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南フランス プロヴァンス地方の絶対行くべき街と村ベスト5

美しいラベンダー畑
フランス

Question
私はフランスの中でも特に南フランスが大好きです!
また観光に行くのですが、南フランスで行くべき街や村があれば教えてください!
E.K さん 東京都 20代 OL

教えて、先生!

先生先生
そのご質問に、フランス在住ライターのアオキがお答えします。
皆さんの、南フランスおすすめ観光スポットはどこですか?

恋する乙女恋する乙女
やっぱりとっても綺麗な街ゴルドよね!!

王子様王子
そこはジブリ作品天空の城ラピュタのモデルにもなった場所デスネ!

恋する乙女恋する乙女
そこでは大きな声を出してこう唱えるのよ!!
「バルス!!!」

王子様王子
……それは滅びの呪文デース∑(´□`;)
ちなみに、南フランスでおすすめな場所はココ!

  • エクス・アン・プロヴァンス
  • アルル
  • ゴルド

この記事は【5分】でササ―ッと読めマース

先生先生
今回は、山間の南部プロヴァンス地方の厳選した見所スポットをご紹介します!

第5位:エクス・アン・プロヴァンス

エクス・アン・プロヴァンス

第五位は画家セザンヌの故郷として知られるエクス・アン・プロヴァンスです。

マルセイユから約30分で行くことができます。

泉の街と言われ、街中のいたるところに噴水がありそれを見つけるのも楽しいです。

パリのようにおしゃれで穏やかな街で街歩きやマルシェを散策したりゆっくり過ごすのにおススメの街です。

特に街のメイン大通り、ミラボー通りは大きなプラタナス並木が続き、おしゃれなオープンカフェやレストラン、ホテルなどがたくさんあり歩いているだけで楽しめます。

噴水が街のシンボル

ミラボー通りへと続くジェネラル・ド・ゴール広場には大きな噴水があり、街のシンボルのような存在です。

中でも、通りにある人気の4頭のイルカの噴水や苔の噴水などは癒されスポット。

噴水の淵に座って談笑するフランス人は本当に絵になります。

画家セザンヌが好きな人には、生家や行きつけのレストラン、アトリエなどゆかりの地を巡ることも出来ます。

先ほど紹介したミラポー通りにはセザンヌの銅像も立っています。

第4位:レ・ボー・ド・プロヴァンス

岩山に囲まれた村

第四位は岩山に囲まれた人口500人ほどの小さな村、レ・ボードプロヴァンス。

アヴィニョンやアルルからバスが出ていますが、便が悪いので車やタクシーかツアーでアクセスするのをおススメします。

私は車で行きましたが、「こんなところに村があるの?」というくらいの何も無い山道が続きます。

石灰岩の大きな岩がごろごろと転がっていて不思議な光景の中、不安になりながら車を走らせます。

そして、丘を登りきると現在は廃墟となったお城のふもとに村が現れます。

岩山のくぼみに広がる小さな村はテーマパークのようで、かわいい家々やお土産屋さんなどを散策するだけで楽しめます。

丘の上の城塞も見学することが出来て、そこからの景色は絶景です。

プロジェクションマッピングを利用した美術館

そして、こちらで最もおススメなのが、村から徒歩10分くらいのところにある採石場跡地でのプロジェクションマッピングを利用した美術館!

日本のガイドブックには小さくしか載っておらずあまり有名ではないのですが、個人的には必見のオススメスポットです!

外観はただの岩山なのですが、いざ入り口を入ると中に採石場跡の巨大な空間が現れ、そこにプロジェクションマッピングで映し出される芸術的な絵画の世界が360度広がります。

正面から鑑賞するプロジェクションマッピングは色々なところで見ることが出来ますが、360度、足元まで映し出される映像の中に入り込んだような世界観はなかなか味わうことが出来ません。

ずっといても飽きない場所なので、足を伸ばしてみることをおススメします。

第3位:アルル

ゴッホ

第3位はゴッホが過ごしたことでも有名なアルルです。

アヴィニョンから電車で約20分、マルセイユからは約45分で行くことができます。

アルルには古代ローマ時代に建設されたたくさんの遺跡が残っており、世界遺産に登録されています。

円形闘技場での闘牛

その中でもオススメは円形闘技場での闘牛観戦です。

古代ローマ時代の闘技場が修復されて現在でもイースターやお祭りの時に闘牛が開催されています。

何千年と時を超えて古代ローマ時代の人と全く同じ場所で同じ体験が出来るなんてすごいことですよね。

開催される闘牛にも種類があって、牛の角や額に付けられたリボンを取り合うゲームのようなものと、実際に牛が殺されるまで行うスペイン式の闘牛があります。

スペイン式はどうにも残酷だと思って少し引いてしまいますが、実際見た人の話を聞くとスリルがあって赤い布で牛を誘導するマタドールの動きは華麗で見事なのだそうです。

競技場の上からはアルルの街を一望できてとても景色がいいので、ただ中を見学するだけでも満足できるスポットです。

ゴッホの名画「夜のカフェテラス」でも有名

そして、その他でも外せないのはゴッホの絵画の中でも有名な作品「夜のカフェテラス」で描かれているカフェ。

現在でも描かれた当時のまま残っています。私は特に芸術好きでもないですが、この絵は知っていたので実物を見たときはそれなりの感動がありました!

街の広場にあるカフェで、ゴッホの絵のとおり外壁が鮮やかな黄色です。

ただ、お店としての評価は、「味は普通以下、かつ値段は高い」「接客態度が悪い」などなど・・・良い評判を聞きません。

なので、外から見て写真を撮るだけで十分だと思います。

他にもアルルには郊外にゴッホの絵に描かれている跳ね橋や、入院していた病院などがあります。

第2位:城壁に囲まれた都市アヴィニョン

第二位は、プロヴァンス地方を観光するのには欠かせないアヴィニョンです。

小さな村々や各町へ行くのにはだいたいアヴィニョンから電車やバスが出ていて、プロヴァンス旅の玄関口として重要な拠点となっています。

アヴィニョンは、千葉電車(TGV)でパリから約2時間40分、マルセイユから約30分です。

私は車で行ったのですが、街中心部は高い城壁に囲まれていて中が全く見えず、どこから入っていいのかわかりませんでした。

たまに出現する入り口も、内部はどうなっているのかわからないので入る勇気が無くしばらく城壁沿いをグルグルしてしまいました。

結局地下の公共駐車場を見つけたのでそこに車を駐車して、出口の階段を上ると城壁内の街中に出ることが出来ました。

外からは全く見えなかったのですが、城壁内は普通に街が栄えています。まさにRPGの城下町のようでゲームの主人公気分で楽しめます。

教皇庁

アヴィニョンの最大の見所は教皇庁です。

1300年代半ばにローマ教皇の住居として建てられた強固で力強い印象のゴシック建物です。

教皇が住んでいたのはヴァチカンとアヴィニョンのみなのでとても貴重ですよね。

ヨーロッパ各地を旅行するとどの町にも立派な大聖堂があって、正直見慣れてきてしまうのですが、この教皇庁はスケールが大きく巨大で圧倒されました。

ついついドラ〇エのように王様に謁見したくなる雰囲気です。

また、教皇庁奥にある坂を上っていくと公園になっており、ローヌ川をやアヴィニョンの景色が見渡せる癒しのスポットになっています。

また、私が行った時はちょうどクリスマスシーズンだったので、街の広場ではクリスマスマーケットが開催されていました。

他にも雰囲気のいいカフェや小さくてかわいいお店がたくさんあるので街中を散策するだけで楽しむことができます。

第1位:フランスで一番美しい村ゴルド

フランスの村ゴルド

第一位はゴルドです!

ゴルドは、アヴィニョンから電車で約30分のカヴァイヨンからバスで行くことができます。

ただ、あまり便が良くないので車かツアー等を利用するのをおススメします。

ゴルドはヴォクリューズ県の中央に位置する人口2000人ほどの小さな村。

天空の城ラピュタのモデルになったとも言われています。

ゴルドに行くならまずはアヴィニョン、カヴァイヨンからゴルドに続く道中にある展望スポットから村の全体像を眺めるのがオススメです。

丘の上にたつゴルドは、崖沿いに家々が連なって、頂上にお城があって、青空の下空に浮かんでいるような・・その絶景を見ただけでゴルドにきた目的はほぼ達成できたといっても過言ではありません。

ガイドブックなどでよく使われている写真の光景なので事前に想像はしていたのですが、周りに広がる緑と青空が相まって写真の何倍も綺麗で感動しました。

いざ村の中に入ると小さくかわいい家々、水車、路地などどこを撮っても絵になるフォトスポットだらけ。

村の頂上にはお城が立っていてその前の広場では毎週火曜日マルシェが開催され、ワインや野菜・果物、ラベンダーのポプリなどが売っているのでお土産を買うのにうってつけです。

美しいラベンダー畑

ラベンダー畑

そして是非時期をあわせて行きたいのがゴルドの周辺に広がるラベンダー畑。

毎年7月頃がラベンダーの開花シーズンです。ゴルドの近くにあるセナンク修道院はラベンダーの絶景スポット。

満開のラベンダー畑と歴史を感じる修道院と青空のコントラストは美しすぎます。

ゴルドが丘の上にあるのに対し、セナンク修道院は谷の底にあります。

約3キロの距離なので歩いて1時間少し、ハイキングがてら徒歩で行くことも出来ます。

残念ながら私が行ったのは冬だったので全くのシーズンオフでしたが、いつかここで満開のラベンダー畑を見たい!と思う憧れの地です。

いかがでしたか?南仏プロヴァンス地方は美しい小さな村が数多く点在して、現実を忘れて芸術の世界や物語の世界に入り込めるような場所です。

年間300日晴れるというプロヴァンス地方は青空の下、美しい町や村で何をするでもなくゆっくりぶらぶらするだけで心満たされますよ。

是非プロヴァンス地方の旅を楽しんでくださいね。

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