クロッカスを見に行こう！～人気観光山岳リゾート地ザコパネの期間限定の楽しみ方～

人気観光地ザコパネの期間限定の楽しみ方！クロッカスを見に行こう！

ポーランド在住ライターのサトミがお届けします。

ポーランドの人気山岳リゾート地であるザコパネ。

ポーランド南部、スロバキアとの国境にあるタトリ山脈は、冬はスキー、夏はトレッキング客で賑わい、ザコパネはその滞在の拠点として1年中多くの観光客が集まります。

今回はそんなザコパネのあまり知られていない楽しみ方の一つである、クロッカス鑑賞に行ってみたレポートをまとめたいと思います。

 ザコパネって？

ザコパネは、ポーランド有数のリゾート地です。

クラクフからバスで2時間程度で行けるということもあり、ポーランド周遊の際に取り入れやすい場所でもあります。

リゾート地としての機能を備えているため、レストランやお土産探し、ホテルの選択肢は多様で、年間を通して日帰りでも長期で滞在しても楽しめるのが魅力です。

クロッカスが見られる期間

ザコパネは夏にトレッキング、冬にスキーのイメージが強いですが、近年どんどん人気が出てきているのが、春の数週間の間だけ見られる、紫の絨毯のように広がるクロッカスの花々です。

クロッカスの開花時期は気温などの天候によって変わるものの、概ね4月初旬にピークを迎えるようです。

クロッカスの花は枯れるのが早いので、開花のピークと重なる週末には一目それを見ようと3万人もの人々が訪れます。

私はピークを迎える週末を避けて木曜日に訪れましたが、それでもかなりの人がいました。

目的地

今回向かった目的地は、Polana Chochołówskaという場所です。

Polana Huciska という Polana Chochołówska の一歩手前でもクロッカスの群生を見ることが出来ます。

ただ、見やすさ、規模共に Polana Chochołówska の方が上なので、頑張ってここまで行って良かったと思っています。

道のり

ここへ行くには、ザコパネの駅近くのバス停から発車するミニバスに乗り、Dolina Chochołowska というバス停まで行きます。

ミニバスは乗り場ごとに行き先が分かれており、行き先は看板にきちんと表示されているためきちんと確認すれば間違えることはありません。

バスの料金は6〜8ズロチくらいだったと思います。

そこより先は一般車両の乗り入れが制限されているので、入場料を支払い徒歩で目的地まで向かいます。

Polana Huciskaまでは55分、そこからPolana Chochołówskaまではさらに55分程度かかるので、片道2時間の道のりです。

早めに歩けば片道1時間30分くらいで行くことも可能です。

飲み物などは買っておくこと！

バス停の近く、つまり入場料を払う直前と中に入ってすぐのあたりにはいくらかお店があります。

お土産を買ったり、写真のようにザコパネ名物の羊のチーズを食べたりできるので、トレッキングの前後に立ち寄るのもいいですね！

ここを逃すとしばらくはお店は無いので、飲み物など必要なものがあればここで買う必要があります。

徒歩がちょっときついな、という場合にはここからお金を払って馬車に乗って行くこともできます。

おじいちゃんおばあちゃん、子ども連れには嬉しい配慮です。

道行く途中にはちらほらクロッカスの花が咲いているのが見えます。

そこまでたくさん咲いているわけではないですが、目的地への期待感が高まります！

また、道の脇にはおびただしいほどのフキノトウが…！

馬の糞に埋もれているのもあるので食べたいとは全く思わないのですが、ちょっともったいなく感じてしまいます。

道は基本的に舗装されていて歩きやすいです。子供連れやベビーカーを押すお父さんお母さんも多く見かけました。

到着！

そんなこんなで1時間近くでPolana Huciskaに着きました。

ここでも相当な数のクロッカスを見ることができます。

小さな子供づれやお年寄りの人たちはここで引き返す人もいるみたいです。

この辺りには簡易トイレやベンチがあり休憩ができます。

トイレはこの先目的地に着くまでないので、必要であればここで済ませておく必要があります。

さて、私は少し水分補給をしてすぐに出発です。

ここまで日本人どころかアジア人は一人も見かけていません（笑）

馬車での旅は優雅そうです。

時々木に囲まれたところを通り、木陰の涼しさに癒されます。景色の変化はあまりないですが、いい空気の中リラックスして歩けます。

そして、1時間弱で目的地 Polana Chochołówska に到着です！

クロッカスの花々で彩られた紫の絨毯を堪能！

入り口から計1時間40分ほどで目的地に到着しました！

人が入って花を傷つけないように囲いがしてあります。

クロッカスが咲いている規模は、先ほどまでとは比べ物になりません。

圧巻です！

クロッカスが咲き乱れる中にはちゃんと道があり、通ることができます。

クロッカスを踏まない場所なら監察員の人に注意されることはないので、みんなおもいおもいの場所で休憩したり、写真を撮ったりしています。

本当に綺麗なのでついつい撮りすぎてしまいます。

そして、やっと休憩

クロッカスに囲まれながら食べたサンドイッチは絶品でした！

ここには休憩所があるのですが、ポーランド人の友人によればここのアップルパイは最高なのだそう。

と書いたものの、この日はお客さんで大行列ができていて食べれそうもないため泣く泣く断念しました。

たくさん歩いて食べるスウィーツはきっと格別でしょう…！

悔しい！

さいごに

この後、来た道を戻り、帰りのバスに乗ってザコパネ駅に戻りました。

帰りは行きのように写真を撮らなかったので、徒歩1時間30分程度でバス停まで着きました。

これでクロッカスの旅は終了です。

往復徒歩3時間以上をかけてでも行く価値のある絶景がそこにはありました。

写真映え、インスタ映え間違いなしですので、興味のある方はぜひ！

ザコパネの魅力はたくさんありますが、もしこの時期に行くことがあればクロッカスの紫の絨毯を見に行ってはいかがでしょうか？