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イタリアの会社ってどんな感じ?~イタリアでの会社訪問体験記~

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イタリアで暮らしていると「イタリアの会社ってどんな感じ?」質問されることが多い!

帰るのが早そう?休みが多そう!?上下関係がなさそう!?

ここでは皆さんの疑問にお答えするべく、イタリア在住の私が、インターンシップした際の、会社訪問体験記をご紹介します!

出社時刻は日本とだいたい一緒!服装は…?

意外にも?イタリア人の出社時刻は日本人とほぼ同じ、8時半~9時半の会社がほとんどです。

そのため日本ほどではないですが、いわゆる「通勤ラッシュ」もあります。

だいたい8時~10時は電車・バスは会社員がたくさん!

旅行者の方は、平日朝の観光時は留意すると良いかもしれませんね!

服装は?

通勤時の服装を見ていると、男性はビジネススーツのことも多いです。

でも、だいたいは襟付きの服×ジーンズ以外のパンツ×革靴で、女性はカットソー×パンツ×ローヒールが定番です。

石畳の多いイタリアでは、普段の生活ではバレエシューズなどのローヒールが欠かせません

カバンも日本のOLさんと同じで、肩掛けのハンドバッグを愛用している人が多く、FURLA(フルラ)やMax Mara(マックスマーラ)といったイタリアブランドが人気です◎

朝ご飯&新聞はバール利用で仕事スイッチオン!

日本では、通勤中に新聞を読んでいる人をよく見かけます。

また、家で朝ご飯を食べから出社する人がほとんどですよね。

イタリアでもそのような人達はゼロではないですが、朝ご飯&新聞チェックは「バール(BAR)」で行う人が半数以上です!

日常に欠かせないバール

バールとは、いわゆる立ち飲みカフェのような所で、コーヒーやジュース、パン類を気軽につまむことが出来るスポットです。

イタリアではどんな街にもコンビニの数ほどたくさんのバールがあります。

中では日本の「朝定食」のように、イタリアの典型的な朝ご飯(カプチーノorエスプレッソ×クロワッサン×オレンジジュース)をまとめた“朝食セット”を出してもらえます。

イタリア人はここで馴染みの店員や知り合いたちと朝の挨拶を交わし、新聞を読んでリフレッシュしてから会社への向かいます。

新聞の配達制度が無く、新聞を読みたい場合は街で購入しなければならない点(1部約200円)や…

朝ご飯が家で用意するのと同価格帯(2~300円)で外食べられる点などを鑑みると…

バールを活用した方が、断然お得&ストレス発散でき、気持ちよく出社できるそうです。

挨拶はとってもカジュアル!上下関係や男女比は…?

出社したらまずは「ボンジョルノ(Buongiorno)」と元気に挨拶。

上下関係は一応存在するものの、日本ほど厳しくないため、上司にも後輩にもすれ違った際は気軽に声をかけてゆきます

日本のように頭をペコペコしながら挨拶したり、上司の所にわざわざ出向いて「おはようございます!」だなんてことはしません。

日本人からしたら、一見どの人が上司で、どの人が新人なのかわからなくなってしまうかも…。

イタリア人は大人っぽい顔立ちの人が多いので、なおさらそう感じる人も多いことでしょう。

男女共働き率高め!

ちなみに、男尊女卑もほとんどなし!

特に北イタリアは共働き率高め。

なので、私の訪問した会社はフロア内の半数近くが女性で、皆さん男性と同じように重要な仕事をたくさん任されバリバリ活躍していました。

女性社員に尋ねたところ、旦那さんやパートナーの家でのサポートもしっかりしていて、仕事と家事は手分けして上手くやっていますよ!

また、専業主婦の家でも、旦那さんは割と家のこともやってくれるそうです。

セクハラ、パワハラもかなり「稀」とのことでした。

イタリアならではの「エスプレッソ休憩」とは

一息つきたい時に、デスクでペットボトルのドリンクを飲んだりお菓子を食べたりすることもありますが…

イタリアの会社員ならではの休憩タイムが、「エスプレッソ休憩」です。

いわゆる愛煙家がタバコ部屋に行くようなイメージ!

イタリア人は仕事がひと段落つくたびに、廊下やフロアの隅にあるエスプレッソマシーンの所に集合し、皆でエスプレッソ片手に談笑します。

その姿、まるで日本の給湯室のよう!

エスプレッソは家庭用マシンが置いてあることもありますし、自販機スタイルの場合ももあります。

コミュニケーションツールでもある

エスプレッソ休憩はコミュニケーションの場でもあるので、始業前、11時前後、昼食後、15時前後は特に多くの人で賑わいます。

会議の後に皆でマシンに立ち寄って、一杯飲んでからデスクに戻ることも少なくありません。

ちなみに「そんなに飲んだら、カフェインの摂り過ぎなのでは…」と思った貴方!

イタリア人女子の中にも同じ考えの人は多く、健康を意識する人は“ついて行くだけ”の時もあります。

なお、イタリアのエスプレッソは日本のものとやや異なり、液から溢れるほど大量の砂糖を入れるのがお約束!

液体を飲んでいるのか砂糖を食べているのかわからなくなる程ですが、皆さんこの不思議な飲み物からカフェインと糖分をチャージして、リフレッシュいます◎

さすが美食の国!なランチ事情

「エスプレッソ休憩」と並んで、「イタリアらしい!」と思ったのがランチです。

食堂で社食を取る点は日本と同じなのですが、驚いたのが、社食なのにコースメニューのような構成になっている点です。

食堂はブースごとに…

「アンティパスト(前菜の意味・サラダ類が定番)」

「プリモ(第一の皿の意味・パスタやリゾットなどの炭水化物が定番)」

「セコンド(第二の皿の意味・肉か魚料理が定番)」

「ドルチェ(デザートの意味・プリンやヨーグルトが定番)」

と分かれており、皆さんそれらを順番に取ってお会計をし、順番に1皿ずつ食べていました。

2時間もランチ??

聞けばイタリアでは、ピザ以外の食事をとる際は「アンティパスト→プリモ→セコンド→ドルチェ」と順番に食べるのがお約束なのだそう。

私が訪問した会社では、始めに一気に全ての皿を取って、席で順番に食べていましたが…

学校給食などでは、給食のおばさんがアンティパストを盛りに来て、皆がそれを食べ終えるとおばさんがプリモを盛りにやって来て…という形で昼食を取っているそうです。

ということで、ボリュームも多けりゃ、食事の時間がとにかく長い!!

1-2時間ほどランチをするのはザラで、これが終わると一気に15時の「エスプレッソ休憩」に突入してしまいます(笑)

退社時刻は18時頃!アフターファイブの過ごし方とは

会社によって異なるものの、一般的な退社時刻は18時頃だそうです。

勤務中の外出や長時間の離席に対して、日本ほど神経質ではありません。

なので、昼間に一度会社を出て家で昼食を取ったり、銀行やジムなどに行く人も…!

もちろんそのような人は、帰宅が20時頃になる場合もあります。

夜の飲み会はナシ!

アフターファイブは、社内サークル(サッカー、ランニング、水泳等)に参加したり、友人と軽く飲みに行ったり、スポーツで汗を流したりと、この辺は日本とそっくりでした。

逆に、夜の「飲み会」なるものは一切ナシ!

社員同士で集まって食事をする時は、「ランチ」が主流だそうです。

また、誕生会や歓迎会、退職祝などは、皆で外に食べに行くこともありますが…

ランチ帯に会議室にケータリングを用意して、自由にツマむスタイルが主流だそうです◎

すぐに帰りたくない…そんな日は「アペリティーボ」に直行!

仕事で上手く行かなくて落ち込むこと、誰かにお悩み相談したいこと…イタリア人にだってもちろんあります!

そんな時彼らが「一杯飲みに行こうよ!」と言わんばかりに、利用するのが「アペリティーボ」です。

これは日本でいう「アペリティフ」「ハッピーアワー」によく似た、イタリアのレストランならではのサービスのこと。

だいたい夕方5~7時頃まで、好きなお酒1杯+ピンチョスフード食べ放題で500~1000円程で飲むことの出来る便利なタイムサービスなんです。

もちろん皆でディナーに行く際の「ゼロ次会」としても活用可能。

しかし、毎日となるとお財布事情が苦しいですよね…

そんな時、イタリア人はこのアペリティーボを利用して、愚痴・悩み…全て吐き出してリフレッシュして帰路につくそうです◎

日曜日は「接待ゴルフ」ならぬ「接待サッカー」!

サッカー選手とサッカーボール

イタリアに来たら、休みの日は仕事のことなんて全て忘れてリフレーーッシュ!というワケには行きませんでした(涙)!

なぜならイタリアの土日は「サッカーの日」だからです。

サッカー大国として名高いイタリアですが、その愛されっぷりは「半端ない」ことこの上なし。

試合がある日もない日も、テレビや新聞はサッカー話題ばかり報道されていますし、特にリーグ戦(セリエA)は土日に試合が行われる為、月曜日は一日中サッカーの話題でもちきりです!

ということで、イタリアの会社では日本のように土日にゴルフに誘われることはありませんが…

土日に、サッカー観戦に誘われることはしょっちゅう(というか、ほぼ毎週)なので覚悟してください。

地元に2チーム以上ある都市(ローマ・ミラノ等)は、上司がどっちのチームを応援しているかも必ずチェックが必要です。

誕生日・昇進・結婚・出産・・・歓迎会も退職祝いも自分でしちゃいます☆

両手を高くあげる女性

イタリアにきたら、お祝いゴトは自分で行うのがお約束

待ってても、だーれもお祝いしてくれませんよ!

ちょうど私が会社訪問をした日はある女性社員の産後復帰の日だったのですが、お昼頃、会議室に呼ばれ行ってみると…「出産おめでとう!」の横断幕!

ママさんになった女性社員自らが、ピザやケーキを用意して「無事赤ちゃんが生まれたのよー!」と私たちをもてなしてくれました。

日本人が自分たちが幹事となって自らを祝うのは結婚式くらいですが、イタリアでは全てのお祝いごとに対して「セルフ幹事システム」が基本だそう。

最初は不思議な感じがしましたが、今ではすっかりこのシステムに慣れてしまいました。

さいごに

個人的には「意外と日本と変わらない点も多い」という印象だったイタリアの会社事情。

皆様はどうお感じになられましたでしょうか?これからイタリアに留学予定!

イタリアの会社と取引予定!という方にとっても役立つ情報となれば幸いです。

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