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これであなたもカフェマスター!オーストラリアで流行りのコーヒーカスタマイズベスト10

コーヒーカフェ
オーストラリア

先生の紹介

ゆっぽ
初めまして。WEBライターのゆっぽと申します。
2024年1月~オーストラリアのシドニーで、SNSマーケティングを勉強しています。
大学を卒業後、これまで5か国での海外滞在歴があり(オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、オランダ、アイルランド)、約6年間にわたる海外生活を通して現地の文化と英語について学んできました。
これまでの経験を活かして、日本人から見た異文化での新しい発見や国際交流、価値観などについて読者のみなさまのヒントになるような記事の執筆を目指しています。

はじめに

オーストラリアのカフェは日本と比べてメニューや注文の方法が全然違うということをご存知でしょうか?

「ブレンドコーヒーください」と言っても全然通じず、赤っ恥をかいてしまう可能性も…。

今回の記事では、オーストラリアのカフェで注文できる、ちょっと変わった特別メニューやカスタマイズの方法について解説します。

記事の主なポイントは、以下の通りです。

  1. カフェイン量を調整したいときに使える表現
  2. オーストラリアで人気のミルクのオプション
  3. アイスコーヒーの正しい注文方法

この記事は5分で読み終わりますので、さいごまで読んでいってくださいね!

第10位:ピッコロラテ

みなさんは「ピッコロラテ」というドリンクをご存じでしょうか?

日本人にはあまりなじみのないこの名前、実はオーストラリアではひそかに人気のメニューでもあるんです。

ピッコロ(piccolo)」とはイタリア語で「小さい」という意味で、文字通りミニサイズのカフェラテのことを指しています。

地域によって異なる名称で呼ばれている?

オーストラリアやニュージーランドなど、オセアニア圏では「ピッコロラテ」という愛称で定着しているこちらのドリンク。

実はアメリカやカナダなどの北米地域では「コルタード」という名前で呼ばれているんです。

コルタード(cortado)」とはスペイン語で「切る、薄める」といった意味があり、エスプレッソをミルクで薄めていることからこの名が付いたのだとか。

訪れる国によってさまざまな呼び名があり、ビジュアルもとても可愛らしいドリンクなので海外のカフェに行ったらぜひ一度トライしてみてはいかがでしょうか?

第9位:ホットチョコレート

子どもから大人まで、みんなが大好きなホットチョコレート。

日本では主に「ココア」という愛称で親しまれています。

外国ではホットチョコレートとココアをそれぞれ別のドリンクとして扱っている場合が多く、一般的にホットチョコレートはココアよりも甘い味付けになっています。

ホットチョコレートに欠かせないトッピング

そのまま飲んでももちろん美味しいホットチョコレートですが、オーストラリアではホットチョコレートを注文すると必ずあるトッピングが付いてきます。

そのトッピングとはズバリ、老若男女問わず愛されているお菓子、「マシュマロ」です。

熱々のホットチョコレートにマシュマロをトッピングすると、みるみるうちにマシュマロが溶け出して甘い香りが口の中いっぱいに広がります。

カラフルなマシュマロにテンションも上がる!

オーストラリアのマシュマロは白やピンク、イエローなどカラフルなものが多いので見ているだけでもとってもワクワクします。

まるでキャンプファイヤーを楽しんでいるような気分で、本場のホットチョコレートを堪能したらあなたもきっとハマってしまうこと間違いないでしょう。

第8位:エクストラショット

最近では日本でもスターバックスやタリーズコーヒーなど、欧米のカフェ文化に影響を受けているコーヒーチェーンが主流になってきました。

それに伴い、消費者もコーヒーに対するこだわりが徐々に強くなっている傾向が見られます。

例えば同じコーヒーでも、お店によってはカフェインの量を調整することで味に強弱をつけることができます。

コーヒー愛好家たちが好むカスタマイズ

オーストラリアではカフェインの量を多くしたい場合、メニューに「エクストラショット(Extra shot)」と付け加えることでよりパンチの効いたコーヒーを味わうことができます。

また、それとは逆にカフェインを抑えてマイルドなコーヒーに仕上げたいという人のためのオプションもあります。

・Half strength (カフェイン2/1)
・Quarter strength (カフェイン4/1)
・single shot (シングルショット)
・Decaf (カフェインレス)

眠気覚ましのカフェインが必要なサラリーマンや体を労わる妊婦さんなど、カフェに訪れる人々は様々です。

そういった一人一人のリクエストにも応えられるように、オーストラリアでは柔軟なコーヒーカスタマイズを導入しているお店が多いです。

第7位:ドライカプチーノ

コーヒー

みなさんはカフェに行って「カプチーノ」を注文したことはありますか?

エスプレッソとふわふわに泡立てたフォームミルクを混ぜ合わせて作るのがスタンダードなカプチーノで、幅広い世代に人気のドリンクでもあります。

しかし、オーストラリアではこのカプチーノにひと工夫加えて楽しんでいるコアなファンが多いようです。

「乾いた」カプチーノって?

オーストラリアのカフェで働いていると、度々耳にする「ドライカプチーノ」というオーダー。

実はこれ、通常のカプチーノよりもフォームミルク、すなわちモコモコの泡を多めに注ぐ特別なメニューなんです。

どんな口当たりなの?

液体の分量が少なくなる分、口当たりはとってもふわふわでまるでわたあめを食べているような感覚に似ています。

どちらかというと年配のお客さまに好まれているこちらのメニューですが、作るのに技術が要るためバリスタとしての腕が試されるドリンクでもあります。

ちなみに泡が少なめの水っぽいカプチーノは、「ウェットカプチーノ」と呼ばれています。

第6位:マキアート

みなさんは「マキアート」と聞いていったいどのようなドリンクを思い浮かべるでしょうか?

日本でなじみのあるもので言うと、スターバックスの「キャラメルマキアート」のようにシロップがかかっていて甘さが際立つメニューの印象が強いかもしれません。

ところが本場オーストラリアのマキアートは、日本とは全く異なるコーヒーになっています。

「長さ」を表す単語とセットのマキアート

マキアート(macchiato)」にはイタリア語で「染み」という意味があるのですが、実はこれはエスプレッソに注がれるミルクの量を表しています。

オーストラリアでは先ほどご紹介したピッコロラテと同様、小さいグラスにティースプーン1杯分のフォームミルクを注いだものを「ショートマキアート」と呼びます。

その一方で、エスプレッソの量がダブル(60ml)になったものは「ロングマキアート」と呼ばれています。

どちらもエスプレッソが主役の大変苦みの強いコーヒーになっていますので、日本のキャラメルマキアートと混同しないように注意が必要です。

第5位:オーツミルク

最近では日本のカフェでも、牛乳以外に様々なミルクのオプションを見かけるようになりました。

牛乳をはじめとする動物性のミルクに対してそれらは「植物性ミルク」とも呼ばれています。

その中でもひと際人気を博しているのが、オーツ麦から作られる「オーツミルク」です。

栄養満点でヘルシーなオーツミルク

植物性ミルクの中には豆乳やアーモンドミルクなど、やや味のクセが強いミルクが目立ちます。

それに対してオーツミルクはほんのりと甘みが感じられ、大変飲みやすい味わいになっているのが特徴です。

また、食物繊維が豊富で腸内環境を整えたり、血糖値の上昇を抑える効果も実証されています。

コーヒーとの相性は?

ヘルシー志向の強い国でもあるオーストラリアでは、今では牛乳と並んで人々に欠かせない存在になっているオーツミルク。

どんなコーヒーとも相性がぴったりなので、気になる方はぜひ一度試してみてくださいね。

第4位:ターメリックラテ

カレーをはじめとするインド料理には欠かせないスパイス。

その中でも重要な役割を担っているのがこの「ターメリック」です。

ウコンの茎を乾燥させて作られ、近年では「スーパーフード」との呼び声も高いターメリックですが、実はカフェ業界でも注目を集めている食材の一つでもあるんです。

見た目も鮮やかなターメリックラテ

チャイラテにも代表されるように、コーヒーとスパイスを組み合わせる動きは以前から顕著に表れていました。

そして今回、満を持して世に解き放たれたのがこちらの「ターメリックラテ」というわけです。

どんな味がするの?

一口飲んでみると、ターメリックのスパイシーな香りとミルクのマイルドさが合わさって、なんとも言えない絶妙なハーモニーを奏でます。

ビジュアルはまさにパンプキンスープのような鮮やかな黄色で、シナモンがトッピングされることが多いです。

パウダーがあればご自宅でも簡単に作れますので、気になる方はぜひトライしてみてはいかがでしょうか?

第3位:ダーティーチャイ

先ほどご紹介したターメリックラテと並んで人気のスパイス系ドリンク、チャイラテ。

カルダモンやクローブといった多種多様なスパイスが使われていることで味に奥行きがあるのが特徴です。

そんなチャイラテから派生した新たなコーヒーがまさにこの「ダーティーチャイ」です。

紅茶とコーヒーの融合が生み出す新しいドリンク

ダーティーチャイのレシピはいたってシンプルで、通常のチャイラテにエスプレッソショットを追加するだけで完成です。

ミルクの甘さとスパイスの香りが特徴のチャイラテに、コーヒーをプラスすることでさらにコクが生まれ、非常にバランスの取れた味わいになります。

オーストラリア人はチャイを愛する人が多く、そこにコーヒー愛好家のリクエストも加わって誕生したまさに奇跡のようなドリンクと言えます。

使用するチャイもパウダーや茶葉など、お好みで使い分けることでさらにカスタマイズを楽しむことができます。

第2位:ミルクシェイク

甘党のオーストラリア人が愛してやまないドリンクでもあるミルクシェイク。

季節に左右されることなく、年間を通じて大人気のメニューとなっています。

人気の秘密は何と言ってもストロベリーやバナナ、チョコレートなど味のバリエーションが豊富な点でしょう。

アイスクリームの量が2倍⁉

ミルクシェイクの裏メニューのような立ち位置として、ひそかなブームを築いているドリンクをご存知でしょうか?

通常のミルクシェイクに使用するアイスクリームの量を2倍にした、その名も「Thick shake」です。

文字通り、非常に濃厚でどっしりとしたミルクシェイクに仕上がり、美味しさもカロリーも2倍になります。

頑張った自分へのご褒美にぜひオーダーしたい、とっておきのスペシャルドリンクですね♪

第1位:アイスコーヒー

栄えある第1位がアイスコーヒーと聞いて少し驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

日本ではどこのカフェでも必ずと言っていいほど存在している、まさに定番中の定番メニューですよね。

ドリップしたコーヒーに氷を加えただけのシンプルなメニューと思われがちですが、実はオーストラリアのアイスコーヒーは日本のものとは180℃異なっています。

見た目はまるでフラペチーノ⁉

まず大前提として、オーストラリアのアイスコーヒーはエスプレッソとミルクがベースになっているので、日本で言うところのいわゆる「アイスカフェラテ」になります。

そこへさらにアイスクリームとホイップクリームをこれでもかといういうほどトッピングし、最後にココアパウダーをふりかけたら完成です。

日本式のアイスコーヒーを注文する方法

当然のことながら味は「甘い!」の一言に尽きるので、日本のブラックなアイスコーヒーを期待していた場合はことごとく裏切られる結果になります。

ではオーストラリアで普通のアイスコーヒーを注文したい場合は何と言えば良いのでしょうか?

これはお店にもよりますが、通常は「アイスアメリカーノ」や「アイスロングブラック」、もしくは「コールドブリュー」というメニュー名で表記されていますので注意しましょう。

さいごに

カフェ文化が盛んなオーストラリアでは、街を歩いているとそこらじゅうにオシャレなカフェを発見することができます。

そのどれもが独自のこだわりを持っており、そこへ根付く人々に愛されるお店として存在し続けています。

事実オーストラリア人はみな、それぞれお気に入りの行きつけカフェを2,3軒持ち合わせており、毎回注文するメニューもほぼ同じである場合がほとんどです。

そうした顧客のニーズに対応できるように、様々なカスタマイズが生み出された結果、現在のオーストラリアのカフェ文化が誕生したのだと言うことができます。

みなさんもオーストラリアを訪れた際には、ぜひ今回の記事を参考にして現地の人々をあっと驚かせるようなコーヒーカスタマイズを試してみていただければ幸いです。

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