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アメリカ人と結婚!婚姻から移住まで乗り越えなければならない壁ベスト7

ビーチで見つめ合う新郎新婦
アメリカ

先生の紹介

Camila
Camila
What's up ?!皆さんこんにちは!Camilaです。
30代でアメリカ人と結婚しその後、初渡米。
2020年に夫の仕事で日本に帰国し、2024年からは自然いっぱいのアイダホ州で新生活と子育てとあつ森のプレイに奮闘する日々を送っています。
好きな言葉は「Life is a journey」!
アラフォーが体験しているアメリカ現地の生活や、子育て、国際結婚などに関するフレッシュな情報を皆さんにシェアしていきますのでどうぞ宜しくお願いします♪

はじめに

「アメリカ人と結婚します」と聞いて皆さんは何を想像しますか?

男性がひざまずき、指輪を渡しながら「Will you marry me ?」

そんなロマンティックなプロポーズのワンシーンを思い浮かべた人もいらっしゃるかと思います。

映画やドラマならそこでハッピーエンド♪となります・・・が、ここから更に乗り越えなければいけない壁が出てくるのが現実です。

アメリカ人との結婚、そして移住するためには何をしなければいけないのか?

この記事では婚姻から移住までの避けては通れない手続き関連を中心に、私の実体験もまじえながらご紹介していきます♪

  1. 誤解されがち?!結婚しても簡単には住めないアメリカ。
  2. 予防接種は超重要?!母子手帳は要必須!
  3. 英語力は必要?!緊張の最終面接!

この記事は5分で読み終わりますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね!

第7位:必要書類が揃うまでは結婚できない?!

日本でアメリカ人と結婚する場合、婚姻届を出すためにアメリカ人の配偶者の方にも用意してもらう書類があります。

それは、Single Affidavit for Marriage of:(婚姻要件具宣言書)

聞き慣れない名前ですが、これは簡単にいうと独身であることを証明するというものになります。

この証明書はアメリカ大使館、または総領事館で取得できますが、もちろんアメリカの役所で取得することもできます。

他には婚姻要件具宣言書の日本語訳配偶者の方のパスポート(身分証明書になるもの)が必要です。

婚姻要件具宣言書は日本語訳の書式もアメリカ大使館のホームページからダウンロードできます。

この日本語訳は誰がしても問題はありませんが、そこまで難しくありませんので心配はいりません。

すべて記入してからアメリカ大使館か近くの領事館の予約をしましょう。

必ず予約は必要ですので、入籍日をこの日にしたい!という方は余裕をもって準備することをおすすめします♪

市区町村で書類の違いはある?

婚姻届を出す市区町村によって必要な書類に多少の違いはありますので、事前に確認することもおすすめします。

ちなみに私たちが婚姻届を提出した役所では国際結婚がめずらしいこともあり、多少時間がかかりました。

担当の方が何度も書類を入念に確認してくださったことを覚えています(笑)

アメリカでの婚姻手続きはどうするの?

日本で婚姻届けを提出したらアメリカで手続きすることは何もありません。

アメリカ大使館や領事館に二人の婚姻記録はなく、日本の戸籍謄本や婚姻受理証明書が婚姻の証明書になります。

ちょっと驚きですよね!

アメリカ在住の日本人の方が現地で結婚される場合は州や郡によっても手続きが異なるのでここも確認が必要ですね。

第6位:結婚するのとアメリカに住むのはまた別のこと?!

ハグをする新郎新婦

アメリカ人の配偶者になってもアメリカに住むとなるとビザを取得する手続きが必要となります。

移民ビザ、もしくは非移民ビザの申請です。

配偶者だからといっても特別な免除はありませんし、その審査過程にはある程度の日数とお金がかかるのも現実です(泣)

結婚に関わるビザは、K-1ビザ(婚約者ビザ)K-3ビザ(配偶者ビザ)IR1またはCR1ビザ(米国市民の配偶者のための移民ビザ)の4種類あります。

詳細はアメリカ大使館のホームページで確認できますが、個人的には婚姻する前にあらかじめビザの内容を確認すことをおすすめします!

なぜなら、ビザの申請は書類を用意するのにも、審査にも時間がかかるからです!

自分たちの状況にあうビザにそって婚姻手続きを進めていくほうが時間の短縮になる場合もあります。

ビザの申請中に渡米してもいいの?!

基本的にビザが発給されるまでの渡航は推奨されていません。

しかし、ビザ免除プログラムを利用する場合(ESTA)やB-2ビザ(短期観光ビザ)があれば渡米はできます。

私の場合は時期的なものもあったのか、請願書を出してからビザが発給されるまで1年以上かかりました(泣)

そのため、ビザが給付されるまでは夫に会うために小さかった息子を連れて何度か渡米しました。

第5位:自分たちでするか?専門家に頼むか?!

ビザの申請で最初に悩むところは自分たちで申請手続きをするのか、もしくはビザを専門に扱っている弁護士や行政書士の方にお願いするのかということだと思います。

もちろん専門の方に頼んだほうが、情報や知識があるので事前準備や面接までの流れもスムーズに進みますし、何より不安は少ないと思います。

私たちは自分たちでやりました。

なぜならその分の費用がかからないからです(笑)。

パートナーの協力は不可欠!

実際、知識が不十分だったので私は何度もアメリカ大使館に問い合わせしました。

夫も現地の役所に確認したり、状況を確認するためにビザセンターにコンタクトを取ったりしていました。

結果的にはビザを取得できたので自分たちで申請しても特に問題はありませんでした◎

アメリカ人の夫は最初のステップからやるべきことが多く、書類を揃えるのも大変だったようです。

いまでも「あれは面倒くさかった!」と言っています(笑)

ビザを取得するまでの流れは?

最初のステップはアメリカ市民である配偶者が、米国市民権移民局(USCIS)請願書を提出します。

この請願書が許可されてはじめて移民ビザのプロセスにうつります。

そしてビザの申請に必要な書類を揃えることになります。

すべての書類が揃い次第、アメリカ大使館または領事館で面接を受け問題がなければビザの給付となります。

第4位:予防接種は超重要?!健康診断で気をつけること。

ビザの申請書類の中に健康診断書があります。

アメリカ大使館または領事館から連絡がきたら指定の病院に健康診断の予約をします。

この指定の病院はなんと全国で4ヶ所しかありません!

予約が必要なので申請者の日程調整も必要ですし、地方在住なら交通費もかかるのがまた大変なところです(泣)

健診を受けるときには予防接種の記録を持参する必要があります。

母子手帳で確認できますが、渡米するために義務付けられている予防接種の記録がない場合は医師の指示のもと新たに接種することになります。

そして日本の保険証は適用外です!!

インフルエンザの予防接種も渡航時期によっては必要となりますし、コロナの予防接種も義務として追加されました。

健診が無事に終了しないパターンもある?

私の場合は健康診断に問題はなく、ただ予防接種をいくつか追加で打つ必要がありました。

しかし、この料金が想定外の金額でした!

健診に必要な金額しか持ち合わせていなかった私はその場で健診を終わらせることができませんでした・・・(泣)

皆さん、クレジットカードは要必須ですよ!(笑)

ただ、予防接種ならかかりつけの病院で打っても大丈夫ということで、翌日地元の病院で打ってもらいました。

その際は病院にも事情を話して自分の母子手帳に記録をしてもらい、健診を受けた病院にFAXをし事なきを得ました。

予防接種に関しては事前にかかりつけの病院で打っておくのも良いかもしれません。

犯罪経歴の証明?!

ビザを申請する際の必要な書類の中には犯罪経歴証明書というものもあります。

住民登録をしている管轄の警察当局(県警や警視庁)で手続きを行います。

手続き自体はそんなに時間はかからないのですが、都会の県警や警視庁だと手続きにすすむまで多少待つこともあります。

予約は必要ですので、電話をする際に混雑状況を聞いてから空いてる時間帯に行くのがおすすめです♪

手続きしてから大体1〜2週間以内にはできます。

この犯罪経歴証明書、開封してしまうと無効になりますので気をつけてください!

第3位:英語力はどれくらい必要?!緊張の面接!

ビザに必要な書類がすべて揃ったら、アメリカ大使館、もしくは領事館に面接予約をリクエストします。

当日書類が一つでも揃っていなかったり、忘れたりするとまた面接予約を取り直さなければなりません。

慎重かつ周到に用意することをおすすめします。

コピーもとっておきましょう!

当日は混雑具合にもよりますが2時間程度はかかるとみていたほうが良いでしょう。

そのうち面接時間は10−20分くらいです。

大使館に入ると番号札を取り、先に書類を提出するのですがその窓口の方は日本語で大丈夫でした♪

また同時進行でビザの申請料金を別の窓口で支払うのですが、ここの方は英語でした(笑)

面接の前には指紋採取があり、その後いよいよ面接となります。

面接では何を聞かれる?!

私は「渡米の目的」「夫との馴れ初め」「何年間付き合っているのか」「夫の仕事や移住先の住所」などを聞かれました。

アメリカ人の面接官がすべて英語で質問します。

その最中にも細かい質問があり、とにかく必死にこたえた記憶があります(笑)

わからない質問があれば聞き返すことも大丈夫ですし、ゆっくり話してもらえるか伝えることもありです。

緊張は絶対すると思いますが、英語の文法を気にしたりせずに面接官の質問をよく聞き、確実にこたえることが大事だと思います。

面接が終わったら、その場で合否を伝えてくれます♪

日本語を話してくれる面接官もいる?!

私は一度帰国したため、グリーカードの再申請をしたことがあります。

その時の面接官はなんと流暢な日本語で面接をしてくれて、衝撃を受けました(笑)

日本語でも面接がOKになったのか、再申請の面接だったから簡単にしてくれたのか実際のところはわかりませんが、緊張が一気にほぐれたのでありがたかったです。

第2位:荷物を送る手続きにも時間がかかる!

頭を抱える女性

アメリカに荷物を送るとなると、ほとんどの方が引越し業者、国際配達便(DHL,UPS)または日本郵便を利用することになると思います。

予算や配送のスピードなどが選ぶ基準になると思いますが、送る荷物が多いほど税関への申告が増えますのでその分の書類を作成、確認したりするのに時間がかかります。

2023年からインボイス制度がはじまり、配送する品物の品名やその金額、重量、数量を細かく記載するようになりました。

ひとつの段ボール箱に10種類の品物が入っていたとしたら、10種類それぞれの情報が必要になります!

梱包にも時間がかかる?!

梱包作業も地味に大変です。

インボイス制度をうっかり忘れて梱包してしまい、15箱ちかくすべてやり直したのは私です(泣)

1つずつの品名、金額、重さをすべて記載する作業の果てしなさ・・・。

もし船便を選んだなら、雨風にさらされる場合がありますので大事なものはプラスチックの袋に入れ梱包しましょう。

この作業、引っ越し準備のなかで面倒くさかった事のトップ3に入ります(笑)

家具や電化製品はどうしよう?!

アメリカは物件にもよりますが、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、乾燥機などは備え付けられているところもあります。

また電圧が違うと使えないものがあったりしますので注意が必要です。

家具も電化製品も現地で購入するほうが個人的にはおすすめです。

種類も豊富ですし、子どもの家具や雑貨などは安くて可愛いものがたくさんあります♪

ただ、炊飯器やホームベーカリーなどは日本の製品のほうが扱いやすくて美味しいものができる気がします(笑)

第1位:グリーンカード(永住権)に失効はある!?

移民ビザで入国したらいよいよグリーンカード(永住権)を取得できます。

有効な身分証明書でもあり、現地で仕事もできますが10年に1度は更新が必要です。

グリーンカードはアメリカに居住していることが前提で取得していますので、もしアメリカ国外に1年以上滞在した場合はその資格を失います。

もちろん1年以内にアメリカに再入国する場合、グリーンカードは有効です。

資格を失っても大丈夫?!

実は私、夫の仕事で日本に帰国したとき1度グリーンカードの資格を失いました(泣)

年に1回はアメリカの義理実家に帰省するつもりだった私はあえて再入国許可証の申請をしていませんでした。

しかし、ちょうどコロナウイルスが世界的に大流行、このとき約2年以上アメリカに入国しなかったのです。

こういう特異な状況下だと何か特別な措置があるのかと思いましたが、特にありませんでした。

グリーンカードは再取得は可能ですが、アメリカ国外に滞在した理由とその証明が必要となります。

ビザの申請をしたときと同じように健康診断も受け、必要書類も再度揃えて面接をします。

今回は約2ヶ月でビザを発給してもらえました。

グリーンカードは作り直しにならず、保持していたものをそのまま使うようになります。

市民権を取得するには?

グリーンカード(永住権)と市民権は違います。

市民権を取得するにはアメリカに帰化する必要があります。

一方でグリーンカードは国籍は日本のままですので、アメリカの参政権などはありません。

市民権を申請するためにはグリーンカードを取得してから5年以上経過している、もしくはアメリカ市民の配偶者であれば3年でその資格があたえられます。

市民権を取得するとなると日本国籍を失うことになりますので、永住権のままで暮らすか市民権を取得するのかは大変難しい選択になってきますよね。

さいごに

今回は結婚から移住までに必要な手続きを中心にご紹介しましたが、いかがでしたか?

簡単にはいかないプロセスばかりですが、そこを乗り超えたら2人の絆もより深まるのではないでしょうか♪

この記事が皆さんのお役に少しでも立てたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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