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フランス・パリでのアパルトマン探しで気を付ける事ベスト10!

フランスパリ街並み
フランス

先生の紹介

エトワール
エトワール
はじめまして。フランス、パリ在住のエトワールです。
子供達は成人しそれぞれの道に進み、フランスの教育や他国への留学も経験しています。
現在は夫と二人暮らしです。
パリの生活は想像を超える面白い出来事やアクシデントがいっぱいです。
リアルな生活や海外生活で役に立った知恵など、経験から学んだ事をお伝えできればと思っています。よろしくお願い致します!

フランス、パリでの家探しは本当に大変⁉どんな事に気を付けたらいいのか。

フランス、パリのアパルトマン(集合住宅)はオスマン様式の建築で見た目はとっても素敵です。

このオスマン様式の建物はパリの街並みの美しさを象徴していて、旅で訪れた人々の心を魅了するのだと思います。

確かに歴史を感じさせる建物は温もりがあって気品を感じる事もあります。

しかし実際に住んでみると水漏れなど様々なトラブルが多いフランス、パリの住宅事情。

私の経験した事をお伝えし、ご参考にしていただけたらと思います。

  1. どんな不動産屋でアパルトマンを借りるかが重要!
  2. 治安も重視!
  3. 内見では水回りのチェックが重要!
  4. 光熱費も確認。
  5. アパルトマンにはどんな家族構成の人が住んでいるか。
  6. 大家さんはどこに住んでいるか。
  7. 賃貸契約書はしっかりと理解をする。
  8. トラブルがあった時に大家さんが対応をしてくれるか。

この記事は5分で読み終わりますので、さいごまで読んでくださいね!

第10位:不動産屋選びは慎重に

フランス、パリで賃貸物件を探すのはフランス人でも大変と言われています。

パリは1区から20区に区画分けされていて、とっても狭い都市です。

特に立地が良い中心地は外観がアパルトマンでもオフィスや店舗が多く入っています。

フランス、パリは住居用の賃貸物件が少なく中心地は特に狭い物件が多い様に感じます。

住宅価格は上昇の一途を辿っているので、価格と間取りの条件に合う物件を見つけるのが難しい(-_-;)

SeLogerPAPといったサイトがあります。

一般的にはフランス人もこのサイトで探す人が多いです。

最近は詐欺も多いので慎重にチェックしてくださいね。

相場よりも極端に安い物件や価格の割に掲載されている部屋の画像があまりにも綺麗すぎるなど"(-""-)"

引越しを考えた時、先ずは相場や状況をチェック

管理費に暖房費が含まれている物件は私の中でアパルトマン探しの必須事項になっています。

セントラルヒーティングで各部屋や共有部分の全てが定めされた期間は24時間暖かくて快適です。

更に暖房費を気にする必要もありません。

サイトでは年間の光熱費なども確認する事ができるので家賃以外にかかる諸費用も比べることができます。

パリ市内で数回引越しを経験していますが、とっかかりはSeLogerで情報収集しています。

気になった物件を見つけたら、先ずは内見の予約

ブルガリア 部屋

サイトから内見の申し込みがきますが、不動産屋からの返事は来ない事が多いです。

賃貸物件の案件よりも、不動産売買に熱心なフランスの不動産屋。

内見の予約時間に1時間も遅れてくる不動産屋はざらにいます"(-""-)"

沢山の内見希望者がいる場合は、希望者をまとめて同じ日程で内見させる不動産屋も多いです。

サイトにある物件は取り扱い不動産屋の記載があるので問い合わせのメールをその不動産屋に直接するようにしています!

この方法だと個人的な対応をしてくれる印象があります♪

運がいいと条件に合う別の物件を紹介してくれたりする事もありました。

細かい不動産屋とのやりとりは重要です。

この時点で上手くいかない不動産屋とはこの先でトラブルになる可能性も考慮するといいかもしれませんね。

引越しを決めたら、根気強く探し続けるしかありません。

決まった時には、達成感を感じる程の大変な作業である事は間違いないと思います。

第9位:治安はとても重要

フランス、パリは華やかでお洒落なイメージがあると思います。

実際には区画によってその街の特徴の違いがあります。

商業地区で観光客が多かったり学生の多い地区で一般的には生活がしずらいと感じる事があります。

生粋のフランス人が多い高級住宅地もあります。

地区によって様々な顔をもっているのがフランス、パリです。

若い層のフランス人に人気があるエリアがある。

BOBO(ボボ)ブルジョア ボヘミアンの略語でBOBO地区と言われているところがあります。

流行に敏感で金銭的にも余裕があり自由を好む若い世代のフランス人が住むエリアでお洒落な地区と言われています。

昔はあまり治安が良いと思われていなかった地区がお洒落な街にかわりました。

実際にフランス人の友人でも「ライフスタイルがとても合う」という理由で移り住んでいます。

近年のパリの様々な規制などから解放されたいパリジャン、パリジャンヌはパリ郊外に移り住んでいるとも聞きます。

実際にパリ近郊の街に移り住んだフランス人の友人も「地区によっては開発が進み以前よりも治安もよくなって家賃がパリよりは安いし暮らしやすい」と言っています。

時間帯をかえて希望エリアに実際に行ってみる!

治安が良いと言われているエリアでも昼間の顔夜の顔があります。

私の住んでいるエリアは治安の良い住宅エリアですが、夜間にひったくりにあったなどの被害を時々聞きます"(-""-)"

パリの中でも郊外からの電車、RER線が通っているエリアは多種多様な人が行き来する地区になるので特にチェックした方が良いと思います!

自身や家族が行動する時間帯の街の状況やメトロの混雑状態をよく知っておくことは大切だと思います。

第8位:水回りは必ずチェック!

2年に一度は水漏れがあると言われいるフランス、パリのアパルトマン。

私も必ずといっていいほど引越す度に水漏れを経験しています"(-""-)"

歴史ある建物、やはり配管の古さや施工やメンテナンスが不十分の為に起こる事が殆ど。

その度に不動産屋、大家、近隣住人、保険会社に連絡するのが本当に大変(-_-;)

契約前に不動産屋、大家に水漏れの確認を必ずする事!

キッチンやバスルーム、トイレは内見の時に壁、隙間、天井に水漏れの跡がないか入念にチェック!

上の階と水回りの配置が違う場合があります。

全部の部屋の天井や壁にも水漏れの跡がないかチェック!

建物全体の配管が古くて、共有の内側階段の壁に水漏れをしているなんて事もあります。

後悔しないようにしっかりとチェックすることをおススメします(^^)/

第7位:アパルトマンにどんな人が住んでいるか?

フランス、パリは世界的な都市なのでアパルトマンは様々な生活スタイルの人たちが暮らしています。

学生が多い比較的狭い部屋が沢山存在するアパルトマン。

若い層の家族で小さな子供がいる比較的広い部屋が存在するアパルトマン。

賃貸物件よりも、持ち家で昔からずっと暮らしているご高齢者が多いアパルトマン。

日本式の1階にレストランやカフェ、ブティックなどテナントが入っているアパルトマン。

その地区に学校や大学があったり、近隣に家族向けのスーパーがあるなどその地区の特徴と関連している様に思います。

不動産屋や大家、管理人に確認してみよう。

学生が多いアパルトマンは朝までパーティーでどんちゃん騒ぎなんて事もあります(^^♪

どんな家族構成の住民がいるのか事前に確認しておくと暮らし始めた時に安心です。

第6位:管理人がいるアパルトマンか?

フランスパリ街並み

フランス、パリのアパルトマンには管理人(gardien)が日本式の1階の部屋に住込みで居る物件もあります。

管理人(gardien)は夫婦や家族で住込みで様々なお世話をしてくれます。

荷物や郵便の受け取りをしてくれて、部屋の玄関まで届けてくれます。

こういったアパルトマンには郵便ポストが存在しません。

アパルトマンの中庭のお手入れから共有部分のお掃除まで全てやって頂けます。

管理費が割高になりますが安心して暮らす事ができます。

長期間留守にする時は様々なお願いをする事ができます。

私の隣人は高齢者のフランス人女性が一人暮らしです。

長期間留守にする時は自宅の植物のお手入れを管理人にお願いしています(^^)/

フランス、パリのアパルトマンには伝統的な管理人(gardien)が存在する

管理人がいるアパルトマンといないアパルトマンの両方の経験があります。

管理人のいるアパルマンは建物内のごみ捨て場がとても綺麗!

防犯上のリスクが軽減され安心して暮らす事ができます。

消滅しつつあるフランスの伝統でもある管理人(gardien)のいるアパルトマンは残って欲しいですね(^^)/

第5位:住宅保険の契約内容はしっかりと目を通す

仕事をする女性

何かとトラブルが多いフランス、パリの住宅事情。

住宅保険の契約内容はしっかりと理解をしておくと良いでしょう。

賃貸物件の場合は起こったトラブルが大家の責任なのか?賃貸者の責任なのか?

例えば水漏れがあった時、部屋の中での水漏れは住人の責任。

部屋の外で起こった水漏れは大家の責任。

様々な状況で誰の保険を使うのかその仕組みが複雑です。

トラブルが起こった時はパニック状態になります。

そんな時、一番に誰に連絡をすればいいのか明確な判断が必要になります。

事前に準備しておくこと

大家の電話番号メールアドレスはキープしてどこにいても連絡をできるようにしておくと良いでしょう。

旅行中など長期の留守中にトラブルが発生する事もあります。

年間を通してバカンスが多いフランス。

そんな時に連絡先が分からないのは致命的。

自己責任で何でも行動しなくてはいけないフランス。

日本の住宅保険の仕組みと違う点が多いので不明な事は保険会社に確認をしておくと安心ですね。

保険会社の連絡先や契約番号も直ぐに確認できるように控えておくと便利ですね。

第4位:大家さんはどこに住んでいる?

フランス、パリの賃貸物件は投資用物件である事が多々あります。

フランス人の大家でもフランスの田舎に住んでいる事もあります。

海外に住むフランス人がパリに持っているアパルトマンを賃貸している事もあります。

大家がフランス人以外の外国人である事もあります。

大家が賃貸物件の近所や同じ建物に大家が住んでいる事もあります。

不動産屋から借りても、住み始めてから起こる様々な問題は大家に直接連絡する事になります。

大家さんの居場所を知っていると役にたつ。

トラブルがあった時は一刻も早く大家に連絡をしたいと思います。

私が以前住んでいたアパルトマンは同じ建物に大家が住んでいました。

旅行好きのフランス人女性で建物全てが彼女の物件でした。

彼女はいつも旅行中で自宅にいませんでした( ;∀;)

居場所や連絡先を把握していると被害を最小限におさえることができる

実際にこのアパルトマンに住んでいる時も水漏れ騒動がありました。

勿論、大家のフランス人女性は旅行中"(-""-)"

水道屋を勝手に呼んでもいいのか?

どの水道屋が適切なのか

彼女の携帯番号とメールアドレスに連日メッセージを送りました。

旅行先の海外から水道屋に連絡をして全ての手配をしてくれました。

第3位:契約期間は交渉できる

契約期間更新時期は大家に交渉する事ができます。

例えば2年更新の場合でも確実に3年は引越しはしたくない場合もあると思います。

事前に相談する事で確約をしてくれる場合もあります。

実際に2年更新のアパルトマンを借りる時、6年は確約して欲しいとお願いをした事があります。

この時は家賃を2か月分まとめて支払う事を条件に6年を確約してもらいました。

6年の間に引越しをしなくてはいけなくなった場合は2か月前に大家に伝える事も条件になりました。

交渉できる事は積極的に。

真摯な態度で相談すれば気持ちよく話を聞いてくれるフランス人。

遠慮する事なく事前に交渉してはっきりさせておく事は大切だと思います。

揉め事になると話し合いが難しくなるのもフランス人だと思います。

交渉上手になる事はフランスの生活でとっても役に立ちます(^^♪

第2位:家具付き物件と家具なし物件どっちがいい?

フランスの賃貸物件には家具付き家具なしがあります。

帰国の時期が決まっていたり、学生さんは家具付き物件を探される方が多いと思います。

保証金は家具付きが家賃の2か月分、家具なしが家賃の1か月分というのが一般的だと思います。

家具付き物件は家具、家電、キッチン用品まで全て揃っています。

直ぐに生活を始められるので便利ですね。

不備があった場合は事前に大家に伝えましょう。

破損させた場合は弁償になるので、契約前に不備がないかしっかりチェックをした方が良いです。

入居してから壊れている事を伝えると応じてくれなかったり、壊したと言われてしまう事があります(-_-;)

ライフスタイルや家族構成でどちらが良いかよく検討する

家具なしの物件には自分のライフスタイルにあった家具や家電を設置できます。

特にベットのマットレスです。

家具付き物件に住んだ時、ベットのマットレスがあわなくて、腰痛に悩まされてしまいました(-_-;)

流石に契約前に寝心地までは判断できません。

大家に相談をしてマットレスを自分で購入し既存のマットレスを処分する事で合意しました。

退去時に購入したマットレスを置いていく事を約束に(-_-;)

我慢しながら暮らすのは辛い。ライフスタイルと照らし合わせて検討する。

パリの鍼灸院に通っていた時に駐在員の方に腰痛が多いと伺いました。

理由はやはり家具付き物件のマットレスが原因だと伺った事があります。

これは納得の理由でした。

第1位:契約、入居、退去は慎重に

入居前は不動産屋か大家のどちらかと部屋の状態を確認することになります。

そこでは家の様々なところを確認し明細書の様なものを作成します。

この明細書を「l’etat des lieux」といいます。

これはアパルトマンを借りる時の一番重要な作業になります。

床や壁のキズや設備の不備がないか兎に角チェックしまくります。

退去する時は入居時の状態で引き渡しをしなくてはいけないのでトラブルにならないように手を抜かない方がいいです。

不明な事がある状態で明細書「l’etat des lieux」にサインはしないようにしましょう。

不明な事は全てクリアにする。

入居前確認で気になったところは画像や動画に残しておく事もいいかもしれませんね。

不動産屋や大家も画像や動画を持っている事もありますが、記憶は薄れるものなので後々役に立つ事があるかもしれません。

引越しをする時に一番難しいのは次の物件を探すタイミングです。

退去通告は引越しの何か月前なのかを把握していないとダブルで家賃を支払うなんて事も"(-""-)"

物件探しが難しいフランス、パリ。

実際に我が家もタイミングが合わなくてダブルで家賃を支払った事があります。

退去と入居のタイミングで気に入っても決められない物件も沢山ありました。

多少の妥協点がある物件でも退去と入居のタイミングが合った物件に縁があったと思うくらいの心構えが丁度いいように思います。

さいごに

様々な事をお伝えしましたが大変と思うと辛くなります。

でも事前に自作でチェックリストを作ったり工夫する事で様々な問題を乗り越えて行けます♪

新しい住まいでは新たな出会いもあります!

新たな街での発見もあります!

次のアパルトマンでの生活を想像しながら楽しんで物件探しに取り組むことが大切だと思います。

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