カナダでよく見る面白い野生動物ベスト11
先生の紹介
- 約6年の海外生活を経て2008年に英国のセラピスト国際ライセンスを取得。
以後、様々な国で主にセラピー系の資格を取りながら現在はカナダに住んでいます。
私生活では2010年に結婚、2児の母として奮闘中。
新しい経験、自分を振り返るような経験を一生体験し続けたい。夢は絶えません。
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Contents
はじめに
皆さんこんにちは、うにです。さて、皆さんは北米の野生動物についてどのような印象がありますか?
カナダは自然保護区や国立公園が多く普段森に住む動物が公道や住宅地に出没することも少なくありません。
今回はカナダに生息する野生動物から、人間が暮らす地域でもよく見る面白い野生動物ベスト11をご紹介いたします。
記事の主なポイントは以下のとおりです。
- 動物の面白い習性
- 何処で見ることができるか
- カナダ人の彼らに対する捉え方
この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね♪
第11位:ビーバー
レア度 ★★★☆☆
日本語名はかわいらしく海狸(うみだぬき)といいます。実はビーバーは巣さえ見つけてしまえば身近に見ることができる動物です。ただ、夜行性なので見に行くなら夕方からがベストです。
一生伸び続ける強い歯でダム兼巣を作り自分の子孫に託すので巣は何十年も同じ場所にあることが多いんですよ。
国獣なんです
16世紀の後半ビーバー毛皮はカナダの毛皮貿易の主要産物となりカナダ経済に貢献したため1975年、ビーバーはカナダ国獣に指定されました。
ビロードのような柔らかい毛皮は重宝されビーバーの乱獲が進むと絶滅危機に陥りましたが今は数が増えているそうです。
第10位:スカンク
レア度 ★★☆☆☆
散歩中に出くわしたり車に弾かれている姿を見るスカンク。見た目は可愛いけど嬉しい出会いではないのです。
スカンクが身の危険を感じた時に出す臭気のある分泌物は4m以上も飛び、ゴムとごま油を一緒に焼いたような匂いは約1km先まで届きます。
出会ったらどうすればいい?
匂い以外の害は無いので一目散に逃げてください。ペットと散歩中にペットがおならをかけられた話はよく聞きます。
1週間は匂いが取れないとか…その間家に入れてしまうと家に匂いが付いてしまうそうです。匂い攻撃を受けた場合、色々な対処法がありますが1番よく聞くのはトマトジュースで洗う方法です。
第9位:リス
レア度 ★☆☆☆☆
この子達は日本だとスズメや鳩を見るくらいの頻度で見かけることができます。住宅街や公園でよく見るのは黒リス、アメリカ赤リス(写真)、灰色リスで山寄り、自然公園寄りになるともっと小さく臆病なシマリスを見ることが出来ます。
時々地面を掘ってどんぐりなど隠すのですがその後隠した場所を忘れてしまう子も多いとか。公園の砂場で一生懸命ナッツを隠しているリスも見かけたことがあります、なんとも可愛いです。
人間に害はあるの?
家庭菜園の作物を荒らす害獣として有名なんです。興味本位でチューリップの芽を噛じるなど食べないいたずらも大好き。住み着かれたら厄介な動物です。
第8位:野うさぎ
レア度 ★★☆☆☆
私は東カナダに住んでおり、野うさぎを見る割合はリスに比べると少なめなのですが昨年バンクーバーへ行った際立ち寄った住宅街で1庭に1うさぎというくらい野ウサギのいるエリアがあり驚きました。
この子達もかわいいですが同じく作物を荒らしたり噛じる害獣でもあります。
的になりやすい
臆病でリスよりものんびりしている野ウサギはコヨーテやフクロウ等肉食野生動物のターゲットになるので森よりも住宅街でよく見ます。
第7位:アライグマ
レア度 ★★☆☆☆
夜行性なので夜に家族で歩いている姿をよく見ます。雑食で何でも食べるので生ゴミを荒らす困った害獣でもあります。
リスやウサギよりも利口なので人間慣れしている子達は餌を貰おうとしますが実は気性の荒いアライグマ。彼らのためにも餌をあげるのは控えてくださいね。
食べる前に洗うの?
実は食べ物を洗っているわけではなく、水辺の生き物を探す習性から来る動作なのです。わざと食べ物を洗うときは暇つぶしや本能を思い出す行動と言われています。
第6位:グース
レア度 ★☆☆☆☆
ファッションダウンブランドのカナダグース(1957〜)としても有名なグース。
冬は米国南部、夏は北極圏で過ごす渡り鳥です。グース達のけたたましい鳴き声が聞こえると春と秋の到来を感じますが北米の比較的暖かい場所では渡りをしない群れも多いです。
何かに似ている?ヒナ
上の写真はグースのヒナです。何かに似ていませんか?私はレモンに見えて仕方ありません。春の公園に行くと大量のレモンが歩いているような錯覚に陥ります^^;
グースは一夫一妻制で3歳前後でパートナーを見つけた後は基本一生(約25年)添い遂げ共に子育てをします。負傷し野生動物病院へ行くパートナーを探し当て面会を続ける健気な子もいるそうですよ。
第5位:グラウンドホッグ
レア度 ★★☆☆☆
野原に巣穴を掘りのんびり暮らしている姿をよく見ます。天敵が少ないのか高速道路沿いの土手でも見かけますが、なにせ動作がウサギより遅いのでよく車に弾かれてしまうのです。
近い場所(間2mくらい)で出くわすとハッとした顔をしてお尻をプリプリさせながら逃げる姿がなんとも可愛らしいです。
面白い儀式が存在します
その名も「グラウンドホッグデー」。毎年2月2日にアメリカ・カナダの一部では冬眠中のグラウンドホッグを人間が起こし最初の動作で冬の幕開け時期を占う儀式があります。
グラウンドホッグが自分の影を見たら春は遠く、自分の影を見なかったら春はすぐそこということらしいです。
これはローマの聖燭祭「キャンドルマス」というハリネズミを使った天気予測がアメリカ・カナダに伝わったのですが当時のアメリカ・カナダにはハリネズミがおらずグラウンドホッグで代用→今もそれが続いているということです。グラウンドホッグからしたら大迷惑ですね。
第4位:ブルージェイ
レア度 ★★★☆☆
ご覧の通り鮮やかな青のグラデーションがとても綺麗な鳥ですが実はカラスの仲間なんです。性格は賢く気が荒いため他の小鳥達から嫌われていますが弓矢のように飛ぶ姿はついつい見とれてしまいます。
マスコットとしても有名
トロントのホッケーチーム、ブルージェイズにはブルージェイのマスコットが3羽(人?)います。エース君とガールフレンドのダイヤモンド、2011年に弟のジュニアも登場しました。
ちなみにこのブルージェイズ、日本人も在籍しているそうですよ。
第3位:コヨーテ
レア度 ★★★★★
自然公園地区と住宅街の境目でたまに見ることのできるレア野生動物です。大きさと習性は狼と犬の間といったところで基本的には家族群で行動します。
夜行性で小動物、昆虫、果実、時には魚も食べる雑食性の動物で普段はめったに人前に姿を表しません。
臆病な動物なのですが人間を襲うこともあります。2009年カナダで19歳女性がハイキング中にコヨーテに襲われ亡くなるという事件がありました。
大型犬よりも小さく可愛いのですが見つけても呼び寄せないよう注意してください。
コヨーテの遠吠え
コヨーテという名前はメキシコのナワトル語”Coyotl”(歌う犬)が由来で、彼らの遠吠えは狼や犬よりも声が高く合唱をしているようなのです。youtube等で聞くことが可能ですよ^^
第2位:シカ
レア度 ★★☆☆☆
トレイルで散歩中や自然公園内をドライブしているとオジロジカを見ることがあります。たまに道路脇からひょっこり現れることも。
ロッキー山脈やアルゴンキン州立公園など自然が豊かな所で運が良ければムース(ヘラジカ)やエルクも見ることが出来ますよ。
恥ずかしがり屋さんなんです
野生のシカは臆病で、夜に群れで行動することが多くオスとメスは別々の群れを作るそうです。私は夜に若いシカの群れを見たのですが遊び方が人間の子供のようで可愛かったです。
カナダは街を少し離れると野生動物が頻繁に現れるので車の飛ばし過ぎには注意してくださいね。
第1位:クマ
レア度 ★★★★☆
実はクマはコヨーテよりもよく見られる動物です。カナダには主に2種類、温厚で臆病なブラックベアと気象の荒いグリズリー(ハイイログマ)がおり、カナダにブラックベアは約40万頭いますがグリズリーは約2万頭しかいないそうです。
冬眠の準備のために太ったクマやお母さんクマは丸く可愛らしいフォルムをしています。
走ったら早いんです
普段のんびり行動をしているクマ達ですが、走ると人間より早く時速50キロを超えるそうです。人間の平均が時速20キロ前後だそうなので見た目によらずとても早いですね。
さいごに
さいごに今回はカナダの野生動物について書きましたがいかがだったでしょうか。カナダには他にもおもしろい動物が沢山います。
それぞれの野生動物の習性が分かると見つけやすく面白いのでカナダに来られた際は楽しみの1つとして是非観察してみてください^^
前回は、カナダで国際結婚する前によく知っていたほうが良かったことベスト10をお届けしましたが実は私、先日骨折しまして… 前回の記事第7位:医療制度〜の所に書き加えましたので是非読んでみてくださいね。それではまた!
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