【旅行者必見!】スペインで盗難にあったらやることベスト4
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- スペイン在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、スペインの今をお伝えします。
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Question
スペインへ旅行の計画を立てているんですけど、海外はスリや詐欺が多いと聞きます。
もしも被害にあってしまった時、どう対処したらいいのでしょうか?
monnte さん 愛知県 30代 会社員
教えて、先生!
みんながもし盗難にあってしまったら、どう対処する?
ですが、警察に被害届を出すのは正解デース!
まずは落ち着くことも大事ね!
ちなみに、盗難にあった際にするべき対処はこんなカンジ!
- クレジットカードを停止する
- 警察に被害届を出す
- 日本大使館へ行く
この記事は【5分】でササ―ッと読めマース
実は私も盗難経験者です
華やかな芸術とおいしい食事、のんびりした人々と一見とても平和そうに見えるスペイン。
しかし、実はひったくり、スリ、置き引きなどの軽犯罪発生率はとても高く、年間数百件もの持ち物を狙った犯罪が起こるとされています!
どれだけ気をつけていても、どれだけ海外に慣れていても、ターゲットにされてしまうのが悲しきかな外国人観光客。
狙われやすい日本人
特に私達、日本人はスペイン国内ではどうしても目立ってしまい目を引きやすい存在です。
経済的に恵まれている国だと考えられているため、狙われる確率も自然と高くなってしまうのでしょうね。
そのため、「ひったくりにあってしまった」「パスポートを取られてしまった」と言う報告は後を絶ちません。
実際に盗られてしまった…
ちなみにですが、私も初めて訪れた時に置き引き被害に遭いました。
しかも、パスポート、クレジットカード、国際銀行のカードなど入ったバッグを盗まれてしまったというなんとも情けない経験の持ち主です。
それでは、皆さんが私のような目に遭わないよう、万が一遭ってしまっても不安で押しつぶされてしまわないように詳しくお話していきます。
第4位:一旦落ち着く
スリや置き引きが発生する場所や状況は、実に様々です。
例えば…
・街歩き中
・地下鉄の中
・ホテル
・レストラン
などが多いですが、どの場合も最初にやらなければならないことは、とにかく落ち着くことです。
とにかく冷静に思い出す
海外で荷物をなくしたとなると、大抵の人は大きく動揺し不安でいっぱいになると思います。
ですが、きちんと手続きを踏めば、パスポートの再発行にもそこまで時間はかかりません!
それに、帰りの飛行機が迫っている場合は、「帰国のための渡航書」をすぐに発行してくれます◎
なので、何を盗られたのか、カバンの中を冷静に思い出せるくらいまで落ち着きましょう。
状況によって判断して
海外保険に入ってから渡航するのが普通ですので、かかったお金は保険で請求が可能です。
日本への連絡やタクシーを使っての移動も、遠慮なく行って大丈夫◎
街中でひったくりの被害に遭ってしまった場合、その通りは人が少ないはずですのでとにかくその場を離れましょう。
携帯を持っている場合は、wifi を使える方が良いので、ホテルに帰るかカフェに入るか状況によって判断してください◎
第3位:クレジットカードや携帯電話などを停止する
盗難された物の中にクレジットカードが入っていたら、まずカード会社に電話しましょう。
カード会社により様々ですが、盗難後24時間以内にカード会社に連絡を入れておかないと、不正使用の際の保険が適用されないケースもあるそうです。
万が一に備え、渡航前にカード番号やカード会社の電話番号を控えておきましょう。
初めに停止させておいて!
ネット銀行を使っていた場合、オンライン上での報告が24時間可能です。
日本でもクレジットカード使用の際は暗証番号が必要ですが、それはスペインも同じです。
すぐにカードが悪用されることは少ないですが、必ず最初に停止させましょう!
滞在期間がまだ残っておりカードの緊急再発行を希望する場合も、コールセンターでその旨を伝えます。
クレジットカードの発行会社、ブランド、カード番号などがすぐに分かれば2~3日で滞在先まで再発行されたカードが届きますよ◎
携帯電話も忘れずに!
盗まれた物のなかに携帯電話が入っていた場合も、すぐに停止させましょう。
日本のご家族に連絡するか、キャリアのコールセンターへ連絡します。
どのキャリアも、24時間対応可能ですのでご安心ください◎
第2位:警察で盗難届を提出する
不正に使用されそうなものを全て停止した後に、警察で盗難届を提出しましょう。
パスポートの再発行や海外保険の適用には、全てこの盗難証明書が必要です!
なので、パスポートは無事であった場合も必ず警察へ行きましょう。
まずは警察官を探そう
スペインは、2004年のアトーチャ駅でのテロ以降街中の警備を厚くしており、駅周辺や人通りの多い通りであれば警察官が多く見回りをしています。
そのため、まず警察官に声をかけて警察署の場所を聞くのがベスト!
ホテルやレストランでの置き引きに遭った場合は、従業員に警察署の場所を教えてもらいましょう。
簡単な言葉でも伝わります!
スペイン語で泥棒は「Ladrón(ラドロン/ロにアクセント)」、警察は「Policía(ポリシア/シにアクセント)」と言います。
多くのスペイン人は自国でのスリや置き引きの多さを分かっていますので、これだけ言えれば警察を呼んでくれたり場所を教えてくれます◎
実はスペインでは日本人の盗難被害が多く、盗難届は日本語で書かれた書類が置いてあります。
盗られた物やおおよその金額などを記入する欄がありますので、整理してから向かいましょう。
第1位:日本大使館・領事館へ行く
パスポートの再発行や「帰国のための渡航書」を貰う場合は、日本大使館か領事館へ行きましょう。
この場合、必ず本人が出向く必要がありますので注意が必要です。
スペインではマドリッドにある日本大使館、バルセロナ総領事館、ラスパルマス領事事務所のいずれかで申請ができますよ◎
スペインに短期滞在中の場合
旅行で短期間スペインに滞在しており、帰国が迫っている場合は「帰国のための渡航書」を発行してもらいます。
「帰国のための渡航書」では、途中のトランジットで空港から出られません。
長期旅行の途中であったり、トランジットで他国にも立ち寄ろうと計画している場合は新規旅券の発行が必須です!
ちなみに、発行には以下の書類が必要不可欠…
・申請書(ダウンロード不可)
・紛失一般旅券等届出書
・戸籍謄(抄)本
・航空券か搭乗予約確認書(e-ticketなど)
・警察の盗難証明書
・規格にあった写真2枚(縦4.5センチ×横3.5センチ)
・大使館でもらえる盗難(紛失)届
どうやって書類を用意するの?
紹介した中で入手が困難なものは、規格にあった証明写真と戸籍謄(抄)本でしょう。
スペインには日本のような無人の証明写真機が少なく、写真屋で撮影しても日本の規格に合っていないことがあります。
日本から予備の証明写真を持って来ていれば良いですが、そうでない場合は、大使館近くの写真店で撮影するか写真屋でサイズを話して撮影してもらいます。
戸籍謄本や戸籍抄本は、日本の役所でしか発行してもらえません。
なのでこちらは、家族や代理人に連絡して取ってもらうしか方法はありません。
盗難であり、なおかつ帰国日数が迫っている場合は、原本ではなく FAX で対応してくれる場合もありますよ◎
しかし、対応がマチマチですので直接相談しましょう!
スペインに長期滞在中の場合
語学留学などでスペインに長期滞在中の場合は、パスポートの新規発行が必要です。
新規発行に必要な書類は以下の通りです。
・申請書
・紛失一般旅券等届出書
・戸籍謄(抄)本
・盗難(紛失)届
・規格にあった証明写真2枚(縦4.5センチ×横3.5センチ)
・警察の盗難証明書
・大使館でもらえる盗難届
申請書と紛失一般旅券等届出書は、オンラインでのダウンロードも可能ですので、予め記入して行くのをおすすめします◎
大使館から遠方にお住まいの場合は、電話で連絡をしておくと即日発行可能ですよ!
さいごに
何事もなく楽しく観光できるのが一番ですが、備えあれば憂い無しです!
いざと言う時に焦らず冷静に動けるよう、渡航の際はあらかじめ最善の策を取っておきましょう◎
そして、心の片隅には、万が一の時の対処法を覚えておく事をおすすめします。