日本より選択肢が豊富!?スペインの結婚式ベスト7

結婚
スペイン

Question
数年前スペインのカテドラルを観光した時、結婚式をしているところを見ました。
スペインには他にも出来るところはありますか?
ちなみに私はクリスチャンじゃありません。
タカハシさん 埼玉県 30代 OL

教えて、先生!

先生先生
そのご質問に以前はスペイン在住、現在スペイン人彼と日本在住のライター Tomomi がお答えします。
みなさんは、スペインの結婚式はどこで出来ると思いますか?

恋する乙女恋する乙女
教会は間違いないよね!

王子様王子
スペインはカトリック教徒が約70%、普通は属している宗派の教会で挙げマース。
と言っても普段教会に通っている人はごく一部デスけどネ。

恋する乙女恋する乙女
え…なんかちょっと難しい話?
私だったらロマンティックなところでやりたいなあ♡

王子様王子
難しくないけど、スペインが好きなら知っていてもいいかもデス。
教会じゃないところで素敵な結婚式がしたいなら僕の知ってる限りを教えてあげマース!
ちなみに、スペインの結婚式はこんな感じデース。

  • Capilla(カピージャ)
  • Catedral (大聖堂)
  • Castillo (お城)

この記事は【5分】でササ―ッと読めマース

先生先生
スペインで外国人が結婚式をするには、まずは場所や条件を調べる必要があります。
カトリック教徒でない場合も結婚式が行える場所がありますので、今回は教会についてもすこーしだけ触れながら、スペインの結婚式をご紹介します!

第7位: Capilla (小さな礼拝堂)

結婚

スペイン語で Capilla(カピージャ)と呼ばれるカトリックの小さな礼拝堂で式を挙げることがあります。

2人だけの静な結婚式を望んだり、ゲストが少ない時に選ばれることが多く、Cura (クラ)と呼ばれる神父に来てもらいます。

お金はかからず無料ですが、場所によって大体決まっていたり、感謝の気持ちで献金することが多いです◎

Capilla って日本でいうチャペルのこと?

カピージャは、お祈りをする小さな礼拝堂で、長いバージンロードはなく、座る椅子も少ししかありません。

カトリックのカピージャでは、カトリック教徒しか結婚式を挙げられません。

日本の結婚式場にあるチャペルと呼ばれるところは、式が出来るようにした「教会風の空間」であり、教会のものではない(宗教が関係してない)。

だから、異教徒でも結婚式が挙げられるようになっているんですよ。

スペインの結婚届

スペインで結婚したい場合、出生証明書や、家族の住民票、パスポートや在留カードなどなど必要に応じて準備しなければなりません。

スペインでは詐欺のような問題が増え出してから、書類の提出も厳しくなったと言われています。

第6位: Catedral (大聖堂)

美しい建築とステンドグラスの光に包まれた Catedral (大聖堂)での結婚式!

「 Catedral (カテドラル)」には Arzobispo (アルソビスポ)と呼ばれる大司教や、アルソビスポを助け協力する聖職者らが結婚式を執り行ってくれるんです。

建築だけでなく、このような部分がカピージャや教会とは少し違ってくるところですね。

こちらも基本的には無料ですが、感謝の気持ちで献金するのが一般的◎

新婦のウエディングドレス選び

教会やカテドラルのようなところで結婚式をする場合、新婦は胸が大きく開いたようなウエディングドレスではなく、エレガントなドレス選びが◎

なぜなら、クリスチャンの教会で露出して入ることは NG だから

流行りが関係ない素敵なデザインなら、お母さんが昔着たウエディングドレスを娘が使うこともありますよね。

友達が持っているものを借りる、中古を買うなど色んな方法でドレス選びをしているんですよ♪

日ごろの人脈作り

スペインの中で何かしようと思うなら、日ごろからの人脈はあるに越したことはありません。

別のテーマでも少しだけ触れましたが、スペインはコネ社会が今でも多く残っています。

良い人脈が少しでもあれば、異教徒では難しいと思われる結婚式でも、場合によってはわずかな可能性が見えて来るかも!?

第5位: Castillo (お城)

理想の結婚

スペインには沢山の Castillo (お城)があります。

元々お城なので教会(宗教が関係する礼拝堂)はありませんが、場所によっては結婚式が出来るようにチャペルがあったり、宮殿内に素敵なレストランが設けられています。

お城のオーナーが、結婚式やパーティーが出来るようにリフォームしてるんですよ。

クリスチャンでなくても、結婚式を執り行えるライセンスを持った人を頼めば、結婚式も夢ではありませんね♡

お城は誰のもの?

お城のオーナーは場所によって違います。

個人や企業が買ってビジネスで使っているものと、市役所のものかは確認しないと分かりません。

市役所が管理するものであれば、市役所に問い合わせすれば、そこで結婚式が可能かどうか分かります。

他の探し方

お城で結婚式やパーティーなど、お祝いのイベントを企画運営しているプロバイダーがいます。

費用はプロバイダーによって違いますが、ネットでも探せるので彼と一緒に探してみるのが◎

宮殿内はとても美しい造りなので、その空間にいるだけでも誰もが幸せに包まれることでしょう♡

第4位:場所にこだわらない式作りと結婚式に関わる話

綺麗な花々が咲く庭や、ロマンティックな風景の丘の上などに、式が出来るようにアーチを作って、式を執り行うことの出来る人(ライセンスを持った人)を呼ぶ。

ゲストも呼んで結婚式を挙げた後はレストランでパーティーするという流れ♡

選んだ場所で出来るかどうかは事前に確認が必要ですが、建物がなくても祝福された結婚式が行えるんですよ♪

教会にいる小さなお手伝いさん

イグレシア(教会)以上のところにいる、 Monaguillo (モナギージョ)と呼ばれる、可愛い男の子のお手伝いさん。

神父のアシスタントとして、指輪や結婚証明書の準備をしてくれるんですよ。

また、リングボーイは日本と少し違い、指輪の交換の際に神父の近くにいて、ピローを神父か新郎新婦に渡してあげます。

ゲストに呼ばれたら

日本では、女性のゲストは新婦さんの白以外の色でお洒落して行きますよね。

スペインでも白以外は同じですが、黒は来ません!

黒でもお洒落なデザインは沢山ありますが、スペインのセレモニーで黒を着るのはお葬式のみ。

スペインの結婚式では「青、緑、赤」など明るい色で、華やかにするのが良いですよ♡♪

ゲストへのプレゼント

日本では引き出物が用意されていますが、スペインではゲストにちょっと変わったものをプレゼントします。

男性は「 Puro (プロ)」と呼ばれる葉巻。

女性は「小さな手鏡」、「小さな爪切りとハサミ」、「小さな瓶に入れた香水」、「出身地にちなんだオリジナルのもの」など。

男性の葉巻は特別な思いがある間柄で愉しむことが多く、女性は記念日を思い出してもらえるよう、小さな贈り物に日付や名前を入れるんですよ♪

第3位: Masía (パーティーをするガーデン)

湖畔で記念撮影をする新郎新婦

静かで花々に囲まれた Masía (マシア)と呼ばれるパーティーをするためのガーデンで結婚式♡

日本の披露宴にあたるものは、スペインでは教会近くの広いレストランですることが一般的。

マシアは郊外の静かな山の上や、綺麗な景色のビーチなどにあり、敷地が広いのでレストランはもっと大きい。

自然の中で結婚式とパーティーが出来るので、ゲストを沢山呼び盛大に行いたいカップルに人気♪

マシアには設備が揃っているの?

マシアには小さなチャペルのようなものが場所によってあります。

ない場合は、ガーデンレストランの近くに、式が出来るようにアーチや祭壇のようなものが作られています。

ライセンスを持った人か、神父にお願いして来てもらいますが、神父の場合は依頼されたエリア、場所で出来るかは上の人の許可によって決まります。

会場では生バンドを呼んだりして、みんなで踊って遅くまで楽しむんですよ!

結婚式でなくても利用してみたくなりますね♪

お料理はコース

日本の場合、披露宴は2時間くらいですが、スペインの場合は4~5時間!

コース料理とお酒を楽しみながら、長い時間、新郎新婦を祝うのです。

宿泊施設はないので帰りますが、飲酒運転は出来ませんので、バスやレンタカーを用意するなどが必要です。

第2位: Ayuntamiento (市役所)

ヨーロッパでは、  Ayuntamiento (市役所)で結婚式を挙げることは珍しくありません。

マシアの次に多いのがアジュンタミエントと呼ばれる市役所。

ここでは、神父のような聖職者ではなく、式を執り行うことの出来るライセンスを持った人が立ち会います。

カトリック教徒はもちろん、違う宗教の人、同性同士の結婚式も出来るんです♡

同性の結婚式も出来るなんて素晴らしい!

ちなみに、新婦はウエディングドレスでなくても、上品なドレス、綺麗なワンピースなどでも結婚式を挙げることが出来ますよ♡

一室を華やかに飾りましょう

市役所の大きな一室を借りて、綺麗な生花で豪華に飾り付け♪

新婦のドレスやヘアメイクは、美容院や友達にやってもらうことが多いです。

友達がフラワーアレンジメントをしているなら、飾り付けのお花はもちろん、ブーケもお願い!

他の準備はお互いの友達や知り合いに助けてもらいながら、沢山の愛が溢れる結婚式が出来ますよ♡

プランナーさんに頼む

自分の友達や知り合いに頼めないという場合もありますよね。

教会、市役所、あらゆる場所で好みの飾り付けや結婚式を叶えてくれるプランナーさんもいるので大丈夫!

第1位: Iglesia (教会)

結婚する男女

スペインで、1番多く結婚式が行われるのは、 Iglesia (教会)♡

このイグレシアはカピージャより大きい礼拝堂で、神父が駐在しています。

よくミサが行われるところです。

教会内にはバージンロードやゲストが参列する長椅子も沢山あります。

2人の愛を祝福をしてもらったら、ライスシャワーでお見送りが一般的。

教会選び

教会選びの基準は、古い、新しいではありません。

「新郎の家の近くの教会」、「小さな頃から通っていた教会」、「新婦側が希望する教会」など、カップルで相談し決めます。

結婚式が宗教と結びついていることがよく分かりますね。

日本だったら、お世話になった神社で挙げるようなイメージでしょうか!?

日本人は教会で結婚式が出来るの?

スペインでは、挙式の数か月前に神父から結婚生活について、カップルでカウンセリングを受けるのが一般的。

聖書の内容や、現実に起こりえる問題について話を聞きます。

では、クリスチャンではない日本人の場合、勉強会に参加したら教会で結婚式が出来るのでしょうか?

基本的には教徒でなければ出来ませんが、日本人とスペイン人のカップルが許可を得て結婚式をするケースも無きにしも非ず。

さいごに

キスカップル結婚式

スペインと日本を比べるとスペインの方が選択肢多いですね。

宗教的なルールや細かなマナーはどこにでもありますが、あなたの結婚式を助けてくれる人は沢山います。

愛を誓い合った2人だけでなく、そこにいる誰もが平和な愛と喜びに包まれる結婚式♡

あなたの希望が叶う素敵なウエディング会場を見つけてくださいね♪

関連記事一覧