日本人には意外と知られてないリアルなハワイの日常生活ベスト10
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- アメリカ在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、アメリカの今をお伝えします。
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第10位 : オアフ島以外の島は美味しい和食の店はほとんどありません。
オアフ島ホノルル周辺には数多くの美味しい和食店があります。
マウイ島、カウアイ島など他のハワイの島には日本人が期待する味の和食店はほとんどありません。
オアフ島以外の島に住む日本人はオアフ島に行く機会があった時に本来の美味しい和食を楽しみます。
オアフ島以外の島は和食材だけの食料品店もありません。
和食材だけの食料品店もないのでアジア食材店の中で和食材を探します。
アジア食材店にはフィリピン系、韓国系、中国系、タイ系、ヴェトナム系の食品があります。
東南アジアの料理が好きなら楽しめます。
ハワイは様々な国の料理をフュージョンします。
日本で食べる和食とは異なる味でもジャパニーズフードと言ったりします。
本来の和食を期待するのではなく、フュージョンされたアジアンフードを楽しんでみるといいかもしれません。
第9位 : ハワイの家のドアに付いているもの
ハワイの家にはスクリーンドアが付いています。
ハワイは日本の気候と違い、暑くてもそれほど湿度は高くありません。
そのせいかエアコンがない家が多く、天井にシーリングファンがついていて暑い時はそれを回します。
家じゅうの窓を開け、玄関ドアも開けて風通しを良くします。
スクリーンドアとは
玄関ドアを開けておくために風が抜けるように無数の穴が空いたスクリーンドアが玄関ドアの外側に付いています。
防犯上のこともあり、日本の網戸のような素材ではなく金属製で鍵がかけられるようになっています。
ヤシの木や波や太陽などのデザインのスクリーンドアがありハワイを感じます。
そういうデザインのスクリーンドアはホームデポやロウズなどのホームセンターで売られています。
ハワイのホームセンターでスクリーンドアやヤードに置くソファやテーブルを見に行くのも楽しいです。
第8位 : ハワイの人は意外にのんびり暮らせない
リゾート地ハワイに住む人の仕事はやはり観光業が最も多いそうです。
うちのテナントさんの20代の若いカップルも観光業の仕事をしているので早朝5時半には家を出て夕方4時半頃に帰宅する毎日を送っています。
驚くハワイの物価高
アメリカ全体の物価が高騰していますが、ハワイはアメリカ本土から物資を運ばれるため、更に物価が高く島の住人の暮らしは楽ではありません。
ハワイの土地の値段はとても高く、年収$80000の若者でも家を買うことが難しい現状です。
最近ではハワイを諦めてアメリカ本土で家の購入を考えるカップルも増えてきているそうです。
家賃の負担が楽になるためカップルで暮らしたり友人と暮らしている人たちも多いです。
生活のため週2日の休みのうち、1日はもう一つ他の仕事を頑張る人もいます。
ハワイというリゾート地に住み続けるために頑張って働く人たちが多いことも現実です。
第7位 : 健康意識の高い人と低い人のギャップがすごい
アサイやノニはハワイの代表的なスーパーフードです。
アサイーはアサイーボールとしてよくファーマーズマーケットで売られています。
濃い黒紫色の実でポリフェノールやビタミンEを含む抗酸化作用があり、地元でも人気があります。
ビタミンやミネラルなど多くの成分があるノニはジュースにされてオーガニック系のスーパーでよく見かけます。
健康に対する意識が高い人はファーストフードや赤身の肉を避け、このようなスーパーフードやオーガニックを食生活に取り入れています。
スーパーで買い物かごに何が入っているかを見れば健康志向が強いかどうかがわかってしまいます。
健康を全然気にしない人は
健康志向が高い人に対して、全く気にしない人はこれまでのザ・アメリカンという印象の食べ物が冷蔵庫にたくさん入っています。
気にしない人はファーストフード、ピザ、フライドチキン、インスタント食品、赤み肉のローテーションします。
一カ月以上まったく野菜やフルーツを食べていなくても平気だったりします。
野菜をよく食べる日本人に比べ、ハワイと言ってもやはりアメリカなので健康意識が高いか低いかはかなり極端です。
第6位 : プロパティに余裕のある人はオハナを賃貸する
オハナとは
「オハナ」という言葉はハワイ語で家族を意味します。
住宅の場合は元々はその家のオーナーの大家族のメンバーのために建てられた同じ敷地内の別の住居や別の入り口を持つ家を意味していました。
もともとのハワイ諸島のネイティブハワイアンは大家族が多く、今でも同じ敷地内にオハナがあり子どもが結婚しても同じ敷地内に一緒に住んでいたりします。
最近ではハワイは子どもが独立していなくなるとオーナーの住居スペースと余った部屋の間に壁やドアを作って賃貸にしたりします。
物価が高いハワイでリタイアし老後になって収入が入ってこなくなった時に賃貸収入が助けになるからです。
そのオーナーにもよりますが、洗濯機と乾燥機はオーナーとシェアする場合も多いです。
オハナのリビングダイニングキッチンにはたいてい冷蔵庫や鍋、食器、キッチンツールが設置されています。
敷地内のデッキやテラスはシェアしてくれるオーナーが多く、BBQなどもできます。
ハワイに住んでみたい人は初めにオハナに住んで環境を確認するといいかもしれません。
第5位 : 白人率高めの島、アジア系率高めの島
ハワイは様々な人種で構成されています。
オアフ島、マウイ島、カウアイ島、ハワイ島と島によって人種の人口比率も違います。
私の住むマウイ島はどうもオアフに比べて白人が多い気がすると感じました。
それぞれの島の人種比率を調べてみると!
※2020年から2022年の人種比率をチェックしてみました。
カウアイ島の人種比率
日本人を含むアジア系が白人より多少多いという結果でした。
アジア系36.0%、白人29.5%、2人種以上の23.8%、太平洋諸島系9.1%、黒人またはアフリカ系アメリカ人0.3%、アメリカ先住民0.4%、その他の人種は0.9%で8.2%はヒスパニックまたはラテン系の人々でした。
オアフ島の人種比率
日本人の観光客が最も多いオアフ島は日本人を含むアジア系が白人より圧倒的に多いという結果に!
オアフ島はアジア系が53.09%、白人18.58%、ネイティブハワイアン16.93%、パシフィックアイランダー8.28%
ハワイ島の人種比率
ビッグアイランドと呼ばれるハワイ州でも最も大きい島。
白人が約3割を占め、アジア系は少ないという結果でした。
ハワイ島の32.2%が白人、19.1%がアジア人と推定されており、多様性指数は77.7%で、全米で最も多様性に富む郡として1位を獲得した。
マウイ島の人種比率
なんと私が感じていたようにアジア系より白人が多いという結果でした。
マウイ島は31.5%が白人、26.3%がアジア人、19.1%が2つ以上の人種です。
住んでいる地域によっても人種比率は異なるようです。
私が住んでいる住宅街の近隣住民はやはり白人が多いという印象です。
もともと日系人が集まってできた古い街もありますから、その地域には何世にもわたって日系人が住んでいるようです。
白人が多い島はレストランもスーパーの食品も白人が好むものが多めとなります。
ハワイでも美味しい和食が食べたいなら日系を含むアジア系が圧倒的に多い、オアフ島に旅行するといいかもしれません。
第4位 : たいていどこの家にもある車とは
ハワイではセダンやバンの他にトラックを所有している人が多いです。
近隣のどの家のフロントヤードにもトラックを多く見かけます。
ビーチスポーツを楽しむため
ハワイに住むとサーフィンやカヌーなどビーチで楽しむスポーツを楽しみます。
カップルや家族、友人と一緒にサーフィンなどするとなると、数枚のサーフボードを運んだり、荷物が増えます。
そのためサーフボードなどをトラックで運ぶ人が多く、道路でも多くのトラックがボードを積んで走っているのが当たり前の光景です。
ごみは自分で運ぶ
ごみ収集場に自分でごみを運びたい人はトラックが必要になります。
年間のゴミ収集料金はオアフ島は無料、ハワイ島は収集サービスはなく、マウイ島は年間約$500と安くはないです。
そのため、マウイ島住人は節約のためにもトラックを有効利用するようです。
住宅のリモデリングを自分でするなら!
ハワイというより、アメリカ人は自分の家の内装は自分でするのも普通なことです。
キッチンやバスタブ、トイレ、洗面台など古くなれば、新品と交換するため地域のホームセンターに購入しに行きます。
そういう時も購入した大きく重い物をトラックに積むので、トラックは大活躍です。
第3位 : 日本人がイメージするBBQとは全然違う
日本だと週末は友人とレストランやカフェなどで過ごすことが多いかもしれません。
ハワイでは週末はご近所さんや友人とBBQするのが習慣になっています。
バックヤードやフロントヤードにはたいていBBQのためにチャーブロイルが置いてあります。
チャーブロイルに肉やバーガーやトウモロコシを載せて焼きます。
塊り肉を焼く
日本でBBQというと金串に肉や野菜が刺されているものをイメージするかもしれませんね。
または薄切りの牛肉や豚肉などを焼いて、焼肉のたれにつけて食べるかもしれません。
こちらハワイではステーキは大きな塊にシーズニングを振りかけたりマリネして、チャーブロイルで焼くことが多いです。
焼けた塊り肉をスライスしてから皆セルフで食べたいものを取ります。
チップスとディップソース、サルサソース、ワカモーレ、簡単なスイーツやアイスクリーム
ハワイならではのポケという海鮮の和え物などを持ち寄ります。
サラダはシーザーサラダを出されることが多いですね。
自分の飲むものは保冷バッグに入れて自分で運ぶことが多いです。
ハワイでは通常の週末のBBQは日本のように手の込んだ料理ではなく、とても簡単なものがほとんどです。
第2位 : トロピカルフルーツは買わない
ハワイで食べられる様々なトロピカルフルーツ
ハワイにはパパイヤ、ココナッツ、マンゴー、アボカド、バナナ、ドラゴンフルーツ、スターフルーツなど様々なトロピカルフルーツがあります。
ハワイは亜熱帯気候ですから、ヤードにトロピカルフルーツの木がある家が多いです。
たくさん収穫できると近所や友人に配ります。
家には年がら年中何らかのトロピカルフルーツがあります。
うちのバックヤードにはバナナ、ドラゴンフルーツがあり、マンゴーはまだ収穫できるほど大きくなっていません。
ご近所からたくさんトロピカルフルーツをもらって食べきれないと朝食時にスムージーにします。
ココナッツはすごい!
ココナッツはココナッツジュース、ココナッツミルク、ココナッツオイル、ココナッツフレークが取れるため無駄になる部分がほとんどありません。
ココナッツがそろそろ収穫できる頃は頭上注意となります。
背の高いココナッツの木から大きく重く硬いココナッツの実が落下し、それに当たって大けがをする人がいます。
地元の人はココナッツの木の下を避けて歩きます。
友人やご近所からトロピカルフルーツをもらえるのもハワイならではです。
第1位 : スーパーマーケットは購入品の目的別に行く
食料品店に買い物に行く時、何を買うかによってスーパーを決めます。
ハワイにはウォルマート、セーフウェイ、コストコ、ホールフーズ、フードランドや地元のオーガニック系スーパー、ファーマーズマーケットなどがあります。
ウォルマートで買うもの
ウォルマートは安いという特徴があります。
何が安いのかというと缶詰、瓶詰、シーズニングスパイスミックス、ソース類、スナック類、チップス類、洗剤類、シャンプーやボディソープなどを安く購入できます。
ウォルマートには野菜と果物は圧倒的に少ししかありません。
品質の良さはいいとは言えませんが物価が高いハワイの生活にウォルマートは外せません。
コストコ
日本でもお馴染みのコストコ、発音するとコスコですね。
うちも週一でコストコに行きます。
ステーキ用のブロックやポークチョップ、ロティサリーチキン、サーモンフィレ、カークランドのチーズ類、ベーグル類、オーガニックホールミルクなどが定番購入となります。
帰宅するとすぐに大きな肉やサーモンを切り分けたり、ベーグルを分けて冷凍します。
ハワイでもコストコにある食品はアメリカ本土と変わりません。
ホールフーズ
ハワイはアメリカ本土から食品を運んでくるため、日本のように野菜の種類が豊富ではありません。
ホールフーズはハワイでも野菜の品数が多め、オーガニック食品が多め、健康食品やオーガニック化粧品、デリがあり店内外で食べることもできます。
特に女性だとちょっと気分が上がるスーパーですね。
健康志向が高い人はホールフーズで買い物をしますが、お値段も安いとは言えません。
ちなみにホールフーズは元はセーフウェイから始まったそうです。
フードランド
フードランドは一言で言うと、日本で言う成城石井みたいな感じかなと思います。
全ての食品のお値段が高めです。
品質はほとんど良いものが多いです。
フードランドは地元民に愛されています。
その理由はハワイ名物のポケが美味しいからです。
数えたことはありませんがガラスケースにはいつも様々な種類のポケが並んでいます。
一番人気はカリフォルニアロールのポケでイミテーションクラブポケ、枝豆ポケ、スパイシーポケ、キムチポケなども人気があります。
ポケだけ購入もできるし、ライスにポケを載せたポケボウルにしてもらうこともできます。
スーパーボールなどがあると誰かの家に集まって観戦するため、ポケは早いうちに売り切れてしまいます。
ファーマーズマーケット
地域ごとに週末の早朝にファーマーズマーケットが開催されます。
オーガニックの野菜や果物だけでなく、花やハーブの苗、地元の手工芸品、エッセンシャルオイルや無添加コスメ
アクセサリー、ベーカリー、ホームメイドスイーツ、アサイーボールやスムージーなど様々なものがテントの下で売られます。
週末の朝のお楽しみで、ぶらぶらとアサイーボールを食べながら歩き、マフィンを買って帰り家でコーヒーを入れて食べたりします。
ベーカリーで買ったシナモンのきいたキャロットケーキやリリコイというトピカルフルーツのパイなど日本にはない味を楽しむことができます。
目的別にスーパーマーケットを選ぶので週末はいっきに3件も4件もまとめて回るなんてこともあります。
さいごに
ハワイに観光で来たらリゾートホテルに宿泊しビーチに寝そべりリラックス。
ワイキキでショッピングやレストランで食事。
それも素敵なバケーションですが地元の人の暮らしを取り入れるのも楽しい体験になりますね。
オハナをレンタルしてスーパーで食料を買いBBQをしてみるとハワイに住む人の暮らしが少し実感できるかもしれません。
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