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【フランス】子供たちのバイリンガル教育で大切にしていることベスト5

座っている4人の子供
フランス

先生の紹介

フランスチーム
フランスチーム
フランス在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、フランスの今をお伝えします。

はじめに

フランスパリ街並み

国際結婚をした人や海外に住んで子供を出産すると、1度は考える子供のバイリンガル教育

「子供をバイリンガルに育てたいけど....私どうすればいいの?」

「うちの子日本語話さない」

不安になってしまう人もいるのではないでしょうか?

そこで、フランスでバイリンガル子育てをしている私が、大切にしている事を紹介します。

  1. 親は母国語の日本語で子供たちと話す
  2. 子供が楽しく学べる場を作る
  3. 現地語も重要視する

この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!

第5位:日本に定期的に里帰りをする

夏休みは始まると、日本行きの飛行機は里帰りをする家庭がたくさん。

フランスは夏休みが8週間。

子供たちと長期間、日本へ里帰りをする絶好の期間なんです♪

毎年帰国する家庭や、2年1度と決めて帰国する家庭などさまざま。

お祭りに連れて行ったり、日本人の子供と遊んだりと、日本の思い出をたくさん作っています。

日本の文化に触れる機会を作る

フランスでは日本人気が続いています。

漫画も大人気!

また、フランスでも日本のいろんな食材が入手できたり、日本料理店が多くなりました。

でも、やっぱり日本で食べる日本食って最高なんですよね♪

フランスで寿司といえば、マグロとサーモン、カルフォルニアロールと数えるくらい。

日本では、寿司ネタも超豊富。

里帰り中は、食文化やお寺散策、日本でしか味わえない文化を堪能。

楽しみながら、日本に興味を持つと、子供も自然に日本語にも興味が湧いてきます。

第4位:日本語を勉強する場を作る

フランスの大きな都市に住んでいる多くの日仏人家庭では、子供を日本語補習校に通わせています。

週1日から2回くらい。

親も情報交換ができたり、子供も学校以外の友達ができたりと結構楽しいんです。

我が家の場合、人口5万人の街。

車で街の中心地から10分走れば、大草原が広がり放牧の牛がのんびり草を食べているそんな風景が広がるところ。

日本語補習校が近くにない家庭は、オンラインの授業での勉強を選択しています。

オンライン授業では子供が楽しんで学べる環境を作る

日本語のオンライン授業のサイトはたくさんあります。

グループや個人、自分で選択可能。

日本語を習うんだったら、「子供が楽しんで学んで、身につけてほしい」と多くのお母さんが望んでいるのではないでしょうか?

グループ学習に比べ、個人学習になると金額も高くなったりと悩みどころです。

やはり、子供のレベルにあった学習プランを先生と相談しながら決められるのがベスト。

飽きやすいお子さんだったら、時間を短縮してもらうのも1つの方法です。

第3位:子供とはいつも日本語で話す

子供たちが生まれ時から、パパとママはそれぞれ、母国語で子供たちと話をしている家庭が多いです。

例えば、日本人のママだったら日本語で、フランス人のパパだったらフランス語で。

「日本語で生まれた時から話をしているからと言って、子供たちは日本語で返すの?」かと言われると、

家庭環境によってまちまち。

日本語で答える子供もいれば、フランス語で答える子供もいます。

我が家の子供たちはフランス語で、私は日本語で話す。

なんだか、想像しにくいですよね。

耳から日本語を覚えてくれる!

これは我が家の体験ですが、去年の夏に日本に里帰りをしての発見!!

私の質問にフランス語でいつも答える子供たちに、「日本語で話すのはむずかしいのでは?!と」思っていた私。

それを嬉しくも裏切ってくれた出来事「姉や両親と私抜きで簡単な会話が成立していたこと」!

日本到着後、話し始めるのにあまり時間がかかりませんでした。

例えば、ホームで待っている時も電車のアナウンスを聞く子供たち。

「まもなく、電車が参ります。黄色線の内側にお下がりください」と真似して言うのが習慣になっていました。

生まれた時から、日本語で話すだけでも日本語の勉強になっていると改めて思った出来事です。

日本語と外国語を混ぜて話さない

日本語話しているのに、ある単語だけがフランス語になってしまう。

日本語と外国語を混ぜて話さない」!

日本語で話す時は日本語のみを使って話すのが大切です。

あと、助詞や助動詞を入れて、日本語のみで正しく話すように心がけています。

いつも聞いているお母さんの日本語から子供は自然に言葉を学びます。

タブレットなど使って日本のアニメを日本語で見る

タブレットを使えば、いつでもどこでも見たい動画が見られる便利な世の中になっていますよね。

日本語のアニメを見ることもおすすめ

YouTubeや無料・有料サイトで簡単に見れます。

友人の子供たちは、YouTubeで日本語を覚えて、流暢に話しています。

第2位:現地語の語学学習の時間も作る

本を読む女の子

フランスは、3歳から義務教育がスタートです。

幼児時期からフランス語を学び、貧富に関わらず学習する機会を作るために、フランスの大統領のマクロン政府が作った政策の1です。

小学校に入ると学力の差がどんどんついてきたりしちゃいますよね。

我が家では、フランス語のボキャブラリーの少なさを指摘されてしまいました。

「フランスで勉強するなら、外国語よりもフランス語に重点を置いてください」と結構厳しく言う先生が多いです。

先生によっては、「お母さんも日本語じゃなく、フランス語で話をしてください」と言われたりしちゃいます。

しかし、フランス人は、基本的に言った事をそのまましなくっても「あなたが選んで!」と最後の判断を委ねてくれます。

第1位:まず子供たちが学ぶことが楽しいと思ってもらうこと

日本人として子供たちには日本語を学んでほしいと思うお母さんが多いです。

「バイリンガル」っていうと、母国語以外に外国語が、流暢に話せることを想像する人もいるのではないでしょうか?

でも、バイリンガルに育てることって、結構大変なんです。

ママが毎日話していれば、日本語が話せるようになるわけでもなし、その場をいつも作ってあげなくてはいけない。

フランスの学校に通っている間はフランス語中心の勉強。

せっかく覚えた日本語もすぐに忘れちゃう。

日本語を使う機会が少ないので、当たり前と言えば当たり前。

子供たちの日本語レベルをはじめから、高く設定しすぎないこと。

私の想像ですが、幼稚園児ってまず楽しいとか面白いとか興味を持ったもので遊び始める印象なので。

「日本語・日本を好きになったら、自分でもっと勉強するかもしれなし」くらいの気持ちが大事。

自分のストレスも減る

「日本語ここまでやらせなきゃ」とか、「日本語教えなくっちゃ」と自分へのストレスから一気に解放。

もちろん、はじめのうちは、車で1時間の所にある日本語補習校に毎週連れて行ったり。

また、夜眠たい中のカード作り、表に絵を描いて裏に日本語を書いて1日朝と夜子供と勉強していました。

でも、下の子の育児をしながらしていたので、親が教えを続けることにへとへとに。

今は、楽しく学ぶことをモットーにしています。

そしたら、子供たちは日本語を学ぶことをゲーム感覚で楽しんでくれています♪

さいごに

手を繋ぐ親子の後ろ姿

バイリンガル教育について、大事にしていることを紹介しましたがいかがだったでしょうか?

子供にとって1番身近な日本語の先生はお母さん。

初めの第1歩は、お母さんが子供に楽しい場を作ってあげること。

子供がどんどん興味を持ったら、あとはそれをサポートしていくだけ。

子供にとって、日本語を学ぶことは楽しいって思える環境作りが一番大切です。

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