何は無くとも甘い物♡ニュージーランドのローカルスイーツベスト6

ニュージーランド

Question
最近付き合い始めたニュージーランド人の彼氏がグミばっかり食べるんです。
ちょっと目を離した隙にグミグミグミグミ、心配になる程食べるのでこの間注意したら、こんな程度のシュガーじゃいくら食べても足りないと言われました。
ニュージーランドの人ってそんなに甘い物を食べるんですか?もも さん 石川県 20代 学生

教えて、先生!

先生先生
そのご質問に、実際にちょっと引く程甘い物を食べるキウイのパートナーを持つ tnk がお答えしましょう! 食べる量に関しては人に寄ります。
ですが、基本的なお砂糖の摂取量が日本人と比べるとかなり多い方かと思います。
ニュージーランドでは一つ一つのサイズが大きかったりするので、質問者さんの彼にしてみたら、日本のお菓子では甘さが足りないと思うのも無理もないかもしれません。

恋する乙女恋する乙女
確かに、海外のクッキーって手の平ぐらい大きいって言うわよね!

王子様王子
それにニュージーランドでは、ケーキなんかも派手で重たいシュガーケーキが多いと聞きマスネ〜。日本のケーキ屋さんに売っているケーキとは、スポンジの食感も甘さも随分違うようデース。

恋する乙女恋する乙女
どんな物があるのか気になるわ〜!甘くてカラフルで可愛い物だったら、誰だってやめられなくなっちゃうわよね〜!

王子様王子

乙女ちゃんが言うように、キウイが大好きなスイーツはカラフルで日本人にはちょっと甘過ぎる物もあるかもデスネ〜。

  • ラミントン
  • ロリーケーキ
  • チョコレートフィッシュ

のようなニュージーランドのスイーツは、甘いけれどとっても美味しいので、ぜひ皆さんにも知って頂きたいデース。この記事は【5分】でササ―ッと読めマース

先生先生
せっかくですから、今回は現地の人なら誰もが一度は口にした事のあるスイーツ達、キウイを虜にする甘ーい誘惑の数々をご紹介しましょう!

6位:ラミントン

今回ご紹介する中では一番ケーキらしいケーキなラミントン。

チョコレートソースでコーティングされたスポンジ又はバターケーキに、乾燥ココナッツをまぶしたもので、見た目よりも優しい甘さ

プレーンの物もあれば中にクリームやジャムの入った物もあり、大きさも小さな物からホールサイズで作るお店もあります。

結局どっち!? オーストラリア vs ニュージーランド

長く良好な関係を築いているオーストラリアとの古くからの議論、それは、「ラミントンはどちらの物か」です。

元々はオーストラリアのお菓子ですが、ニュージーランドでも昔から広く親しまれいます

私自身、あまりにも当たり前のようにカフェやスーパーに置いてある為、てっきりニュージーランドの物と思っていました。

実はご近所同士仲が良過ぎて、この手の小さな争いはラミントンだけではないのですが…それはまた別の機会に♪

5位:ロリーケーキ

いわゆる海外っぽいお菓子のうちに入るであろうカラフルで甘そうな見た目のケーキ。

ケーキというには身が詰まっていますし、日本のお菓子で例えるのは難しいのですが、キャラメルやヌガーに近いものがあります。

ニュージーランドにはこの手のケーキが多く、モルトクッキー、バターそしてコンデンスミルクを加えた生地に、違ったトッピングや味付けを加えて作られ、最後はココナッツで飾ったら出来上がり。

砂糖を練ってそのまま固めたような見た目ですが、食べてみると意外とケーキ感があって美味しい!

ただし沢山食べられる物ではなさそうですね。

ロリーって何なの?

で、結局ロリーって何なの?というところですが、ニュージーランドではキャンディー等の甘い物の事を総称してロリーと呼びます

そしてここでのロリーはマシュマロの事で、ちなみにグミもロリーです。

最早境目がよく分かりませんが、キウイがパクパク食べちゃう大容量の甘い物は大体ロリーです。

という訳で、マシュマロ入りのケーキもロリーケーキとなる訳です。

名前からお砂糖の甘さがダダ漏れですね!

4位:アンザックビスケット

これまでの二つに比べると一見地味な見た目のアンザックビスケット。

見たところそこまで甘そうには見えませんが、ロールドオーツをベースに、砂糖にバターにゴールデンシロップと、期待にもれずしっかり甘いビスケットです。

そして忘れてはいけない、そう、またしても…乾燥ココナッツが入っています!

どうやらニュージーランドの甘い物にはココナッツが欠かせないようです。

ビスケットに想いを込めて

第一次世界大戦中、女性達は戦場へ向かった兵士達に簡単に崩れないお菓子を送ろうとビスケットを作ったと言われています

しかしこちらは諸説あり、ビスケットは一度も兵士達には送られず代わりに国で待つ家族達が軍資金を募る為に作っていたとも言われています

実際のところは誰にも分からず仕舞いですが、激しい戦争の最中に生まれたこのビスケットは、国の軍事組織の名前をとってアンザックビスケットと名付けられ、今でも人々に愛されています。

3位:アフガンビスケット

チョコレートが嫌いな人なんて世の中にいるの!? と聞いてしまうぐらい、キウイはチョコレートが大好き

アフガンビスケットは、たっぷりのココアパウダーにチョコレートアイシングとウォルナッツが最高にマッチした、チョコレート好きにはベストアンサーのお菓子です。

バターの割合の多い生地にはコーンフレークを練り混ぜてあり、ほろほろでサクッとした食感が癖になりますよ。

ビスケット=クッキー

日本では基本的にクッキーと呼ばれる事が多いですが、国に寄って呼び方が違うというのは有名な話

ですが、アフガンに関してはどうやらどちらでも良い認識のようです。

人に寄ってはクッキー、また人が違えばビスケットと呼ぶ場合もあり、なんともフレキシブルなアフガン。

ネットやレシピ本でもどちらでも良いように予め「ビスケット/クッキー」と表記しているものもあります。

2位:チョコレートフィッシュ

ニュージーランドで人気のお菓子の一つにお魚の形をしたチョコレートがあります。

と言っても、勿論魚味でも魚にチョコレートをコーティングした物でもありません

実際はニシンのような魚の形をした、マシュマロ入りのチョコレート

キウイにとってはかなり馴染みのあるお菓子である為、ニュージーランドで知らない人はいないとも言われています

労をねぎらう小さなご褒美

ニュージーランドでは、何かをやり遂げたり仕事を頑張った人に、チョコレートフィッシュを贈る習慣があります

以前スーパーのレジで会員カードをスワイプしたところ、店員さんがチョコレートフィッシュをくれた事があります。

これもどうやら会員感謝キャンペーンだったようで、「いつもありがとう」の意が込められていたようです。

普段は、勉強を頑張った子どもに親が渡したり、職場でプレゼンが上手くいった社員に上司から贈ったりするそうです。

いつもシリアスな上司が小さなマシュマロ入りのチョコレートをくれるなんて、想像するとちょっと可愛らしくてあたたかい光景ですね。

1位:パヴロヴァ

こちらのお菓子は、皆さんご存知の方も多いかもしれません。

ラミントン同様、長年オーストラリアとニュージーランド両国どちらのものかで協議が続いているパヴロヴァ。

こちらは、現在まで真実は分かっていません

名前の由来はロシアのバレエダンサー、アンナ・パブロワから来ており、両国でのツアー中の彼女に敬意を評して作られたと言われています。

しかし結局どちらが先であったかは分からず仕舞い、そのままそれぞれの国の象徴となるお菓子となりました。

ただのメレンゲと侮るなかれ

正直なところ、「いやこれただのメレンゲ…」と思っている方が多いのではないでしょうか。

事実その通りです!

だからと言って単純に卵白を泡だてて焼いている訳ではなく、少量のお酢又はレモン果汁やコーンスターチが、香味や食感を助けているのです。

とはいえかなりシンプルな作りではありますが、これにホイップクリームとフルーツを乗せただけでびっくりする程美味しくなります!

低コストで低カロリー、それでいて華やかな見た目のパヴロヴァ、日本で流行る日も近いかも?

さいごに

色とりどりで甘ーいニュージーランドのお菓子

ちょっと抵抗がある人も、既に気になっている人も、とにかく一度試してみて下さい

その不思議な美味しさに、どうしようもなくハマってしまうかも!

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