日本じゃあり得ない⁉オーストラリアで経験したカルチャーショックベスト10
先生の紹介
- 初めまして。WEBライターのゆっぽと申します。
2024年1月~オーストラリアのシドニーで、SNSマーケティングを勉強しています。
大学を卒業後、これまで5か国での海外滞在歴があり(オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、オランダ、アイルランド)、約6年間にわたる海外生活を通して現地の文化と英語について学んできました。
これまでの経験を活かして、日本人から見た異文化での新しい発見や国際交流、価値観などについて読者のみなさまのヒントになるような記事の執筆を目指しています。
Contents
はじめに
海外生活では必ず体験するカルチャーショック。
どこの国でもその土地独自の文化や生活習慣が根付いており、日本との違いに驚かされることがあります。
筆者が住んでいるここ、オーストラリアでも渡航前には想像もしていなかった新しい発見が毎日あって、日々驚きの連続です。
今回の記事では、日本ではあり得ない、オーストラリアのびっくり仰天な生活習慣について解説します。
記事の主なポイントは、以下の通りです。
- クリスマスケーキに代わるごちそうはまさかの〇〇⁉
- ビーチで泳ぐのも命がけ⁉なオーストラリア
- 社畜にとってオーストラリアが楽園な理由とは?
この記事は5分で読み終わりますので、さいごまで読んでいってくださいね!
第10位:コンセントにON/OFFスイッチがついている
環境問題やエネルギー削減への取り組みが盛んなオーストラリア。
身近なところでも節電や節水に関して、様々なエコ活動を目にすることができます。
節電と言えばオーストラリアでは、コンセントの形状が日本とは異なるのをご存知でしょうか?
日本のように、縦棒が2本並んでいるものはAタイプと呼ばれていますが、オーストラリアではハの字が特徴的なOタイプがデフォルトになっています。
そんなオーストラリアのコンセントですが、日本と違うのはプラグの形状だけではないんです。
差し込み口の隣に付いているのはなに?
オーストラリアのコンセントをよくよく見てみると、プラグ差し込み口の隣になにやら突起があることに気付きます。
実はこれ、電源スイッチなんです。
日本では電気代を節約したいとき、いちいちプラグを差し込み口から抜かなければなりませんよね。
ところがオーストラリアではその必要はありません。
シンプルにこの電源スイッチを切り替えるだけで、簡単に節電ができてしまうんです。
見た目にもわかりやすいだけではなく、安全面においても画期的なアイデアに筆者も思わず感心してしまいました。
第9位:ラウンドアバウト
オーストラリアは幸いなことに、車の運転に関しては日本と同じ右ハンドルの左側通行ですので、ワーホリや留学で渡航したばかりでも違和感なく適応することができます。
ただし、一点だけ注意しなければならないポイントがあります。
それが今回ご紹介する「ラウンドアバウト」と呼ばれる交通システムです。
日本でも2013年に長野県で初めてラウンドアバウトが導入されたことでも話題になりました。
現在では主にイギリスやヨーロッパを中心として施行されており、ここオーストラリアでも結構な頻度で出くわすことがあります。
ラウンドアバウトの概要とメリット
ラウンドアバウトは環状交差点とも言い換えることができ、簡単に言うと中心の島を軸として時計回りに車が循環するシステムになっています。
信号機や一時停止線などはなく、交通渋滞の緩和やメンテナンス費用の削減といったメリットを持ち合わせています。
基本的なルールは右側からくる車が優先というシンプルなもので、左折や直進の際に右側から車が来ていなければ一時停止をする必要もありません。
例えるならば大縄跳びのような感じで、一度リズムをつかんだら、あとは流れに身を任せて進んでいく、そんな感じのシステムと言うことができます。
オーストラリアでラウンドアバウトに出くわす機会があったら、焦らずに前方車両に従って進むように心がけましょう。
第8位:クリスマスプディング
一年のうちで最大のイベントと言っても過言ではないクリスマス。
恋人同士で過ごすのが主流な日本とは違い、オーストラリアでは家族や親戚一同が集まって過ごす、お正月のような位置づけと捉えることができます。
日本であればクリスマスのごちそうの定番と言えば、チキンやケーキといった食べ物が真っ先に浮かぶと思います。
しかし、ここオーストラリアでのクリスマスメニューはちょっと違います。
子どもから大人まで大人気のスイーツ、「クリスマスプディング」こそがクリスマスを盛り上げる火付け役ともなっているのです。
プディング=プリンじゃない⁉
クリスマスプディングと聞くと、「クリスマスの時期に食べるちょっと豪華なプリンアラモード」を想像してしまいますよね。
ところがここで言うプディングとはなんとフルーツケーキのことを表しているんです。
クリスマスプディングのレシピはシンプルで、たっぷりのドライフルーツにナツメグやシナモンといったスパイス、そこへさらにラム酒やブランデーをアクセントに加えれば完成です。
おうちで手作りするのはもちろん、スーパーやベーカリーでもクリスマスシーズンが近づくと必ずと言っていいほど店頭に並べられています。
しっとりしているなかにもドライフルーツの食感が感じられ、味も満足度も非常に高い一品ですのでみなさんもぜひ一度味わってみてくださいね。
第7位:自転車のルールが厳しい
みなさんは普段から自転車によく乗っていますか?
筆者も日本にいた頃はちょっとした買い物や移動の際によく自転車を利用していました。
このように通勤や通学の手段としてもポピュラーな自転車ですが、ここオーストラリアでは実はそこまでメジャーな乗り物ではありません。
というのもオーストラリアは自転車に関するルールが非常に厳しいことでも知られているんです。
加えてオーストラリアでは自転車に乗る際に必須の、「身振り手振りによるサイン」もマスターしなければなりません。
初心者にはハードルが高い乗り物?
まずはじめに、オーストラリアでは自転車に乗る際、ヘルメットの着用が必須となっており、被っていない場合は罰金を科せられることもあります。
そして原則として車道か、自転車専用レーン(ある場合)を走らなければならず、歩道を走行することは固く禁じられています。
さらに、日本人にとって最も厄介と思われるのが手信号での合図です。
例えば右に曲がるときは手を開いた状態で、右腕を水平方向に差し出したり、左に曲がるときは左手を垂直に曲げて挙手しなければなりません。
このサインがドライバーにしっかり伝わっていないと思わぬ事故につながりかねないので、慣れるまではじゅうぶんに注意して運転をするよう配慮しましょう。
第6位:ビーチにサメがいる
オーストラリアと言えば青い海に白い砂浜。
年間を通してたくさんの人々がオーストラリア各地のビーチに訪れ、優雅なひとときを過ごします。
サーフィンにヨット、パラセーリングなどマリンアクティビティも充実しているオーストラリアでは、様々なマリンスポーツの大会も行われています。
そんなオーストラリアですが時折、新聞やテレビで衝撃的なニュースを目にすることがあります。
それは「〇〇ビーチにサメが出没!」という、日本ではあまり考えられないような恐ろしい見出しです。
ライフセーバーが常に常駐しているオーストラリア
実はオーストラリアは世界でも屈指のサメの生息地として知られており、確認されているだけでもなんとおよそ180種類ものサメが潜んでいるそうです。
幸いなことに、筆者が滞在中にサメを目の当たりにしたことは今のところありませんが、自宅近くのビーチでサメが現れたという情報を耳にすることは何度かありました。
このような事態に対処するため、オーストラリアでは訓練されたライフセーバーが主要なビーチには必ず常駐しています。
特に観光客が多いシドニーのボンダイビーチなどでは、ジェットスキーでの見張りも加えて万全の警戒態勢を敷いていることが多いです。
滅多なことでは襲われないだろうと決して油断をせずに、遊泳区域を守ってビーチを楽しむ心構えが必要ですね。
第5位:クリスピークリームドーナツ
突然ですがみなさんはドーナツはお好きですか?
日本だとミスドことミスタードーナツが一番有名なイメージがありますが、ここオーストラリアでは違います。
実はミスドと同じアメリカ発祥のクリスピークリームドーナツが圧倒的な人気を誇っているんです。
日本でもクリスピークリームドーナツを見かけることはありますが、まだまだ店舗数が限られていたりして気軽に手に入る感じではないですよね。
ところがオーストラリアではいつでもどこでも食べられる、まさにオーストラリアを代表するドーナツチェーンとなっています。
一番人気はやっぱりオリジナルグレーズド◎
オーストラリアでクリスピークリームドーナツを食べられるのは直営ショップだけではありません。
なんと普通のスーパーやコンビニでも、クリスピークリームドーナツを購入することができちゃうんです!
どこに行っても当たり前のように店頭に並んでいる様子からも、いかにクリスピークリームドーナツが地元で愛されているかがお分かりいただけるかと思います。
オーストラリアではクッキー&クリームドーナツやバニラスライスドーナツなど、オーストラリア特有の激甘なメニューも楽しむことができます。
しかしやはり一番人気は王道のオリジナルグレーズドだそうで、シンプルにシュガーコーティングされたドーナツを一口頬張ったら思わず笑みがこぼれてしまうでしょう。
第4位:支出や収入が週払い
オーストラリアに来てから時間が経つのがあっという間に感じる日本人は多いです。
ライフスタイルそのものはスローペースなのに、一体なぜなんだろう?と筆者も考えてみました。
すると、日本とオーストラリアでは「あるサイクル」が違っていることに気が付いたのです。
それこそが今回ご紹介する、「お金」に関するサイクルです。
結論から言うと、長期的なお金のやりくりが苦手という人にとっては、オーストラリアの経済システムは非常にマッチしていると言うことができます。
お金に関してはスピーディーなオーストラリア
オーストラリアでは家賃や光熱費の支払い等、基本的に週払いのところがほとんどです。
そのため家探しをする際にも、ウェブサイトの募集事項には週単位の家賃の価格が表示されています。
同様に、現地でアルバイトを始める場合も、お給料を週払いでもらえることが多いです。
一度このシステムに慣れてしまうと、日本に帰った時にお給料の振り込み日が永遠に来ないような気がして待ちくたびれてしまうことがあります。
筆者は個人的に、働いたらそのぶん即座にお給料を振り込んでくれるオーストラリアのシステムが非常に気に入っています。
第3位:スーパーにお酒が売っていない
仕事や私生活に関しては緩さが目立つオーストラリアですが、飲酒に関してだけはなぜか人一倍厳しいことでも知られています。
日本だったらスーパーやコンビニで手軽に購入できるお酒も、オーストラリアではそういうわけにはいきません。
ボトルショップと呼ばれるきちんとした酒屋さんに行かないと、お酒が手に入らないのです。
また、オーストラリアでは18歳以上からの飲酒が認められていますが、日本人がボトルショップでお酒を買おうとすると高確率で身分証の提示を求められます。
そのため、お酒を買う用事がある際には常にパスポートを持ち歩くことをおすすめします。
オーストラリアのお酒に関する色々なルール
BBQが大好きなオーストラリア人は、お肉のお供に当然ビールをチョイスするのでは?と思いますよね。
しかし、実はオーストラリアでは公共の場での飲酒は法律によって禁止されているんです!
そのため、最近日本でも問題になっている路上飲みや公園飲みといった行為は認められていません。
また、お酒を扱う飲食店で働く際にも、RSAと呼ばれるアルコールの取扱いに関する資格を取ることが推奨されています。
節度とルールを守って楽しくお酒を嗜むことが、オーストラリア流の飲酒スタイルと心得ておきましょう。
第2位:電車の座席シートを調節できる
オーストラリアに来て個人的に一番驚かされたのが、電車内でのあれこれです。
筆者が住んでいるシドニーでは、すべての電車が2階建てになっており、ドアを入ってすぐに降りる階段と昇る階段があります。
飛行機のように通路が狭くすれ違うことが難しいため、スーツケースなどの大きい荷物を持って電車に乗るときは注意が必要です。
また、日本と違って座席シートが新幹線のように一方向を向いているオーストラリアの電車は、場合によっては進行方向とは逆向きに座らなければならない場面もあります。
ところがなんとびっくり、この座席シートの背もたれ部分は調節可能になっており、手動操作により一瞬で座るポジションを変更することができてしまうんです!
電車内でのマナーの違いにも驚愕!
日本では、優先席付近では携帯電話の利用を控えるとか、混雑している電車内ではなるべく静かにしているとか、そういった暗黙のルールがたくさんありますよね。
オーストラリアの電車に乗ると、そんな固定観念を一瞬で破壊されるような出来事の数々に遭遇します。
電車内で通話をするのはごくごく当たり前のことですし、なかには1時間近く大声で長話をしている人もいます。
それだけではなく、電車内でお弁当を食べたり音楽をかけたり(イヤホンはしていない状態)、とにかくオーストラリアの電車内では「一般的なマナー」という概念は存在しません。
周りを見渡しても他の乗客がとりたてて気にしている様子もないので、郷に入っては郷に従えの精神であまり気にしすぎないことが大切です。
第1位:長期休暇制度の充実
日本人がオーストラリアにやってくる理由としてもっとも多いのが、「日本での働き方に疲れたから」というものです。
残業することが美徳とさえ捉えられている日本では、「過労死」という日本独自のワードも生み出してしまっているほどブラックな企業が多いのが実情です。
そんな働きすぎの日本人がオーストラリアの会社で働き始めると、その休暇制度の充実ぶりに目を丸くします。
その最たる例が、オーストラリアでの有給休暇システムです。
オーストラリアではフルタイム、パートタイムに関わらず、年間でなんと4週間の有給休暇が認められています。
日本だと3年半働いてやっと2週間取得できる実態と比べると、素晴らしい充実ぶりですよね。
ワークライフバランスを大切にするオーストラリア人
有給休暇のほかにも、病気・介護休暇、育児休暇、産休などオーストラリアの休暇制度は多岐にわたります。
なかでも一番驚いたのが、同じ会社に10年間勤めると最大でなんと3カ月間有給休暇が取得できるという事実です。
3カ月もあれば海外旅行どころか、世界一周することすら可能なくらい十分すぎる時間と言えます。
しかもその間きちんとお給料が支払われ、なおかつ職場復帰もスムーズにできてしまうんです。
この衝撃の事実を知ってしまったら、将来オーストラリアへ移住したいと考える日本人が増えるのもごくごく自然なことのように感じます。
ワークライフバランスを重視しているオーストラリアだからこそ、国を挙げてこのようなシステムが整えられているのはありがたいことですよね。
さいごに
渡航前と後でオーストラリアに対するイメージがガラリと変わったという日本人はたくさんいます。
良い点も悪い点も含めて、他国の文化を理解することは自分の視野を広げることにもつながります。
今回ご紹介した記事のなかでも、「ぜひ日本にも取り入れてほしいな」というものもあれば、「日本に生まれて良かった」と思えるエピソードもあったかと思います。
こうした知識を事前に知っておくことで、オーストラリアに渡航した際にスムーズに現地の生活に溶け込めるようにもなります。
みなさんもぜひ、オーストラリアへ行くことがあったらあなただけの新しい発見を見つけてみてくださいね。