ドイツの子供って外食の時は食べてるの？子供に人気のごはんベスト５！

2024.06.14

ドイツ

先生の紹介

kleine Hexe: こんにちは！kleine Hexeです。
2018年からドイツ西南部・黒い森地方に夫と子供二人と住んでいます。
好奇心旺盛な性格で新しい事にチャレンジするのが好きですが、色々興味がありすぎて一つも習得出来ないタイプです。
普段はレストランのホールでパートをしています！
食べることや日本の文化が好きです♪
ドイツの生活で感じた事などをお伝えしていきたいと思います！

ドイツといえば何が思い浮かぶ？

ドイツと聞いて何を思いつきますか？

「ビール・ソーセージ・ジャガイモ」あたりを思いつく人が多いのではないでしょうか？

ビール...確かに！日本よりもお安くジュースと同じくらいのお値段で、特に暑い日や喉が渇いた～！っという時に人気です。

ソーセージ...ビール片手にソーセージ！のイメージかもしれませんが、実はそんなに日常的に食べてはいません。

どちらかというと、ソーセージよりも、ハムやチーズを日常的によく食べています。

ジャガイモ...フライドポテトは老若男女問わず大人気！ドイツ風ポテトサラダもよく食べられています。

じゃあ、小さな子供ってレストランで何食べてるの？と気になるところです。

ここでは、普段外食した時に子供がよく食べているものを紹介していきたいと思います。

とってもシンプル！
日本でも人気の食べ物！
せっかくレストランに来たのに？

この記事は５分で読めるので最後まで是非読んでみて下さい♪

第５位：パスタ(Nudeln/ヌーデルン)

ドイツ語では麺類全般の事を【Nudeln/ヌーデルン】と呼びます。

スパゲティなどのパスタ類はどこの国でも子供に人気ですよね♪

ですが、イタリア料理のお店でなければ、パスタ料理が常にメニューに載っているという訳ではありませんので注意！

茹でたスパゲティやペンネにパルメザンチーズがかかっている「だけ！」のパスタもあるので、日本人からしてみたら「え！それだけ？」なんて驚いてしまう事もあります。

トマトソースやカルボナーラなど、頼めば特別に作ってくれることもあるので聞いてみましょう♪

ちなみにカルボナーラは、私たちがよくイメージする「べ―コン＋生クリーム＋卵」の代わりに、「ハム＋牛乳＋チーズ(卵なし)」など、レストランによって作り方がだいぶ変わるようです。

「火がしっかり通ってない卵はちょっと心配かも…」と思う時は、何が入っているが店員さんに聞いてみて下さいね！

第４位：スープ(Suppe/ズッペ)

ドイツにも色々な種類のスープがあります。

「ポタージュスープ系(Cremesuppe)」

季節の野菜がポタージュスープにされていることが多いです。

春なら「ホワイトアスパラ(spargel/シュパーゲル)」、秋なら「パンプキン(Kürbis/キュルビス)」が人気！

ドイツで売られているかぼちゃの主流はなぜか「Hokkaido Kürbis(北海道かぼちゃ)」というかぼちゃで、皮も身もオレンジ色のかぼちゃが使われています！

「Hokkaido Kürbis」とスーパーでも売られているので、おそらくドイツの人も「Hokkaido」が何の意味か知らないまま過ごしている人も多いとか...？

「Hokkaidoは日本の都市の名前だけど、日本で食べられているかぼちゃは別の種類だよ！」と言うとびっくりされてしまいます♪

「ブイヨンスープ系」

ビーフブイヨン系(Rinderkraftbrühe/リンダークラフトブリューエ)

野菜のブイヨン系(Gemüsebrühe/ゲミューゼブリューエ)

の二種類が人気♪

パン粉や固くなったパンで作られたお団子が入った「Markklößchensuppe/マーククレプヒェンズッペ」や、甘くないパンケーキ(クレープのような物)が入った「Flädlesuppe/フレーデルズッペ」など、入っている具によって、名前が変わります！

第３位：シュペッツェレ(Spätzle/シュペッツェレ)

卵と小麦粉などで作られた生地を茹た、ショート生パスタのような麺の一種です。

ドイツ南部やオーストリアなどではよく料理の付け合わせとして食べられていますが、小さなお子様にも人気のシュペッツェレ♪

シュペッツェレ自体は少し塩味がする位なので、ソースをかけていただきます。

どんなソース？

「Rahmsoße/ラムソース」と「Bratensoße/ブラーテンソース」が人気♪

「ラム」といっても、羊とは全く無関係です！

「ラムソース」は肌色～明るいブラウン位の色をしたクリーム系のソースです。

「ブラーテンソース」は「グレービーソース」のことで、お肉の肉汁から作られたソースです。

個人的意見としては、「ラムソース」はこってり系、「ブラーテンソース」(ドイツ料理は全体的にこってりしているので、どちらかと言えば)さっぱり系といったところでしょうか？

お子様には「ラムソース」の方が人気のようです♪

是非お気に入りのソースを見つけてみて下さい！

第２位：フライドポテト(Pommes frites-ポンフリッツ又は Pommes/ポメス)

「フライドポテト」も、どこの国でも大人・子供に人気ですよね♪

正しい名前は「Pommes frites/ポンフリッツ」ですが、普段は略して「Pommes/ポメス」と呼ばれています。

でも、考えてみて下さい。

せっかくレストランに来て、「フライドポテト」だけ？夜ご飯が？って思いませんか？

そうなんです!

夜ご飯のご飯が「フライドポテト」だけでも、そんなに珍しくないんです。

その他のお芋料理はある？

「フライドポテト」以外の子供に人気なお芋料理は、ジャガイモの代わりにサツマイモ(Süßkartoffel/ジューズカルトッフェル)で作った「Süßkartoffel-Pommes/ジューズカルトッフェルポメス」。

ドイツのサツマイモはオレンジ色で水分量が多く、甘みが少ない感じです。

日本のサツマイモのような「ほっくり感」はないので、蒸かし芋や焼き芋には向いていませんが、「フライドポテト」にすると美味しいんです！

是非お試しください♪

その他は、コロッケ(Kroketten/コロケッテン)などがあります。

コロッケは日本のコロッケと違い、一口サイズの俵型。

どちらも料理の付け合わせとして人気があります。

第１位：シュ二ッツェル

ヨーロッパ全土で王道の人気料理、大人も子供も大好きな「シュ二ッツェル」！

「シュ二ッツェル」は日本で言う、「カツレツ」の事です。

聞いたことがある人も多いのでは？

カツレツって何だっけ？

「カツレツ」は薄く伸ばした仔牛肉に細かいパン粉を付けて揚げ焼きにしたものです。

フランス料理のコートレット(フランス語:côtelette)を日本風にアレンジしたものが「とんかつ」なり、日本でも愛されていますね♪

バリエーション豊富な「シュ二ッツェル」は「ウィーン風シュ二ッツェル」と「ウィーナーシュ二ッツェル」がポピュラー♪

「シュ二ッツェル」は元々オーストリア料理♪

「ウィーン風シュ二ッツェル(Schnitzel "Wiener Art")」と「ウィーナーシュ二ッツェル(Wiener Schnitzel)」

名前はそっくりですが、お肉の種類が違うので注意！

「ウィーナーシュ二ッツェル(Wiener Schnitzel)」は仔牛肉で作られるのが主流です。

そして、「ウィーン風シュ二ッツェル(Schnitzel "Wiener Art")」は豚肉で作られて、ドイツではこちらが主流のようです。

どちらもシンプルにレモンを添えていただきます。

牛肉・豚肉・鶏肉などのお肉に決まりがく、日本では珍しい七面鳥の「シュ二ッツェル」がある場合もあるので、メニューに記載されているお肉の種類をチェックしてみてください！

メニューの見方は？

豚肉のシュニッツェル(Schnitzel Wiener Art)又は(Wiener Schnitzel von Schwein)

牛肉/仔牛のシュ二ッツェル(Schnitzel von Rinder / oder Kalb)

鶏肉のシュ二ッツェル(Schnitzel von Hühner / Hähnchen)

七面鳥のシュ二ッツェル(Schnitzel von Pute)

子供用に用意されている「シュ二ッツェル」は豚肉で作られた「ウィーン風シュ二ッツェル(Schnitzel "Wiener Art")」と付け合わせの「フライドポテト」がポピュラー◎

通常、ソースは付いていませんが、希望すればソースをつけてくれるので、聞いてみましょう！

さいごに

いかがでしたか？

けっこう「シンプルだな」と思ったんじゃないでしょうか？

日本のように可愛いプレートの上に、たくさんのおかずがのったお得感満載のお子様ランチ的なものは、残念ながらドイツにはありません。

ドイツでは、席についても無料のお水は提供されないので、飲み物を注文する必要があります。

その上、チップの習慣もあり、日本よりも総じて高額になる為、気軽に頻繁にという訳にはいきません。

お子様連れだと、外食も一苦労かもしれませんが、是非、素敵な時間を過ごしてくださいね♪

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