実は日本と似ている ? ! ウズベキスタンの文化ベスト10

ウズベキスタン

Question
最近、日本に留学しているウズベキスタン人と友達になりました。
一緒に遊んでいると、「私達の国でもそうだよ!」っと日本と似ている面が多くあるみたいです。
そこで、ウズベキスタンの文化や習慣についてもっと知りたいです。くるみ 愛知県 20代 学生 

教えて、先生!

先生先生
そのご質問に、ウズベキスタン在住でウズベク人男性と結婚5年目のミカがお答えします。
みんなはウズベキスタンってどんな文化か知ってる?

恋する乙女恋する乙女
確かイスラム教の国よね?
毎日お祈りしたり、肌を露出しない服装とかかしら?

王子様王子
イスラム教の国っていうのは正解デスネ!
ロシア人も多く、多民族国家のため、中東のイスラム圏のような厳しさはないようデスヨ!

恋する乙女恋する乙女
そうなんだぁ~イスラム教でもいろいろなのね~

王子様王子

ちなみに、ウズベキスタンの似ている文化はこんな感じデース

◦ローテーブルで床すわりスタイル
◦ お茶を好む

◦ 日本語とウズベク語の文法

この記事は【5分】でササ―ッと読めマース

先生先生
今回は、実は日本と似ている ? ! ウズベキスタンの文化 をご紹介します !

10位:家の中では靴を脱ぐ

日本では、家に入ると靴を脱ぐのが当たり前ですよね。

ですが、海外では家の中でも靴を脱がない習慣の国も多々あります。

ウズベキスタンでは、日本と同様玄関で靴を脱ぐ習慣。

家の中で靴を脱ぐことに慣れている日本人にとっては、足先までリラックス出来てありがたいですね~

身だしなみをしっかり整えるウズベキスタン人

砂埃が多く、少し歩いただけでも靴が汚れやすいウズベキスタン。

ウズベキスタン人は出かける前にはもちろん、道中でも砂埃で靴が汚れたら拭いて綺麗にする人が多いです。

綺麗好きな人が多いウズベキスタン

9位:お年寄りを敬う

ひと昔前は日本でも同居が一般的でしたよね。

最近の日本では少なくなっていますが、ウズベキスタンでは同居が一般的

昔の日本では長男が同居するパターンが一般的でしたが、ウズべキスタンでは兄弟で一番下の男性が同居するのが一般的です。

親との同居は法律にも記載されているほど・・・

自分自身の存在は、親のおかげであること、感謝の気持ちをいつまでも忘れない素晴らしい文化です。

妊婦や女性、子供にも優しい

バスや地下鉄など公共の乗り物に乗っていても、すぐに席を譲ってくれるウズベキスタン人

高齢者のみではなく、もちろん妊婦や女性、小さな子供にも!

家族と住む文化の中、小さな頃から日常の生活の中で思いやりの心が培われているようです。

8位:日本語とウズベク語の文法

ウズベキスタンのおよそ80%を占めているウズベク人の母語、ウズベク語

実は、文法が日本語に似ています

英語やロシア語のように主語の後ろに動詞を持ってくるのがなかなか苦手な日本人。

ウズベク語は日本語と同様、主語+目的語など+動詞の形。

ウズベク語は日本人にとっては、他の言語と比較してもとても習得しやすい言語なんです。

ご興味のある方はぜひ挑戦してみては? !

言語の習得が早いウズベキスタン人

ウズベキスタンは130もの民族が住んでいる多民族国家

民族がさまざまならば、言語もさまざま。

テレビでの放送もウズベク語、ロシア語、英語と3か国語で放送されています。

子供の頃から多言語の中で育っているためか、“耳が慣れている”ウズベキスタン人

言語もあっという間に習得してしまうのには、羨ましくなってしまいます !

7位: 命日、法事などの文化的な習慣

日本では、仏教の習慣として火葬。

通夜・葬式後、初七日、四十九日、一周忌、三回忌、その後命日に法要を行う習慣がありますよね。

ウズベキスタンでは、イスラム教の習慣として土葬。

葬儀後、初3日、7日、40日、9カ月、その後毎年命日に親しい人々や親戚などが集まり、ムッラ(イスラム宗教学者)によるお祈りをします。

宗教が違っても亡くなった人をいつまでも大切に思う文化は同じですね。

出産後の習慣は ? !

日本では出産後1ヵ月健診までは床上げといってあまり家事などをしないようにと言われていますよね。

ウズベキスタンでは、出産後40日までと言われています。

イスラム教では40とう数字に意味があるようですね。

6位:おかゆも食べる

油っぽい料理が多いウズベキスタン料理。

そんなウズベキスタン人も胃腸が疲れた時に食べる料理の1つに「おかゆ」があります。

日本の「おかゆ」と比べると少し水分を多めに作りますが、塩で味付けした「おかゆ」そのものです。

梅干しがないのが残念ですね・・・

ホラズム州のお米が美味しい ! !

ウズベキスタンの主食はパン食ですが、伝統料理「パロフ」などお米も良く食べる習慣があります。

お米の種類もいろいろですが、私の住んでいるホラズム州のお米が一番日本のお米に近くて美味しいです。

ウズベキスタンの中でも人気のホラズム産のお米、ぜひ一度ご賞味してみては ? !

5位:海がないけど魚好き

ウズベキスタンは世界で二か国しかない二重内陸国(海に出るために少なくとも2つの国境を超えなければならない国)の1つ。

海がないなら、湖の魚で!

ウズベキスタン人も魚が大好きです!

湖で採れる魚って、どんな魚?!

日本でいうと鯉(コイ)やなまず・・・

日本では、鯉というと料亭のお料理ですよね。

私も日本で鯉料理は食べたことがありませんでした。

ウズベキスタンでは、鯉をから揚げにしたり、アクアパッツアにしたり・・・

新鮮なものは泥臭さもなく美味しいのでぜひ、試してみては?!

4位:マナーやことわざが似ている

お客さんが来た時などの座順。

上座にお客さんや年配の方が座るマナーはウズベキスタンでも同様です。

ウズベキスタンでは、それに加えて食事もお客さんや年配の方が手をつけてから食べる習慣があります。

常に年配の方を敬っている習慣がここでもみられますね。

目の前を猫が横切ると×(バツ)を3回書く?!

日本では、黒猫が目の前を横切ると不吉だと言われていますよね。

ウズベキスタンでは、黒猫に限らず、猫全般!

目の前を猫が横切ると×(バツ)を3回書きます

目の前を猫が横切ると不吉なのは世界共通なのでしょうか?!

3位:お茶を好む

ウズベキスタンの主食はパン食。

朝・昼・夜、食事と一緒に ♪ お菓子と一緒に ♪ お客さんと一緒に ♪

一日にお茶を何度も飲みます。

比較的、紅茶よりも緑茶を好むウズベキスタン人

ウズベキスタン領土でお茶は生産されていないため、すべて輸入もの。

中国産やインド産のものがほとんどです。

日本からもお茶が輸入されるといいですね~

緑茶を良く飲む習慣のためか貧血の人が多い

緑茶に含まれるタンニンは鉄の吸収を悪くする作用があるようです。

そのためか、ウズベキスタンの人々は貧血の人が多いのが事実。。。

日本でもお茶と一緒に食事をとることが多いですよね。

気をつけましょう!

2位:クルパチャと呼ばれる座布団?!がある

日本では正方形の1人用の座布団。

ウズべキスタンではクルパチャと呼ばれる長方形の2~3人座れるサイズ

綿花の生産国であるウズベキスタンではクルパチャも布団もすべて女性の手作りです。

女性による手摘みでの綿花の収穫。

クルパチャや布団への綿詰めから手縫いによる仕上げまで愛情いっぱいのクルパチャです。

女性らしい女性が多いウズベキスタン

クルパチャや布団、洋服まで・・・ウズベキスタンでは何でも手作りが人気!

子供の頃から、家族と一緒に住み、男性の仕事と女性の仕事を見て育つウズベキスタン人。

100%と言ってよいほど、ウズベキスタンの女性はお裁縫も出来るし、家事も出来る女性らしい女性が多いです。

1位:ローテーブルで床すわりスタイル

日本では最近、テーブルとイスのスタイルも増えてきていますよね。

ウズベキスタンでもテーブルとイスのスタイルも見られますが、基本的的にはローテーブルで床すわりスタイルが一般的です。

子供から大人まで長~いテーブルに床すわり、クルパチャを敷いてみんなで食事をとります。

大勢で集まることが多いウズベキスタン

ウズベキスタンでは、大人になっても誕生日には家族他親戚や親しい仲間が集まってお祝いします。

人との繋がりをとても大切にするウズベキスタン人の文化がみられます。

さいごに

ウズベキスタンの文化をご紹介してきましたが、意外と日本に似ている文化があることを少しは感じてもらえたでしょうか?

この写真の花、桜の花に似ていませんか?

実は、ウズベキスタンで咲く杏の花なんです。

私自身、ウズベキスタンと関わって12年目になりますが、昔の日本を思い出すような・・・

本当どこか日本に似ている文化や景色などに良く遭遇します。

急速に発展しているウズベキスタン。

その中でもとても良い文化や習慣、特に人との関わりを大切にする文化は失って欲しくない文化です。

ぜひ、一度ウズベキスタンへいらしてみてください!

とにかく人が優しく、あたたかいウズベキスタン人とあなたも出会えば、虜になること間違いないでしょう!

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