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カナダと日本の高校の違いで驚いたことベスト10

カナダ

先生の紹介

プー助
プー助
こんにちは、プー助です。高校二年の冬から一年間カナダに高校留学予定でしたがカナダの生活と高校の楽しさに気づき、卒業留学に変更。この夏二年半のカナダでの高校生活を経て卒業予定。カナダの短大への進学が決まっています。高校生を経験してきたからこその気づきや、大学、短大に進学する過程、カナダの素晴らしさなどを伝えていきます!

カナダの高校に通って驚いたこと

皆さんこんにちは。カナダで高校生をしているプー助です。

私は日本の高校に約2年、カナダの高校に2年半通っていて、あと1か月で卒業予定です。

日本の高校とカナダの高校は似ても似つかず、私が初めて来たときは驚きの連続でした。

日本の教育制度に疑問を持った私がなぜカナダの教育制度を気に入ったのか、そしてカナダに来たことで分かった日本の良さなども比べながら紹介していきます。

  1. 学ぶ教科を全て生徒が決める⁇
  2. 一年に8教科しか習わない?
  3. 常に自分の成績がアプリで確認できる!

この記事は5分で読み終わりますので、さいごまで読んでいってくださいね!

第10位:黒板がない

日本の高校に行くと必ず1教室に1枚黒板がありますが、私はカナダの高校で黒板を見たことがありません。

その代わりにカナダの高校では教室の壁がホワイトボードで出来ており、磁石でポスターを飾っていたり、生徒がホワイトマーカーを使って問題を解いたりできるようになっています。

今ではスマートボードというプロジェクターのようなものが主流になっており、パソコンから先生が作ったパワーポイントをプロジェクターに送って先生方が私たちに教えることも多いです。

時代を感じるなと思います。

第9位:車で登下校

カナダでは16歳から運電免許が取れます。なのでグレード11(高校二年生)になると仮免許を卒業して自分の車を運転する子がたくさんいます。

自分の車というのは親のおさがりだったり、手動で窓を開けるような古い型の車を自分の貯金で買う子が多いです。

車通学が主流なため、学校には生徒専用の駐車場もあり半年4000円ほどで毎日駐車することができます。

もちろんスクールバスもありますが、時間通りに来ないことが多々あり、日本の公共交通機関に慣れている私はそのたびにソワソワしながら待ってます。

第8位:授業が1限81分

私が通っているカナダの高校では、1限がなんと81分!

なんて中途半端なのでしょう。

1日の時間割を私が通っていた日本の高校とカナダの高校で比べてみます。

カナダ日本
1限9:25-10:46 (81分間)8:20-9:25 (65分間)
2限10:50-12:119:35-10:40
3限12:44-02:0510:50-11:55
4限2:09-03:3012:40-13:45
5限13:55-15:00
6限15:10-16:15
業間/昼食4分/33分10分/45分

カナダでは1限の時間がとても長くて集中力が切れることも多いですが、授業内でエッセイやテストも授業時間にやったりするので助かることも多々あります。

また、1日に4限しかないので長い授業も頑張れるのかもしれません。

私は日本みたいに6限毎日あったら気が滅入ってしまいます。

第7位:自分の机が無い!

日本では生徒はクラスごとに分けられ、自分の机と椅子があるのが普通だと思います。

ですが、カナダでは先生が自分の部屋を持っています。

なので私たち生徒が教科に合わせて教室を移動しなければなりません。

業間の4分は移動のみに充てられます。

自分の荷物とともに毎回移動しないといけないので荷物が重いと結構大変です。

お昼ごはんどこで食べるの?

自分の教室と机が無いとどこでお昼ご飯を食べるのか疑問に思う方もいるかと思います。

日本のように食堂がありお昼ご飯を買ってカフェテリアにある机で食べる人もいますが、一番多いのは廊下に座って食べる人です。

私を初めは衛生的に食べ物を床に置いて食べるってどうなのだろうと思っていましたが、毎日のことなのでもう慣れました。

また、カナダの生徒が持ってくるお昼ご飯は質素なサンドイッチフルーツなので机がいらないのかもしれません。

第6位:学ぶ教科の違い

私が日本で習った教科とカナダで習った教科を比べてみましょう。

カナダ日本
国語:ESL (English as Second language) レベル3,4

高校1,2,3年生の英語

数学:高校2,3年生レベル

理科:高1一般科学、高2レベル物理、化学、生物、高3レベル化学、生物

社会:カナダの歴史、高校2,3年生レベル

副教科:高1体育、高1,2,3音楽

CALM (Career and Life Management)

 

 

国語:現代文、古文

英語:読みのクラス、書きのクラス、話すクラス

数学:1,2,A,B,3

理科: 生物基礎、物理基礎、化学基礎、物理、化学(私は理系でした)

社会:現代社会、世界史

副教科:音楽、家庭科、情報、体育、保険

もちろんカナダでは英語が国語に相当します。第二外国語を取らなければいけないわけではありません。

ですが、オプションとして私の学校ではスペイン語とフランス語を教科として学ぶことができます。

決定的な違い!

皆さん、先ほどの表を見てそれほど変わらないなと思ったのではないでしょうか?

カナダと日本の教科の違いはまさしく副教科にあります。

カナダにはバラエティーに富んだ副教科が存在します。

美容学、自動車の修理、建築、スポーツ医学、料理、演劇、コスプレ作成などがあります。

私は日本で吹奏楽をしていたので2年半ずっと音楽を取りましたが、私も空きコマがあればほかの科目に挑戦してみたかったです。

第5位:保険室がない!!

私が通っている高校では保健室どこにもありません。

日本では小中高全ての学校にあったので、初めて学校に行ったときはびっくりしました。

体調が悪くなったときは親を呼んで帰るのが一般的です。

ほかにも先ほどお伝えしたようにカナダでは様々な副教科があるのでそれぞれ教科に合わせて、料理のための大きな調理室、自動車修理用の溶接ができるところ、美容学用の美容院のような椅子とシャワー台、演劇用の舞台と客席があります。

第4位:掃除の時間がない!

自分たちの教室は自分たちで掃除するというのが日本のあたりまえだと思いますが、カナダでは違います。

カナダでは掃除のために雇われている人が何人かいて、学校が終わるとその人たちが学校中を掃除してくれます。

私が思うに、カナダの高校に通っている子は床を汚しても気にしない人が多い気がします。

自分で掃除しないからでしょうか?

お昼の後になると床にブロッコリーやニンジン、コーラの缶が倒れて水溜まりのようになっていることもあります。

私は日本にいる頃は掃除を毎回面倒くさがっていましたが、今思い返してみるといい習慣が身についたのではないのかなと考え方が変わりました。

第3位:受ける科目を全て自分たちで決める

日本では同じクラスの人は同じ科目を受けると思います。

私は理系/文系、音楽/美術、日本史/世界史、物理/生物/化学 の選択肢はありましたが、それ以外はすべて学校側が決めていました。

しかしカナダでは取りたい教科を前もって自分で決めて申請する必要があります。

それぞれの教科を完了すると3-5単位もらえます。

自分で必須教科を入れながら100単位取得すると卒業できます。

自分の行きたい学科によって必要な科目が違うので高1の時から自分の将来を見すえて教科を選ばなければなりません。

私はこの制度は自分の将来を深く考えるきっかけになるなと思うので、日本にもあったらいいなと思います。

第2位:成績が常にアプリで確認できる

皆さんは学期末に通知表をもらいドキドキしながら開けるあの瞬間を覚えていますか?

カナダでは小テストや宿題一つ一つの点数が成績に反映するので先生が点数を付けた時点で今の自分の点数が分かります。

テストの点数で上がったり下がったりするのを自分の目で常に確認できて、次回のテストのモチベーションにも繋がります。

私の学校ではPower schoolというアプリを通して自分の成績を確認することができ、18歳未満(成人していない人)は両親もアプリにアクセスすることが可能なので、自分の成績を偽ることは出来ません!

このアプリは出欠も管理しており、無断欠席すると学校終わりに親に電話が掛けられるようになっています。

なので無断欠席も親に隠すことは出来ません!

第1位:部活がない!

日本の高校生活の醍醐味といえば部活ではないでしょうか?

ですが残念ながらカナダには部活がありません。

その代わりにシーズンごとにいろいろなスポーツのチームに入ることができます。

私は2月‐5月の初めまでバドミントンチームに入っていました。バドミントンのシーズンは4か月もないのですがチームや個人で試合に出たり練習する時間はとても楽しいです。

ちなみにスポーツチームに入り試合に出るにはお金がかかります。

バドミントンは80ドル(約8000円)でした。

これでも安いほうで、バレーボールなどは200ドル(約2万円)もするらしいです。

私が日本に居たころの吹奏楽部の部費は1000円だったのですごく高く感じます。

さいごに

以上、カナダと日本の高校の違いで驚いたことベスト10でした。

日本とカナダでは違いがたくさんあり、まだまだ驚くことばかりです。

この記事を見て少しでもカナダの高校に興味を持ち、実際に行ってみたいと思ってくれる方がいたらいいなと思います!

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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