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それってアリなの!?日本ではダメだけど、台湾では普通な行動ベスト5

ニンマリしている女性
台湾

はじめに

你好!ニーハオ、こんにちは。

日本びいき&日本人びいきの方々が多い、ありがたい環境である台湾で暮らし始めて14年。

今ではすっかり慣れて、半分台湾人のような筆者ですが、来たばかりの頃は台湾と日本の「違い」に戸惑うこともしばしば。

「えっ!?そうなの?それってアリなの!?」と、驚くことの連続…。

「しつけ」「マナー」という名のもとに、筆者が子どもの頃から親に口やかましく注意されてきた、あれやこれやの数々…。

それが、台湾では何の問題もない「ごくごく自然な行動」として、日常の中に存在していたのです。

今回はそんな「これって日本だったら絶対ダメだよね。でも台湾ではOKなんだ!?」な行動の数々をご紹介したいと思います。

  1. 店員さんも銀行員さんも、先生も生徒も、別れ際の「バイバイ〜」
  2. 接客業でも、喉が渇いたら飲み物を飲んでもOK
  3. 「給料、いくら?」給料の話題は日常茶飯事
  4. イラッとした時の「舌打ち」、聞き返す時の「はぁ?」

この記事は3分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!

5位:店員さんからも銀行員さんからも言われる「バイバイ〜」

カフェ

「バイバイ〜」って、言うまでもなく別れる時のあいさつですが、皆さんは普段づかいしてますか。

例えば親しい関係の友達であれば、別れる時「じゃあね、バイバイ」と言うことはありますよね。

でも、筆者は日本で生活していた時、「バイバイ」より「じゃあ」とか「また」を多く使っていたと思います。

ましてや、レジで会計が終わった後に、デパートやスーパーの店員さんから「バイバイ」なんて言われたことなんてありませんよね?

それが言われるんです、台湾では。

レジでお金を払いました。おつりとレシートをもらいました。そして最後に、店員さんが「謝謝(シエシエ)、バイバイ〜」

こんな感じです。

銀行や学校でも、ごくごく自然に見かける光景

同様に、窓口業務の銀行員さんがお客さんに「バイバイ」、生徒が先生に「バイバイ」もアリなんです。

到底、日本では考えられない光景ですよね。

いい意味で、日本ほど上下関係に重きをおいていないように思います。

ちなみに、筆者も今では抵抗なく、別れ際には当然のごとく「バイバイ」と返しております。

4位:レジや窓口で飲み物をスタンバイさせている店員さんたち

仕事中、机の上に水やコーヒーなどの飲み物を置いて、飲みながら仕事をする。

これって日本でも日常見かける、オフィスでの仕事風景ですよね。

では、スーパーやコンビニ、銀行の窓口、公共施設の受付など、接客業の皆さんはどうですか。

接客業って、多くの人の目に触れるので、仕事の合間に飲み物を飲むなんて、さすがにまずいですよね、日本では。

それがあるんです、台湾では。

レジや窓口の空きスペースに飲み物をスタンバイ

筆者が初めてこの光景を見たのは、銀行です。口座を開設するために、台湾人の同僚に銀行へ連れて行ってもらった時のことです。

その窓口の銀行員さんは、ストロー付きのタンブラーを机の空きスペースにスタンバイさせていました。

さすがに、接客中にお客さんと話しながら飲む、なんてことはしていませんでしたが、お客さんが途切れた合間に、タンブラーの飲み物を飲み、喉を潤していました。

「えっ、うそっ!」と思いましたが、彼女のその自然な振る舞いと、何の違和感も示さない周りの人たちの様子から、彼女の行動は決して非常識な行動ではないということはわかりました。

お堅いイメージの銀行でアリなのですから、スーパーやコンビニではNG!なんてあるわけがありません。

考えてみたら、常に声を出して接客している接客業の皆さんにとって、休憩時間以外飲み物を飲んではいけない!なんてちょっとキツいかも!?

台湾寄りの考えになりつつある筆者です。

3位:会話の流れで自然に聞かれる「給料、いくら?」

パスポートやお金

かつて日本にいた時、面と向かって「給料、いくら?」なんて、誰からも聞かれたことなんてなかったような…。

皆さんもあたり前にそうではないでしょうか。

日本人同士って、特にお金関連のことは、堂々と聞きにくいし言いにくい。ですよね?

もちろん、台湾でも、それほど親しくない人や知り合い程度の人との会話で聞かれることはほぼありませんが。(それでも、過去に何人かから聞かれたような・・・)

会話の中でさらっと聞かれる「給料、いくら?」

ある時、こんなことがありました。

筆者は台湾で日本語を教えているのですが、確か「給料」というお金に関する単語が出てきた流れで、日本円で〇〇円は台湾元だと今〇〇元(げん)ぐらいですね、という話をしました。

すると、ある生徒さんがサラッと「先生は給料いくらですか?」と直球で聞いてきました。

この直球、実は1回だけではなく、何回か経験しました。

もちろん、台湾人みんながみんなそうだというわけではありません。

でも、この質問をした人に対して周りも、「え〜何聞いてんの!?」とか「こんなプライベートなこと、公の場で聞く!?」という雰囲気にはならないんですよね。不思議なことに。

ちなみに、この「先生は給料いくらですか?」に対して筆者は、日本語の表現練習の意味も込めて「多すぎず、少なすぎず、ちょうどいいです。」と答えることにしています。

ちなみにもう一つ。つきあいの長い生徒さんたちの給料がいくらか、筆者は知っています。

もちろん、筆者からは質問していません。生徒さんたちから話してくれたのです。

台湾での生活や習慣に慣れたとは言え、筆者は日本人ですから、やっぱりダイレクトな「給料、いくら?」には慣れないものです。

2位:イラッとした時にする「舌打ち」

皆さんは、舌打ちってどんな時にしますか?

なんて聞かれても、まず日常で「チッ!」なんてほとんど言わないのではないでしょうか、女性は特に。

はっきり言って、舌打ちする人に対しては、悪い印象しかありませんよね。

例えば、我が子が無意識に「チッ!」と舌打ちしているのを目撃したら、親であれば、必ず注意するでしょう。

舌打ちが相手に対して、どれだけ失礼で不快感を与える行為かということを、こんこんと言って聞かせることでしょう。

日本では失礼な印象になる行為だということに驚く台湾人

筆者は日本語を教える際、ただ単に言語としての日本語ではなく、言語に絡めてその背景にある文化や習慣が伝わるようにと心がけているのですが。

台湾人に、日本では「チッ!」は相手に対して失礼な行為、また、自分の印象も悪くなるということを話すと、だいたい「へぇ〜!?何がどう失礼なんだろ?」という感じの反応が返ってきます。

例えば、電車やバスの中で大きな声で話したり電話したりする人が、自分の隣にいるとします。

そういう人に対して、自分が不快感を感じたら、「迷惑だ!」という意味を込めて、「チッ!」をやることがあると、ある生徒さんが話していました。

また、ある生徒さんは、友達同士で相手に「まったく、何を言ってるの、あんたは!」的な冗談の感じで「チッ!」をやることもあると話していました。

「チッ!」の用法(?)はいろいろですが、日本と台湾では、舌打ちに対しての考え方にかなりの温度差があるということです。

1位:聞き返す時の「はあ?」

「はあ?」です。堂々の1位です。

皆さんはどんな時「はあ?」って言いますか。

例えば、彼氏彼女がケンカしている時に、「はあ!?それどういうこと?」とか「はあ!?そんなこと言ってないよ!」とか。

怒った時に、自然と出てしまうことが多くないですか。

でも、これ、台湾では、相手が言ってることが聞き取れない時に聞き返す「はあ?」なんです。

「えっ?なんて?さっきの聞こえなかった。」聞き返しの「はあ?」

筆者は日本でしっかり中国語を勉強してから台湾へ来たわけではなく、来てから勉強を始めました。

ですから最初の頃は、レジで注文する時は毎回緊張していました。緊張すると、当然話す声も小さくなるわけです。

すると当然のように店員さんに言われるわけです。「はあ?」って。

「はあ?」なんて言わなさそうな、キレイな店員さんにも言われるわけです。「はあ?」って。

最初に言われた時は、ホントにびっくりしました。そして、ひるみました。

「はあ!?って言われたよ。。。あぁ、やっぱり私の中国語は通じないんだぁぁぁ。。。」

毎回心が折れていました。何回遭遇しても慣れることはなく、毎回心がチクッとしていました。

あれから数年を経て、今では言われることもほぼなくなりました。

たとえ言われたとしても、「えっ!なによ。そんなに声小さかった?」です。強くなったものです。

言われても動じなくなった筆者ですが、逆に時々言ってしまうことがあります、夫(台湾人)限定ですが。

「はあ?って言われちゃったよお。。。」から「はあ?って言っちゃったよ、イカンイカン」、反省です。

さいごに

今回は「これって日本だったら絶対ダメだよね。でも台湾ではOKなんだ!?」な行動を5つご紹介しました。

日本から飛行機でわずか3時間、同じアジアで日本と同じ島国の台湾。

でも、習慣や考え方はこんなにも違うところがあるんですよね。

台湾へ来られた際には、ぜひ今回ご紹介した日本と台湾の違いのエピソードを思い出し、その違いを楽しんでいただけたらいいなと思います。

では、また〜。再見!(ザイ ジエン!)

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