家族と離れるなんてありえない‼スペイン人たちの仕事観ベスト5

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- スペイン在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、スペインの今をお伝えします。
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Question
日本は、過労死がでるくらい働きすぎな国と言われてますよね。
でも、海外はとても楽しそうに仕事をする姿を多く見る気がします。
その中でも、特にお気楽そうなスペインではどんな仕事観を持っているのでしょうか?
れもん さん 神奈川県 20代 公務員
教えて、先生!

みんなは、スペイン人の仕事観についてどれくらい知ってる?


確かに、スペインにあるシエスタと言う文化によって、そう思っている方は多いでしょうネ~


ちなみに、本当のスペイン人が考える仕事観はこんなカンジ!
- 単身赴任するくらいなら辞める
- 仕事の付き合い?何それ?
- 雇用者=労働者=消費者
この記事は【5分】でササ―ッと読めマース

でも、スペイン人たちの持つ仕事観や労働に対する姿勢は、日本人の持つ仕事観とはかけ離れている物ばかり。
今回は、陽気なスペイン人たちの持つ仕事観についてご紹介します♪
第5位:仕事は生きるためにある
スペインは親日家が多いため、私たち日本人の働き方や生活に興味を持っている人が多いです。
スペイン人と仕事の話をしていると、必ずされる質問がいくつかあるんですよ!
・日本では、1日何時間働いているの?
・残業と言うのがあるの?
・朝満員の電車に乗っていくの?
・『過労死』と言うやつは本当なの?
・バケーションはないの?
スペイン人の仕事観
スペイン人は質問した後、最後に必ずはっきりとこの言葉を口にします。
「仕事は生きるためにあるもので、仕事のために生きているのではない!」
このような考え方を持つスペインでは、日本人の持つ「やりがい」を重要視する仕事観や労働環境はとても特異なものとして捉えるんですよ。
これは、度々スペインのメディアで紹介されているくらいです!
過労死について
日本人としては少し残念に感じますが、スペイン大手の新聞で「過労死」がそのまま「Karoshi」として記事にされてしまいました。
そのせいもあり、「日本人は死ぬまで働く」と言うイメージが浸透してしまっています。
そのため、本当かどうか確かめるために、このような質問をされることが多いのでしょうね。
第4位:仕事とプライベートは別
のんびりとしたイメージのあるスペイン人たちが、人生において1番大切にしているのが、家族や友人、恋人と過ごす時間です。
それはけして、仕事に対して不真面目と言うわけではありません。
働かなければ生きていけないと言うことも、十分踏まえた上で、それでも人生は楽しむためにあるのだから仕事の時間は最小限に抑えようと言うのが、スペイン人たちの考え方です。
残業はしない
このような文化が根付いている国ですから、残業はもちろんありません。
仕事が残っていても、時間が来れば終わりです。
ましてや、仕事を家に持ち帰るなんてことはしません!
接客業でも関係なし
接客業ですら、お客さんが目の前にいても「もう時間なので」と打ち切ることもあります。
日本ではありえませんよね⁉
しかし、お客さんもそれで怒ることはなく「閉店なら仕方ないね」と捉えます。
仕事の付き合い?何それ?
またスペインでは、日本のように仕事先の接待で飲みに行ったり、先輩に誘われたから付き合いで出かけることもほとんどありません。
仕事とプライベートはきっちり分けており、行きたくなければ行かないとはっきりと断ります。
仕事の話は仕事の時間中にしてねと言うのが、彼らの考え方なのです◎
このように、自分の時間を削ってまで仕事をする、会社に尽くすと言う考え方はスペインにはありません!

長いお休みを取る
スペインでは、1年に2~3週間のバケーションを取るのも一般的です。
どの職種でも長期休暇は必ずあり、従業員が順番に休む会社もあれば業務自体を停止してお休みを取る職種もあるんですよ♪

第3位:単身赴任するくらいなら辞める
私達日本人にとって、仕事をする上では充分あり得る単身赴任。
ですが、家族愛の強いスペイン人にとって、会社からの命令で引っ越しを余儀なくされる単身赴任は「あり得ない!!(怒)」だそうです。
離れる事が何より苦痛
特に、結婚して自分の家庭を持つ人にとって、奥さんや子供たちと離れて暮らすことは何よりも苦痛。
中には単身赴任をするくらいなら仕事は辞めると、息巻く人もいるほどです。
未婚の若い人の場合も、仕事を選ぶ基準は「実家から近いこと」と答える場合が多く、結婚するまで両親と一緒に暮らすのはごく普通のことなんですよ!
ちなみに、大学を選ぶ基準も家から近いのが最優先というから驚きです(笑)

週末の過ごし方
スペインでは、毎週末に家族全員集まってゆっくり昼食を取ります。
ここでは、1週間の話をしたりして、何よりも家族との時間を大切にするのです。
少し古いですが、恋人同士で「仕事と私どっちが大事なの!?」なんてことはスペインでは絶対に起こりません。
仕事は間違いなく二の次ですから(笑)

第2位:デモ活動は頻発ぎみ
自己主張の強いスペイン人たちは、週末になると何らかのデモ活動が街中で行われていることが多く、よくデモ隊に遭遇します。
特によく行われているのが、労働環境の改善を訴えるデモ活動。
労働者と雇用者は対等
「El Trabajo Matarme(仕事に殺される)」
先日目撃したデモ隊は、こんな段幕を掲げ声を上げていました。
スペインでは労働者と雇用者は対等の立場であり、雇用者に自分の意見をはっきりと言うのも特徴です。
そのため、「働かせてもらっている」と言う考え方は一切持っていません!
どちらかと言うと、「働いてあげている」と言う感情のほうが強いと言えるでしょう◎
デモ&ストライキは当然の権利
スペインでは、このような労働環境の改善を求めるデモやストライキは労働者としては当然の行動とされています。
こうなると雇用者側は、環境の改善に努めなければなりません。
スペインでは珍しくない
ストライキで公共の交通機関が遅れたり、ストップしてしまうこともまれに発生します。
旅行者は驚きますが、スペイン人たちにとってデモ活動は珍しいことではありません。
これに対しても「仕方がないよね」と、諦めてしまうことのできる国民性です。
第1位:雇用者=労働者=消費者
スペインの労働者が雇用者と対等の立場であると言うお話は、先程触れましたね。
さらにスペインでは、消費者、つまりお客さんと労働者も対等であるとされています。
お客さん=労働者
日本ではお客「様」と言う表現からも分かるように、小売業でも他の仕事でも一番優先するべきはお客さんです。
日本では、お客さんの要求に出来るだけ答えようとしますが、その行動スペインではあり得ません!
スペインでは、期限のある仕事でも「忙しかったから」と言う理由で遅れます。
更には、遅れた言い訳を長々と聞かされることもあります(笑)
クレームに大爆笑
一度スペイン人に、こう話してみたことがあります。
「日本にはクレームと言うものがあり、会社に苦情の電話が来ることがある。会社の上の人が菓子折りを持って謝罪に行くこともある」
すると、スペイン人のリアクションは、なぜか大爆笑(笑)
「全く理解できない!」
「どうして謝りに行く必要がある!?こっちは一生懸命やっているし、怒るのはお客さんの勝手だろう」
こんな事をしきりに言っていましたね。
笑いごとで済んでしまう
日本人にとって1番避けたいクライアントからのクレームも、スペイン人たちにとっては笑い話の1つでしかありません。
日本では笑い事では済まされないだけに、少し羨ましく感じてしまいますね。

さいごに
日本人の仕事のプロフェッショナルさは、本当に世界一だとは感じます。
ですが、仕事が何よりも一番の人生で良いのだろうか?と考えている方も多いでしょう。
世界的に見ても働きすぎとされる日本人。
今日から少し肩の力を抜いて「スペイン風」に仕事を捉えてみてはいかがでしょうか。
「何事もなるようになる、人生は楽しむためにある」
こんな風に話すスペイン人たちを見習うべき部分もたくさんあると思います。
スペイン人のように軽やかに、そして楽しく人生を過ごして行きたいものですね!

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