【トルコ】カッパドキアの衝撃的な日常ベスト10!犠牲祭や結婚式のリアルとは?
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イスラム圏の田舎で経験した文化のギャップ
トルコの真ん中アナトリア高原に位置するカッパドキアは、世界遺産にも登録されている有名観光地。
一方でのどかな田舎であり、昔ながらの伝統や生活が残るところでもあります。
イスラム教徒の国、トルコ・カッパドキアでは当たり前の常識も日本人にとっては驚き!
私が衝撃を受けた出来事をご紹介します。
- サソリに刺されるって…死んだと思った経験
- イスラムの文化は、時に日本人には受け入れがたい
- 「スーパーインフレ」てこういうこと
- 洞窟に住みつつ、車社会にIT化進んでる
- 気楽に参加してます、トルコの結婚式
- 子は宝、だれの子でも大家族で育てます
この記事は3分程度で読み終わりますので、最後まで読んで見てくださいね。
第10位:身近にサソリがいる生活
人生で初めてサソリに刺される経験をしたのはカッパドキア。
寝ていて足に針で刺されたような痛みを感じて起きてみると、そこにはサソリが…小型の2cmの黄色いサソリがベッドの中に紛れ込んでおりました。
急ぎ真夜中の救急病院へ、3時間の点滴を打ち無事に生還を果たしました。
黒いサソリは命に関わる
「黄色いサソリだったから無事だったけど、これが黒いサソリだったら命に関わっていた」ドクターのコメントです。
大自然がすぐそばに広がり、乾燥したサバンナ気候のカッパドキアではサソリも普通にいます。
木を登りまた風に飛ばされ、一階だけでなく2階だて3階だての家の中でも出没します。
サソリは水分なしに1ヶ月も行きられる生命力も強い生物です。
家の中で見つけたらしっかり駆除しないと、同じサソリに数週間後に再び遭遇するなんてこともあります。
第9位:犠牲祭では庭で牛をさばく
羊の咆哮で目を覚ます・・・「そうだ、今日は犠牲祭初日」
「犠牲祭・クルバンバイラム」
犠牲祭との名前も衝撃ですが、神様への捧げ物をするイスラムの大切なお祭りの一つで、数日間続きます。
初日の朝、男性たちは朝一番のエザーンでモスクに行き、お祈りをし身を清めた後、神に捧げる動物を捌く儀式が始まります。
文字通り、神に捧げるため、生きたままの牛や羊を殺して解体します。
大都市では専用の場所で解体を行うようですが、田舎のカッパドキアでは、まだまだ自宅の庭で捌く儀式を行います。
儀式への参加を誘われることもあるけれど、丁重にお断りしてます。
解体作業なの直視など絶対に無理!
儀式への参加はしなくても・・・朝から羊や牛の咆哮は聞こえるし捌いたあとの匂いもひどくて無理!
犠牲祭は何年住んでも慣れることができない祝日です。
第8位:道端に頭蓋骨が落ちている!
犠牲祭で解体された牛や羊の肉や内蔵は、もちろん調理されて食卓にのぼります。
解体したものは全て大事にいただくのがイスラムの文化です。
神様に捧げ、家族でいただくのはもちろん、ご近所にも振る舞ったり、捌いた動物に感謝しながら、残すところなく全部位を大事にいただきます。
食べれない骨は?
骨など食べれない部分は、家の外においておきます。
これは野良犬や野良猫たちへのおすそわけです。
普段の食事でも残り物は、家の外やゴミ集客場所の脇においておくトルコ・イスラム教徒の習慣。
トルコでは野良犬達の殺処分はありませんから、野良犬も猫もいっぱい!
野良でも気ままに路上生活を送れるのは、このおすそ分け文化で食べ物には困らないから。
残酷に見える犠牲祭ではあるけれど、施しを徳とする考えは素晴らしいと思います。
でも、解体したての血まみれの巨大な骨に遭遇したら、今だギョッとしますけど。
第7位:インフレが進みすぎて札束持参でお買い物!
スーパーインフレのトルコでは数ヶ月に一度は値上がりするのが普通のこと。
10年前に0.6リラだったパンは、現在は7.5リラとなりました。
10年で物価は10倍以上の金額になりました
これは輸入に頼っている国だからでもあるし、世界でのトルコリラの信用度も低いことが理由です。
でも価格10倍って…日本の値上がりが可愛く思えます。
普段から頻繁に買うような日用品や食材ですら頻繁な値上げで、もう値段を覚えていられません!
銀行の帯のついた冊束持参で、買いに行くことになります!
トルコリラのお札の最高額面は200リラ。
10年前は200リラ=1万円の価値だったものが、現在では1000円程度の価値しかありません。
だから、ちょっとした買い物でも現金で買おうとすると札束が必要です。
スーパーインフレって…お金がサイフには入り切らずに、帯付き札束をバッグに直接いれる生活のことです。
でも厚い札束で買い物をすると、スーパーお金持ちになった気がします♪
第6位:洞窟で快適に暮らせる!
洞窟って、暗くてじっとりしていて、コウモリがいる…そんな想像をするかもしれませんが、カッパドキアで使われている洞窟住居は、電気・水道完備に、リビング・キッチンを備えて現役で使われています。
実は意外にも洞窟生活は快適!
カッパドキアの夏は暑く気温40℃まで上がり、冬は極寒の−20℃が当たり前の気候ですが、厚い岩で囲まれた洞窟は1年を通じて20℃前後、夏涼しく冬は温かいし、さらに適度な湿度です。
天然のエアコンが完備されているような感じです。
コンクリート造りの昨今の住居では、外気温そのまま。
夏は暑すぎるし冬は凍えるほど寒い…洞窟住居のほうが過ごしやすいです。
洞窟住居はこの土地に向いた住居なんですね♪
問題は…時々岩が崩れてきたり、砂が降ってきたりすることくらいですかね。
第5位:田舎なのに大渋滞の車社会
車大好きトルコの人々、どこに行くにも基本は車で移動します。
徒歩で行ける距離でも車で移動、長距離も半端なく遠くまでも車で行きます。
長距離でも飛行機に乗るより車で行くことを選びます。
カッパドキアからイスタンブールまで700km以上、日本で言うならば東京から北海道まで行ける距離、時間で7−8時間はゆうにかかりますが、それでも飛行機ではなく車で行くのですよね〜!
ヨーロッパに住んでるトルコの人々の帰国も、もちろん車が大多数。数日をかけての里帰りはあたりまえです。
祝日は田舎でも大渋滞
旅行ももちろん車移動しますから、大型連休などでは大渋滞が起きます。
カッパドキアへ旅行に来る際、祝日に当たる場合は要注意!
大渋滞でスケジュールがずれてしまうことも多いですし、駐車スペースを探すのも大変です。
普段は羊の群れで渋滞するくらい、のどかなカッパドキアですけどね。
第4位:日本以上にIT化が進んでいる!
日本はIT先進国と思ってましたが、トルコに来て実は日本は遅れていたことに気づきました。
トルコのほうがIT化進んでます。
日本のマイナンバーにあたる個人IDは、私がトルコに来た10年前より更に昔から存在してました。
外国人でも滞在許可証や労働許可証をとったら、同様のIDが発行されます。
この個人IDは保険証の番号であり、税務番号であり、何をするにも個人IDの提示が求められます。
全ての行動がIDで管理されていることにもなるけど、正直楽ちんです♪
携帯電話の普及率も高いトルコでは、このIDを使って携帯のアプリで必要な申請が完了します。
なにより画期的だと思ったのが、医療システム!
予約を取るにもIDで政府系アプリにアクセスして予約完了。
さらに個人IDには全ての病歴・通院歴・使っている薬が登録されてますから、政府系の病院だろうがプライベートの病院でも担当ドクターを変えても、レントゲンやらMRIなどの過去の病歴やデータをキチンと確認してもらえます。
コロナの時には、ワクチン接種の証明書もアプリからワンタッチで簡単に出ました!
第3位:病院行きなんて心配?
トルコの病院や医療システムは日本以上に近代化されていて、しかも病院数も多いです。
ドキドキ不安な気持ちで訪れた初めての病院は…思わぬほど快適でした♪
最新設備に短い待ち時間、そして端的な診察は快適そのもの。
小さな村には政府系の診療所、少し住民が増えたら規模の大きい病院があるし、さらに個人病院は至る所にあります。
病院は患者の選び放題!
病状に合わせて、有名ドクターのいる病院を選ぶのはトルコでも当たり前のこと。
政府系の病院は基本無料です。
レントゲンを取ろうがMRTを撮影しようが自己負担なし、薬代の一部だけです。
プライベートの病院でも初診料がプラスされるくらい、これならば良いドクターを選びたいと思いますね。
ドクターのレベルは?
状態をみて、簡潔に的確に対応するなぁというのが感想です。
必要以上に検査も治療もしないです。
担当ドクターの診察に納得できなければ、別のドクターに会うだけ。
ドクターの数が多いことも患者の立場ではメリットなのかもです。
レベルは先進国なみ、でも料金はお手頃なトルコの医療、ありがたいです。
第2位:踊って踊って踊りまくる結婚式♡
結婚式を数日間行う習慣が、今も残ります。
田舎のカッパドキアでは、今も結婚式は派手&華やかであることが大切。
1日のみもありますが、基本は3日間、最終日がメインで参加者も多いです。
お呼ばれでも服装は普段着で十分ですから、皆気軽に参加している感じです。
食事は出ず、スナック菓子やジュース類が用意されているだけ、イスラム圏ですからね、もちろんアルコールも出ません。
開始時間は決まっているけど、参加者はバラバラと集まりバラバラと解散してゆく、ゆるい感じの結婚式です。
新郎新婦へのお祝いは?
持参しなくてもOK!
近しい友人や親類ならばゴールドをお祝いとして贈るけれど、大切なのは参加すること、そして踊ること。
披露宴会場には高砂と参加者の席以外に、中央に広めの空間が作られます。
ここで踊る!
新郎新婦はもちろん、親類・縁者、皆踊る。
踊って踊って、踊り続けるのがトルコの結婚式
音楽はもちろんトルコ音楽、曲に合わせて盆踊りのような踊りを永遠に続けます。
他に派手なアトラクションも無いし出し物もない、ケーキカットはありました!
ちょっと退屈しがちですが、適当に参加して適当に踊って、適当に帰ります。
結婚式は参加することに意義あり。
招待されたら、気軽に参加してみてください。
第1位:30代でおばあちゃんになる!
田舎であることも理由の一つかもしれませんが、結婚が早い!
10代の終わりや20代前半での結婚が普通です。
昨今は晩婚になりつつあるとは聞きますが、現在の30−40代主婦世代でも結婚したのが10代後半が一般的です。
そしてその子供も同じくらいの年齢で結婚し子供を出産すると…
30代で孫がいるんですね〜
母もまだまだ出産できる年齢です。
母の出産と娘の出産が、同じタイミングなんてことも当たり前にあります。
大家族で、母の子供も娘の子供も一緒に育てている姿は微笑ましいですけど。
さいごに
イスラム教の国・トルコ、文化も違えば考え方も違う。
日本人には衝撃を受けることも多いけれど、人々は優しい、そしてカッパドキアの自然や気候は素晴らしいです。
異文化に思い切って飛び込んでみれば、意外にも心地よい生活が待っているかもしれませんよ。
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