知らないと最悪!フランスでやってはいけないNGマナーベスト10
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- フランス在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、フランスの今をお伝えします。
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Contents
育ちを疑われる!?フランス人の前では気を付けたいマナーリスト
日本ではご飯に箸を突き刺して立てているのを見ると、「不快で嫌だな…」と思うように、フランスにも驚きのマナーやルールが結構あるんです。
そこで今回は、フランス人の前でやると不快に思ってしまう、やったら最悪なNGマナーをランキング形式でご紹介します!
これを知っておけば、フランス旅行も安心して楽しめる、もしフランス人のカレや好きな人がいれば、「おっ?ほかの日本人とは違う!スキ♡」なんてこともあるかも!
- ドアを閉めたら怒られた!?ドアの即閉めがNGなワケ
- 爪を切たら激怒!?フランスの爪切り事情
- 店内では禁止の〇〇。してたらセキュリティチェックもありえる、フランスの暗黙のルール
この記事はサクッと3分で読み終わるので、最後まで読んでいって下さいね。
第10位:人前で爪を切る
折れた爪やあたるだけで痛いささくれは、人が居ようとどこでも爪切りを出して切っていませんか。
この行為、フランスではタブーといわれていて、「汚いな」「失礼な人、やめてよ」と、嫌悪されます。
筆者も当たり前のようにリビングでパチパチと切っていたら、「何してるの?」と怪訝な顔で聞かれました。
「爪を切っている」というと、「そんなことやらないでよね」といわれて、なぜ?と理由を聞いたことがあります。
フランス人いわく、爪を切るときはトイレなど、誰もいない場所を選んで切るようにしているんだとか。
ちなみに、理由を深くたどると、金曜日は×、土曜も×、日曜も…運が悪い、悪霊が寄ってくる…なんていわれていて、週末切ること自体が運が悪いそうなので、平日にひとりで切ると◎というとになります。
第9位:待たされて不機嫌になる
お客様第一主義を掲げる会社も多い日本。もし、お店で店員同士が私語を話して笑い合っている、レジで待っているのに、誰かと電話をしているとしたらどう思いますか?
「ありえない!」と不機嫌になったり、怒る人がいるかもしれません。
でも、フランスではなるべく怒ってはいけません。早くしてなんていってはナンセンス。
レジの人が隣のレジの人と会話が弾んでいる、お客さんが知り合いだったから挨拶をしてゆっくり話している、なんてよーくある日常のこと。
仕事をしていても人として生きているんですから。
自己主張もたっぷり、店員もお客も平等な考えであり、ロボットでも奴隷でもないといわれてしまいます。
イライラはエネルギーのムダ使いだと思って、最初は慣れないかもしれませんが自分からもフランクに接するとラクになります。
買い物をしているときに仕事的に話すよりもフランクに話しているとリラックスできたり、友達と買い物を楽しんでいる気分にもなります。
フランスでは仏になったつもりで、のんびりと過ごすとラクということでしょうか。
第8位:食器をもつ
食事をするとき、お茶碗やお味噌汁のカップを持つことが良いマナーとされる日本ですが、フランスではNG!
「小皿でも手でもつのは行儀が悪い」といわれてします。ちなみに塩・こしょうを渡すときも、手渡しはNG。
いつものように渡そうとしたら、指で「ダメダメ!」といわれて、下に置いてとアピールされたことも…。
相手が受け取らないと思ったら、テーブルにスッと置くようにしましょう。
第7位:すすって飲む
カフェや紅茶、スープなどを暑い飲み物を飲みときにすすって飲むことありませんか。
これがNGマナーにあたります。そんなことをしたら、ジーっと白い目で見られます。
理由はズズッと音を出すことに嫌悪感がある、そもそも液体をすすれない人が多いのです。
ですが、日本食レストランではOK!ラーメン、うどん、お味噌汁 心行くまでズズッとすすってください。
「おお~!これが噂の日本流の食べ方だ」と羨望のまなざしを浴びることでしょう。
第6位:くしゃみを無視する
日本でくしゃみをしても、人にかけたり、さほどうるさくなければ、「出るんだからしょうがないよね」というくらい。ですが、フランスでは結構行儀が悪い行為にあたります。
どんなに大柄な人でも極力抑えて、「クシュン」「クシュッ♡」と可愛らしいくしゃみをしている人が多いです。
そして、可愛らしいくしゃみに出会ったら、無視は厳禁!
「À vos souhaits ア・ヴォ・スエ」または「À tes souhaits ア・テ・スエ」といいましょう。
普通に道を歩いていたり、お店などでくしゃみが出た時に、どこからともなく「アテスエ」と聞こえることがあります。そう、見知らぬ人から言われることがよくあるんです。
意味は「幸運を☆」のようなもの。英語でいう「Bless you」と同じです。
なので誰かに「アテスエ、アボスエ」といわれたかなと思ったら、「Merci メルシー(ありがとう)!」と、お礼をいうとGOOD。
第5位:妊娠ファーストを徹底していない
これまた妊婦を見るだけで、見知らぬ人もニコッと笑顔を返されるフランス。
妊娠時期のぷくぷく太った体も、見知らぬ人に美しいと絶賛されるフランス文化に驚く人も多いのではないでしょうか。
お店ではハンディキャップに加えて、妊婦優先のレジやパーキングがある場所もよくあります。
レジに並んでいるときに、レジの人から「彼女を前に行かせて」といわれて後ろを振り向くと妊婦の方がいたことも。
そうなんです、「なんで前に行かせないの!?」と、店員や並んでいる人にいわれても仕方ないほど妊婦ファースト。
妊婦を見たら前に行かせる、席を譲るなんて当たり前、天使を扱うように徹底ケアをしてあげましょう。
そしてどっちだろう??と思う時、ただ太っているのか…妊娠なのか…まだ妊娠し始めだと、あまりお腹も出ていないのでまったく分かりません。
そんなときは、買い物をする量で決めています。なぜなら数個の買い物なら、先にどうぞと優先させるのもフランス。私よりも少ない量だわ、と思ったら優先させてしまいましょう。気もラクになることですし。
第4位:お店に入るときに挨拶をしない
お店に入ると店員さんは「いらっしゃいませ」「こんにちは」と挨拶をして、お客さんは頭を下げたり、無言が当たり前の日本。
ですが、フランスでは違います。お店に入るときに「Bonjour ボンジュ―(こんにちは)」夜なら「Bonsoir ボンソワー(こんばんは)」と、いいます。
店員さんも「Bonjour ボンジュ―(こんにちは)、「Bonsoir ボンソワー(こんばんは)」と、挨拶をします。
どっちからとかはなく、お店にお邪魔しますね!こんにちは。みたいなものなので、サクッと入店時にいってしまいましょう。
出るときも「Merci,Au revoir(メルシー、オ・ヴォワー)ありがとう、さようなら」といいます。
あと、さようならのあとによく
・「Bonne journée ボン・ジョールネ(よい一日を)」
・「Bonne après-midi ボン・アプレ・ミディ(よい午後を)」
・「Bonne Week-end ボン・ウィークエンド(よい週末を)」
・「Bonne soirée ボン・ソワレ(良い夜を)」
をよーく付け足すので、「Merciv,vous aussi メルシー、ヴゾーシィ(ありがとう、あなたも!)」と、軽く返しましょう。
もし挨拶をしないで無言で出入りすると、「なんて失礼な人!」と冷たくあしらわれちゃうかも。
店内で店員だと思って挨拶をしたら、たまに普通のお客さんだったってこともありますが、たいてい相手も普通に挨拶を返してくれるので大丈夫。
第3位:サングラス・帽子を取らない
日本では店内でもサングラスを取らずにしていたり、バーやレストランで帽子をして過ごしている人も多いもの。でも、フランスでは要注意人物扱いされても、仕方ありません。
筆者も最初のころにノーメイクだからと深めにベースボールキャップをかぶってスーパーで買い物をしていたら、レジを終えてもお店を出るまでセキュリティの人に隣についてこられたことがあります。
あらVIP扱い?なんて思ってはいけません。一瞬思いました(←バカ筆者)が、これは違うとすぐにわかりました。
理由的には、「太陽の日差しが眩しいからサングラスをしているのに、お店の中で眩しいの?」ってこと。
やましいことがなければ顔を見せるのが当たり前、と思われています。
帽子を深くかぶっていたり、ヘルメットをしたままお店に入れば、「泥棒?ヤバい人?」と、疑われたりわれたり、セキュリティチェックが入っても仕方ありません。「帽子を取ってください」と言われたらすぐに取りましょう。
第2位:開けたドアをすぐに閉める
フランスでは、ドアを閉めるときに後ろに人が居ないかチェックをします。
人が来るときは、次の人が手でドアを抑えるまで、開けて待っていてあげましょう。
後ろを見た時にちょっと遠いけど待っているべき?と悩んだら、3秒~5秒待つか、遠いようならニコッと笑って閉めています。
もし相手が妊婦(←忘れてはいけない、妊婦ファースト)、子ども、お年より、ベビーなどといるときは、「Allez-y ア・レジィ(お先にどうぞ)」と、入れてあげると優しいですね。
第1位:シェフ席に勝手に座る
ホームパーティなどで、フランス人が気にするのは、ボス・シェフ席=上座というもの。
簡単にいうと、左右に一つずつ座席がある長テーブルの場合、左右の一人席にボス・シェフが座ります。よく王族や貴族の食事映像で、座っている位置といえばわかりやすいでしょうか。その日、おもてなしをした主人や年長者が座ることが多いです。
何も言わずにシェフ席にスッと座るものなら、「あなたがシェフなの?」と、怪訝な顔をされるかも。なるべく長テーブルの左右一人席には、座らないようにしましょう。
ある知人のホームパーティで、お客さんの中でいつも家に入ってすぐに、シェフ席に座る女性がいました。
主賓の人がシェフ席に座っていたけれを、一瞬席を外したすきに座ったことも。
そしていつしか彼女は「à moi (私のもの)」と呼ばれ、最終的にはネームカードで席を指定するようになったことあります。
基本ホストの人が席を指定してくれるので、立っているか、どこに座ればいい?と聞くとベストです。
さいごに
さいごに、以上10項目のNGマナーをランキング形式でご紹介しました。人と人とのコミュニケーションを大事にする、フランスらしいマナーも多かったのではないでしょうか。
全てのフランス人がNGだと思っているとは限りませんが、もしフランス人に出会ったときや旅行に訪れた時は、チラッとNGマナーを思い出して試してみてはいかがでしょうか。
文化の違いを楽しんでみてくださいね!