冬でも半袖?!北欧旅行で失敗しない服装選び ベスト9
先生の紹介
- 海外在住歴23年。アラサーでスウェーデン人男性と結婚してから海外を行ったり来たりしているastro(アストロ)です。これまでにモルディブ、スウェーデン、ドバイ、オマーン、バーレーン、アゼルバイジャン、香港、北京、ソウル、ノルウェー、ベトナムなど10か国以上に滞在、旅行で訪れた国は、アメリカ、カナダ、イギリス、スペイン、ギリシャ、ドイツ、ポルトガル、シンガポールなど。現在は、ストックホルム(スウェーデン)滞在。
移住や旅行に役立つ現地情報、国際結婚について書いています。
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北欧といえば、冬のオーロラ、夏のフィヨルドといった大自然の美しさのほか、シンプルでモダンな北欧デザインなど魅力がたくさん。
でも、北欧を旅行するとき、注意してほしいのが服装選びです。
例えば、北欧の冬は寒いからといって厚着をしたら暑すぎた、夏だからといって日本と同じ服を持って行ったら寒すぎた・・・なんていうことにも。
そこで、北欧在住の私からどのような服装がベストなのかご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
第9位 北欧の気候とは?
まず、北欧はどんな気候なのでしょうか。
北欧は亜寒帯気候といわれ、だいたい冬は11月ー4月上旬、春は4月下旬ー5月、夏は6-7月、秋は8-10月といった感じです。
ほぼ半年間は冬期ということを考えると、日本とずいぶん違いがありますよね。
北欧の四季
春と秋は、日中は10℃前後の日が多く、天気も不安定だったりどことなく寒さを感じることが多いです。
夏は、日本のような酷暑になることはなく、だいたい15℃~24℃前後とさわやかで過ごしやすいです。
逆に冬は、太陽が昇らない地域もあるほど日照時間が短く、厳冬期には-10℃~-20℃以上になることもあります。
第8位 夏の服装
6月にはミッドサマー(夏至祭)があり(昼と夜の時間が同じになる日)、北欧人は長い夏の日をめいっぱい楽しもうとします。
この時期は、すでに4時には夜が明け、10時ころにならないと暗くならないため時間の感覚がズレてしまうことも・・・。
ちなみに、6月といっても日本のような梅雨はなく、空気が澄み渡り晴れの日が続きます。
朝晩は肌寒い
気温は朝晩で15℃程度、日中でも24℃程度と日本に比べるととても過ごしやすいのですが、湿度が少ないため朝晩は肌寒く感じます。
夏だから夏服でいいでしょ、と思いがちですが、日本の夏とはちょっと違うということを覚えておいてください。
※年によっては熱波で気温が30℃以上になることもまれにありますが、数日程度のものといえるでしょう。
日本の初夏の服装
この時期に北欧を訪れるなら、日本の「4月下旬-5月上旬」くらいを意識するとよいかもしれません。
日中は半袖で過ごせますが、朝晩は肌寒く感じることがあるので羽織ものを準備しましょう。
現地の人は、体感温度が高いのか、気温が低くてもノースリーブやショートパンツをはいていますが、日本人からすると寒くてそんな恰好はできません(笑)。
靴は、石畳の路面でも歩きやすいウオーキング用のスニーカーなどがおススメで、サンダルやビーサンも暑くないので履くことがありません。
第7位 冬の服装
北欧の冬はオーロラ鑑賞や、街のクリスマスデコレーションがとても美しい時期。
夏とは対照的に日照時間が極端に短いうえ気温もかなり低くなるので、本格的な防寒が必要となります。
北欧の四季の中で最も服装選びが難しいため、詳しく説明していきましょう。
屋外は寒く、屋内は暖かい
日本ではこれから紅葉が始まるというときに、北欧ではもう雪が降ります。
11月中旬にはすでにマイナス気温、12月ー1月の厳冬期に北欧は、-10℃~-20℃にもなることがあり、日本人には信じられないほど寒く感じます。
ところが、屋内ではセントラルヒーティングが完備されていているためとても暖かく、厚着をすると汗をかいてしまうということに・・・。
これを避けるために、適切な重ね着で脱いだり着たりできるコーデが必要となります。
重ね着で温度調節
アウター:日本のファッション性の高いコートでは十分ではないので、アウトドア用にデザインされた極寒にも耐えられるアウターをおススメします(ロング丈であればあるほど〇)。
アウトドア用は、雪やみぞれで濡れたり、風が強い日にも強い防水・防風性のある素材を使っているので、安心して過ごすことができます。
インナー:屋内では、半袖や長袖を着た上に、薄手で暖かいニット(ウール、カシミア)、ウルトラヒートテックTシャツ、インナー用のライトダウンやベストを寒さに応じて重ねます(屋内で脱いでもいいインナーを選びましょう)。
ボトムス:足元はどこでも冷えやすいので、極暖レギンスやタイツにアウトドア用のパンツを重ねたり、キルティングスカート(パンツ)、起毛素材のゆったりしたパンツ、ミディ丈のスカートなどを合わせて冷えを避けます。
ソックスなども保温性のあるものを選び、ソックスにウール混などのハイソックスを2枚履きすると膝まであったか。
靴:厳冬期は雪が降るためスノーブーツがおススメですが、冷気を遠ざける厚底や凍結に対して滑りにくいグリップがついているものがよいでしょう。
内側がボアやファーになっていると保温性も上がり、さらに防水性を備えていれば汚れた雪道でも安心です。
第6位 春・秋の服装
北欧の春は、まだまだ曇天で肌寒い日が多く、4月下旬になると通りや公園に植えられた桜が満開になります。
夏が過ぎて8月に入ると小雨が降るようになり、10月には森林や街路樹などが黄色に染まります。
北欧の秋に小春日和といわれるような暖かい日はなく、すでに肌寒さを感じる晩秋のような感じでしょうか。
4月に雪?!
この時期も、まだまだ寒いので、防寒できるアイテムを忘れないようにしましょう。
私が昔スウェーデンを訪ねた時、4月というのに雪が降ったことがあり、あまりに寒くてセーターなど買いに走ったことがあります。
現地では、日本人のように洋服に季節感を出すという感覚は少ないので、寒ければ秋冬物を着まわしている人が多いです。
雨風対策も
日中は半袖に長袖で温度調節し、朝晩は薄手のジャケットやブルゾンをプラス。
強い風が吹いたり、雨が降ったりするこの季節は、風を通してしまうローゲージニットや薄手のはおりものは避け、防水、防風性のあるアウターを選びましょう。
靴は、雨が降ることも多いこの季節は、歩きやすくて防水透湿加工もされたゴアテックスシューズなどが快適です。
第5位 防寒小物など
手袋は、春秋でも寒い屋外に出るとき役立ちます。
春秋なら薄手を用意し、冬には防風・防水性、防寒性のあるタイプを選びましょう(ニットやレザーの手袋では寒い)。
ニット帽は寒さから耳や頭部を保護してくれますし、口や鼻を覆ってくれるネックウオーマー、ショートブーツにはレッグウオーマーをはくなど、小物があると保温性もアップしますよ!
折り畳み傘
北欧には梅雨はありませんが、雨が降る日もありますので携帯用の折り畳み傘があると役に立ちます。
こちらで売っている折り畳み傘は日本の商品に比べると大きく、こちらのコンビニでは安いビニール傘を買うこともできませんので注意しましょう。
第4位 レストランへ行く場合
個人旅行でもツアー旅行でも、レストランで食事をすることがあるかもしれません。
では、現地の人はどんな格好をしてレストランへ行くのでしょう?
こちらでは、みんな気取らず好きなものを着ていますし、日本でいう外出着程度で十分と考えてください。
着こなし例
カジュアルなレストランなら、ジーンズにデザインが入ったニットやブラウス、カットソーを合わせ、旅行に便利な軽量バレーシューズなどを合わせればOK。
少しフォーマルなレストランであれば、ワンピースやワイドパンツにシンプルなニットやカットソーを合わせ、小物をプラスしましょう。
冬は寒くてオシャレ着が着にくいものですが、ワンピース+ロングカーデのコーデならそのままレストランへも行け、靴はレザーブーツなどに履き替えれば簡単!
第3位 コットンTシャツ
北欧のオールラウンダーは、コットン(長袖、半袖)Tシャツ。
日本でも、春夏にTシャツを着るのは定番ですが、こちらでは秋冬でも変わりません。
「え、冬でもTシャツ!?」と思うかもしれませんが、実際、冬でも暖かい屋内ではTシャツで過ごせるこも多いのです。
静電気を防ぐ
北欧は、日本より湿度が低めで、特に秋冬は空気が激しく乾燥してバチバチと静電気が発生します。
そんなとき、コットン素材を着ることで静電気による衣類のまとわりを防いでくれます。
静電気防止スプレーを利用したり、静電気防止衣類を選ぶこともできますが、コットンTシャツならインナーに着れて、常に防止できるメリットが。
第2位 旅先でのお洗濯
荷物を減らすために、旅先で洗濯をするという方もいると思います。
北欧のホテルには(家具付きアパートメントを除き)、共同の洗濯機すらついていないので、部屋での手洗いになります。
年間を通して湿度が低いため、しっかり絞れば(または、タオルで水を吸い取る)すぐに乾いて手間いらず。
第1位 現地の天気を確認しよう
出発が近くなったら、アプリなどで現地の天気を確認しましょう。
旅行の期間にもよりますが、7日間程度までなら予報が見れるようになっているので、具体的な天気の変化がチェックできます。
雨や雪は降るのか、気温はどのくらいかを見て、寒そうであれば防寒着や防寒グッズを増やすなどして最終調整をしましょう。
さいごに
日本とは異なる点がたくさんありましたね。
北欧旅行の服装選びは、防寒アイテムをいくつか持って行き、気温によって脱いだり着たりすることがポイントといえます。
現地の服装を知って、快適な旅を!
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