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スペイン人とまさかのスピード婚!?今まで外国人と付き合った事がなかった私の場合

2つの結婚指輪
スペイン

オラ!スペイン在住ライターのアキコです。

現在スペインにて、1歳の子育て真っ最中。

そして旦那は、2歳年下のスペイン人です。

なんと私たちは、出会いから結婚まで、たった8ヶ月の超スピード婚

旦那と出会うまでは、外国人とも付き合ったこともなく、英語がペラペラな訳でもない。

そんな私が、何故スペイン人と国際結婚をすることになったのか、お話していきたいと思います。

出会いは先生の紹介でした

話をしている男女

旦那さんとの出会いは、私が29歳の時。

その頃の私は、1人で海外旅行へ行くのが、大好きでした。

その為、現地で困らないよう、週に2回、英会話教室へも通っていたのです。

ついに「20代の内に結婚したい」という夢は叶わなかったな。

と、楽観的に思っていた時です。

「今、日本に留学しているスペイン人の男の子が、日本人の友達を探しているよ。
その子は、英語も喋れるし、勉強になるから、一度会ってみたら?」

通っていた英会話教室の先生から、そんな紹介があったのです。

その時は、まさかその人が恋愛対象になるなんて、全く考えてもいませんでした。

しかし、外国人の友達を作るという事に、興味があった私は、とりあえずLINEから始めることにしたのです。

初めてのLINE

スマートフォンを持っている女性

それから数日後、初めてのLINEが届きました。

驚いたことにその文は、日本語の敬語だったのです

その年の4月から、日本に留学していると聞いていたので、敬語を使えることに、とても驚きました。

その後も、毎日LINEを続けていましたが、いつも丁寧で完璧な日本語

私の持つ、スペイン人のイメージは、「明るく陽気な人」でした。

しかし彼は、そんなスペイン人のイメージとは、少しかけ離れた「日本人みたいに真面目な人」

私は、そんな印象を受けました。

初めてのデートは「安い居酒屋」

居酒屋が並ぶ裏通り

その後、「お互い都合のいい日に会おう」、ということになりました。

どこで会うか、LINEで話をしていた時です。

「どこか安い居酒屋知ってる?」と彼からのLINEが届きました。

当時の私は、「初めて会うのに安い居酒屋?男としてどうなの?」なんて思ってしまいました。

しかし、結局彼の知っている、居酒屋で初対面。

第一印象は「めっちゃヒゲ生えてる!優しそうな人だな〜」、くらいにしか思っていませんでした。

その頃から彼は、会話に全く困らないほど、日本語を話すことができていたので、会話には全く困りませんでした

その日は、彼の生まれ育ったスペインの街のことや、なぜ日本に留学したのか。

また私は、自分が行った海外旅行の話をしたりと、たわいもない話をしていました。

あっという間に過ぎる時間

実は昔、アメリカ人の男の人と、デートをしたことがある私。

しかし、笑いのツボが合わずに、全く楽しめないまま解散したという、苦い思い出があります。

今回も、そうなることを覚悟していました。

が、彼との会話は、全く苦痛ではなかったのです!

そして、あっという間に時間は過ぎ、帰る時間に。

彼の優しさ

お会計で私が、半分出そうとしたら「ここは僕に任せて」、と言われました。

今思えば、その頃の彼は留学生なので、十分なアルバイトもできずに、節約生活を送っていました。

でも、「初めてのデートだから、女の子にはご馳走しないと」、と安い居酒屋を探していたのですね。

彼の優しさに、少しキュンとした出来事でした。

2回目のデートはいきなり家に!?

料理をする男女

1回目のデートの後も、毎日LINEをしていた私たち。

その中で、「彼が、私にスペイン語を教える」という流れになりました。

正直言うと、その頃はスペイン語には、全く興味がありませんでした。

でも、「彼ともっと仲良くなりたいな」と、思っていたので、もう一度会う事に。

散歩の後

彼が公園を散歩したいというので、彼の家の近くにあった、大きな公園へ。

スペイン人は、のんびり公園を散歩するのが、好きなんですよね。

散歩しながら「どこでスペイン語教えてくれるの?」と聞くと。

「家が近いからおいでよ」言われました。

少しびっくりしましたが、旦那の誠実な人柄を信用し、行く事に。

今日が僕たちの記念日だね

キスする男女

彼の家に着いた私たち。

彼は私に、スペイン語のアルファベットから、丁寧に教えてくれました。

発音を教えてもらい、一生懸命声に出して、発音している最中。

彼がいきなり、私にキスをしてきました。

私が驚いていると、彼は「可愛かったからキスしちゃった」と言います。

そんな事を言われた私は、スペイン人は、日本人と違って、深い意味は無くてもキスをするのかな。

と思ってしまいます。

家に帰ると、彼からメールがきていました。

「今日が僕たちの記念日だね」

あ、私たち付き合ってるんだと、その時知ったのです。

付き合おうという言葉が、無かったことは、今でも不満に思っていたりします。(笑)

付き合ってる時に感じた日本人との違い

道の真ん中に立つ男女

日本人同士でも、育った環境の違いから、衝突してしまう事はありますよね。

相手が外国人ともなれば、それは更によくある事。

例えば、付き合い始めた頃に、よくケンカになったのが、「私の愛情表現が少ない」ということ。

彼は毎日「愛してるよ」という言葉を使います。

そして、「僕のこと好き?」と、ほぼ毎日聞いてきます。

最初は私も、「愛してるよ」「大好きだよ」と答えていました。

しかし、これが毎日続くと、うんざりしてくるんです。

ずっとイチャイチャ

また、いつでもどこでも手を繋いだり、肩を組んだり、キスをしたりと。

人目を全くはばからないんです。

スペインでは、おじいちゃんおばあちゃんになっても、肩を組んで歩いたりしているのを、よく見かけます。

歳を取っても、仲良くいられて微笑ましいとは思います。

が、私は日本でしか、生活をしたことがありません。

その為、旦那の気持ちを理解するのに、少し時間がかかりました。

お互いの両親に紹介

ランチ

私の両親に、彼のことを話すと、スペイン人だと言うことに興味津々。

「会いたいから早く連れてきて」と言われたので、付き合って1ヶ月程で、実家へ彼を連れて行きました。

とても礼儀正しく、誠実な彼に、私の両親も彼のことが、とても気に入ったよう。

彼の両親

付き合った年の年末年始を、スペインで過ごす。

という彼にくっついて、一緒にスペインへ行きました。

そこで、彼の両親と初対面。

スペイン人らしくない彼とは違い、両親は「明るく陽気なスペイン人」そのもの!

熱烈なハグで、出迎えてくれました。

スペインでは、挨拶をする時にハグをしながら、両頬にキスをします。

キスと言っても、チュッと音を立てるだけで、本当に口を付けるわけではありません。

旦那の家族や親戚、友人に会う度にこの挨拶をしました。

初対面でも、グッと距離の縮まるこの挨拶が、私はとても好きだと感じています。

プロポーズ

膝をついてプロポーズする男性

年末年始の約1週間は、旦那の実家に、滞在させてもらいました。

毎日、観光に連れていってくれたりと、楽しい日々を過ごしていました。

良い子にしていたら、良いことがあるかもよ

12月30日の朝、出かける前に彼から、「今日いい子にしてたらいいことがあるかもよ」

という、謎の予告がありました。

「もしかしてプロポーズ!?でもまだ付き合って3ヶ月だから、それはないか」

なんて思っていました。

突然の

その日の夜に、彼が連れて行ってくれたのは、彼が生まれ育った街の夜景を、一望できる素敵な場所でした

すると突然、私の目の前で、ひざまずいた彼。

「僕と結婚して下さい」という言葉と共に、小さな箱をプレゼントしてくれました。

その箱の中には、ゴールドのブレスレットが。

私は驚きながらも、「はい。よろしくお願いします」と返事をしていました。

ついに結婚

新郎に指輪をする新婦

プロポーズを受けたことを、私の両親に報告すると、両親は大喜び!

旦那も、両親に報告を済ませます。

男兄弟の旦那の両親は、「ついに娘ができた!」と、とても喜んでくれました。

ちょうど、私の実家の近くに、新しいアパートができたので、そこで新生活を始めることに。

新居探しと並行して、結婚の手続きも開始しました。

日本人同士との結婚とは違い、少し大変でしたが、無事に手続きも完了することが出来ました。

そしてプロポーズから半年後に、晴れて正式に夫婦となったのです!

結婚式には、旦那の両親もスペインから来てくれ、家族だけの小さな結婚式を、挙げることも出来ました。

結婚後の生活

ランチを楽しむ男女

私たちは結婚後、1年半は日本で暮らし、その後スペインに引っ越してきました。

彼もそうですが、スペイン人は家族愛がとても強いと感じます。

日本に住んでいた時は、毎週末は必ず私の実家に一緒に行き、両親と過ごしていました。

スペインに引っ越した今も同じで、毎週末は旦那の実家へ行き、みんなでご飯を食べたりのんびりと過ごします。

クリスマスや年末年始を、家族で過ごすのも当たり前。

家族や親戚の繋がりを、とても大事にしていることに、気づかされた瞬間でした。

のんびりした生活

またスペイン人の昼食は、仕事の休憩中に一度家に帰ってきて、のんびり食べます。

その為、スペイン人のお昼ご飯は、14時から15時くらいの間に始まることが多いのです

日本のサラリーマンは、お昼休みを食べたら、すぐに仕事に戻り、慌ただしく過ごしている方が、たくさんいると思います。

しかし、それとは対照的に、「スペイン人は本当にのんびりしているな」と感じます。

昼食後の夕方には、「シエスタ」と言われるお昼寝の時間があり、その時間はほとんどのお店も、閉まっています。

またスペイン人は、お散歩するのが大好き!

シエスタ後の、公園やビーチは、小さな子供からお年寄りまで、たくさんの人で溢れています。

人間らしい日々

女性を抱えている男性

日本に住んでいると、家族とも1年に数えるほどしか会わず、仕事に追われる毎日。

しかし、スペインでは、仕事は二の次。

それよりも、お昼寝をしたり、ビーチを散歩したりしながら、毎日家族と笑顔で、充実した時間を過ごしいます

ここ、スペインでの生活は良い意味で「人間らしい」と感じています。

生まれてきたことの、すばらしさ。

彼と出会い、家族が出来きたことの、すばらしさ。

彼のおかげで学べたことが、たくさんあります。

さいごに

若い夫婦と赤ちゃん

結婚から約1年後に息子が生まれました。

引っ越すと決意した時は、やっぱり不安でいっぱい。

そして、スペインでの子育てに不安に思うこともありました。

が、今では彼と、彼の家族のおかげで、楽しい毎日を送っています。

これが、私の旦那さんとの出会いから、結婚生活に至るまででした!

お読みいただきありがとうございます!

またどこかでお会いしましょう!チャオ!

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