事実婚が増加中!?スペイン人とお付き合いして感じた家族のあり方 ベスト10
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- スペイン在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、スペインの今をお伝えします。
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Question
外国人と付き合うと、結婚しても共働きのイメージですよね。
実際、スペイン人の場合どうなんでしょう。
バリバリのキャリアがないといけないのでしょうか? Koba さん 愛知県 30代 OL
教えて、先生!
みんなは、スペイン人男性が求める家族像ってどんなものだと思う?
将来、専業主婦になりたいって言ったら引かれるかな?
僕一人の稼ぎで一家を養うって意味ですよネ…
スペインじゃあまり見かけないデース。
その人が得意とする仕事をしていると、内側からも輝けるし魅力的だと思いマース。
ちなみに、スペイン人男性が求める家族のあり方はこんな感じデース。
- お互い熱中できる仕事がある
- 最近は事実婚が多くなってきている
- 家族の絆が強い
この記事は【5分】でササ―ッと読めマース。
今回はそんな疑問を解消すべく、スペイン人男性が求める家族のあり方をご紹介します!
Contents
第10位:子供を幼い頃から保育園に預ける
スペインでは、大体1歳くらいからグアルデリアと呼ばれる保育園に入れます。
日本のように「待機児童」というものはなく、「いつ来てもいいですよ。」と言われるくらい、たくさんあるんだそう。
都市部のマドリード某所では、徒歩10圏内に15の保育園があるくらい多いのです。
集団性が学べる
スペインでは、「子供を早くから預けてかわいそう」という意識は低いです。
早めに集団性を身につけたほうが良いという考え方の人が多いのです。
それに共働きが普通なので、1日預かってくれる保育園があれば、とても便利ですね!
第9位:マザコンが多い
スペイン人男性は、他の国の男性と比べて、母親と連絡を取り合うことが多いです。
日本で言う少し歪んでいて、ネガティブなイメージのマザコンではなく、健全で明るいマザコンです。
これは母親と息子だけの関係ではなく、家族全員が密状態と言うイメージ。
離れていても「密」
大学や仕事で異国の地にいる子供たちも、母親と密に連絡を取り合い、日々の出来事を報告し合っています。
遠くに住んでいても、誰かが入院となると家族総出で病院の付き添いをします。
そしてイベント事には、家族が出席することが多いですね。
第8位:家族で議論することが大好き
スペインでは、家族で議論することが大好きです。
主な議論の内容は、政治、時事ニュース、恋愛など多岐に渡ります。
持ち前の喜怒哀楽の激しさから、時々ヒートアップしてしまう場面も。
日本人から見ると喧嘩しているように見えます。
本人たちは決して怒っているわけではなく、むしろ議論を楽しんでいるように見えます。
全く異なった意見から得られる気づきがあるようで、とても勉強になるそうです。
日本人にも容赦ない
議論が苦手とされる日本人の私にも、いろんな議題を持ち出してきます。
意見が違うと分かると、驚異のスピードで反撃開始!
これ以上言い合っても無駄だと思う私と、血の気が多い彼。
優しく付き合っていると、深夜まで議論することになってしまいます。
第7位:結婚のカタチにはこだわらない
スペインでは、結婚していないカップルでも、子供がいるケースがたくさんあります。
いわゆる「事実婚」。
日本でもニュースなどでよく耳にしますよね。
スペインの事実婚は、結婚とほぼ同等の権利がもらえます。
違いといえば、相手が亡くなった時の「相続権がない」ことと、「日本では結婚したことにならない」ということ。
外国人の場合でも、条件を満たしたパートナー関係であれば、事実婚をしても滞在許可が下りるんです。
なぜ事実婚が主流なの?
彼から聞いた話。
「スペインはカトリックの国。離婚することは、余程のことがない限り認められていない。」
「だから事実婚と言う制度を作って、離婚率を引き下げようとしているのかもしれない。」とのこと。
それにスペインで結構・離婚することは、とても大変なんだそう。(それでも日本より離婚率が高い)
教会の許可が必要だったり、莫大な書類の量が必要だったりするんです。
この事実婚の制度を使う人たちは、今後増えるとのことです。
第6位:夫婦別姓
スペインでは、事実婚や結婚をした場合、夫婦別姓が一般的です。
それは各個人が生まれてきた家族の一員であることを示しているため、結婚をしても苗字を変えないんだそうです。
子供が生まれる場合
子供は両親の苗字を取ります。
スペイン人は大抵苗字を二つ持っていて、1番目に父親の最初の苗字、2番目に母親の最初の苗字を名乗ります。
とても複雑ですが、スペイン人にとっては普通の事。
むしろ彼から「結婚で名前が変わるなんて信じられない。」と言われたほどです。
第5位:昼休みは家族でゆっくりランチ
スペインでは、昼休みは帰宅して、家族で一緒にランチをとる人が多いです。
と言うのも、昼休みは日本と比べて長め。
食後にお昼寝をして午後に備える人までいます。
1日3食、家族と一緒にいることも珍しくないとか!
ランチでも、ビールやワインを飲む習慣だってあるんですよ。
なぜ昼休みが長いの?
これはスペインの気候に関係しています。
夏場となると、1年でも暑い7月や8月には、40度を超える日もあります。
直射日光に当たると、痛いくらい!
この時間に働くと非効率なため、長めの休憩をとることになったそうです。
しかし今は国際社会に合わせ、昼休憩はせいぜい2時間ほどになりました。
徐々にキャリア重視になってきたスペイン人ならでは、ですね。
第4位:なんでも話し合う
スペイン人はホームパーティが大好きです。
家族や親戚で集まる時には、いつもご馳走を用意します。
その地域の特産品を使ったお料理で、もてなすことが大得意。
お肉やシーフードを購入したいのなら、スーパーではなく、市場に行くと新鮮で美味しいものに出会えます。
この時お店の人と仲良くしておくと、特別にサービスしてくれることも!
仕事の話題が大好き
ホームパーティでは、仕事の話題がよく上がります。
少しセンシティブな内容まで話題にでてくるので、少しハラハラします。
家族と何でも共有するのが、スペイン流です。
第3位:両親と同居または近くに住む
スペインでは共働きが多いので、どちらかの両親に子供の面倒を見てもらうことが多いです。
ランチタイムの時に、両親の家にみんなで集まることも珍しくないとか。
大抵のご両親はリタイアしていますので、役割を分担する家族が多いそうです。
スープが冷めない距離
スペインやヨーロッパ諸国では、両親の家から「スープが冷めない距離」に住むことが良いとされています。
子育てをしていると、子供が病気をしたり誰かのヘルプが欲しいときってありますよね。
そんなときに頼りになるのが両親なんです。
助け合いの精神がありますし、とても効率的ですよね。
年長者との距離が近いと、今までなかった「気づき」や「知識」が得られることも。
第2位:仕事に対する向上心を求められる
仕事に対して「今後どうなっていきたいか」「10年後のビジョンは何か」
…を問われることが多いです。
彼と同じで、パートナー側もキャリアに対する向上心、そして上昇志向を持ってほしいらしいです。
自分が上に立ちたい
ただ、少し厄介なのが「自分より稼いで欲しくない」と言われたこと。
自分より控えめだけど、キャリアが安定し、そこそこ稼げている女性がベストなんだとか。
やはりいつの時代も、男性は女性の上に立ちたいものなのでしょうか。
第1位:共働きの安定思考
スペイン人男性は、パートナーに仕事を持ってほしいと考えている人が多いです。
理由はさまざま。
・失業などに対するリスク分散
・子供の自立心が育ちやすい
・経済的な余裕が生まれる
など、とても現実的なものばかりです。
仕事で輝いている人は魅力的
人間には得意なことが必ずあります。
それを見つけ出して、社会に貢献していけたら理想的ですよね。
現在は、女性でも社会で活躍できる場がたくさんあります。
自分が輝ける場所を見つけ出して、さらに魅力的になっていきたいですね!
さいごに
今回はスペイン人男性の理想的な家族のあり方を紹介しました。
私個人の見解ですが、彼らは明るく人懐っこい性格に加え、家族の絆をとても大切にします。
もし、あなたがスペイン人男性と結婚を意識したとします。
そのときどういう家族でいたいのか、しっかりと見極めて素敵なカップルライフを送ってくださいね。