イタリア人から学ぶ!ハッピーになる方法ベスト10

イタリア

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HIRO
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こんにちは。HIROです。学生ビザでスペインへ行き、留学した先でイタリア人の彼と出会い1年でスピード婚。現在は日本に住みながら陽気な彼と同棲中。国際結婚の様々な出来事、イタリア人やイタリア文化のロマンチックなネタから面白ネタ、カルチャーショックまで様々な記事をリアルタイムでお届けできればと思います。

第10位:コーヒーにこだわる

ビアレッティが火付け役

ビアレッティとはイタリアで一般的に使われているエスプレッソをいれるためのコーヒーマシンです。

そのコーヒーマシンは家庭でかかせない調理器具として親しまれています。

イタリア人にとってエスプレッソのない人生などありえないのです。

エスプレッソと聞くと濃くて苦いというイメージがありますが、コク、苦味、甘味、酸味のバランスがとれていて、うま味が凝縮された飲み物なのです。

いくらインスタントコーヒーが早く飲めるからと説得してもイタリア人は納得しません。

朝、目が覚めてからエスプレッソを家庭で作ります。

コーヒーのいい香りは幸せな気持ちにしてくれますし、目の覚めるような苦みや深いコクは人々を魅了し続けています。

そして多くの人は多めの砂糖を入れて飲みます。

たとえ真夜中でさえもインスタントコーヒーではなく時間をかけてコーヒーマシンで作ります。

イタリア人はエスプレッソができるまでの間、「砂糖や牛乳は入れる?」などの質問から

途切れることのない会話が繰り広げられます。

エスプレッソさえあれば何時間だって会話が弾みます。

つまり一杯のエスプレッソは会話のきっかけとなり、何気ない会話そのものが彼らを癒し、ストレスを発散させていくのです。

第9位:仕事よりも家族、友人が優先

なかなか働き者の日本人には理解しがたい内容になるかもしれませんが、イタリア人にとっては仕事の優先度は中程度だそう。

仕事は一時的なものに対して家族、友達は一生のものなので一番大切だと言えます。

昇給より休みを好む

昇給より家族との時間を取るのだそう。

仕事はストレスになる一方で家族や友人との時間はプライスレスであり、自分が自分らしくいれる場所なので、仕事の時間を削ってでもその時間を確保します。

仕事で成果をあげることは彼らにとっての最終目的地ではないそうです。

第8位:短所は見ないふり

人は誰にでも長所がありますが短所もあります。

一般的にイタリア人の長所は日本人から見て情熱的で、おしゃべり好きで、自己表現が上手ですが、短所は時間にルーズです。

もし、時間にルーズでも彼らはそれを直そうとしませんし、何か別の要因によって遅れたと言い訳するでしょう。

短所に執着しない

日本人なら悪いところがあったら直す努力や何か別の方法でカバーしようと試みますが、イタリア人はそんなことお構いなしなのです。

イタリア人にこう質問するとこう返ってきます。

質問①日本人「イタリア人男性は浮気者ですよね?」

イタリア人「だってイタリア人だから当り前さ!」

質問②日本人「どうして時間にルーズなんですか?30分も遅刻ですよ?」

イタリア人「途中で友達に会ったら話が止まらなくてさ、そういえばその子が君に会いたがってたよ。」

質問③日本人「なぜ30歳にもなって料理が全くできないんですか?」

イタリア人「マンマがキッチンに居座るから料理させてもらえなかったんだよ。僕はマンマの息子で本当に幸せ者だからさ。」

こういったことがある度に笑いさえ込み上げてきます。

それ以来、日本人であることに自信と誇りを持つことができました。(笑)

ある時に、彼氏ができずに悩んでいたイタリア人女性が出会い系サイトで毎月違う彼とデートしていました。

しばらくして彼女は、「やっぱり私はモテるから特定の彼は必要ないかもしれないわ。」と自己解決していました。

つまり自分自身の短所は長所であり、長所は長所でしかないのです。

「さすがイタリア人!」と、納得せざるを得ないでしょう。

第7位:計画しない

イタリア人は基本的には計画することが好きではありません。

今を楽しむことに夢中なので先々のことは細かくは決めないのです。

例えば日本人が、「午前10時に会いましょう。」と提案しても、彼らは「午前中に会いましょう。」と解釈する。

そして、20時約束のディナーだったとしても彼らは20時半にやってくるでしょう。

不確定要素が多い?

イタリアに旅行に行った方はお気づきだと思います。

定時に電車やバスが来ません。

それどころか急に列車が停まって次にいつ発車するかわからないというのもしばしば。

そんな不確定要素が多い中暮らしていると、ち密に計画を立てることこそ無意味になります。

つまりその場の成り行きに身を委ねます。

旅行に関しても計画をしないのは、それによってストレスになるからです。

確かに考えてみれば日本人は几帳面に計画を立てますが、計画通りに物事が進まなかったりすると苛立ちを隠せないでしょう。

イタリア人の考え方は、計画を立てずにその場でその場で臨機応変に対応していくことのほうが賢明だと考えます。

第6位:感情共有する

イタリア人といえば感情表現がとても豊かです。

日々ちょっとした些細なことでもすぐに家族や友人に連絡します。

「さっき、T-シャツを裏表間違えて着てスーパー行っちゃったよ。」

「今夜、アンジェラがディスコでいい男見つけるって言ってたよ。」

「最近、ピザもパスタも食べてないんだよ!信じられる?」

など、毎日誰かに今日の出来事を報告します。

離れている家族や友人ならまだしも定期的に会っている友人でさえ近況報告を怠りません。

迷惑なのでは?

日本人からすると過度のメールのやりとりや電話など相手の迷惑にならないか考えてしまいそうです。

彼らからすれば、喜怒哀楽を誰かと共有することは自然なことであり、人と人との繋がりが心を豊かにし、幸せにするからです。

むしろ孤独とは無縁の人たちなのです。

常に人との距離が近いので、いざとなれば心強い仲間なのです。

第5位:空気は読まない

 

空気を読むとは?

ある場面や状況で皆が同じように感じとる雰囲気や流れのことを意味します。

日本人はコミュニケーションをとる際、まず空気を読み、思ったことをすぐに口にしないように努めます。

そして、ある程度相手の状況や心の中を読んだうえで言葉を選ぶ傾向があります。

一方で、イタリア人は思ったことをすぐに口にします。

日本人「今日はお寿司屋さんに行こうと思うのですがいかがでしょう?」

イタリア人「生魚!?気持ち悪くて食べられないよ。」

日本人「今日は久しぶりに日本人の友達と2人で流行りのバーに行こうと思って。」

イタリア人「偶然だね!そのバー前から気になってたんだ!何時に行く?」

日本人「今日は素敵なレストラン行く日だからお気に入りのワンピース着てきました♡」

イタリア人「素敵だね!とってもよく似合うよ♡だけど今日は天気がいいからハイキングでも行かない?」

このような敵意のない会話が繰り広げられます。

そして朝の仕事の会議が始まって少し遅れたとしてもイタリア人は「コーヒーを飲まないと1日が始まらないからね。」と悪びれることなく言います。

つまり、思ったことを正直に話すほうが善と考えるでしょう。

結果的に健康的な精神を保つことができます。

第4位:お酒は健康の証

ワイン

お酒はさまざまなメリットがあります。

ストレス発散、食欲増進であったり、お酒を一緒に楽しむことで人間関係を円滑にする効果があります。

また、心臓病や脳梗塞、糖尿病では、まったく飲まないよりも少し飲酒した方が発症リスクを下げることが知られています。

酔うために飲むのではない

イタリア人にとってアルコールは健康の証拠。

酔うためではなく、それによって幸せな時間をつくることができると考えています。

今、この一瞬を楽しむ。

必ずと言っていいほど、お酒がある場所には、おしゃべりや笑いが絶えません。

そして節度をわきまえて飲むことが彼らにとってのお酒の飲み方であり、楽しみ方です。

イタリア人にとっては酔って電車で寝ているサラリーマンや飲みすぎて道路に倒れこんでいる人を見ると驚きを隠せません。

人によってはストレスをお酒で発散したり、嫌なことを忘れるためにお酒を飲む人もいるでしょう。

お酒は幸せの時間をつくるものだとしたら、お酒をつくる作り手にとってもこれほど嬉しいことはないでしょう。

第3位:私語は慎まない

仕事より私語

イタリアに行くと必ず目にするのは、公私混同が当たり前になっているということ。

つまり仕事中であってもプライベートと変わらないのです。

公共窓口で受付けの人が携帯電話で友達とおしゃべりしてる間、お客さんは長い列を並びながら待っています。

レストランやバーに至っても従業員たちがおしゃべりをしている間、お客さんは注文を取りに来るのを待っています。

それが日本なら大問題です。

ですが、イタリア人は自ら進んでおしゃべりに参加していくので大笑いです。

仕事をしていようがプライベートだろうが「今、私の時間を生きている」だけであって何の悪気もないのです。

呑気に楽しく過ごすことが何よりも大切なのです。

第2位:イル・ドルチェ・ファル・ニエンテ

il dolce far niente イル・ドルチェ・ファル・ニエンテとは?

文字どおり、何もしないこと。

特に期間はなく1日でも1週間でも時間の経過を楽しみ、自分の思考に身を委ねるという楽しい経験のことです。

それはイタリア人のメンタリティによく存在するものです。

イタリアは幸運なことに、海岸や海岸から高い山に至るまで、信じられないほど美しい風景に恵まれています。

それは、「イル・ドルチェ・ファル・ ニエンテ」をするのにもっとも適した場所であり、重要なのは今この瞬間を生きることだけです。

ストレスもプレッシャーも何も問題ありません。

ただこの瞬間、携帯電話を充電するように自分を充電するために何もしないのです。

日本人は必ず質問してしまうでしょう。

「何のために?どのくらいの期間?仕事は?病院に行ったほうがいいのでは?」

何もしない時間が無駄に思えてしまうのは日本人だからでしょうか?

「イル・ドルチェ・ファル・ニエンテ」はイタリア人の価値観をそのまま表しているといえます。

やりたいことをやって、行きたいところに行って、食べたいものを食べたいだけ食べる。

食の宝庫と呼ばれるほど美味しいものがたくさんあるイタリアでは 「食」 こそが彼らの歓びであり 「食」が、快楽を人生の最優先とした「イル・ドルチェ・ファル・ニエンテ」という 価値観の源 となっています。

第1位:日曜はかならず家族と一緒に過ごす

イタリアの日曜日は家族と一緒に過ごします。

食事は各家庭によりますが昼過ぎからゆっくりと食事します。

そして、マンマやおばあちゃんの手作り料理を家族そろって一緒に食べます。

イタリアも日本同様、四季によってバラエティに富んだ食材があるため季節の食材を使って様々な家庭料理が作られます。

イタリア人はスローフードを大切にしています。

km0「キロメートルゼロ」とは?

食品の生産者から消費者までの距離を短くして、地元の生産者と消費者をつなぐことを目的とした運動です。

いわば地産地消。

スローフードの哲学は「km0」製品を優先して使うことを意味しています。

つまり同じ地域で製造された食品を指します。

当初は生産者と消費者を最短距離で結ぶことで良質な食材を身近で感じ、地元食材の消費を促すことが目的とされていましが、結果としてCo2輸送にかかるCo2排出量が削減され、地域経済を後押しできることもわかりました。

いい食はいい人間をつくります。

彼らは食を大切にすることは感謝の気持ちを表すことと、自分の声に耳を傾けること、日々の小さな幸せや素晴らしさに気づくことになります。

イタリア人は会話の中でいろいろな発見や繋がりを見出します。

そして常に自分の気持ちを言葉にすることが習慣的になっています。

常に会話をしていればなんとなく話しづらいことも話せますし、相手に自分の気持ちや悩みを話すことで気持ちが整理されたり発散されたりします。

例え解決しなくとも気持ちが楽になることがあります。

そして相手がどう思うか過度に気にしないことです。

そして美味しいものを食べ、好きな人との時間を過ごし、語ることが幸せの近道なのかもしれませんね。

さいごに

イタリア人はよく食べ、よく話し、よく笑います。

まるで子供のように好き嫌いで物事を決めます。

そして自分の直感で行動します。

だからこそ余分なものが淘汰されて人生をシンプルに且つ楽しく生きていけるんでしょうね。

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