ベトナムコーヒーが美味しい!ベトナム在住者が教えるコーヒーの楽しみ方 ベスト9

先生の紹介

- 海外在住歴23年。アラサーでスウェーデン人男性と結婚してから海外を行ったり来たりしているastro(アストロ)です。これまでにモルディブ、スウェーデン、ドバイ、オマーン、バーレーン、アゼルバイジャン、香港、北京、ソウル、ノルウェーなど10か国以上に滞在、旅行で訪れた国は、アメリカ、カナダ、イギリス、スペイン、ギリシャ、ドイツ、ポルトガル、シンガポールなど。現在は、ベトナムのフーコック島に滞在中。
移住や旅行に役立つ現地情報、多文化の国際結婚について書いています。
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みなさんは、ベトナムコーヒーを飲んだことがありますか?
それより、そもそもベトナムコーヒーってどんな味?と思う方もいるかもしれませんね。
ベトナムコーヒーは、とても苦みの強いロブスタ種を使っており、その苦みをまろやかにするためにコンデンスミルク(練乳)を入れて作るアイスコーヒーです。
この苦みと甘さのバランスが絶妙で、特にカプチーノやラテ好きな方は病みつきになるほど。
私たちが普段飲んでいる缶コーヒーやインスタントコーヒーにはロブスタ種がブレンドされていますが、現地で飲むコーヒーはまた格別なのです。
実は、ベトナムは世界で2位のコーヒー豆輸出国だけではなく、つい最近ではこのベトナムコーヒーが世界のベストコーヒー・ランキングの3位にもなったほど、いわゆるコーヒーの本場。
そこで、ベトナム在住のastroが現地でのコーヒー体験やカフェに関する情報などをみなさんとシェアしたいと思います!
Contents
第9位 ベトナムコーヒーとは
コーヒーは、19世紀の植民地時代にフランス人からもたらされました。
当初はアラビカ種の栽培からスタートしたようですが、ベトナムの気候に適さなかったり栽培技術が未熟だったこともあってロブスタ種が導入されました。
ベトナムコーヒーになるまで
このロブスタ種は、酸味は少なく強い苦みがあるのが特徴です。
当時のフランス人は、この苦みが強いロブスタ種を飲みやすくするために生乳を使っていましたが、冷蔵庫が普及していなかったので常温での保存は限界がありました。
また、生乳は輸入に頼っていたため品不足になることがあり、その代用として長期保存ができるコンデンスミルクが使われるようになったのです。
第8位 飲みやすくカスタマイズ
濃くて渋みのあるコーヒーに濃厚な甘さのコンデンスミルク。
そこが美味しいともいえるのですが、やはり飲み初めは「濃すぎ!」「甘すぎ!」のインパクトある味なのです。
では、そんな時に簡単にカスタマイズできる方法をご紹介します!
水を足す
まず注文したコーヒーを味見し、濃さをチェック。
氷が入っているので時間がたてば少しは薄まるのですが・・・まず慣れないと「めちゃくちゃ濃い」と感じます。
そこでグラスにお水をもらうか、持参しているペットボトルのお水を入れて好みの濃さまで薄めると、いっそう飲みやすくなります(ブラックで飲む場合でも同じように薄める)。
コンデンスミルク≠牛乳
もうひとつ、コンデンスミルクは甘さを加減することができません。
ときどき「生乳」(フレッシュミルク)が選べるお店があり、ガムシロップも別で頼むことができればさらにカスタマイズできます(選べなければ、水でひたすら薄めるだけでもマシになります)。
生乳ならコンデンスミルクより軽く、ガムシロップで飲みやすい甘さまで調節すれば、この上ない自分好みの美味しさに!
第7位 カフェイン強すぎ!?
ロブスタ種のカフェイン含有量は、アラビカ種の2倍!といわれています。
ベトナムコーヒーを飲む外国人の9割はお腹を壊す、なんていう現地人もいるようですが・・・ちょっと気になるところ。
私の体験談
私はフーコック島に滞在中、ローカルなカフェでコーヒーを飲んでいたのですが、しばらくすると動機が激しくなり・・・・数時間止まらなかったことがありました。
今までそんな経験をしたことがなかったので初めは理由がわからなかったのですが、どうやらカフェインのせいだったと気が付きました(お腹は壊しませんでしたが)。
カフェイン耐性も人によりますし、すべてのベトナムコーヒーがそうとも言えないのでお店によるところが大きいのかなと思います。
第7位 ベトナムのコーヒーブランド
ベトナムには、コーヒー本場ならではのベトナムブランドのカフェがいっぱい。
ベトナムでしか味わえないお店がほとんどで、それぞれお店のコンセプトにも違いがあるので観光気分で立ち寄ってみるのも楽しいですよ♪
Highlands Coffee (ハイランズコーヒー)
1998年にハノイで最初にオープンして以来、今やベトナムのスタバ的存在。
クラシックなベトナムコーヒー以外にもチョコレートやアーモンドのフレーバーを加えたものや、フレーバーティーにロータスシードやフルーツゼリーを入れたもののほか、フリーズといわれるパフェ感覚のものまでベトナムらしいメニューがたくさん。
値段的にはスタバの半額程度で購入できるところもうれしいですね。
Trung Nyguen Legend チュングエン・レジェンド
ベトナムの最大手コーヒー会社チュングエンが展開するカフェ。
本格派のコーヒーショップで、コーヒーのグレードやカフェインの強さを自由に選ぶことができ、他のコーヒーチェーンと違ってベトナムコーヒーはトラディショナルフィン(金属フィルター)で提供されます。
ちなみに、チュングアンの「G7」というインスタントコーヒーはベトナム土産の代表格ですが、カフェでは自社ブランドコーヒーも販売されており、こちらもおススメです。
Phuc Long フックロン
1968年創業の老舗ブランドで茶葉とコーヒー豆の販売をしていましたが、カフェは2014年にオープンしました。
このお店は、フック(幸福)ロン(お茶)の名のとおりベトナムコーヒー以外にお茶の種類もたくさんあり(フルーツティーやティーラテなど)ベトナム風のお茶を楽しんでみたい方にもおススメ。
なんといっても他店に比べお値段がお手頃(ベトナムコーヒー1杯200円以下)なので、若い人たちにも人気です。
Cafe RuNam カフェ・ルナム
ホーチミンにある高級カフェ。
店内はオシャレな調度品でまとめられ、陶器やグラスなどもこだわりのあるデザインが使用されているのでラグジュアリーな空間となっています。
クラシックなベトナムコーヒーをはじめいろいろなアレンジコーヒーや紅茶、モダンなベトナム料理も提供されているので食事をしながらのんびり過ごせる大人のカフェといった感じです(お値段は高め)。
第5位 カフェ・スアチャア(ヨーグルトコーヒー)
ベトナムには、ちょっと変わったアレンジコーヒーがいくつかあります。
ベトナムではカフェや街のスタンドにはいろんなフレーバーのヨーグルトスムージーが売られているのですが、コーヒーに入れて飲むこともあります。
ヨーグルトコーヒーはハノイが発祥ですが、ホーチミンやフーコック島など南部でも飲まれています。
さっぱりした味わい
コーヒーはラテ派、ヨーグルトも好きという人にはおススメ!
濃くて苦みのあるコーヒーにクリーミーなヨーグルトの酸味と甘さがうまくマッチしたさっぱり味で、サクサク飲めてしまいます。
とはいえ、コンデンスミルクが入っているので、甘いのが苦手な方は「コンデンスミルクなし」を注文してみましょう。
第4位 カフェ・バインフラン(プリンのトッピング・コーヒー)
ベトナムでは、プリンのことを「Bahn Flan」(バインフラン)といい、フランス植民地時代に伝わった国民的スイーツ。
質感は少し固めのカスタードプリンといった感じで、これをトッピングするとデザート感覚で飲めるコーヒーになります。
大人のスイーツ
先述の「カフェ・ルナム」でいただくカフェ・バインフランは絶品!(フックロンでは、別売りでプリンが購入可)。
甘すぎるのかと思いきや、なめらかプリンとカラメルソースの甘さにコーヒーの苦みがほどよくきいて「大人のスイーツ」といった感じでしょうか。
ほかにもエッグコーヒー、ココナッツコーヒー、アボカドコーヒー、最高級とされるジャコウネココーヒーなどベトナムならではコーヒーもあるので、興味のある方はぜひ試してみてください。
第3位 ベトナムカフェの不思議
日本のカフェでは、お腹が空いたらサンドイッチやペイストリーなどが食べれたり、レストランでは食後にコーヒーが飲めますよね。
ところが、ベトナムでは、カフェはコーヒー類のみ、レストランにはコーヒーがない(ソフトドリンク、アルコールはあり)ことがあり、コンビニや屋台で買った軽食を持ち込んだり、コーヒーなど持参でレストランへ入ることもOKなのです。
なんだかおおらかな国民性ですね。
お冷はお茶
ちょっとローカルなカフェ(チェーン店はなし)に行くと、お冷(水)の代わりに「お茶」が出てくることがあります。
実は、コーヒーより長いお茶文化を持つベトナムではよくお茶も飲まれており、美味しいジャスミン茶やハス茶などが出てくるのでお冷だけでも十分時間が楽しめるほど。
それにしても、中国的なお茶とフレンチなコーヒーの組み合わせは、ベトナムの歴史を物語っていますね(笑)。
第2位 カフェ巡り
ベトナムにはコンビニよりカフェの数のほうが多いほどといわれるくらい、カフェがたくさん。
街を歩いていると、何店舗もあるモダンなチェーン店からこじんまりした昔ながらの個人経営タイプ、そして路上カフェまで、お店のデザインやインテリアも個性的で、まるでアートのような感じさえします。
暑い時、ふらっと気に入ったお店で涼みながらアイスコーヒーを飲むのがサイコーなのです。
カフェでベトナムを感じる
私がフーコック島に滞在していた時、近所のローカルなカフェに毎朝コーヒーを飲みに出かけていました。
土間を改装してオープンにしただけの質素なお店でしたが、緑や木で覆われた屋根、通りが見渡せる広々とした店内は出勤前のベトナム人で賑わっていました。
そして、人間観察をしているとベトナムっぽい光景を見ることができます。
第1位 ベトナム流の飲み方
ベトナムコーヒーには、カフェ・フィン(アルミやステンレス製フィルター)というフィルターが使われます。
これは4つのパーツからなるドリップ方式ですが、3層にわたってゆっくり抽出されるためしばらく時間がかかるのです。
家族といっしょに
この抽出している時間でさえゆっくり楽しむのがベトナム人流カフェの過ごし方。
カフェではみんなで集まって楽しい時間を心ゆくまで過ごすといった習慣があるので、いろんな個性的なカフェがあるのも雰囲気にもこだわるベトナム人の美意識かもしれません。
ひとりでまったりしている人ももちろんいますが、家族や何人かの友人と集まって話している人も多く、家族のつながりを大切にするベトナム人らしさが伺えます。
さいごに
現代では、コーヒーは誰でも飲むことができる庶民的なグルメ。
とはいえ、どこでもコーヒーは同じというわけではなく、コーヒーの味やコーヒー文化はその国によって違いがあるのは面白いところです。
コーヒー好きのあなたなら、ベトナムはとても興味深い場所になるのは間違いなし!
さあ、お気に入りのカフェを見つけにベトナムへ出かけてみませんか?
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