ドイツのビールとワインイベントについて教えちゃいます!
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- ドイツ在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、ドイツの今をお伝えします。
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「ドイツチーム」の宮内(みやうち)がドイツよりお届けします。
ドイツといえば、ビールとソーセージ。
何も知らない人でもそうイメージ出来るくらい、ドイツといえばやはりビールです。
一口にビールといっても、その種類や飲み方は様々です。
どうにも下戸体質なわたしでもちょっとは楽しめた、そんなドイツでのビールを始めとする『飲み話』をどうぞ!
大人気オクトーバーフェスト!
今や日本でもお馴染みのビールのお祭、『オクトーバーフェスト』。
ドイツ南部のバイエルン地方は、ミュンヘンという街で毎年盛大に行われています。
このシーズンになると、街ではバイエルンの伝統的な衣装に身を包んだ人々を多く見かけます。
日本人が浴衣を着て夏祭りに行くように、男性はレダーホーゼという革製の半ズボン♪
女性はディルンドルというワンピースに、エプロンを締めたような衣装で出掛けるのです。
ビールはジョッキで!
会場となる広場には、各ビール会社の大きなテントが設営されています。
その中では、誰もかれも陽気にビールを飲み交わし、生演奏の音楽を楽しんだりしていますよ♪
ビールは、Mass(マース)という1リットルのジョッキで提供されます。
テント内では、そんなジョッキを両手にいくつも抱えたスタッフが忙しく動き回っています。
ビールが飲めなくても大丈夫!
そしてビールと共に忘れてはならないのが、鶏の丸焼き!
日本ではクリスマスシーズンにしかお目にかかれないような丸鶏たちが、太い串に刺されてクルクルと回りながら焼かれています。
このローストチキンはとても美味しく、ビールが飲めなくても一食の価値ありと言えます♪
ちなみに、ちょうどいいハーフサイズもありますのでご心配なく。
ビール祭といっても、何から何までビールというわけではなく、会場には移動遊園地も登場します。
侮るなかれ、テーマパーク真っ青の本格的な絶叫マシンもありますよ。
空模様にはご注意を!
飲める人も飲めない人も楽しめる、それがオクトーバーフェストなのです。
ただ、気を付けたいのが空模様。
祭りは9月半ばから10月頭にかけて開催されるのですが、これはドイツの天気がだんだん不安定になってくる季節でもあります。
湿度の低いドイツでは、夏でも一雨降れば気温はぐっと下がります。
こうなるともうただブルブル震えるばかりで、ビールどころではありません。
せっかく行くなら、お天気も気にしたい所ですね♪
不思議感覚のワイン
ドイツでは、ビールを何かとミックスした飲み物もあります。
たとえば、ラドラーという飲み物は、ビールにサイダーを混ぜたもの。
他にも、『Weissbier(ヴァイスビア/ヴァイツェンビア:小麦を主原料とした白ビール)』を使って、バナナジュースと混ぜたり、コーラやサイダーで割ったりもします。
いずれも甘みが加わって飲みやすくなるようです♪
プチプチしたワイン?
ドイツとスイスの国境近くの、コンスタンツという街に友人を訪ねた時のこと。
その近くにメルヘンチックな古い町並みとワインで有名な場所があり、せっかくだから観光にと案内してくれました。
そこで試飲したのが、フェーダーヴァイザーという発泡ワイン。
これは発酵途中の、ワインになる手前の状態のもので、プチプチとした炭酸が含まれているのです。
ドイツのお母さん
友人とその彼氏は美味しそうに試飲し、場の空気に飲まれたというのか、下戸であることを伝えられなかったわたしももれなく試飲。
その後、3人で市街をあちこちしたわけですが、当然、飲んで動き回ればアルコールも回るわけです。
この辺りから記憶が曖昧とし始めるのですが、おそらくは頭痛と気分の悪さに襲われていたのだろうと推測されます。
そんな状態のままやっと友人宅に帰り着き、その後、爆睡。
しかもその日は帰る日で、帰りの電車に間に合うように起こしてくれた友人は、「電車で食べてね」と、チーズのサンドウィッチを作ってくれていたのです。
少し年の離れた友人の、異国で忘れていた母のような温かみに触れ、心がジーンとした酔っ払いなのでした。
ホットワインはマグカップで
分厚い雲が空を覆いつくし、雪がちらつく寒~い寒いドイツの冬。
そんな冬の大きなお楽しみが、クリスマスマーケットです。
オクトーバーフェストと同様に、日本での認知度もずいぶん上がってきたように思います。
それに、冬にドイツを旅行するツアーには、たいてい目玉のイベントとして含まれていますね。
おすすめはグリューワイン
クリスマスマーケットは、11月の終わりからクリスマスイブ(一部例外あり)にかけて行われます。
そこには、クリスマス関連の品々が売られる期間限定の市場が広がっているんですよ◎
このときにしか味わえない軽食の屋台もありますし…
忘れてはならないのがグリューワインというホットワインで、マーケットのあちこちにスタンドがあります。
シナモンなど数種類のスパイスが入った温かいワインで、注文するとマグカップに注いでくれるのです。
マグカップは街ごとにデザインが異なり、お土産に最適!
(ちなみに、カップは返却すればその代金が返ってきます)
屋外のマーケットも、グリューワインを片手に歩けば寒さも和らぎますよ♪
ワインが飲めない人には
さてさて、ワインが飲めない方はどうしたら?
そんな人にはキンダープンシュがあります。
これはいわゆるお子様用グリューワインのようなもので、もちろんノンアルコール。
スパイス入りの温かいぶどうジュースといったところです。
これでどれだけ動き回ろうと、酔っ払ってひっくり返ったりする心配はありませんね。
さいごに
今回は、ドイツのビールとワインの飲み話をご紹介いたしました。
ドイツやワインが苦手な方でも、楽しみ方は無限大にあります♪
ぜひ、ドイツの飲み文化に触れてみてはいかがでしょうか♡
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