【幻想的な光の世界】ペドラサのろうそく祭りの見どころベスト5
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Question
今度の夏にスペインへ行くんですけど、何か変わったロマンチックなお祭りなんてありませんか?
出来れば、日本でもあまり知られていないお祭りがあれば嬉しいです。
misutoo さん 福岡県 30代 会社員
教えて、先生!
皆さんは、ペドラサの「ろうそく祭り」を知っていますか?
皆で夜のお墓をロウソクを持って徘徊するとか⁉
ろうそく祭りは、町中にキャンドルが飾られており、クラシック音楽が流れるロマンチックな祭りなんデスヨ!
なんで日本ではあまり知られていないのかしら?
ちなみに、ろうそく祭りにはこんな魅力もあるんデスヨ!
- 360°の星空が見られる
- クラシックコンサートが聴ける
- 幻想的な光でインスタ映え
この記事は【5分】でササ―ッと読めマース
そこで今回は、ろうそく祭りの見どころをご紹介したいと思います!
Contents
第5位:街自体にも魅力がある
ろうそく祭りはとても幻想的で素晴らしいの一言ですが、街自体にも大きな魅力があります。
ペドラサはマドリードから北へ約120kmに位置する人口500人未満の小さな町です。
「スペインの最も美しい村々」の1つに選ばれており、石畳の道に石造りの家が立ち並ぶ様子はまるで中世の時代のまま時が止まったような感覚に陥ります。
コウノトリが見られることでも知られていて、町の中心地の広場にある教会の屋根の上やお城に巣を作っている様子を見ることができます。
第4位:5,000人が集まる人気のお祭り
この小さな町ペドラサでは、毎年7月の第1・第2土曜日にろうそく祭りというお祭りが開かれています。
スペイン語では『Noche de las velas』と呼ばれています。
Noche = 夜
velas = ろうそく
直訳すると「ろうそくの夜」という意味になります。
お祭りの夜は町中の電気を消し、ろうそくの光のみでライトアップされます。
昔スペインのCMで取り上げられたこともあり、お祭りの日は人口500人未満の町に約5,000人が集まる人気のお祭りです。
第3位:野外で行われるクラシックコンサート
2018年はウィーンからバイオリニストとオーケストラが招待されていました。
コンサートはペドラサ城を背景にお城前の広場で行われ、22:00頃夜更けと共に開演です。
音楽に造形が深くない私でも、このシチュエーションにはうっとりと酔わずにいられませんでした。
夫と2人で行きましたが、ロマンティックな雰囲気に付き合い始めの頃の気持ちを思い出した気がします(笑)
第2位:視界は360度!満天の星空
周りに大きな町が無く、山に囲まれたペドラサでは、町の高台に行くと視界が開け、360度の星空を見ることができます。
特に夏の時期は雨がほとんど降らず、雲一つない青空が続くスペインでは、高い確率で澄んだ星空を見られるでしょう。
第1位:幻想的なるらめく光
そして、なんといってもお祭りのメインは幻想的にゆらめくろうそくの光!
石造りの町を暖かいオレンジの光が包み込む様は、まさに息を飲む美しさです。
黙って火を見つめていると時間が経つのを忘れてしまいます。
写真もきれいですが、現地で自分の目で見てみることをオススメします。
とにかく圧巻です。
この素晴らしさは、現地で体感する価値アリです!
(注釈)子どもたちが我先にと競ってろうそくの火を灯しています。
ペドラサまでどうやって行ったらいいの?
マドリードからペドラサに行くには2通りの方法があります。
1つは臨時バスを使っていく方法、もう1つはレンタカーを借りて車で行く方法です。
バスで行く場合
お祭りの日限定の臨時バスがマドリードのカスティージャ広場から出ています。
事前にネットで予約をしておきましょう。
車で行く場合
レンタカーは空港近くやマドリード市内で借りることができます。
マドリードからペドラサまで約120㎞、1時間半の道のりです。
駐車場は町に入る前に臨時の駐車場が3つほど用意されています。
ペドラサへ向かう道は水道橋で有名なセゴビアを通る南から来る道と北から来る道の2本だけなので、町に近づくと自然と駐車場へ向かう車の列に入ることになります。
あとは、入り口に立っている警備員の誘導に従ってください。
駐車場からは少し歩いて町に向かい、城壁の内側に入ります。
入口にはチケットをスキャンする係の人が待っているのですぐ見せられるように準備しておきましょう。
チケットの入手方法は?
ペドラサのろうそく祭りは入場制限があるため、チケットを入手する必要があります。
無料の入場券とクラシックコンサート付きの入場券の2種類があり、無くなり次第終了となります。
クラシックコンサートは一番安い席で39ユーロ、次が69ユーロ、ステージ前の一番いい席が79ユーロでした。
チケットはスペインのデパート「El Corte Ingres」の店舗か、ホームページ上で入手することができます。
ホームページで入手した場合は店舗まで受け取りに行くか自宅でプリントアウトしていきましょう。
当日のスケジュールは
スペインの夏は夜がとても長いのが特徴です。
日が暮れ始めるのは21時過ぎ、完全に暗くなるのは22時頃となるので、あまりに早く行き過ぎると時間を持て余してしまうかもしれません。
私は、20:30に駐車場に着き、町をぶらぶらしました。
その後、22:00からクラシックコンサート開始、0:30頃に町を離れました。
しかし、現地では、0時過ぎからお祭りに来ている人も多いです。
日が暮れるのが遅いため、なるべく遅く向かう方が良いかと思います。
服装や食事で気を付けることは?
服装は、夏なので半袖でOKです。
ただ山の近くで屋外ということもあり夜は冷えるので、カーディガンは必ず持っていきましょう。
食事は?
ペドラサの数少ないレストランやバルは人でごった返しています。
ゆっくり食事をしたいという方はマドリードや近くの街セゴビアのレストランで食事をしてから行くのがオススメです。
スペイン人気分を味わうためにボカディージョ(バケットに生ハムやチーズなどをサンドしたもの)などを買って広場で食べてもいいかもしれません。
さいごに
満天の星の下、ろうそくの光のゆらめきに包まれながらクラシック音楽に耳を傾ける。
そんな贅沢で幻想的な世界がペドラサにはあります。
日本ではあまり知られていない穴場で、インスタ映え間違いなしのペドラサのろうそく祭り。
少し行きづらい場所ではありますが、行って後悔することは絶対にありません。
ぜひ足を運んでみてください!