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カナダのサービス業で印象的な事ベスト10

カナダ

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カナダチーム
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カナダチームです!
知名度高いカナダですが、実はよく知らないって方も多いのではないでしょうか?
ここでは、カナダ在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、カナダの”今”をお伝えしています!

はじめに

筆者の住むカナダでは健康ランドを高級化したような大人専用のラグジュアリースパが流行っており、そこでマッサージ師として働く筆者が感じたカナダのサービス業で印象的な事ベスト10をご紹介したいと思います!

記事の主なポイントは以下のとおりです。

  1. カナダのサービス業について
  2. 筆者がカナダ人特有と感じている行動
  3. 様々な人種が混ざりあった人間模様

この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね♪

第10位:個性豊か

カナダは移民も多く様々な文化が交流するため個性的な人が多いように感じます。

そしてそれを主張し過ぎたとしても周りは自分に対して何も害が無いならスルーすることを知っています。

筆者は特にジョークを話すとき色々な国の違いを感じており、ポカーンとすることもあればされることもあります。

例えば日本は卑下ネタが多く、フランスはブラックジョーク、カナダのジョークは筆者からすればことわざのように感じます^^

例えばカナダ人が言うのはどんなジョーク?

クールな髪型の美容師を指名するな。その髪は他人が切っている」などです。

なるほど〜と納得は出来るものの、ちょっと笑えないですね^^;

第9位:あなたに会えて嬉しい!

カナダのサービス業はチップが発生するため少々オーバーアクションをすると受けやすいです。

あなたに会えて嬉しい!の言葉から始まり最後にサービスは満足していただけましたか?またお会いできるのを楽しみにしています。と伝えるのが一般的です。

お客様がこのカナダの習慣に慣れていないとこの人は私のことが好きなの!?と勘違いしてしまいそうですが、カナダ人は慣れていてこれらを敬意から来る言動と知っています。

日本人ならではのサービスがある!?

お客様がマッサージテーブルに乗った後の履物整頓など日本人だからこそ気付く細かい「おもてなし」に感動してくださる方も多く、サービスを提供している側としてとてもやり甲斐があります。

大体は気付かれないんですけどね、でも「貴方日本人でしょう?」と訛り以外で言われるのは嬉しいです。

第8位:未だに間違った日本のイメージ

筆者は未だにお客様や同僚から「寝るときは着物を着ているの?」「週に何回寿司を食べるの?」など面白い質問を受けます。

慣れてないと質問を受ける側がびっくりしますよね。

イメージとのギャップが面白い

インターネット等メディアの普及である程度日本の現状は把握していてもどうやら日本は新しい文化と昔の文化が融合する不思議な国というイメージがあるようです。

ミッキーマウスアニメのTokyo Goではミッキーが満員電車の中で力士と相撲を取っていますしね。

そういうのを期待して日本へ行く人もいるのかなと考えると面白いです。

第7位:容赦なし

特に日本の職場で発生する分かりにくい避け方はカナダでは非常に少ないと感じます。

たまに職場で討論を見かけますが、いつの間にか意見がまとまって楽しく話していたりしますね。

筆者も入社の挨拶をした際「話し方が辿々しいあなたとは話したくない!」と同僚から強めに言われたことがあります。

今ではお互いの自宅で食事をするくらい仲良しなのでカナダ人は自己主張をして対立を長引かせないと言えるのかもしれません。

では、実際に攻撃されたらどうすればいい?

最初は焦るかもしれないですが慣れれば分かりやすく面白いもので、私は知らない相手に強く出られたときはポジティブにお返ししています。

話し方が辿々しいあなたとは話したくない!と言われた時は「私、いずれ普通に喋るようになりますので!」と返しました。

その後語学学校へ行き、再度自分に語学は向いてないと諦めた頃その同僚と仲良くなったので学校は辞めてしまいましたが…でもいつの間にか、そういう人達に会うと日本人の良さを分かってもらいたいと思うようになりました。

第6位:チクる

これも筆者が驚いたことですがカナダは嫌なことをされたら上にすぐ報告することが一般的で上司が該当者を呼び出し、必要ない限り誰からの密告か告げず話し合うようです。

怖い同僚がいきなりニコニコしだすと「あ、上から何か言われたな…」と分かるようになりました。

日本と違うと思うところは嫌な思いをしたらすぐ報告するケースが多いことです。

無駄な我慢をしないのは良いことですが…それだと上司が大変だなって思いませんか?しかしそれには打開策がありました。

特に大きな組織になると役職が細かく分かれており、自分のやるべき仕事だけすることを最良とするのです。

筆者の職場にはマッサージ師コーディネーターや水質管理者、庭師、インテリアデザイナー等役職がきっちり分かれており働き方も様々です。

私達マッサージ師にとっても特に問題が起こった場合シンプルに意見が届くので有り難いのです。

違う視点から著者が感じること

筆者は日本でオフィスワークもしましたがマルチタスクが上手にこなせなかったので1つの組織内でも能力によって様々な働き方があるのは良い環境だなと感じました。

逆に考えると日本人はとても器用なんだと思います。日本とカナダの企業同士が研修し合うと良さそうですね!

第5位:感謝=お金

筆者は未だにチップを貰うと申し訳無いと思う時がありますが、カナダでは基本お客様からチップを貰う=それだけの良い仕事をした良い習慣としておりサービス提供者がチップを貰うことに関して恐縮しているところを見たことがありません。

逆にチップが少ないと私(達)のサービスはお気に召さなかったでしょうか?と聞くことも珍しくありません。

お客様は大切、でも神様じゃない。

これは海外で働く上で初歩の理解といったところでしょうか。

話は少し変わりますがカナダでは一般的にお客様からの無理な対応要求、クレームに対して出来ないことは出来ない、間違っていると思えばストレートな表現を使いそのままお伝えするのが主流です。

回りくどいと分かってもらえないしストレートに伝えても正しければ会社に咎められることはほぼありません。

お客様とサービス提供者が平等に接し合う理解があってこそ感謝=お金は良い習慣という感覚が生まれるのではないかと筆者は考えます。

第4位:不平不満が飛び交う

筆者の職場では年に2〜3回あるミーティングがあり誰でも遠慮なく発言します。

時には涙しながら不平不満を主張している同僚の姿も見受けられます。

そのため必然的にミーティング時間が長くなってしまうのですが多数が共感する場合は拍手が起こったりして、筆者はアメリカの投票ニュースを見ているようで飽きたことがありません。

また、不満を抱いている職員が会社に物申す前に皆の意見が聞きたいと私達に一斉メールを送ってくる場合もあります。

これは日本だと空気が読めないとか1人で熱くなるなと思う人も出てきそうですがカナダ人達は大抵そうだそうだ!戦うぞー!と一体化する傾向があると感じています。

実際、カナダはストライキが多い国です。

学校や公共機関などで何ヵ月もストライキすることがあります。

基本その間は全てのサービスが停止し、痺れを切らした雇用主が交渉しながら要求受け入れをするケースが多いです。

そのエリアに住む人達は不自由を強いたげられる訳ですが面白いのは殆どの住民がそれを応援するんです。

デモ行進の横を行き来する車が良くクラクションを鳴らすのですがこれは応援してるよ!!の意味なんです。

第3位:ドラマが起こりやすい

筆者は多くのカナダ人の自己主張が日本人より強く相手に対しても強い主張を求めてくると感じており、従業員の奮闘やお客様との感動話もよく聞きます。

筆者はそんな話を聞くたびに一大事だと驚いていたのですがそんな話の多いこと…最近はあまり驚かなくなってしまいました。

なぜカナダ人はそんなにドラマチックなんだろう、色々な理由はあると思いますがこれが1番かもしれません。

察してくれという感覚があまり無く感情がストレートなんです。

今日付けでここを辞める!と言って制服を置き帰ろうすとする人やマッサージを受けて涙される方の話など心揺さぶられるニュースをよく聞きます。

筆者は、ぐっと堪えることことも必要と思うのですがカナダに来てからは前より堪えることが少なくなりました。

だけど、ドラマを起こすまでは行かないと思います。

第2位:自信

カナダ人は自信のある、特にポジティブなことしか外に話さない傾向があると筆者は感じており、家族かそれくらい仲の良い人にしかなかなか弱い部分を見せません。

以前、陽気な同僚が私の施術室に来て泣いたことがあり、どうしたの?大丈夫?と聞いても泣くだけで、でもスッキリしたのかすぐ部屋は出ていきましたが…次の日はまた陽気に戻っていてあれは何だったのかなと未だに時々思い出します。

もしもネガティブな発言をしてしまったらどうなる?

例えば筆者は以前、自虐ネタをよく話していたのですが周りがいつも悲しそうな同情の顔をして聞いてくれるのでいつの間にか言わなくなっていました。

あと、ケンカをした人が「ケンカ相手がもっと成長するなら私と再び仲直りすることが出来る。」という言い方をしていた時、カナダ人っぽいなぁと思いました。

第1位:職歴が面白い

カナダでは掛け持ちで働くことが珍しくなく公務員の副業等も認められています。

また、カナダ人はチャレンジ精神が高く副業で接点の無い職種を選ぶ人も多いです。

今まで聞いた中で一番驚いたのはマッサージ師兼小学校の先生を兼用されている方で普段は小学校の先生、休日や長期休みの空いた時間にマッサージの仕事をしていました。

別の知り合いで50代でマッサージ師になった方もおり何歳からでも好きなことに挑戦できる環境はとても素晴らしいと思います。

また、筆者の職場では私を含め約40%の移民が働いています。

カナダではRMT(Registered Massage Therapist)という医療系資格を持っているセラピストからマッサージを受けると保険適応となります。

また、祖国で医療従事者だった移民がカナダでRMTになるのはよくあることです。

以前マダガスカル人の同僚がカナダへ移民して時々後悔することもあると話してくれました。

祖国では医師をしており2人の子どもの将来を考えカナダ移民を決意したそうですがいざ生活を始めてみると差別が少なからずあり、祖国に比べギリギリの生活なんだそうです。

子供という希望があるから頑張れていると言っていました。

さいごに

以上、いかがだったでしょうか。

今回はカナダのサービス業で印象的な事ベスト10をお届けしました。

これからも皆さんが興味ありそうな記事を発信していきますので楽しみにしていてくださいね!

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