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まるでアリスの世界…!?イギリスの優雅な公園をご紹介!

ピクニックを楽しむ2人の女性
イギリス

イギリスの公園をご紹介

イギリス公園

イギリス在住ライターのミキがお届けします!

日本でただ公園といえば、住宅の間に小さく遊具があって遊べると言ったようなイメージや、少し大きい遊び場と言った印象ではないでしょうか?

でも、イギリスでは、公園というものの概念がまず全く違うんです!

今回は、イギリスの公園についてご紹介していきたいと思います。

イギリスの公園ってどんなところ?

イギリスの公園には大きく分けると、「庭園」「ロイヤルパーク」「ナショナルパーク」があります。

庭園

その名の通り綺麗に整備された庭です。

公開されているものは、主にお城のお庭がほとんどで季節になると満開のお花が出迎えてくれます。

イギリス人宮廷文化の名残なのか、庭には憧れと誇りの表れであり、自宅のどんなに小さな庭であっても綺麗に整えてあります。

そのため、自宅の庭が公共の庭園のように楽しく綺麗な家も珍しくありません。

ロイヤルパーク

ロイヤルパークは主にロンドンの中心部に多くみられ、誰でも入れるオープンなスペースです。

元々は、王族が狩を楽しむために所有していた土地だそうで、綺麗に整備された芝生と林と言ったところでしょうか。

湖があるところも多いです。

ロンドンにあり誰でも気軽に入れるので、少し自然を感じたり休憩したりピクニックするのにぴったりです。

人によっては、この公園でキャンプをする人もいます。

(認められてはいません)

ナショナルパーク

最後にナショナルパークは、国に定められて自然保護されている地域のことで、日本でいう公園とはものが違います。

どんどん近代化しているイギリスの中でも、古き良きイギリスを国が守っているエリアで、国の中に13箇所イギリス全土にあります。

公園と呼ぶにはワイルドすぎるぐらい自然が多い地域で、またごく稀に人も住んでいることもあります(笑)

ナショナルパークに立っている建物には5000年以上も前から人が住んでおり、パークの中にちらほらと家があり人が住んでいるのがわかります。

本当の意味での古き良きイギリスの歴史を空気から感じられる場所です。

イギリス庭園に行ってみる

庭園に行ってみると、まるでアリス・イン・ワンダーランドのお茶会をしている場所にお邪魔したような庭園。

ファンシーで優雅な気分になります。

イギリスの花いえば国花にもなっていて、イギリス人も愛してやまないバラ!

薔薇のシーズンは6月ごろで、庭園にも綺麗な薔薇がたーくさん咲いています。

ロンドン近郊では、ハイドパークに繋がっているケンジントンガーデンや、ハンプトンコートパレスのバラ庭園などは近くて無料なのでお手軽に庭園を満喫出来るのでオススメです。

薔薇が一つ一つ本当に丁寧に植えられていて、小さなものから大きなものまでありとあらゆる薔薇一つ一つに書かれている名前を読んで回るのだけでも一苦労です。

また庭園らしく、アーチ型の門に薔薇がなっていたり、動物の形に植木が切られていたりと、至る所でイギリス人の薔薇愛を感じることができました。

ナショナルパークに行ってみる

ロンドンから少し遠出をして、ナショナルパークに指定されているピークディストリクトにハイキングに行ってきました。

ピークディストリクトは、イギリスで最初にナショナルパークに指定された公園で様々な観光名所もあります。

ナショナルパークにはハイキングができるように道や途中まで行く道路、パーキングエリアが整備されており週末にちょこっと遠出するにはぴったりです!

山がほぼないイギリスは丘のような景色が淡々と続き、登山というよりはハイキングが主流です。

丘が何層にも重なり合っている様子は絵画が目の前に広がっているかのような景色です。

自然の一つ一つが大きく広大でなおかつ繊細で、開発の手が及んでいない景観の良いエリアを作ってくださったイギリスに頭が下がりました。

イギリスの公園によくいる動物

イギリスの公園にはたくさんの動物がいます。

ロンドンの公園でも少し見渡せば見つかるのは、

  • リス
  • 白鳥
  • カモ
  • カモメ

鳩は、全世界にいますね(笑)

日本の公園にはあまり動物はいませんが、イギリスでは動物たちも人間と一緒に公園を楽しんでいるイメージです。

それから少し田舎の方のナショナルパークに行ってみると…

  • カラフルな鳥
  • コウモリ
  • ハリネズミ
  • アリクイ
  • キツネ

まさにジャングル?アフリカ?

以前、ハイドパークの中で昼寝をしているとやけに近くでコソコソ音がして、怖くて飛び起きてみてみるとリスが隣にいたという思い出があります。

動物との距離が本当に近い

私は、チャーリーとチョコレート工場のベルーカになった気分でした。

ですが、意外なことにロンドンのリス達はイギリス人にはあまり好かれていません。

なぜかと言うと、すごく人間慣れしているからです。

それからゴミも食べます。

日本でいうカラスのようですね。

毎朝のようにゴミをあさっている姿を見るとやはり少し嫌になります。

外観はすごくかわいいのに残念です。

ちなみに、こちらでは鳥に詳しい方が多い印象です。

バードウォッチングをするのが好きで、車を運転しながらも鳥を見かけると、鳴き声や体の形で「あれはなに鳥であれはなに鳥だ」と言った感じでブツブツ呟いています(笑)

よくそんなに知っているなぁと関心しましたが、本当にたくさんのカラフルな鳥がいるので見ていて飽きないからでしょう。

日本ではペットショップで買うような鳥がそこらへんを飛んでいるので、「日本ではその鳥は売っていてペットにしている人もいる」と言うと腰を抜かされます。

イギリス人の公園での過ごし方

特にロンドンに住んでいるとみんな学校に仕事にで忙しい人が多いように感じます。

でも彼らもランチタイムや、学校帰り、仕事帰りや休みの日など大いに公園を利用している印象があります。

  • わざわざ公園を通り抜けて歩いて帰る
  • ランチを公園に持って行って食べる
  • ティーをする
  • 朝や夕方にジョギングや散歩をする

などなど、日常の中でも公園を大いに活用しています。

自然が近くにあることで、優雅で落ち着いたジェントルマンな雰囲気のイギリスらしい、よりリラックスした有意義な時間を過ごしています。

イギリス人の休日は、もちろん家の中で1日を過ごすこともありますが、日本よりも自然がより身近にあるので少しの時間でもその辺をウォーキングしに行ったりします。

チャリティー国家として環境に優しいイギリスである訳なのか国民性として自然を大切にしていると感じます。

さいごに

自転車のハンドルに座り男性にキスをしている女性

イギリスは公園を通して、自然を国が維持して守っているので日本と同じぐらいの領土でありながらより身近に自然が感じられます。

無料で入れるところがほとんどで、ナショナルパークの中にはお城をホテルにして経営していたりもするので、泊まってみるのもいいですね。

イギリスに来たら一度は公園に足を運んで、空気からイギリスを、イギリスの歴史を感じてみてはいかがでしょうか?

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