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窒息するほどの愛!南イタリアのマンマの過激な愛情表現ベスト10

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先生の紹介

HIRO
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こんにちは。HIROです。学生ビザでスペインへ行き、留学した先でイタリア人の彼と出会い1年でスピード婚。現在は日本に住みながら陽気な彼と同棲中。国際結婚の様々な出来事、イタリア人やイタリア文化のロマンチックなネタから面白ネタ、カルチャーショックまで様々な記事をリアルタイムでお届けできればと思います。

第10位:毎日息子の好きな食事をつくる

南イタリアのマンマは毎日息子の好きな料理を作ります。

それが30歳になろうと40歳になろうと家にいる限りは腕によりをかけて作ります。

料理をしたことがない?

実際に結婚するまで自分で一から料理をしたことがない、またはさせてもらえなかったなど人によってはかなり差があるようです。

そんな美味しいものを食べてきた息子の舌は間違いなく肥えています。

なので美味しい料理が作れたり、美味しいお店を知っていたりといいこと尽くしです。

そして一人暮らしや結婚してからもマンマとの会話は料理が中心。

息子「マンマ、今日はミートボールを作ったよ。マンマよりは上手じゃないけど。」

息子「マンマ、ピザを作ったよ。うまくできたよ!でもマンマのが一番だけどね。」

マンマがつくる料理は誰にも真似できない愛情と思い出の味がたっぷり詰まっているんでしょうね。

第9位:四六時中キスをしてくる

南イタリアのマンマは大げさすぎるほどキスをします。

朝の挨拶から食事中、学校の行きの間や帰宅時など。

まるで小鳥の合唱

南イタリアのマンマは会話の途中でさえ頭やこめかみから頬にかけてキスをします。

それが大人になっても続くので愛情は永遠なのです。

朝もチュ、昼もチュ、夜もチュ、通りがかりにチュチュチュ。

街を歩けば至る所でキスしている人たちを見受けます。

それもそう。

南イタリアのマンマのようなスキンシップは相手への愛情を伝えること以外にお互いへの信頼や絆も自然に深めるからです。

スキンシップを行うと脳内からオキシトシンというホルモンが分泌され結果的に心が安定し幸福感を感じることができます。

マンマもまた息子のスキンシップを通じて癒されるわけですから理想的な親子関係です。

第8位:どんな人にも息子自慢をする

南イタリアのマンマは子供たちの成長や達成に誇りを持っていて、それを自慢するのは当然のことです。

自分の子供に接する時は褒め言葉を含め、「ポジティブな言葉」をかけるようにします。

例えば、息子がテストで悪い点を取ったり、マンマの大切な花瓶を割ったり、マンマに反抗したときでさえ気持ちが収まったあとハグやキスをしながら、「マンマはいつもあなたのことを誇りに思い、愛してるわ!」などと必ず褒め言葉を添えながら愛情を伝えます。

自己肯定感をつくる

マンマは息子が小さい時から肯定的な言葉をかけて育ちます。

そしてマンマがいれば、たとえどんな自分であってもマンマに受け止めてもらえるという安心感から、自然と自分を肯定する気持ちである自己肯定感を育み、それはいずれ自分に対する自信へと繋がります。

結果、メリットは問題解決能力が高まり、行動力が身につきます。

また心が安定し、人間関係の構築が上手くなります。

逆にデメリットは、大人になってからも根拠のない自信をもつようになったり、計画性がなかったり、時間ギリギリまで物事を引き延ばすようなことになります。

第7位:おこづかいを与える

パスポートやお金

何かにつけて南イタリアのマンマは息子を甘やかすため、社会人になってからも生活費や食事代や旅行代と言ってはお小遣いを与え続けます。

逆に息子はマンマを当てにするようになります。

まさにマンモーニの始まりです。

マンモーニは30代以上になっても親元で生活している比較的高所得の独身男性達を指します。

南イタリアでは家族の結びつきがとても強く、息子たちは結婚するまで親元で暮らすのが一般的です。

晩婚化によるマンモーニの増加は社会現象となっていて、中年になった彼らが、掃除・洗濯・食事といった身のまわりのことを母親に世話してもらいながら、親と一緒に生活しています。

彼らを揶揄する人がいても全く気にしません。

なぜなら相互扶助であり、お互いが助け合うことは当然と考えるからです。

第6位:息子の一人暮らしを嫌がる

息子(学生時代)「大学に入ったら寮に入ろうと思って…。」

マンマ「多少遠くても家から通えばいいじゃない?車で送り迎えするわ。」

息子(社会人)「職場から近い場所に引っ越そうと思って…。」

マンマ「うちに近いほうがいいに決まってるわ!仕事で忙しいと家事などがおろそかになるものね、それにマンマのご飯食べないと元気がなくなるわ。」

息子(結婚後)「ようやく夫婦二人暮らしだ。協力して頑張っていかないと。」

マンマ「マンマがご飯作りに行こうか?掃除だってしなくちゃならないし、ベットメイキングだって必要でしょ?」

息子が何歳になっても子離れできないマンマ

マンマと息子。

そのような過激な親子の絆を築くのは、まさにマンマの役割といえるでしょう。

南イタリアのマンマは息子が自分無しの人生など有り得ないという方向性の育て方をします。

「あなたはマンマの生き甲斐、あなたがいるからマンマは幸せ。」という息子への一途な思いが端からみればある種の依存にも見えるほどの親子関係を作り上げています。

第5位:息子の彼女はマンマが品定め

息子の彼女「はじめまして。HIROといいます。よろしくお願いします。」

マンマ「うちの息子と知り合えてあなたは幸運だわ。」

息子の彼女「はっ…はい。(汗)」

マンマ「どうやって息子と知り合ったの?」

「仕事は何してるの?」

「ところで何歳なの?」

「息子と一緒に住んでいるの?」

「結婚はする気はあるの?」

息子の彼女「…。」

マンマの悪気がない尋問

マンマは基本的に寛大で、どんな人にも友好的で信頼感を抱いていると思われます。

しかし、他人に対しては懐疑的な部分があります。

そして、何よりも家族が優先順位ということは他人が信用できない為、マンマは息子を守るために情報を集めておく必要があります。

そして身なりから、持ち物までさまざまチェックします。

最終的にマンマのお眼鏡にかなった場合、途端に家族のように接してくれます♡

第4位:1日に3回連絡する

電話

マンマはお喋り好きな方が多いのでメールや電話好きな人が多いです。

ボイスメッセージやビデオ通話などが多く、日本人にとっては抵抗があるかもしれません。

リアルタイムでボイスメッセージをしてる時もあり、電車やバスでもとにかくマンマとお喋りしています。

逐一状況報告

常にお互いがどんな時でも状況報告をしているので、もはやマンマか彼女かわからなくなります。(笑)

まるで毎日が緊急事態に備えた訓練をしているかのようです。

実際のところ、マンマは少しでも息子の声を聴くと元気になれます。

ある意味毎日が親孝行ですね。

第3位:息子の友達も家族扱い

息子の友達「今日はもう遅いから車で帰るよ。」

マンマ「なら泊っていけばいいじゃない?」

息子の友達「パジャマはないし、歯ブラシや服も用意していないし、それに明日はピクニックなんだ。」

マンマ「そんなことなら全て用意してあげるわよ。」

「さあ、今日は遅いから息子の新しい歯ブラシ使って歯を磨いて寝なさい。」

息子の友達「いいの?ありがとう!」

南イタリアのマンマのおもてなしは世界一

まるでツアーのように寝室も、バストイレも、キッチンも、リビングも全部一通り見せてくれます。

どこの家に行ってもこれが当たり前で、日本人の感覚だと寝室までは抵抗ありますが、包み隠さず案内してくれます。

マンマの家に泊ると寝床はもちろん完璧に用意され、洋服の洗濯からピクニックの用意、朝食から夜ご飯までご馳走してくれるので至れり尽くせりです。

他人に合わせるのではなく、「自分たちの普段の生活に入っておいで。」というおもてなしにマンマの愛情を感じます。

第2位:マンマの料理は世界一

イタリアン

マンマの料理の美味しさは何といっても愛情です。

身体のことを一番に考え、悪いものは一切加えず栄養価の高い季節の食材やバランスの良い食事を愛情をもって作ります。

レストランから足が遠のく

マンマの料理というものは、「心」そのものです。

多くのイタリア人は口を揃えて、「マンマの料理は世界一だ!」と恥じることなく言います。

イタリア料理においてマンマの料理は心臓であり、レストランなどでも「ここはマンマの味と同じだ。」というのが最高の誉め言葉にもなり評価にもなります。

私たち日本人のおふくろの味は得も言われぬ美味しさであることは間違いないです。

強いて言うなら、彼らの評価はおふくろの味を超越したものであり、それが全ての基本でもあります。

マンマはノンナ(祖母)からレシピを教わり、それを息子や娘に継いでいきます。

そしてそのレシピは家庭を超え、世界に渡ります。

やがてそのレシピで作られた料理はみんなを幸せにしてくれます。

ある意味マンマは魔法使いのような存在ですね(笑)

第1位:マンマと息子の関係は?

一般的には、成人してからも全ての物事をママに頼りきりなのが当たり前です。

40、50歳近い息子がお嫁さんでなくマンマに「ネクタイの柄や色はどれがいいかな?」

と聞きます。

こういった質問はできればお嫁さんに聞いたほうが無難でしょう。

彼らは悪気もなくマンマに全てを委ねます。

時々、そういったことが原因で喧嘩になることは日常茶飯事です。

お嫁さん的には親離れできない子供として映るでしょう。

神様よりママを呼ぶ

イタリアでは嬉しい時も悲しい時も「マンマ・ミーア!」と叫びます。

他言語では「オーマイ・ゴッド!」など神様の名前を叫ぶことが一般的でしょう。

つまりマンマは神様以上の存在なのです。

実際、目の前に神様はいなくともマンマはいつもそばにいてくれます。

人生の羅針盤のような存在です。

そしてマンマが息子に対する最高の愛情と息子がマンマに対する敬愛は学ぶべきことかもしれませんね。

さいごに

ニンマリしている女性

イタリアのマンマも他の国の母もどんな形でさえ息子や娘に対する愛情は美しいものです。

母は子供を授かったその日から愛情を注ぎ続け、今に至るわけです。

大変な道を通ってきたから分かる苦労や忍耐、だからこそ母は強く最も尊い存在なのです。

イタリアのマンマの愛情表現は並外れてますが、息子や娘に対する愛情はきっと一点の曇りもない純粋な愛なのでしょう。

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