共働きがほとんど!北欧文化に学ぶ家事育児分担の秘訣ベスト5

先生の紹介

- 日本在住、ライターのゆきみ百花です。理系院生の彼と同棲中。
セラピストとしても活動しています。音楽とアイドル、食べることが大好き!チキンが特に大好きなので、韓国料理はたまりません……!大学時代は、社会学部でジェンダー学やこども学を専攻。恋愛や結婚、子育て、性教育などのジャンルを得意としています。結婚アドバイザーの資格あり。
楽しく読めて、学びも得られるような記事を目指して執筆していきます!
よろしくお願いします!
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Question
北欧は子育て支援が充実しているとよく聞きます!
家事育児の分担もしっかりできているとか!
日本と北欧の家事育児の違いについて教えてください!miharuさん 30代 主婦
教えて、先生!

みんなは北欧の子育てのこと何か聞いたことある?

のんびりなイメージだから子育てものんびりできるのかな?

北欧は税金が高いのは知ってマース!

その税金が高いのが、何か関係あるのかな?

乙女チャン正解デス!
北欧は税金が高いけど、その分子育て支援がしっかりしてるんデース!!
- 北欧は夫婦の8割が共働き
- 働きながら家事を完璧にするにはそもそも無理!という認識がある
- 社会全体が家事育児しやすいように整っている
この記事は【5分】でササ―ッと読めマース
5位:高福祉で高負担な制度
フィンランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧3国は、社会保障制度が特に整っているといわれています。
その社会保障制度を支えているのが、税金です。
現在、日本の消費税は10%ですが、北欧3国は約25%とかなり高い税率になっています!!
高い税率である北欧ですが、さまざまな手当が教育費の無償化など国民にわかりやすい形でリターンされているのが特徴。
日本は、北欧3国とは逆に低負担低福祉なので、税率が少ない分、社会保障も少なくなっています。
子育てに関する社会保障
北欧3国では、国ごとに多少差はありますが、基本的に小・中・高・大の教育費と16歳までの医療費が無料!
また、男女ともに育休を取ることがスタンダードなので、育休を取るために会社に直談判をするなんてことはありません。
産後の職場復帰の支援もしっかりとしているので、妊娠、出産で仕事を辞める女性はほとんどいないのが北欧3国の特徴です!
この充実した社会保障制度が、北欧の家事育児分担の文化に繋がっていきます。
4位:出産から子育てまでの手厚いサポート
北欧3国は、全体的に出産や子育ての制度が整っています。
そのなかでも注目したいのが、フィンランドの「ネウボラ」という制度!ネウボラは、フィンランド語で「助言の場」という意味です。
産前から小学校入学まで全家庭が無料で利用することができます。
産前から小学校入学まで基本的には途切れることなく同じ保健師が担当するので、安心して関係を築くことができます。
日本では、相談できる相手がいなく孤独になって「産後うつ」を発症してしまう女性も少なくありません。
「ネウボラ」をイメージした施設が日本にも少しずつ増えているので、もっと気軽に出産や子育ての不安や悩みを相談できる環境がこれから少し増えてくるのではないでしょうか。
マタニティボックスのプレゼント
フィンランドでは、産後に必要な赤ちゃんの衣類など一式がセットになった「マタニティボックス」が国から届きます。
産後すぐに必要になるものが網羅されているので、マタニティーボックスがあれば出産間近に焦って産後に必要なものを揃える必要がありません。
このマタニティーボックスがいらない場合は、代わりに約2万円が支給されます。
日本では、産後必要なものを1つずつ買い揃える必要があり、費用も時間もかかってしまうので、出産祝いとしてマタニティーボックスを贈る人もいます。
また、浦安市では、フィンランドを参考に、独自の取り組みとしてマタニティボックスを贈る取り組みを始めています!!
3位:学生の頃から家事をする環境で育つ
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北欧では、学生時代の家庭科の授業で実践的な家事を学びます。
その時だけでなく、将来も役に立つような「家事を早く終わらせるコツ」や「お皿の洗い方」を学べるため、家庭にも活かしやすいのです。
また、義務教育や高校が終わったら、勤務先や進学先が家から近くでもひとり暮らしを始める人が多い!
ひとり暮らしを始める時の費用も、国からのサポートがあります。
早くからひとり暮らしをするため、自活する力がつきやすいことが、結婚後の家事分担にも影響しています。
今の子育て世代の両親も共働きだった
北欧では、女性の社会進出が早かったため、今の子育て世代の両親も共働き家庭であったパターンが多いです。
小さい頃から、共働きで家事育児を分担していた両親を見ていると、自然と家事育児分担の価値観がうまれていきます。
そのため、北欧では家事育児を分担するのは「あたりまえ」とされており、妻だけに家事をやらせている人はむしろ「恥ずかしい」とされます。
日本では、今の子育て世代の両親はまだ専業主婦家庭が多かったため、何も家事育児をしない父親を見て育った男性も多いですよね。
北欧のような、良い連鎖が日本でも増えてくると、家事育児の分担もうまくできるようになってくるのではないでしょうか。
2位:働きながら家事を完璧にやるのは無理!という認識がある
北欧では「働きながら家事を完璧にやるのは無理」という認識が男女ともにあります。
そして、根底に「得意な人がやればいい」という認識があるので、その認識が自然な家事分担に繋がっています。
働きながら家事をするのは難しいとお互いに思っているからこそ、過度に期待したり、頑張りすぎたりしないで夫婦で家事を分担することができます!
今の日本では共働き家庭が増えていますが、求められている家事のレベルは、専業主婦家庭がほとんどだった時代とさほど変わっていません。
仕事もして、家事も完璧に!となれば、疲れ果ててしまいますし、夫婦間で揉めてしまう機会も増えますよね。
今のライフスタイルに合わせて、家事の仕方もアップデートしていく必要があります!
豪華な食事はそんなに求めていない
北欧では、基本的にそこまで手の込んだ食事を食べません。
平日は同じメニューでも構わないという人もいますし、出来合いのものが食卓に並ぶのもごく普通なことです。
そのため、共働きでも炊事に関してあまりストレスになることがありません。
また、ほとんどの家庭で食器洗浄機が導入されているので、お皿洗いが負担になることもないのです!
日本では、一汁山菜の文化があり、品数が多く彩豊かな食事が正しいとされていますね。
そのため、普段の食事やこどものお弁当も、栄養満点で彩よく!と忙しいなか、完璧な食事を目指している方が多いのではないでしょうか。
食文化は日本の誇りであり、素敵なところではありますが、共働きで炊事をしていくとなると、手を抜くことも大切です。
宅配で決められた献立の食材と調味料が届く「 Oisix 」などのサービスの利用もぜひ検討してみてください!
1位:家族を1番大切にする文化
北欧では、何よりも家族を1番に大切にしよう!という文化があります。
そのため、夕食を家族で食べるのはとても大切なこと。
北欧では、基本的に4時、5時が定時の人が多いので、家族と夕食を食べたり、こどもと接したり、家事をするのに十分な時間があります。
そのような文化や社会の仕組みがあるからこそ、家事育児の分担が自然としやすいのです。
日本も、北欧のようにゆとりのある家族時間を!と思っても、多忙であったり、お金を稼ぐためには残業が必須だったり、早く帰りたくても帰れない方も多いと思います。
すぐには変えられない社会の仕組みの中で、どのように家族時間を確保していくかが大切ですね。
最新家電を導入して家事の時間を短縮したり、残業のない会社に転職したり……
今の社会の中で、夫婦が家事育児をうまく分担してやっていけるように、お互いの工夫や話し合いが大切になってくるのではないでしょうか。
個人を大切にする文化
北欧では、基本的に個人を大切にする文化が根付いています。
男女、こどもも関係なく、ひとりの人間として尊重する文化があるので、日本人がよく陥りがちな「男だから」「女だから」という概念がありません。
男だから家族のために稼がなければならない、女だから家事をしなければならない、そんなことはありません。
ひとりの人間として、お互いが支え合っている夫婦が多いからこそ、北欧には、家事育児分担の文化があります。
片方が大変な時期なら余裕のあるほうが家事をやる!など、自然と分担ができるのです。
日本で、家事育児分担がうまくいかないことが多い原因の根底には、性別役割分業の固定観念があるのではないでしょうか。
「男だから」「女だから」ではなく、ひとりの人間として、お互いが協力できるような形を見つけていきましょう!
さいごに
今回は、北欧文化に学ぶ、家事育児分担の秘訣ついてお話しました!高負担高福祉の北欧と低負担低福祉の日本。
北欧と社会の仕組みからまず違っている日本ですが、北欧の家事育児文化の知恵を活かせることはあります!
今回の記事を通して、日本で「あたりまえ」とされている家事レベルは、他国と比べて高いことを感じていただけたでしょうか。
特に、日本の食文化・お弁当文化によって生まれる家事の負担は、共働き世帯には特に大きな負担になっているかと思います。
女だからしっかり家事をしないと、彩豊かなご飯を作らないと、男だから稼がないと!
ではなく「個人」としての負担やライフスタイルを考えながら、家事育児分担についてぜひ話し合ってみてください!
お互いに無理しすぎず、家事をある程度こなしながら、ゆとりのある家族時間を持つことができる家庭が増えることを願っています。
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