教科書、筆箱は持って行かない⁉アメリカの学校~授業編~ベスト10
先生の紹介
- こんにちは。Emilyです。
夫の仕事のため、3人の娘たちと家族5人でアメリカに移住しました。
ハンバーガーとスイーツが大好きなアラフォーママです。
現地での生活や子育てを通して、「日本と違っておもしろい!」と感じたことをお伝えしていきたいと思っています♪
最新の投稿
- 2024年5月2日アメリカ服装には意外と厳しい⁉アメリカの学校~生活編~ベスト10
- 2024年4月22日アメリカ教科書、筆箱は持って行かない⁉アメリカの学校~授業編~ベスト10
Contents
はじめに
みなさんは「アメリカの学校」にどんなイメージを持っていますか?
教室や廊下にあるロッカーなど、一度は映画やドラマで観たことがあるかもしれません。
アメリカのイメージ通り「自由」でゆる~いのか、それとも意外と厳しいのか…
今回はアメリカの学校の日本と違っておもしろいところや、授業やランチの仕方について紹介したいと思います。
- 起きてそのまま学校へ⁉パジャマで学校に行く日がある!
- お菓子を食べて頭を働かそう!
- 食べたいものだけ⁉手は洗わない⁉驚きのランチ事情!
この記事は5分で読み終わりますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね♪
第10位:成績をいつでもチェックできる!
アメリカは、日本のように学期末に成績が出るのではなく、数週間に一度成績が発表されます。
パスワードがあればパソコンやスマホのアプリからいつでも簡単に確認できるため、もし成績が悪くても隠すことはできません(笑)
自分で確認してやる気に繋げる!
頑張ったあとに良い成績がついているとモチベーションが上がり、次も頑張ろうという気持ちになります。
もし失敗をしてしまってもすぐに結果が出ることで、どこが上手くいかなかったのか、次はどこを頑張ればいいのかをすぐに自分で確認できるので、次に繋げることができます◎
テストでプラスアルファで点数がもらえると、100点満点のはずが100点を超えることもあります。
他にも、クラスの平均点が低いともう一度テストをして高かった方の点数をもらえるなど、臨機応変な対応がアメリカらしくておもしろいですよね♪
第9位:親の許可が必要な授業がある!
これは特別授業の時に、暴力的や性的なもの(映像や話等)が含まれている場合、親の許可が必要になります。
親のサインがない場合は、他の部屋で違う学習をします。
性教育も強制ではなく、受けさせたくない時は拒否することができます。
特別なイベントは家族と一緒に⁉
最近アメリカで皆既日食が見られる日があったのですが、その日が平日だったため、学校をお休みして家族と見る家庭も多く、半分以上がお休みだったようです。
学校は欠席扱いになりますが、その理由として「皆既日食を見るため」というのが認められるところがさすがアメリカだと感じました。
ちなみに私は3人の娘たちを送り出しましたが、学校で専用のメガネをもらい、お友達と見ることができたようです。
その日はお休みの子も多いことから、ほとんど授業はしなかったようです(笑)
第8位:イベントの参加は自由⁉
これは特に中高生の運動会のようなイベントの場合ですが、事前の練習などはないため、当日の参加も自由です◎
自由といっても欠席にはなりますが、先生からも「休みたい人は休んでいいよ~!」と言われるくらいです(笑)
やりたくないことは無理にやらなくてもOK⁉
小学生であっても、例えば運動会のようなイベントの場合、やりたくない種目には参加をしなくても怒られることはありません。
先生から「やってみない?」と誘われることはあっても、強制されることはありません。
自分で選択するという、個人の意見が尊重されるアメリカならではといえます。
第7位:おやつを持っていく!
アメリカの小学校には「スナックタイム」があります。
フルーツやグミ、クッキーやチップスなど自分の好きなおやつを持っていき、クラスごとに決まった時間に食べます。
もちろん持っていかなくてもいいですし、忘れてしまった子用にクラスに寄付されたお菓子もあります。
アレルギーには注意!
アメリカにはピーナッツや小麦、パイナップルまで色々な種類のアレルギーがあり、持っている人も少なくありません。
事前に先生から、クラスにどのアレルギーの子がいるか伝えられるので、その食材を含むおやつは持っていけません。
クラスのドアにもアレルギー情報が貼ってあるので、教室に入る前に確認することもできます。
第6位:授業中にご褒美をくれる⁉
問題が早く解けた子や、期限より早く宿題を出せた子にはキャンディーやチョコレートをくれることがあります。
次女がArtの時間に「よく描けていたから」という理由で1ドルをもらってきた時は驚きました(笑)
とにかく褒めてくれる!
先生の子どもとの関わり方を見ていてよく感じることは、「とにかく褒めてくれる」ということです。
「がんばったね!」「よくできたね!」と小さなことにもその都度褒めてくれます。
小さなことでも褒められたら、子どもだけではなく大人でもうれしいですよね♪
第5位:うわばき、体操着がない!
中学・高校になると、学校や先生にもよりますが、「無地でグレーのTシャツ」などと指定をされることもあります。
また、学校が指定したTシャツを買って着ることもできます。
でも小学生は着替えることはなく、私服で体育をします。
そして、アメリカでは学校でも土足のため、うわばきには履き替えないので下駄箱もありません。
体育は外ではなく、必ず体育館で行いますが、体育館履きはありません。
学校にサンダルやブーツを履いていってもいいのですが、さすがに体育があるときは運動靴を履いてくるように言われます。
また、体操着に着替えることもありません。体育館もエアコンがついているため、夏は寒いくらい涼しい中、冬は暖かい中で体育をします(笑)
そして高校生にもなると、体育館の中をスマホを見ながら歩くだけの日もあるようです...。
掃除をしない!?
他に驚くことは、生徒が教室や廊下の掃除をしないことです。
学校によって、特に小学校では教室の掃き掃除くらいはすることもありますが、中高生がすることはありません。
放課後に、清掃員の方が掃除をしてくれます。
教室ももちろん土足ですが、授業によってはイスではなく、床に座って話を聞いたり字を書いたりします。
第4位:パジャマで学校に行く日がある⁉
アメリカの学校には、パジャマを着ていく日や帽子をかぶっていってもいい日があります。
日本人の感覚だと「パジャマとはいっても、パジャマっぽいラクな服にしようかな⁉」と普段着ているパジャマで学校に行くのは少し抵抗がありますよね…?
でもみんな本当に寝るときの格好で行きます(笑)
みんなとは言っても、着ていかなくても大丈夫です。
他にも、ポップコーンを食べながら映画を観るムービーDayや、おかしな靴下をはいていく日、好きな大学のTシャツを着ていく日もあります。
月に一度の誕生日会♪
毎月、その月のお誕生日の子がマフィンやドーナツ、ジュースなどを持っていってお誕生日会をします。
朝の放送でも、その日お誕生日の子の名前が呼ばれるため、みんなにお祝いをしてもらえます♪
第3位:ランチは好きなものだけ食べればいい⁉
「好きなものだけ食べればいい」と聞くと驚いてしまいますが、これも「自分で考えて行動する」「個人の意見を尊重する」ということに繋がります。
そのため、食べたくない物を(特に学校では)無理矢理食べさせることはしません。
とはいっても、野菜から摂れる栄養やバランスよく食べることの大切さを教えないと、大人になってもずっと食べたいものだけを食べるようになってしまうかもしれません。
そのため、子どもが小さい頃から家庭内で伝えることが重要になってくると思います。
その役割が学校ではなく、家庭に任せられているといえます。
日本では小さい頃から「食べ物を無駄にしないように」と教えられるので、子どもたちが食べ物がたくさん乗った紙皿をそのままゴミ箱に捨てているのを見たときはびっくりしてしまいました。
また、お皿を持って移動をするときに、フォークをお皿の上に乗せるのではなく、食べ物に刺して運ぶのを見た時も驚きました。
確かにフォークは落ちにくと思いますが、日本ではお行儀が悪いからと怒られてしまいますね(笑)
ゴミの分別はしない⁉
州によっては缶やビンをリサイクルする所もありますが、アメリカでは基本的にゴミの分別はしません。
学校のカフェテリアやフードコートでは、食べ残しや紙皿、フォークやペットボトルも全て同じゴミ箱に捨てます。
慣れるまでは、すごくいけないことをしている気持ちになります(笑)
第2位:食べる前に手を洗わない⁉
アメリカの学校では、ランチやスナックを食べる前に手を洗う習慣はありません。
ハンバーガーやピザなど、手に持って食べるメニューが多い気がしますが…。
そもそもトイレの後と手が汚れた時以外は、手を洗うということがあまり習慣化されていないようです。
石鹸より消毒液?
スーパーには色々な種類のハンドソープが売っていますが、よく見てみると、除菌というより手をいい匂いにすることが目的と思えるくらい、色んな香りのものが売っています。
このハンドソープを使った後にお米を研いだら、ご飯がこの匂いになってしまうかと思うくらい、強めのものが多いです(笑)
そしてハンドソープと同じくらいの種類があるのが消毒液(サニタイザー)です。
コロナ以降は日本でもメジャーになりましたが、アメリカではコロナ前から、すぐに手が洗えない時のためにサニタイザーを持ち歩くのが一般的だったようです。
実際コロナの直後は、学校のカフェテリアに入る前はサニタイザーをしていました。
第1位:教科書、ノート、筆箱は持っていかない!
国語の場合、日本のような教科書はなく、一冊の本(歴史や伝記)について勉強し、終わったら次の本を勉強します。
本はクラス全員に貸し出し、終わったら(学校に)返すというのを繰り返します。
算数は主にプリントで学習するため、家には学習済みのプリントが山のようにあります(笑)
中高生になると、バインダーでプリントを管理し、問題集などを持ち歩くこともありますが、小学生のうちは持ち物はほとんどありません。
筆箱も持って帰ってくることはありません。鉛筆の芯が短くなったら、教室で削ります。
教室は先生のオリジナル!
教室は担任の先生が自由にレイアウトして作っているので、先生によって教室の雰囲気は変わります。
読書スペースにはカーペットやクッション、小さいソファが置いてあったり、ハサミなどの道具をしまう棚も分かりやすくなっていて、見ていて楽しくなるような工夫がされています。
どの教室も個性があり、先生の趣味を取り入れながらも、子どもたちが過ごしやすいように考えられています。
さいごに
アメリカの学校の様子を少しでも想像していただけたでしょうか?
日本と比べると自由でゆるく感じることも驚くこともありますが、そこには個人を尊重しながらも合理的なアメリカらしい教育方法があることがわかります。
考え方や方法は違っても、子どもたちが過ごしやすい環境を作りたいという思いは同じですね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪