ドイツに移住したらかならず遭遇するであろう嫌なことベスト3
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- ドイツ在住の各専門分野に精通した日本人女性ライターが、ドイツの今をお伝えします。
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Question
先週、イタリア人男性と食事に出かけた際、口説かれているのが分かるくらい、甘い言葉を掛けられました。 けれど、イタリア人男性は移り気が激しいと聞きます。 掛けられた言葉が、本当なのか、嘘が混じっているのかわからなくなります。 そこで、イタリア人男性が良くつく嘘を教えてください。
satou さん 愛知県 30代 OL
教えて、先生!
皆は、ドイツに住んだらどんな嫌な事に遭遇すると思う?
ドイツでは、人によって言ってることがかなり違うので、ドイツ人でもイラつくことがあるようデスネ!
これはあるある案件なのね!
ちなみに、ドイツへ行ったら嫌な思いをする事は他にもありマース!
- 飛行機のストライキ
- 交通機関の遅れ
- 差別的な発言
この記事は【5分】でササ―ッと読めマース
4位:ストライキ
まずはストライキ。
その中でも何よりも怖いのが、飛行機や空港のストライキ。
私も経験があるのですが、ドイツの航空会社がストライキで機能していないということで、提携のある日本の航空会社に飛行機が変更になり事なきを得ました。
珍しくないものの…
私の場合はうまくいったので良かったのですが…
私の彼は、今年の春にアメリカに行く予定だったのに、フランクフルト空港がストライキでほとんどの便が数日フライトできない状態に。
いつフライトできるかも定かではなく、予定が狂ってしまったので、彼は結局アメリカ行きを取りやめてしまいました。
ドイツでは、労働の権利についてストライキを起こすことは珍しくありません。
ですが、空港や航空会社のストライキは、ドイツと日本を行き来する私にとっては恐怖でしかありません(怖)
3位:交通機関の遅れ
ドイツに住んでいなくても、旅行で1週間ほど滞在して交通機関を利用すれば遭遇すると思います。
『電車の路線の上に木が倒れてきたのでここで降りてください。』
『ここからは用意したバスで移動してもらいます。』
私自身初めてドイツを旅行で訪れた際に、こんなことを言われたことがありました。
その当時は、ドイツ語もほとんどわからず、優しいドイツ人に助けられながらなんとか目的地にたどり着くことができました。
普段の生活でも数分の遅延は当たり前ですし、それを気にする人もあまりいません。
冬は厚着必須
寒いドイツの冬に、寒さを凌げる場所もない無人駅で30分電車が遅れていたときは、本当に記憶が無くなりそうなほど凍えたのを覚えています(笑)
冬にドイツで電車に乗る際は、かなり厚着して待つことに決めました。
バスの遅れは日本でも普通ですが、ドイツでは30分遅れなんてことも珍しくはありませんよ!
逆に早く来すぎな時も!?
遅延ならまだいいのですが、結局遅れたバスが遅れを取り戻すためにルートを変更してしまいバスが来ない、ということは日常茶飯事。
逆に、「予定よりも5分以上バスが早く来てしまい、すでに出発していた」なんてこともありました。
遅延しているバスを待つぶんにはいいですが、予定よりも早く出発するのはいかがなものかな…と思います(笑)
2位:差別的な発言
ドイツに限らず、海外で生活したことがあるという方達の多くから、こんな事を聞きます。
「差別的な発言や行動をされたことがある」
ドイツでは第2時世界大戦時のナチスの影響から差別に関しては厳しく、安易に差別的な発言をすることなど許されないという風潮があります。
でも、差別的な言動をする人たちがいるのも事実なのです。
私自身も何度か経験したことが
日本人女性、アジア人女性を軽視したような発言をすれ違いざまにされたり…
クラブでは目を指で釣り上げたポーズをされたこともありました。
電車の中でも、目の前に座っていた人に、「外国人のよそ者がこの国を悪くしていく…」などと言われて怖い思いをしたこともありました。
このように心無い言動をする人はごく一部の人達で、大抵のドイツ人は親切で優しいですが、このような経験は辛い記憶として残ります。
こう思うようにする
私の場合、最初は傷ついたりもしていましたが、「こんなふうに差別的なことしか言えない人は可哀想なんだな」と思うようになりました。
ドイツに限らず、日本にも外国人を差別する人たちもいると思います。
心の中で何を思おうが構わないですが、いい歳をした大人が差別的な発言を面と向かってするのは問題ですよね。
これから海外へ行くという方達へ!
差別を受けることもあるかもしれませんが、そんな時は私のように「可哀相な人達」と思って受け流すことをオススメします(笑)
1位:たらい回しにされる
これはもう定番と言っても過言ではないと思いますし、ドイツに住んでいてかなりストレスを感じる出来事の一つと言って間違いありません。
役所での手続きや学校での手続きでは、ほんとうに人それぞれ言うことが違うのです。
例えば、保険に加入する際に、「加入するには書類Aが必要だからまずはそれを持ってきて」と言われます。
書類Aを取りに行くと、「これを発行するには書類Bが必要だからそれを持ってきて」と言われます。
すると「書類Bを発行するには書類Aがないと出来ない」と言われるのです(呆)
永遠に発行できないじゃん
途方にくれ、苛立ちも限界を迎えます。
「どこに行けば正しいインフォメーションが貰えるの!?」
「書類Aの担当者は書類Bがないと発行できないって言ってたんだけどどういうことなの?」
などと強くでてみると、「わかったわ。仕方ないから発行してあげる」
というような流れで、なんとも適当に書類の発行がされることもあります(笑)
「みんな面倒くさいからしてくれないだけなんじゃないの」
と不信感すら抱くようになります!ほんとうに(笑)
その割に契約や解約に関しては書類に忠実に、厳しいドイツ…
不思議な縁がある…?
二度とドイツなんかに住むものかー!と思うこともありましたが…
不思議なもので、ドイツには縁があるのか気づけば7年も住んでいます。
パートナーもドイツ人男性で、将来彼と結婚してドイツに住むこともほぼ確定しているので、この先ずっとドイツに住むことになるのでしょう。
結婚や子供が生まれたとき、手続きをとらなければいけないことを思うと不安と憂鬱感しかありません(笑)
さいごに
ドイツに住んでいる人、住んだことがある人はこの4つは経験していると思います。
日本人とドイツ人は勤勉で真面目なところが似ているとよく言われますが、ドイツに住んでいるとそんなに似ているとは思えなくなりました(笑)
もちろんドイツにも日本にも真面目な人もいますし、不真面目な人もいますから個人差はあると思います。
しかし、少なくとも日本の役所でたらい回しにされる経験をされた方はほとんどいないのではないでしょうか?
私のパートナーはドイツ人ですが、彼でさえもドイツ人の役所の対応は適当だし、インフォメーションも言うことが違うと時々苛立っています。
そのため、日本で生まれ育った人が、ドイツに住んでこんなことを経験すると驚くことは間違いないと思います。
日本に住んでいたときは当たり前だと思っていたことが、実は凄いことだったとドイツに住んで気づいたことも多くありますし、その逆も然りです。
日本で培った良さを忘れずに、その国に上手く馴染んでいくこと。
それが海外生活でストレスを少なくするためのコツかもしれません。
これから旅行や住む予定の方へ
これからドイツに旅行に行く方、住む予定の方がこの記事を読んでいたとしたら、少し不安になってしまったかもしれません。
ですが、案ずるより産むが易しという言葉があるように、このような経験をするかどうかはわかりません。
経験してしまったら、それはそれで今後の為のいい経験になるのでそんなに不安になる必要はないですよ◎
不安もあるかもしれませんが、せっかくのドイツでの生活を楽しんでほしいと思います♪