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唖然!日本人には理解できないコスタリカ人の苗字・名前の不思議

横一列に並び肩を組む大家族
日本

Question
最近知り合って、ちょっといい感じのコスタリカ人男性がいるんだけど、本名がなかなか覚えられないの!
どれが苗字で、どれが名前?
日本とはシステム違うとは思うけど、どうしても理解できなくって・・・
コスタリカ人の名前にまつわる疑問、誰か解決して!MEGUMI さん 東京都 20代 OL

教えて、先生!

先生先生
その疑問、コスタリカ人男性と結婚して早10年。
未だに義母の名前を覚えられない(覚える気のない)日本在住ライターの JOYCHITA がお答えします!
コスタリカって、苗字も名前も二つもしくはそれ以上が当たり前なのって知ってる?

恋する乙女恋する乙女
え!?
苗字も名前も二つ?
それ以上って更に理解不能なんだけど・・・
なんて呼べばいいか悩んじゃう!

王子様王子
乙女ちゃん、そこを理解しないと友達以上にはなれないんデース!
コスタリカ人の名前には、色々な意味が隠されているんデース!

恋する乙女恋する乙女
色々な意味って何!?
苗字なんて、単にお父さんの苗字を名乗るだけじゃないの?

王子様王子

乙女ちゃん、そこがコスタリカの面白い所なんデース!

  • 苗字も名前も継承する文化。
  • 思いが強すぎて特徴的な名前に。
  • 家系図が凄いことに。

この記事は【4分】でササ―ッと読めマース

先生先生
家族大好き、マザコン当たり前のコスタリカ人男性!
そこで今回は、コスタリカ人の名前や苗字にまつわる不思議をご紹介します。

5位:名前は二つが当たり前!

名前が二つというのは、外国籍の方にとってはごく当たり前の事。

でも例外もあるのがコスタリカ・・・

JOYCHITA の義母さんの名前には、なぜか「〇〇の」を意味する de が入っています・・・

一説には由緒ある家庭の出身者を表す場合、もしくはキラキラした唯一無二の名前にしたい時に使うそうです。

どっちで呼ぶか迷っちゃう!

名前が二つあると、どちらで呼ぶか迷ってしまいます。

コスタリカの場合、ファーストネームよりミドルネーム、つまり二つ目の名前で呼ぶことがほとんどです。

ミドルネームで気軽に呼び合えると、2人の仲の親密度合いが分かります。

4位:兄弟・姉妹全員同じ名前!

キリスト教信仰が根強いコスタリカでは、愛する子供達に聖人に由来する名前をつけることがあります。

なので男の子の場合はイエス・キリストを意味する Jesús (ヘズース)女の子の場合は聖母 María マリアが大人気!

そこで日本人なら誰でも「えっ!?どうしてそうなるの?」と思うのが、兄弟姉妹全員が同じ名前だってこと。

私の知る限り、8人姉妹全員 (María )マリア、5人兄弟全員( Jesús )ヘズースって友達がいました。

どうやって呼んでるの?

スマホや SNS が発展して、一昔前の様に自宅に電話を掛ける機会はめっきり減りました。

自宅に電話を掛けていた時代はさぞかし混乱したことでしょう。

では家庭の中ではどうやって呼んでいるのでしょう?

それは簡単!

家庭内ではそれぞれニックネームがあるんです。

日本語で言う〇〇くん・ちゃんはもちろん、大きい・小さいなどの形容詞、巻き毛の〇〇など色々なんです。

さすがに相手を貶すようなニックネームはご法度です!

3位:苗字も二つ!

苗字が二つってどういうこと?

結婚したら相手の姓を名乗り、苗字は一つの日本人には到底理解できないのがコスタリカ人の苗字の仕組みです。

コスタリカ人の苗字は、始め(第一氏)に父方の第一氏、二番目に母方の第一氏が付く面白くもあり複雑な制度。

結婚しても変わりません。

なので JOYCHITA の旦那苗字は、父方第一氏と母方第一氏が付いています。

子供が産まれた時点で、それぞれの第二氏は残念ながら消失してしまうのです。

ちなみに我が家の場合は、日本国内では主人の第一氏を名乗っています。

がコスタリカ政府に登録した息子の名前は、名前+主人の第一氏+ JOYCHITA の旧姓で登録されています。

第一氏しか継承されない?という事は・・・

ここで勘のいい方なら気づいたはず!

夫婦はもちろん別姓ですが、子供に第一氏しか継承されないという事は、両親と子供の苗字が違うってこと!?

その通りなんです!

第一氏を辿れば家族だという証明は出来ますが、日本人の感覚ではちょっと理解し難いのがコスタリカなのです。

ちなみに離婚して再婚して、新たに子供を授かると兄弟・姉妹も別苗字になるのです・・・

2位:先祖代々、由緒正しき名前

日本でも古来から、両親や祖父母の名前から一字を取って名付ける事が多くありました。

現在JOYCHITAが暮らす南の島にも、代々同じ漢字を使う文化が根強く残っています。

コスタリカで、男の子に代々同じ名前をつけることで家族の結束を高めるという考え方があります。

日本人にとっては、それが父親の事?祖父の事?彼の事?と判別しにくい(できない)のが現実です。

でもこの慣習も時代と共に影を潜め、日本と同じくキラキラネームが流行りつつあるのが最近のコスタリカです。

名は体を表す!

日本では昔から「名は体を表す」と言うように、その人そのものを表現していると言われています。

コスタリカも同様で、代々受け継がれた名前によって、先祖代々の伝統や男らしさが脈々と受け継がれています。

コスタリカ人男性の場合、プライドが高いのも、この伝統による資質なのかもしれません。

1位:由来がはっきりしている!

貴方は、自分の名前の由来をご存じですか?

きっとご両親が、様々な想いを込めて命名された素敵な名前なのでしょうね。

コスタリカ人の名前には、しっかりとした由来があるんです。

由来を知ればルーツが分かる!

キリスト教やカトリック信仰の根強いコスタリカでは、聖人や歴史上の偉人に由来する名前もたくさんあります。

女性では、花に由来する名前も多く、女性的な美しさと知性を兼ね備えた名前を持つ女性がたくさんいます。

珍しい所では、歴史的な建築物や都市名、代々受け継がれた名前や原住民の言葉に由来するなど、面白いツールを持つ名前がいっぱいあります。

さいごに

名前には、出身国や生まれ育った家庭の伝統など様々な背景があります。

貴方自身の名前はもちろん、大切な方の名前に込められた意味やご両親の想いを共有してみましょう!

きっと二人の距離はぐっと縮まる事でしょう!

名前を通して、お互いの国に興味を持つことは、新たな世界の扉を開く絶好のチャンスです!

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