• HOME
  • イタリア
  • バ-ルは第二のリビングル-ム!?イタリアのバ-ル文化とは!

バ-ルは第二のリビングル-ム!?イタリアのバ-ル文化とは!

イタリア

先生の紹介

イタリアチーム
イタリアチーム
イタリア在住の各専門分野に特化した日本人ライターが、イタリアの今をお伝えします。

【ライター大募集中】
あなたも世界中の情報を伝えるエストのライターになってみませんか?
興味がある方は▼詳細▼まで!

イタリア在住ライターの大塚が、イタリアよりお届けします♪

イタリアの『バ-ル』と言えばどんなイメ-ジがありますか?

カップにちょっとしか入ってないコ-ヒ-?お手洗いを借りに行くだけ?

いえいえ、それだけじゃありません!

お気に入りのバールを見つけて、行きつけの場所になったり人と仲良くなったりしすると、イタリア滞在がもっともっと楽しくなるはずですよ♪

今回は、そんな『バール』についてご紹介します♪

バールって何なの?

バール』は単なるカフェではありません。

料理とお酒はもちろんのこと、人々がコミュニケーションを楽しむ空間で、イタリア人の生活になくてはならないものです。

イタリア人は行きつけのバ-が必ずあります。

私の小学生の娘、そしてペットの犬さえもお気に入りのバールがあるから驚きですね♪

朝からバールへ!

イタリア人の朝ごはんはシンプル!

働いてる人は、家で軽くミルクとビスコッティをつまんで外出するか…

もしくはオフィスに出勤する前に、お気に入りのバールに立ち寄り、泡がフワッフアのカプチーノとブリオッシュ(クロワッサンにジャムやチョコが入ったもの)を頬張ります。

朝にしか頼まないカプチーノ

イタリア人は普通カプチ-ノは朝しか飲みません

イタリアに行った当初は、エスプレッソが苦手だったので、夕方でもカプチーノを注文していた私。

ウェイタ-にしたら、おかしなことをするなーと思われてたんでしょうね。

コーヒーブレイクもバールで

10時くらいになると、コーヒーブレイクが始まります。

オフィス勤務の人だけでなく、お店で働いてる人もお店のドアに「すぐ戻ります」とメモを残して、平気でお気に入りのバールに出かけます。

そこでエスプレッソをグイっと飲んで新聞チェックをしたり、バリスタとおしゃべりをして仕事に戻ります。

1人で言っても安心

次に昼食後、眠気覚ましにまたエスプレッソを1杯

そして、退社後に同僚や友達と家に帰る前のアペリティ-ボ(食前酒)を飲んで帰ります。

スパ-クリングワインを飲む人、冷たいビ-ルを楽しむ人、仮に一人で行くことがあっても、そこは行きつけです

誰かしら顔見知りがいたり、ウェイタ-、バリスタがいるので話し相手に困ることはまずありません

自宅のように使う

イタリアに住む人たちは、お気に入りのバ-ルを自宅のリビングル-ムのように使います

自宅に招くよりずっと気軽に、「ちょっとバ-ルでコ-ヒ-飲まない?」と誘えるからです。

バ-ルで世間話をしたり、午後になるとよくご年配のシニョーラが楽しそうにカードゲームをしてるのを見かけます。

時間になると自然と足が向く、シニョーラたちにとっても憩いの場なんですね♪

いつものバールで待ち合わせ

私の子供たちも午後になると、「いつものバールで」とおじいちゃんおばあちゃんに電話します。

行きつけのバールで待ち合わせをして、一緒におやつを食べながら今日会ったことを話したり、トランプで遊んだりしてくつろぎます。

赤ちゃんの頃から通っているので、バ-ルの従業員ともとても仲良し♪

「学校はどう?」「宿題はやったの?」なんて、まるで親戚のおじさんおばさんみたいに話しています。

親愛の証

私もいつも行くバ-ルに行って、挨拶して着席すると頼んでもいないのにすぐマキア-トがでてきます。

たまに他のものが飲みたい時もありますが、それはバ-ルからの親愛の証でもあるんです。

「私はあなたのことを分かっていますよ」という、バリスタからのメッセ-ジだからです。

コ-ヒ-を飲んでお会計をしようとすると 「ああ、○○さんがもう払ってくれたよ」ということもよくあります。

そういのも素敵♪と思う行きつけのバ-ルです。

イタリア人のコーヒーの飲み方

イタリアのコ-ヒ-の飲み方は様々です。

コ-ヒ-好きの方は、是非色々な種類を飲み比べてみてくださいね。

色んな種類のコーヒー

イタリア人が愛してやまないエスプレッソ(ESPRESSO)

ですが、飲みなれない人には、マキア-ト(MACCHIATO)がおすすめです。

マキア-トは、エスプレッソにほんの少し泡立てたミルクが入っているコ-ヒ-です。

もっとミルクたっぷりがお好きな方には、泡がフワフワのカプチ-ノ(CAPPUCCINO)や、ラッテ マキア-ト(LATTE MACCHIATO)。

もちろんカフェインなしもオ-ダ-可能です。

その場合は飲み物の名前の前に、デッカフェナ-ト(DECAFFEINATO)と言ってくださいね!

1日数回バールへ行くのが当たり前

私が1日の生活の中で、どのような感じでバ-ルを利用するか書きたいと思います。

とある土曜日を例にします。

まず、朝9時に子供をバレエのレッスンに連れていき待ち時間にカプチ-ノを飲みに行き、レッスン後に家族とアペリティ-ボ。

休日のアペリティ-ボタイムには、ちょっとしたおつまみが準備されてるバ-ルもあります。

もちろんアルコ-ルフリ-のものもありますが、休日に飲むお酒は最高!なのはイタリアも同じのようです。

そしてその後、夕方お散歩がてらアイスも食べに行きました。

イタリアでは、一日でこれだけ通うのもごく普通のことです。

人気なのは…?

人気なのは、アペリティ-ボ、SPRITZ(スプリッツ)。

通常、赤いリキュ-ルAPEROL(アペロ-ル)をスパークリングワインと炭酸水で割ったものです。

おつまみはハムの厚切り、シ-フ-ドマリネ、グリーンオリーブ、チーズと胡椒を和えたものでした。

チーズがピリっとしててSPRITZとよく合いました。

さいごに

イタリア人にとっても、バールは大好きでくつろげるリビングル-ムのような場所というのがお分かりいただけましたでしょうか?

皆さんももし旅行中にこのバ-ル好きって思う場所があったら、是非数回通ってきてみてください。

まるで家に帰ってきたように迎えてくるようになりますよ!

関連記事一覧