大晦日のパリは想像以上だった!

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- フランス在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、フランスの今をお伝えします。
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「ドイツチーム」の村田(むらた)がドイツよりお届けします。
早いものですでに6月に入り、2018年を迎えたのがまるで遠い昔のように感じます。
私はドイツに住んでいるのですが、2017年の年末に日本から親友が遊びにきてくれたのですが、大晦日はパリで過ごそうという話になり、パリに行ってきました。
いい意味でも悪い意味でも衝撃的で忘れられない、濃い2017年の締めくくりとなりました。
パリへ出発
12月30日の午前中に、親友と二人でICEに乗りパリに向かいました。
そうだ!大晦日をパリで過ごそう!
と決めたのがあろうことか2日前で、それからホテルを探しパリ行きの電車の切符を買いました。
ですが、乗り換えなしで行ける電車はすでに満席で私の住む街からフランスのメッツという街を経由してパリへと向かうことになりました。
切符を買うだけで2時間半
そして、私達がパリについたのが15時。
私達のように観光に来ている人や、おそらく実家のあるパリに帰省しているというような、パリジャンやパリジェンヌが溢れかえる駅に投げ出されてしまいました。
私達のここでのミッションはパリからドイツへ帰るための切符を買うこと。
大勢の人が切符を買うために待っていたので、私達が切符を買えたのは二時間半後となかなか時間がかかりました。
切符売り場の女性がとても優しく、ドイツ語も堪能で日本好きということもあり何故か話が盛り上がり雑談することに。
切符を買うだけでなんでこんなに時間がかかるのには、こんな理由があったのかと納得しました。
お食事もリーズナブルに!
そこからメトロで宿泊先近くまで移動し、着いたのは18時。
夜も遅いため、その日は周辺を散策して夜ご飯を食べることに。
私達が入ったレストランは、観光客よりも地元の人達が多そうなレストラン。
私はタルタルという生ひき肉のステーキを食べたのですがとても美味しかったです。
生肉で、玉ねぎもたっぷりと使われているので美味しいのですが、生肉なのでお腹が弱い方にはあまりオススメできません。
パンに塗って食べると絶品でした!
ちなみに、パリの物価は高いのですが、中心地から少し離れた場所や地元の学生が多い場所などではディナーも12ユーロ、およそ1600円程で食べることができました。
夜のお散歩がおすすめ
お食事の後は ホテル周辺の観光スポットをお散歩。
私は個人的にお昼より夜のパリのほうがなんだかテンションがあがりました。
白色でシンプルな建物が多いパリの、ライトアップされた夜の雰囲気はより一層おしゃれに感じました。
夜がおすすめな理由
夜のパリ散策がオススメのもう一つの理由としては、ルーブル美術館の前など日中は人が多すぎて写真を撮ろうにも絶対に他の人たちも写り込んでしまう。
ということがあるのですが、夜だと観光スポットもそれほど人がおらず純粋に観光を楽しむことができます。
こちらは夜のルーブル美術館前です。
年末の夜ということで人が全然いませんでした。
この日はホテルに戻り、次の日はパリを散策することにしました。
大晦日のパリ
ドイツではクリスマス期間の24日から26日まではスーパーや百貨店もしまっていて、31日から1月2日まで営業していないところがほとんどです。
しかし、パリでは31日も営業しており、多くの観光客で賑わっていました。
百貨店はあまりにも人が多くてゆっくり見ることはできませんでした。
パリを散策して夜ご飯でまたもや懲りずにタルタルを(笑)
少しワインをのんでから凱旋門近くで年を越そうということで移動。
大混雑
パリでは毎年恒例のようですが、大晦日の17時から元旦の12時まではなんとメトロ、バス、RERという交通機関が無料で使えるようになります!
私達もここぞとばかりに、17時からどんどん交通機関を利用しましたよ(笑)
私達は、シャンゼリゼ通りで年越しをしようということで向かったのですが…
最寄り駅のCharles de Gaulle Étoil駅は封鎖されていたので、少し手前の駅で降りることに。
みんな目的地は同じのようで大勢の人が電車に乗り大変混雑していました。
貴重品は守るべし
電車を降りるときが大変で、駅のホームに人が多すぎて電車を降りれない人が多発。
そして電車のドアが閉まって挟まるという事件も多発。
それを必死に手動でこじ開けるホームの人々と、電車内の人々というとてもカオスな状態。
なんとかホームに降り立つも大勢の人に押しつぶされ、足は踏まれて痛いのと恐怖とで早くホテルに帰りたいと思いました(笑)
そんな中でも貴重品は守らないとと思い、必死にバックを抱えてようやく脱出(汗)
寄り道できない程の渋滞
駅をでると、シャンパンや軽食が露店で売られており華やかな光景が目に飛び込んできました。
寄り道したかったのですが、目的地である凱旋門が遥か遠くに見える(笑)
ということで二人で大急ぎで広場を駆け抜けました。
電車とは比べ物にならない程の混雑
しばらくすると、大勢の人だかりでなかなか進みませんでした。
何かイベントがあるのかと思っていましたが、シャンゼリゼ通りにいくまでの間テロ対策として2回ほど荷物検査がありました。
荷物検査を終えて早歩きして、年越し15分前にようやくシャンゼリゼ通りに!
せっかくなら凱旋門の近くまで行こうと思いたったのが運のつきでした。
電車を降りるときとは比べ物にならないほどのおしくらまんじゅうに見舞われ、我先にと前に進みたい人達に肘打ちをされと年越し前には私も友人もボロボロでした。
そろそろこの辺に留まろうと思うも、後ろから押されてまともに立っているのも大変という有様。
しかしそこで私達の後ろにいたフランス人の紳士が私達の場所を確保してくれ、近くにいた人達と一緒に壁になってくれました!
凱旋門でのカウントダウン
僕たちは君たちのセキュリティーだよ!
と言われ話をしながら私と親友の写真を撮ってくれたり、セキュリティーの彼と3人で写真をとっているうちになんと年明け間近に!
凱旋門に映し出されたプロジェクションマッピングもカウントダウンを映し出し、大勢の人が歓喜の声をあげていました。
私達もようやく年明け間近だと悟り日本語でカウントダウン。
集まっている大勢の人達も、大声でカウントダウンしながらシャンパンの用意をしていました。
ハナビも感動的
カウントダウン5秒前になると、周りの人たちのテンションも今まで以上に高くなり、より一層大きな声ではしゃいでいました。
私達も今まで以上のテンションで、とりあえず声にならない声で叫びつつのカウントダウン。
年明けの瞬間は周りの人たちとハグをしてなんとも素敵な瞬間でした。
年が明けると同時に花火も打ち上げられ、私達もワー、キャーと年甲斐も無くはしゃいでいました。
帰りもかなり悲惨
この後花火を見て余韻に若干浸りながらも、これだけの人が帰るとすると行きよりも悲惨なのでは…
と冷静になった私達は、そそくさと帰路についたのですが…案の定押される、踏まれる、肘打ちと散々。
小さな子供がいるのに後ろから押して入ってくる人も多く、お母さんはフランス語で子供がいるの!押さないで。
と叫んでいますがそんなのお構いなしとまさに無法地帯。
スリが多発
私の目の前で泣きそうになってる子供を見て、私もついに我慢ならず横から押し入ってきた若者を肘で押し返し…
子供がいるでしょ!危ないからやめて!ともう必死。
人がだいぶ少なくなったところで、子供からありがとうと言われ、なんだか一瞬で気が緩みました。
私達は常にバックを首からかけた上で抱きしめていたので、幸いにもスリには合いませんでしたが…
私達の近くにいた若い日本人夫婦の男性が、「やばい!全部とられた。」と話しているのが耳に入りました。
気づいたときにはバックが開いていて、お財布や携帯などの貴重品がなくなっていたようです。
普段からスリが横行しているパリなので、かなり気を張っていましたが、やはりこのように大勢の人が集まる場所ではスリをしている人も多いと思います。
二度とない濃い大晦日
その後無事に人混みを抜け駅に向かうも、シャンゼリゼ近郊の駅は封鎖されている為30分ほど歩き大きな駅に向かいました。
しかし私達が到着すると同時に終電が出発してしまいました。
タクシーに乗ろうかと思いましたが、車に乗ってクラクションを鳴らしながらお祝いする人々のパレードによって大渋滞している。
もうこれはホテルまで歩くしかない。
ボロボロな体で友人とホテルまで歩くものの、友人の携帯は充電切れ。
私の携帯の充電もあと10%と悲惨な状態でしたが、こういう場面で発揮される私の野生の感が働きなんとかホテルにたどりつきました。
パリの端から端を約3時間ほどかけて、迷いながらのホテル到着でしたが色々と思い返すとこんな経験することは二度とないかも…と思えるくらい濃い大晦日でした(笑)
パリの印象が変わった!
前回パリに行ったのが5年前だったのですが、パリの人々は冷たい、とても治安が悪いという印象でした。
切符や入場料の支払いのときにとても冷たくあしらわれたり…
地下鉄や駅で囲まれてスリにあいそうになったりと、怖い思いをしたのであまりいい印象ではなかったのですが…
今回は本当にたくさんの親切なフランス人に助けられ、パリに対する印象がガラリと変わりました。
想像を超える人の多さで、少し怖いなとも思いましたが、今まで生きてきた中で一番強烈で印象に残る大晦日となりました。
最後にこれから大晦日をパリで迎えるかもしれない方々に、私の経験を活かしてオススメと注意したほうがいいことを書きたいと思います。
①スリに注意
これは、大晦日やパリに限らず、海外旅行の旅行の際なは気をつけたほうがいいと思います。
日本は本当に治安がいいので、携帯をテーブルに置いていても取られるなんてことはないと思いますが、海外では無防備だと色々な物を取られます。
私の友人は、お財布とは別に首からかけるポーチに現金とパスポートなどを入れて服の中にいれていました。
そこまでしなくても…と思いましたが、もしも人が混雑するような場所にいく場合はこれくらい対策しておくほうが安全です。
スリに狙われにくい対策
バックに関しては小さめでチャック付、肩からかけられるものがオススメです。
私も友人もこのタイプのバックを使用していましたが…
人混みが多くても、首からかけた上でバックを抱きしめることができるので、スキができにくくスリ犯に狙われにくいですよ!
②スリ犯が潜む場所
パリに関してですと多いのは大きな駅、地下鉄内、そしてルーブル美術館近郊やモンマルトルの丘付近はスリ犯が多いと感じました。
この2つのスポット以外にも、観光地には多くのスリ犯が潜んでいると思ってください。
私の経験上、気づいたらなくなっていたというスリよりも、親切心に漬け込んで一瞬の隙にお財布や携帯電話を盗まれるということが多いです。
実際に私も駅でジプシーの女の子に声をかけられ、お金が必要だから署名をしてほしい。
と言われたのですが、気づけばその子の仲間に囲まれていておかしいと気づいたことがありました。
スリをする人達は、観光客の何も知らなそうな人や優しそうな人の親切心に漬け込んでくるので注意してください。
③近郊のホテルを予約する
私達のようにノープランでホテルを予約してしまうと…
シャンゼリゼ近郊の駅が封鎖、そして大渋滞しているからタクシーにも乗れないという悲劇に見舞われる可能性があります。笑
パリの大晦日のカウントダウンイベントはシャンゼリゼ通り、凱旋門付近が主要なスポットになるので、もしも大晦日をパリで過ごそうと思っている方々は是非とも近くのホテルを予約してください。
私達の宿泊先はルーブル美術館から遠くなく、観光スポットもたくさんあったので良かったのですが大晦日には向いていないホテルでした。
④シャンゼリゼ通りで大晦日を迎えたければ覚悟が必要
前述した通り私達はボロボロになるくらい人にもまれ、押され、踏まれて肘打ちをされました。笑
好奇心に負けて、あまりにも凱旋門付近に近づきすぎるとこのような目に合うので、それでも前に行きたいという私達のような方々は是非前まで前進してください!
それはちょっと…という方々は凱旋門がある程度見えて、人が密集していない場所で落ち着いてカウントダウンと花火をみるほうがいいと思います。
もしくは、近郊の上階にあるレストランなどから見るというのも優雅でいいですよね。
⑤優雅にパリで大晦日を迎えたければクルーズ船での船上パーティーに参加
私達には予算が厳しかったので参加しませんでしたが…
クルーズ船でディナー、そして打ち上げられる花火を船上から見るという素敵なイベントも告知されていました!
私が見た限りでは、一人150ユーロから350ユーロで様々な会社がイベントを企画していたようです。
パリで二度目の大晦日を迎えることがあるとするなら、私は絶対にこのイベントに参加します。笑
さいごに
パリの大晦日は私が思っていた以上。
いいえ、想像からかなりかけ離れていましたが本当に素敵な経験となりました。
日本のように除夜の鐘を聞きながらしんみりと年が明けるというものとは真反対ではありますが…
あけましておめでとう!とハイテンションで知らない人々とハグをしてみんなで楽しむのもいいものだな…と思いました。
みなさんも、来年の大晦日をパリで過ごしてみるということを検討されてはいかがでしょうか。
さあ、世界で恋をしよう!
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