ブランチにもおすすめ!オーストラリアで大人気の朝食メニューベスト10
先生の紹介
- 初めまして。WEBライターのゆっぽと申します。
2024年1月~オーストラリアのシドニーで、SNSマーケティングを勉強しています。
大学を卒業後、これまで5か国での海外滞在歴があり(オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、オランダ、アイルランド)、約6年間にわたる海外生活を通して現地の文化と英語について学んできました。
これまでの経験を活かして、日本人から見た異文化での新しい発見や国際交流、価値観などについて読者のみなさまのヒントになるような記事の執筆を目指しています。
Contents
はじめに
みなさんはオーストラリア名物と聞いて何が一番に思い浮かぶでしょうか?
一見するとこれといった名物がないようにも感じられてしまうオーストラリアですが、実は朝食にはかなり力を注いでいる国でもあるんです。
しかしネックになってくるのが、オーストラリアのメニュー表には料理写真が載っていないことが多いので、名前だけ見てどんな料理かパッと推測する必要があるという点です。
今回の記事では、ブランチにもぴったりなオーストラリアで大人気の朝食メニューについて解説しています。
記事の主なポイントは、以下の通りです。
- 地元民が愛してやまないベジマイト
- 多国籍料理に影響を受けているオーストラリアの朝食メニュー
- 世界一の朝食と謳われる本場の絶品パンケーキ
この記事は5分で読み終わりますので、さいごまで読んでいってくださいね!
第10位:ミューズリー
日本でも最近流行りのオートミールやグラノーラ。
手軽に食べられて色々な材料を一度に摂取できる便利さも兼ね備えているイメージがありますよね。
ミューズリーもこれらと似たシリアル系統の食べ物としてオーストラリアでは注目を集めています。
グラノーラとどう違うの?
ミューズリーの発祥はスイスですが、今やオーストラリアでも様々なブランドが流通しています。
オーツ麦にナッツやドライフルーツなどを混ぜ合わせて作られているミューズリーですが、グラノーラと違って味付け加工がされていないのが特徴です。
そのため食物繊維や鉄分が豊富でなおかつグラノーラよりもヘルシーな食べ物と言うことができます。
色々な食べ方を楽しめるミューズリー
その素朴な見た目から、一部では「鳥の餌」などと揶揄されることがあるミューズリーですが、工夫次第で色々な食べ方を楽しむことができます。
牛乳を注ぐという定番の食べ方に加えて、ヨーグルトと混ぜ合わせたりお菓子のトッピングとして使用しても相性が良いミューズリー。
オーストラリアでも女性を中心に特に根強い人気を誇っている、オシャレな朝食メニューです。
第9位:バナナブレッド
筆者も大好きなオーストラリア名物の一つ、バナナブレッド。
カフェやパン屋さんはもちろん、スーパーに行ってもパンコーナーに必ず並んでいるレギュラーメンバーです。
日本だとスイーツとしてカテゴライズされそうなビジュアルですが、オーストラリアでは立派な朝食メニューの一つとして位置付けられています。
トーストすることで美味しさが倍増!
最近ではクルミやチョコチップ入りなど、味のバリエーションも増えてきたバナナブレッド。
筆者はシンプルなプレーンタイプが一番好きですが、どれもしっとりしていて食べ応えがあります。
そのまま食べてももちろん美味しいのですが、おすすめの食べ方は両面を軽く焦げ目が付く程度にトーストする食べ方です。
家庭用のサンドイッチプレスがあると便利
オーストラリアでは家電量販店に行くとワッフルメーカーのようなサンドイッチプレスが売られているのですが、バナナブレッドにもぴったりな小型のサイズのものもあります。
トーストすることで焼いている最中に漂ってくるバナナの豊潤な香りが、さらに食欲を増進させます。
表面はカリカリ、中はしっとりとした食感に加えて、バターを薄く塗るとたちまち美味しそうなバナナブレッドが完成します。
ご自宅でも簡単に作れるレシピになっていますので、興味のある方はぜひ調べてみてはいかがでしょうか?
第8位:トースト
トーストと聞いて「え?そんなのどこでも食べられるじゃん!」と思った方もいらっしゃるでしょう。
確かにその通りなのですが、オーストラリアで言うトーストは、実はパンが主役ではありません。
トーストそのものではなく、パンに塗るスプレッドを楽しむのがオーストラリア流の正しいトーストの食べ方です。
人気ナンバーワンはやっぱりベジマイト
シンプルにジャムやバターといったスプレッドも人気ですが、オーストラリア人が大好きなスプレッドは大きく分けて3つほどあります。
まずは欧米諸国でも大人気のピーナッツバターです。
滑らかなスムースタイプやナッツ感が楽しめるクランチータイプなど、スプレッドの種類も選べるところにこだわりを感じます。
続いて筆者も最近すっかりハマっているヌテラ。
こちらはヘーゼルナッツとチョコレートを組み合わせたスプレッドで、悪魔的なカロリーに比例した美味しさがあります。
これらのスプレッドを押しのけて人気ナンバーワンの座に君臨しているのが、世界一まずいジャムとも言われている「ベジマイト」です。
罰ゲームで使われそうなほど強烈な食べ物
色々な野菜のイースト菌を発酵させて作られているベジマイトですが、どす黒いビジュアルに加えて強烈な匂いがすでにインパクト大。
そこへさらにとてつもない塩辛さが舌を刺激してくるので、もはや罰ゲームなのでは?という感覚にすら陥ってしまいます。
ところが本場のオージーたちは、なぜかこれが大好きで、トーストというよりはもはやこのベジマイトを味わうためにわざわざトーストを注文しているふしすらあります。
経験と思って一度食べてしまったら最後、後悔しか残らない可能性もありますがそれでもチャレンジしてみたい方はぜひお試しあれ。
第7位:ハムチーズクロワッサン
日本でもホテルのビュッフェに行くと必ずラインナップに加えられているほど人気のクロワッサンですが、実は国によって人気のクロワッサンの種類が違っていたりします。
例えばヨーロッパ諸国ではアーモンドクロワッサンやパンオショコラと呼ばれる、スイーツ系のクロワッサンが人々の人気を集めています。
その一方でオーストラリアでは、しっかりとした朝食として楽しむセイボリー系のクロワッサンがブームになっているようです。
あなたは三日月派?それとも菱形派?
突然ですがクロワッサンには大きく分けて2つのタイプがあるのをご存知でしょうか?
ひとつはその名の通り、両サイドが内側にくるっと丸め込まれたかたちが特徴の三日月形で、もうひとつはパリッとした表面が特徴的な菱形です。
この2つの違いはバターかマーガリンのどちらが使われているかという点で区別をしているそうなのですが、オーストラリアでは圧倒的に三日月形が多いです。
お腹が空いているときの朝食にぴったり◎
セイボリークロワッサンは通常、パンそのものが主体というよりはサンドイッチのようなかたちで売られています。
そのため、中の具材も含めて一つの食品となっているので、パン生地があまりに主張しすぎてしまうと味のバランスが崩れてしまう恐れがあります。
マーガリンを練りこんで作られた三日月形のクロワッサンは、ほんのりとした優しい甘さが特徴で、ハムとチーズの塩気との相性も抜群となっています。
ボリューミーで食べ応えもある、まさにオーストラリアらしい朝食メニューの一つと言えるでしょう。
第6位:シャクシュカ
日本ではあまり聞きなれない料理名であるシャクシュカ。
実はこれ、イスラエル料理の一つで発祥は北アフリカのチュニジアとされています。
具だくさんで栄養価も高いことから、近年オーストラリアのカフェでも人気の朝食メニューとして人々の注目を集めています。
スキレットで見た目もオシャレに演出しよう!
シャクシュカは煮込み料理に分類されるため、スキレットのような小型の鉄板があるととってもオシャレに変貌します。
玉ねぎやピーマンなどの炒めた野菜にトマトソースを加え、最後に落とし卵を乗せたら熱々のシャクシュカの完成です。
そのまま食べても美味しいのですが、シャクシュカにはフランスパンやバゲットなどのハード系のパンがとても良く合います。
一口サイズにちぎったパンを、ぐつぐつと煮込まれているシャクシュカにたっぷりとつけて頂いたら、なんとも至福のひとときに包まれます。
オーストラリアではなんて呼ばれているの?
シャクシュカは卵が主役の料理ですので、オーストラリアのカフェでは別名「ベイクドエッグ」とも呼ばれたりします。
他の朝食と比べると準備に少し手間がかかるので、週末の朝など比較的ゆっくりと時間が取れるモーニングやブランチにおすすめの一品です。
手間暇かけて作ったシャクシュカとともに、優雅なひとときを過ごしたらきっと充実したブランチタイムになることでしょう。
第5位:ブレックファストラップ
筆者が大好きなジャンルの一つでもある、メキシコ料理。
その中でも欠かせない存在となっているのが、餃子の皮のような見た目が特徴的な「トルティーヤ」です。
このトルティーヤを使ったアレンジ料理が、オーストラリアでも大人気の「ブレックファストラップ」となっています。
好きな具材をチョイスして巻くだけのお手軽レシピ
ブレックファストラップは日本で言うところの「手巻き寿司」と少し似ています。
作り方はとっても簡単で、トルティーヤをベースとして、あとは基本的にご自身のお好みの材料を組み合わせてかたちを作っていくだけです。
オーストラリアではチキンシーザーやアボカドシュリンプ、さらにはベジタリアン向けのファラフェルといったブレックファストラップが特に人気です。
時短にも最適なブレックファストラップ
味はもちろんのこと、筆者が推したいこのメニューのポイントは手を汚さずに、しかも片手でサクッと食べられてしまうところです。
そのため、朝の忙しい時間に手軽にエネルギーをチャージしたいビジネスマンの間では非常に評価が高い朝食メニューでもあります。
そのまま食べるもよし、軽くトーストしてパリパリの食感を楽しむもよしの万能な一品ですので、みなさんも機会があったらぜひ一度トライしてみてくださいね。
第4位:ベーコンエッグロール
筆者がオーストラリアに来て個人的に一番ハマっていると言っても過言ではない、ベーコンエッグロール。
シンプルなレシピにも関わらず、飽きのこない美味しさがクセになります。
ファストフード店やカフェでも定番のメニューとして並んでおり、長年にわたって地元のオージーたちにも絶大な人気を誇っています。
オーストラリアを代表するB級グルメ
ベーコンエッグロールは、朝食メニューとして定番のベーコンや目玉焼きをシンプルにバンズで挟んだだけの一品なのですが、実は意外と奥深い食べ物でもあります。
まず、使用するバンズの種類も、イングリッシュマフィンやバーガーバンズ、フォカッチャなどお店によって様々なバラエティーに富んでいます。
そして目玉焼きやベーコンの焼き加減も、人によって好みが分かれるポイントになってきます。
さらには追加のトッピングやソースも、チーズやベビーリーフ、BBQソースにトマトチャツネなどお好みでアレンジを加えることができます。
ついつい食べ比べたくなるやみつきメニュー
このように同じベーコンエッグロールでもお店によって色んな個性が出るので、一旦虜になると様々なお店のベーコンエッグロールを食べ比べてみたくなります。
オーストラリアに来て間もないころは、クレープのような食べ物だと勘違いしていた筆者も、今ではすっかりベーコンエッグロール信者になりました。
お値段も手ごろでリピートしやすいのも魅力的ですので、よろしければみなさんもお気に入りのベーコンエッグロールを見つけてみてはいかがでしょうか?
第3位:パンケーキ
銀座や表参道など、日本でも一世を風靡した話題のレストランがあります。
みなさんもご存知、「世界一の朝食」として多くの人々を魅了し続けているカフェダイニング「bills」です。
すでにご承知の方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらのレストランはオーストラリアのシドニーが発祥となっています。
やっぱり一番人気はリコッタパンケーキ
アボカドトーストやスクランブルエッグなど、本場のビルズでも気になるメニューはたくさんあります。
しかしやはり、何と言っても一番人気を誇っているのが、日本でもおなじみの「リコッタパンケーキ」です。
ふわっふわのパンケーキにリコッタチーズのクリーミーさと、ハニーコームバターの濃厚さが合わさったら、口の中がたちまち幸せでいっぱいになります。
頑張った自分へのご褒美にも◎
フレッシュなバナナとの相性も抜群で、これ以上ないくらいに見事なコンビネーションを演出しているこちらの逸品。
決してお手頃価格とは言えませんが、それでもやはり一度は試す価値のある絶品メニューです。
ビルズに限らず、オーストラリア人はパンケーキが大好きで、特にちょっと贅沢したい日の朝には必ずと言っていいほどパンケーキを注文します。
子どもから大人まで自然と笑顔にしてしまう、そんな夢のある朝食と呼ぶにふさわしいですね。
第2位:エッグベネディクト
オシャレな朝食の代名詞と言っても過言ではない、エッグベネディクト。
日本でもホテルや海外風のカフェレストランに行かないとなかなかお目にかかれないことが多いです。
そんなエッグベネディクトはここ、オーストラリアでも絶大な支持を集めています。
シェフの腕が試される繊細な一品
エッグベネディクトは素材の良し悪しはもちろんのこと、作り手のスキルが試される料理でもあります。
ポーチドエッグのトロトロ加減やオランデーズソースの仕上がり具合など、集中力を切らさずに全工程を仕上げるためには一定の経験値が必要とされます。
そしてエッグベネディクトにおいて最も重要なパートが盛り付けです。
まさに芸術品と呼ぶにふさわしいビジュアル
エッグベネディクトの仕上げは、プルプルのポーチドエッグを壊さないように、イングリッシュマフィンに優しくトッピングし、さらにそこへ黄金色に輝くオランデーズソースを注ぎます。
この過程が一番繊細な作業と言えますが、同時にとても美しくもあります。
このようにして丹精込めて作られたエッグベネディクトは、一つ一つの素材が見事なハーモニーを奏でながら絶妙な味わいを生み出します。
サーモンやベーコンなど、お好みのトッピングを加えて楽しむとより一層美味しさが倍増するでしょう。
第1位:オージーブレックファスト
一日の始まりを元気づけるような、ボリューム満点で質の高い朝食が食べたい。
そんなオーストラリア人たちのリクエストに応えるかたちで誕生したのがこちらのオージーブレックファストです。
味やバランス、満足度などすべてにおいて非の打ち所がない、まさに理想の朝食と言うことができます。
「好き」をすべて詰め込んだ大人版お子様ランチ
オージーブレックファストは朝食で出てきそうな定番の食材をすべてワンプレートに詰め込んだ、非常にカラフルで食べ応えのあるメニューになっています。
その中身はベーコンやソーセージ、トマトにマッシュルームなど、ありとあらゆる食材をフライパンで調理して、次々とお皿に盛りつけていきます。
また、お店によってはサーモンやアボカドなど、追加の食材をトッピングすることもできます。
お店では好きな卵料理をリクエストしよう
オーストラリアのお店でオージーブレックファストを注文すると、必ず聞かれるのが「卵料理はどうなさいますか?」という質問です。
これに対してはスクランブルエッグやポーチドエッグ、目玉焼きなどご自身の気分に合わせてリクエストをすると良いでしょう。
さらに、場合によっては付け合わせにベイクドビーンズやハッシュブラウンが一緒に付いてくることもあり、お腹ペコペコの状態で注文しないと完食できないこともしばしば。
数ある朝食メニューの中でも一番お値段が張るだけあって、食べ終わった後の満足感や幸福感は他のどの朝食メニューよりも勝っていると言って遜色ないでしょう。
さいごに
アクティブな一日を乗り切るためにしっかりと朝食をとることは医学的にもとても重要なこととされています。
オーストラリアでも他国と比較して朝食に大きなウエイトを置いている傾向があり、それゆえに現地では様々な工夫を凝らした朝食メニューを楽しむことができます。
忙しい現代人であるみなさんの中には、朝食をついついスキップしてしまいがち…という方もいらっしゃるでしょう。
しかし、オーストラリアのようにバラエティ豊かな朝食オプションを楽しめる国では、ぜひとも朝型のライフスタイルに切り替えてみることをおすすめします。
朝活の一環として美味しい朝食を提供しているカフェ巡りを始めてみる、なんていうのもとっても興味深いですね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。