じられます。

アーチを抜け水面に向かって歩いて行くと、そこでは多くのベンチが並び、人々がゆったりと海を眺めています。

水面がキラキラと輝きとにかく美しい!クラシックなお庭も、景色に彩りを添えています。

感動的な光景

美しさでいえば、最も感動的な光景に出会える場所の一つといっても過言ではありません。

ツアーに参加すれば、建物の中も見ることができますよ。

建築的にも価値のある場所ですが、そのような価値以外でもロマンティックな時間を味わえる、ストックホルムの美しいアイコンです。

近代美術館(Moderna Museet)

アレキサンダー・カルダーの象徴的な彫刻が迎えてくれる、近代美術館

この美術館は、常設展に関しては無料で見ることができます

無料だからといってあなどるなかれ。

所有しているアートは非常に価値が高いものばかりで充実しています。

子供も喜ぶ

特に、近代から現代に向けてのインスタレーションは、その時代を代表する作家のものをたくさん所有しています。

入り口を抜けると、金沢21世紀美術館の外にも作品がある世界的アーティスト、オラファー・エリアソンの大きな作品も。

特にアートには興味がない…という方でも、近代・現代美術は楽しんでいただけるユニークな作品が多いので、お子様も喜んでいただけると思います。

お土産にもピッタリ

また、この近代美術館のミュージアムショップはかわいいものがいっぱい!

子供向けのグッズや絵本はおみやげにもぴったりです。

その他世界中からかわいいアイディアグッズがたくさん集められています。

また、アート書籍も充実。

現代美術や写真に興味のある方はかなり楽しんでいただけると思います。

オリジナル商品が人気

おみやげにおすすめなのは、この美術館のオリジナル商品

巨匠アーティストのスパイスの効いた言葉が書かれた色鉛筆もその一つです。

その他、アーティストをテーマにしたソックスなど、アーティストをモティーフにした、おしゃれでユニークなグッズばかりですよ。

おしゃれなカフェも併設されていますので、歩き疲れたあとはケーキやシナモンロールを味わいながらゆっくりと休憩も楽しめます。

グスタフスベリ(Gustavsberg)

最後は、ストックホルムの中心地からバスで20分程離れた観光地

日本でも大人気のリサ・ラーソンが、かつてデザイナーを務めた陶器メーカー、グスタフスベリのデザイン工房があった街です。

ここは、その景色や水あそびを楽しむ有名なリゾート場所でもあって、たくさんの船が止められています。

ベンチでのんびりと過ごすこともできる、とても美しい場所。

陶器の美術館もあり、そこにはスティグ・リンドベリやリサ・ラーソンのかつての作品がたくさん展示されています。

北欧デザイン好きの方は必見です!

小さめですがミュージアムショップもかわいいものばかり。

若手陶器作家の作品も販売されています。

フィンランドの食器メーカー、iittala社のアウトレットがあったり、グスタフスベリ社のアウトレットショップがあったりと、食器好きにはたまらない場所です。

観光客もそこまで多くなく、景色と共に北欧デザインの掘り出し物を発見できる楽しい観光地です。

ストックホルム観光は6~8月がオススメ

ベンチに座るカップル

ストックホルム観光は、いつがおすすめなのでしょう?

それはずばり6月・8月です。

日照時間が最も長くなり、気温も20-25度前後

美しく過ごし易い、天国のような日々が続きます。

6月にはMidsommardagenという、スウェーデン人にとって最も大切なお休みもあり、街全体がウキウキとした雰囲気であふれます。

なぜ7月はないのかというと、地元の人々がバケーションに行ってしまい、街のほとんどの店が閉まってしまうからです!

せっかく訪れたのに、それでは残念ですよね。

さいごに

紙を掻き上げる女性

文字通り地上の楽園のような日々が続く、夏のストックホルム。

地元の人々も、時間を見つけては太陽の方を向いて日光浴をしながらのんびりと過ごしています

その美しい時期を狙って、おすすめした観光地を訪れてみてください。

その美しさに魅了され心に残る思い出になるはずですよ。

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