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歴代フランス大統領のハチャメチャな恋愛遍歴から見るフランス人の恋愛観

謎を秘めたカップル
フランス
教えて‼
フランス人は恋愛に対して、「自由」で「自分に正直」に楽しんでいる人が多いそうです。それはフランス庶民だけでなく、歴代のフランス人大統領も恋愛に対しては積極的だったと聞きました。実際に歴代のフランス大統領の中で、自由に恋愛を楽しんでいた人はいたのでしょうか?ハチャメチャな話を聞きたいです。
K.Rさん 東京都 20代 OL

E.ST(エスト)へのご質問はこちら

そのご質問に、フランス在住ライターの清水(しみず)がお答えします!

フランスは、エキセントリックな愛が許される国です。

フランスの人々は、恋愛に関してとても自由で、自分の気持ちに正直に生きています。

それが例え、世間の常識に反していたとしてもお構いなし。

「人の目を気にする」という言葉は、フランスにはありません。

そして、そんなフランスを代表する歴代のフランス大統領も、心のままに恋愛を楽しんでいました。

今回は、歴代のフランス大統領を通して、フランス人の愛の形を探って行きたいと思います。

2018年07月31日 追記&修正

第23代フランス大統領:ニコラ・サルコジ

略奪婚の末、離婚

2007年~2012年にフランス大統領に就任したサルコジ大統領は、在任中に離婚・結婚した大統領として有名です。

奥さんだったセシリア夫人とは、お互いに再婚同士でした。

というより、お互い相手がいる中での激しい不倫の末の略奪婚でした。

さらに、大統領に当選した当時、すでに奥さんのセシリア夫人は、心はサルコジ氏の支援者だった実業家へと移ってしまっていたのです(笑)

当選祝賀会にはかろうじて参加したものの、その後すぐ愛する人の元へ逃げ、大統領夫人になることを拒否されてしまったサルコジ大統領。

セシリア夫人を愛していたサルコジ氏は「戻ってきてほしい」と懇願するメッセージを何度も送ったそうですが、結局は離婚へ

大統領という地位に上っても、愛する人をつなぎとめることは出来なかった。

ある意味、究極の愛を感じます。

大統領になってすぐに再婚

しかし、サルコジ大統領もその後すぐに、ファッションモデルで歌手のカーラ・ブルーニさんに出会いました。

そして、パリ・ディズニーランドでのデートがスクープされました。

その後、あっという間に極秘結婚

新大統領夫人が、任期中にアルバムを製作するなど、前代未聞のカップルとなりました。

大統領は複合家族

ちなみにサルコジ元大統領は、前妻との間に2人子供がいて、セシリア夫人との間にも1人、カーラ夫人との間にも1人。

合計4人の子供がいます。

複雑な家庭環境で子供たちの関係が心配になってしまいますね(汗)

この当時は、「日本では、あり得ない!さすがフランス!」と思っていました。

ですが、この後に続くオランド大統領はもっと自由な恋愛遍歴でズッコケました。

第24代フランス大統領:フランソワ・オランド

サルコジ大統領に続いたオランド大統領

この方は大統領に選出された時、公式な「ファーストレディ」がいませんでした。

何故なら「結婚」していませんでした。

パートナーの選挙中に不倫

※セゴレン・ロワイヤルさん

前パートナーで、政治家のセゴレン・ロワイヤルさんとは、結婚はせず4人の子供をもうけました。

ですが、彼女がサルコジ前大統領に対決して選挙を戦っていたころ、オランド氏はジャーナリストだったバレリー・トリールヴァイレールさんとアツアツ不倫の真最中

結局、サルコジ氏に負けた彼女は、4人の子を連れてオランド氏の元を離れます。

大統領になっても不倫

※バレリー・トリールヴァイレールさん

その5年後の2012年、オランド氏自身が大統領選挙に出馬し当選します。

バレリーさんとは「PACS」を結び、なんとか大統領夫人としてエリゼ宮に迎え入れたものの、任期中にまた不倫

【PACS(パックス)とは】
パートナーとの共同生活において結婚しているのとおなじだけの権利を得られるフランス独自の制度。
現在、フランス人カップルの約半数がそうだと言われています。
オランド大統領も「結婚」という形に縛られない自由な連帯・共同生活を支えるシステム「PACS(民事連帯契約)」と呼ばれる法律の支持者でした。

大統領になのにファーストレディー不在

※ジュリー・ガイエさん

今度は、若い女優のジュリー・ガイエに会いに、SPのバイクに二人乗りしてエリゼ宮を出たのをスクープ!

なんとも大統領と言えない気楽さです(笑)

バレリーさんにも愛想をつかれ、任期中にファースト・レディが家(エリゼ宮)を出るという前代未聞の事態に(笑)

バレリーさんは、元ジャーナリストですから暴露本もがっつり書かれました。

それにも負けず、オランド大統領は任期を全うしました。

フランス国民の反応

話しあってる女性

ちなみに、この当時のフランス人の反応は、「あ~あ、もっとうまくやればいいのに」程度(笑)

日本人の私からみれば、「結婚」という責任を負わないで、次から次へと女性に恋するどうしようもない男の典型だ!と思いました。

ですが、フランスでは別に、不倫は悪いことではありません

別の人へ心が移るのは、「ある意味、自然なこと」

愛を継続する努力をお互いにしなかったという風にとらえるので、不倫したほうが一方的に非難されることもないのです。

オランド大統領は「恋愛の自由」を実践

カップル

ちなみに、彼自身は結婚に興味ないようですが、「同性婚の合法化」をしたのはオランド政権でした。

これも彼流の「恋愛の自由」を象徴するひとつかも知れませんね。

そういう意味では、オランド元大統領の恋愛スタイル、決して「ダメな男」ではないのかもしれません。

現代の平均的なフランス人のあり方にとても呼応しているのかしら?とも思います。

では、最後に現在の大統領、マクロン大統領を見てみましょう。

第25代フランス大統領:エマニュエル・マクロン

歴代フランス大統領の中では、最年少のマクロン大統領。

オランド元大統領の政権でも経済相を務めていた、若きフランスのエリートです。

マクロン大統領の奥様は24歳年上

2017年に就任した時、おそらく日本でもニュースになったのではと思いますが、マクロン大統領には24歳年上の奥様がいます。

なんと、ブリジット夫人は、彼が高校生の時のフランス語の先生でした!

しかも、その当時、同級生の母親で、しかも、結婚していました。

15歳の時に、彼の方から愛の告白をしたそうです。

(てことはブリジット夫人は当時39歳…!)

それでも二人の愛は続き、10年以上の時を経て2007年に結婚

以来、公の場でも熱々の二人です。

2人が良ければそれで良い

歳の差や、世間の常識を超えて結ばれているマクロン夫妻。

ここへたどり着くまで、さまざまな困難を乗り越えてきたのだと思います。

ブリジット夫人は、60歳を超えているとは思えないほど魅力的ですよね。

一国の大統領になれるような年下の男性に、心から愛されているという自信が溢れているように感じます。

日本と違い、フランスでは成熟した女性が好まれるので、彼女に魅力を感じる男性は多いと思います。

大統領だろうと、自分に正直に生きる

フランスでは、女性問題のスキャンダルで政治家キャリアに傷がつくことは絶対にありません。

フランスの大統領になってもそれは変わりません。

大統領でも仕事とプライベートは別

リュクサンブール宮殿

「仕事」「プライベート」がきっちり分かれているフランスでは、政治家や芸能人に関しても一緒です。

もちろん、フランスにだってゴシップ雑誌はいっぱいあり、有名人の噂話は大好きです。

ただ、そこで暴かれたところで辞任に追い込まれたり、キャリアがダメになったりはしないのです。

政治=仕事さえ有能なら、不倫しようが再婚しようが隠し子がいようが、だれも問題にしない風潮があります(笑)

実際、ミッテラン大統領は、公然の愛人隠し子もいたそうです。

また、大の日本びいきだったシラク大統領も、日本に隠し子がいるのでは?と噂されたことがあります。

フランス大統領であれ、誰であれ、フランスではみんなが「自分に正直」に生きています。

さいごに

いかがだったでしょうか?

ご紹介した話は、どれもこれも日本であれば大スキャンダルで、政治家生命は終わってしまう出来事でしょう。

しかし、フランスでは、大統領にも関わらず、自分の恋愛に素直に生きています。

「フランス大統領だから」「政治家だから」

という言葉や世間体に隠れたりせず、「好きなものは好き」と堂々と自分を主張していと私は思います。

時には、周囲や子供たちまでも巻き込んででも、我を通す。

本来、「恋愛」というものは、自由なもののはずです。

歴代のフランス大統領はじめ、フランスの国民全体が恋愛というものに対して正直に生きているように感じます。

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